リキュールとは、蒸留酒に果物、ハーブ、スパイス、薬草などを漬け込み、砂糖などを加えたお酒の総称で、お酒の製造種類で言うと「 混成酒 」になります。
古代ギリシャ時代、ワインに薬草を溶かして混ぜたことが始まりです。その後に登場した蒸留酒が本格的に様々なリキュールを生み出すようになります。
大航海時代が始まると、様々な国の果物、スパイスが輸入、輸出されるようになり、更にリキュールは幅広く発展していきました。 リキュールが盛んに使われた時期は中世のヨーロッパで、貴族達が集うパーティーで、貴婦人達が着ている華やかなドレスや宝石などのアクセサリーの色に合わせて作られたカクテルを飲んでいたとされています。
現在でも果実ベース、ハーブやスパイスベースといった様々なリキュールが生まれています。
それでは リキュール果実・種子ベースのロングスタイル・カクテルレシピを一覧で紹介!!

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〚 他のカクテル レシピリスト 〛
アップル・シード ( グレープフルーツジュース ) Recipe no.016
アップルリキュールをグレープフルーツジュースで割り、ミントリキュールを少しグラスの底に沈めたカクテルで、アップルの甘さと、グレープフルーツジュースの酸味、ミントリキュールの爽やかさが特徴のカクテルです。



カーディナル ( ワインベース ) Recipe no.052
- 赤ワイン・・・・・・・・・60ml
- クレーム・ド・カシス・・・20ml

「 カーディナル 」とは「 枢機卿(すうききょう) 」の事で、すうきけいとも読むこともあります。枢機卿とは、簡単に言うと「 教皇の選挙人 」。赤ワインに甘みが強く、果実の香りがあるクレーム・ド・カシスを合わせたカクテルで、赤ワイン好きにはもってこいのカクテルです。キールのバリエーションカクテルでもあります。
アプリコット・クーラー ( ソーダ ) Recipe no.079
- アプリコット・・・・・・45ml
- レモンジュース・・・・・20ml
- グレナデンシロップ・・・1tsp
- ソーダ・・・・・・・・・Full
- レモンスライス

アプリコットクーラーはその杏のリキュールに、レモンジュースの酸味を加え、ソーダで割るスタイル( クーラースタイル )で、サッパリとした甘酸っぱさが特徴のカクテルで、毎日でも飲めるし、女性にもお勧めできます。アプリコットクーラーとアプリコットフィズの違いは、砂糖の役割が粉糖かグレナデンシロップかと、レモンジュースの量の違いです。
キール ( ワインベース ) Recipe no.082

- 白ワイン・・・・・・・・・60ml
- クレーム・ド・カシス・・・15ml
このカクテルを考案したのは、フランス・ディジョン市の市長を務めた「 フェリックス・キール 」氏。辛口のブルゴーニュ産白ワインに、強い甘みのクレーム・ド・カシスを加えることで、白ワインを飲みやすくしたカクテルで、ワイン慣れしていない人でも美味しく飲むことができます。キールにはバリエーションカクテルが幾つかあります。
グリーン・アイズ ( ラムベース・パインジュース ) Recipe no.086
- ゴールド・ラム・・・・・・30ml
- ミドリ・・・・・・・・・・25ml
- マリブ・・・・・・・・・・15ml
- ライムジュース・・・・・・15ml
- パインジュース・・・・・・45ml
- マラスキーノチェリー
- クラッシュ・ド・アイス

グリーン・アイズの考案者は「 アルバート・レベティー 」氏、1983年にアメリカ全土を対象に開催されたカクテル・コンペティションで、西部地域ロングカクテル部門第1位を獲得しました。グリーン・アイズは、名前に「 グリーン 」とある通り薄い緑色が特徴で、これは日本を代表するメロン・リキュール「 ミドリ 」からなる色合いです。 対照的に味は、上記の写真にあるココナッツ・ミルクのリキュール「 マリブ 」がやはり特徴的でしょう。
カクテルで使う果実系リキュール
