コモドール|カクテルレシピ・作り方・特徴を解説( ライ ウィスキー・ライムジュース )
「 コモドール Commodore 」とは、海軍の階級である「 代将 」もしくは「 提督 」のことです。スパイシー感と穀物の甘味が感じられるライ・ウィスキーをベースに、柑橘系酸味のライムジュースを合わせ、アクセントにシュガーシロップの甘味と、オレンジビターの香りを加えたレシピで、酸味、苦味、そして飲みごたえがあり、ほんのりとした甘味が感じられるカクテルです。
「 コモドール Commodore 」とは、海軍の階級である「 代将 」もしくは「 提督 」のことです。スパイシー感と穀物の甘味が感じられるライ・ウィスキーをベースに、柑橘系酸味のライムジュースを合わせ、アクセントにシュガーシロップの甘味と、オレンジビターの香りを加えたレシピで、酸味、苦味、そして飲みごたえがあり、ほんのりとした甘味が感じられるカクテルです。
1964年東京オリンピック開催を記念して、サントリーがカクテルコンペティションを開催しました。そのコンペティションで優勝を飾ったカクテルが今回紹介した「 上田 芳明 」氏 考案の「 マイ東京 」です。ウィスキーが飲みごたえを、オレンジキュラソーが甘味と香りを良くし、ライムジュースがそれらをさ爽やかに仕上げ、グラスの縁に付いた砂糖が口の中で全体を引き締めているのが印象的な一品です。飾られたチェリーは、日の丸を現している、まざに日本を代表するカクテルです。
今回紹介したカクテル「 チャーチル 」は、1940年~1945年と1951年~1955年の2度イギリスの首相を務めた元軍人の政治家である「 ウィンストン・チャーチル 」の名前をそのまま使い、敬意を持って考案されたカクテルです。カクテルは自体は、芳醇さとピート香が特徴的なスコッチ・ウィスキーをベースに、ニガヨモギや数十種類ものハーブを白ワインに漬け込み熟成や着色などで甘味を出したスイート・ベルモット、オレンジの果皮をスピリッツに漬けこんだホワイトキュラソー、柑橘系酸味のライムジュースを合わせたレシピで、スコッチ・ウィスキーの爽やかな香りに、甘味と酸味が合わさっており、ウィスキーとベルモットの香りとバランスの取れた甘味と酸味が上品な味わいが印象的なカクテルです。
ケリーブルーとはアイルランド・ケリー州産の、アイルランドの正式な国犬指定されている犬種で、正式名を「 ケリーブルー・テリア Kerry blue Terrier 」と呼びます。カクテルの方は、そんなケリーブルー・テリアのブルーな毛色をモチーフに考案されたカクテルと言われており、アイルランド産のウィスキー、アイリッシュ・ウィスキーをベースに、青色のリキュール、ブルーキュラソーを加え、アクセントにハーブを使って造られたフレーバード・ワインのドライベルモットと、オレンジビターを合わせたレシピです。ベースのアイリッシュ・ウィスキーの香りやテイストに、甘味と爽やかさが加わったカクテルです。口当たりが良く、ドライベルモットが全体を飲みやすく変えている一品です。
今回紹介したカクテル「 ケンタッキー 」とは、アメリカ・ケンタッキー州の名前を付けたカクテルです。バーボンウィスキーの聖地とも言える州の名前をそのまま付けたカクテルで、バーボンとパインジュースというシンプルなレシピで、バーボンウィスキーの芳醇な香りとパインジュースの甘酸っぱさを合わせ、バーボンの力強い飲みごたえをフルーティーに飲みやすくしたカクテルです。
ボビー・バーンズとはスコットランド出身の詩人でのことで、このカクテルの名前の「 ボビー 」とは愛称のことで、本名は「 ロバート・バーンズ 」です。 よってカクテルもロバート・バーンズと呼ばれることもあります。スコットランド生まれのウィスキーであるスコッチ・ウィスキーをベースに使い、カラメル風の甘味とハーブの香りを併せ持つスイート・ベルモットを合わせ、ベネディクティンをアクセントとして加えたレシピで、芳醇で濃厚な風味の奥にベネディクティンの風味が微かに感じられる複雑で奥深い味わいが特徴の一品です。
「 ヴュー・カレ Vieux carre 」とはフランス語表記であり、日本語にすると「 古い広場 」になります。 これはニューオーリンズにあるフレンチクォーターという地区の別名の呼び名だそうです。 カクテルは、芳醇で香りが豊かなブランデーと、オイリーでスパイシーが特徴のライ・ウィスキー、ニガヨモギを主としたハーブやスパイスを使った甘味のあるスイート・ベルモットを合わせ、アクセントにビターズを入れたレシピで、口当たりが良く、スムースでありながら複雑で甘味のある事がこのカクテルの特徴です。
カクテル「 ブラッド & サンド 」とは、スペイン人作家「 ビセンテ・ブラスコ・イバニェス 」が1908年に出版した闘牛士の成功と恋愛を描いた物語で、1922年にアメリカで映画化されており、この作品が由来と言われています。カクテルの方は、ピート香が特徴的なスコッチ・ウィスキー、チェリーの甘味が魅力なチェリー・ブランデー、ニガヨモギを中心に様々なハーブやスパイスを使ったワインのスイート・ベルモット、フルーティーな甘味のオレンジジュースをそれぞれ同じ分量を混ぜ合わせたレシピで、ウィスキー、ブランデー、ワインが奥深く複雑な風味をつくり出しています。 全体的に甘口で口当たりも良く、女性にも好まれるカクテルです。
「 ロブ・ロイ 」とは18世紀のスコットランドに実在した義賊「 ロバート・ロイ・マグレガー 」通称ロブ・ロイのことです。 貴族相手に毅然と戦ったことから、貴族と戦う庶民の英雄のイメージが定着し、その後いくつか映画化にもされている人物です。マンハッタンのライ・ウィスキーをスコッチ・ウィスキーに変更したレシピで、スコッチ・ウィスキー独自のピート香を感じながら、ハーブの香りとカラメル風の甘味を持スイート・ベルモットを混ぜ合わせ、アクセントとしてアンゴスチュラビターズを加えた甘味とスコッチ・ウィスキーの芳醇さを兼ね備えた一品です。
今回紹介した「 ハリケーン Hurricane 」とは、その名前の通り太平洋、大西洋などで発生する熱帯性低気圧の「 暴風・台風 」が名前の由来です。 芳醇な香りのウィスキーをベースに、ジェニパーベリーを原料とした蒸留酒のジン、突き抜けるような爽快感が特徴のミントリキュール、柑橘系酸味のレモンジュースをそれぞれ同じ分量で混ぜ合わせたレシピで、アルコール度数が高めで、ミントリキュールは前面には出ていないものの、レモンジュースと合わさって突き抜けるような風味は感じることができ、ジンの飲みごたえがしっかりとハリケーンを演出しています。