リキュールとは、蒸留酒に果物、ハーブ、スパイス、薬草などを漬け込み、砂糖などを加えたお酒の総称で、お酒の製造種類で言うと「 混成酒 」になります。
古代ギリシャ時代、ワインに薬草を溶かして混ぜたことが始まりです。その後に登場した蒸留酒が本格的に様々なリキュールを生み出すようになります。 ワインを蒸留して濃縮したものに薬草などを漬け込むと保存性が上がることと、薬用酒としての効果も修道院が発見後さらに発展していきます。
大航海時代が始まると、様々な国の果物、スパイスが輸入、輸出されるようになり、更にリキュールは幅広く発展していきました。 リキュールが盛んに使われた時期は中世のヨーロッパで、貴族達が集うパーティーで、貴婦人達が着ている華やかなドレスや宝石などのアクセサリーの色に合わせて作られたカクテルを飲んでいたとされています。
現在でも果実ベース、ハーブやスパイスベースといった様々なリキュールが生まれています。 ちなみに古くからある日本のリキュールと言えば、みりんと梅酒です。 本来みりんは米のリキュールで、戦国時代辺りでは甘いお酒として飲まれていました。現在では調味料の枠に入ってしまっていて、飲めるような味ではありません。他の日本産リキュールは柚子、みかん、抹茶、さくらさどが売られています。
それでは リキュール果実・種子ベースのカクテルレシピを一覧で紹介!!
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〚 他のカクテル レシピリスト 〛
アップル・シード ( グレープフルーツジュース ) Recipe no.016
アップルリキュールをグレープフルーツジュースで割り、ミントリキュールを少しグラスの底に沈めたカクテルで、アップルの甘さと、グレープフルーツジュースの酸味、ミントリキュールの爽やかさが特徴のカクテルです。
レッド・バトラー ( リキュールベース ) Recipe no.065

- サザンカンフォート・・・・20ml
- オレンジ・キュラソー・・・20ml
- レモンジュース・・・・・・10ml
- ライムジュース・・・・・・10ml
「 レッド・バトラー 」とは小説、風と共に去りぬに登場するメインキャラクターの名前です。ベースとなるお酒の「 サザンカンフォート 」は、ピーチやレモンなどの果実を中心とし、スパイスなどを加えたリキュールです。 そのフルーティーなお酒にオレンジの皮から作り出したリキュール、「 オレンジキュラソー 」加え、サッパリとした酸味(レモンジュース & ライムジュース )を加えることで、フルーティーかつサッパリとしたかなり飲みやすカクテルに仕上がっています。
アプリコット・クーラー ( ソーダ ) Recipe no.079
アプリコットクーラーはその杏のリキュールに、レモンジュースの酸味を加え、ソーダで割るスタイル( クーラースタイル )で、サッパリとした甘酸っぱさが特徴のカクテルで、毎日でも飲めるし、女性にもお勧めできます。アプリコットクーラーとアプリコットフィズの違いは、砂糖の役割が粉糖かグレナデンシロップかと、レモンジュースの量の違いです。
アプリコット・フィズ ( ソーダ ) Recipe no.088
その杏独特の香りに甘さが加わったリキュールに、酸味のレモンジュースを加える フィズスタイル のカクテルで、甘みが強すぎずサッパリとした味わいなので飽きが来にくく、食前酒( プレディナーカクテル Pre-dinner cocktail )として飲むこともお勧めできます。
キール・ロワイヤル ( ワイン ) Recipe no.092
キールのレシピの白ワインをスパークリングワインまたはシャンパンに変えたシンプルなレシピで、爽やかさとクレーム・ド・カシスのコクのある甘みが飽きの来ない味となっていて、食前酒( プレディナー・カクテル Pre-dinner cocktail )としてもおすすめなカクテルです。キールのバリエーションカクテル。
キール・インペリアル ( ワイン ) Recipe no.104
キールのレシピの白ワインをスパークリングワインまたはシャンパンに変え、クレーム・ド・カシスをクレーム・ド・フランポワーズ変えたレシピで、キール・ロワイヤルで使っているクレーム・ド・カシスよりもクレーム・ド・フランポワーズの方が酸味が強いため、甘酸っぱいカクテルになっています。キールのバリエーションカクテル。