オペラ・マティーニ|カクテルレシピ・作り方・特徴を解説( ジン・デュボネ・マラスキーノ )
スピリッツのスッキリさと辛口のドライ・ジンをベースに、赤ワインとキナを主に使った少しの苦味と甘味があるデュボネ、チェリーを原料につくられたリキュール・マラスキーノのサッパリとした甘味を加えたレシピで、色合いも美しく、サッパリとしながら甘味をきっちりと感じられる上品なカクテルです。
スピリッツのスッキリさと辛口のドライ・ジンをベースに、赤ワインとキナを主に使った少しの苦味と甘味があるデュボネ、チェリーを原料につくられたリキュール・マラスキーノのサッパリとした甘味を加えたレシピで、色合いも美しく、サッパリとしながら甘味をきっちりと感じられる上品なカクテルです。
ジュニパーベリーを原料としたスピリッツで、辛口の特徴を持つドライ・ジンをベースに、赤リンゴのエキスを使用したフルーティーな甘味があるリキュールのアップルバレル、甘味の強い酒精強化ワインのポートワインを合わせ、柑橘系酸味のライムジュースをアクセントに加えたレシピで、ポートワインとアップルバレルの甘味をドライ・ジンの辛口が爽やかにし、全体をライムジュースでバランスを取っているような飲み口の良いカクテルです。
このカクテルの名前をそのまま訳すると「 死者を蘇らせるもの 」という意味で、お酒の言葉では迎え酒( リバイバー・Reviver )の意味として使われており、それが理由でこの名前が使われたのではないかと思われます。ちなみにコープスリバイバーは、No.1 ~ No.4まであり、それぞれ材料と考案者が異なっている全く違うカクテルです。コープス・リバイバー No.2の特徴は、辛口のドライ・ジンに、ホワイト・キュラソーの甘味、リレ・ブランのフルーティーさ、レモンジュースの酸味を合わせ、アクセントにアブサンの香りを加えたレシピで、バランスの取れた爽やかさが感じられる飲み口が特徴的です。 飲みやすさはありますが、全ての材料がお酒なのでアルコール度数は高めです。 ゆっくりと味わいながら飲みましょう。
「 ラストワード Last word 」とは、「 決定的な 」や「 とどめの 」などといった意味で、カクテルの世界では「 最後の一杯 」というような使われ方をする場合があるそうです。カクテルの特徴はなんといってもシャリュトリューズ・ヴェールのミントなどのハーブの香りが特徴です。 やや甘めではありますが、ライムジュースの酸味とジンのキレが甘味の重みを和らげ、爽やかさを感じさせるカクテルです。
同じジンベース「 ギムレット 」にミントの葉を追加したようなカクテルです。 ジュニパーベリーを原料につくり出し、辛味とスピリッツの飲みごたえが特徴のドライ・ジンをベースに、柑橘系酸味のレモンジュースを混ぜ、シュガーシロップの少しの甘味とミントの爽やかな香りを加えたレシピで、口当たりは爽やかでミントの香りが印象深く、酸味が効きながら飲みごたえもしっかりと感じられるカクテルです。
ビーズ・ニーズはアメリカ禁酒法時代に誕生しました、質の悪いお酒を美味しく飲めて、見た目もジュースのような色合いから、多くの人に飲まれるようになったカクテルです。ドライ・ジンの辛味とスピリッツの飲みごたえに蜂蜜の甘味、オレンジジュースのフルーティーな甘味、レモンジュースの柑橘系酸味を加えたレシピで、少しトロリとした口当たりに、甘酸っぱく飲みやすいカクテルでありながら飲みごたえもしっかりとあるまさにアメリカ禁酒法時代生まれの一品です。
今回紹介した「 ハリケーン Hurricane 」とは、その名前の通り太平洋、大西洋などで発生する熱帯性低気圧の「 暴風・台風 」が名前の由来です。 芳醇な香りのウィスキーをベースに、ジェニパーベリーを原料とした蒸留酒のジン、突き抜けるような爽快感が特徴のミントリキュール、柑橘系酸味のレモンジュースをそれぞれ同じ分量で混ぜ合わせたレシピで、アルコール度数が高めで、ミントリキュールは前面には出ていないものの、レモンジュースと合わさって突き抜けるような風味は感じることができ、ジンの飲みごたえがしっかりとハリケーンを演出しています。
このカクテルの考案者は、イギリス・ロンドンのサヴォイ・ホテルのアメリカン・バーのバーテンダーであった「 エイダ・コールマン 」氏。「 ハンキー・パンキー Hanky Panky 」とは「 詐欺、誤魔化し、ペテン 」などの意味があり、「 ホーカス・ポーカス Hocus-Pocus 」= 「 まやかし 」から変更された言葉ではないかと言われています。カクテル自体は、辛味が特徴的なドライ・ジンと、カラメル風の甘味、ハーブの香りが特徴のスイート・ベルモットを合わせ、イタリア産の特徴でもある苦味のあるハーブ・リキュールのフェルネット・ブランカを加えたレシピで、辛味、苦味、甘味が整った味わい深いカクテルです。
「 ヴェスパー・マティーニ 」のヴェスパーとは、1953年に出版された小説「 007 ジェームス・ボンド 」の最初の作品( カジノ・ロワイヤル )に登場するボンドガールの「 ヴェスパー・リンド 」の名前が由来で、このカクテルの考案者は、007カジノロワイヤルの作者である「 イアン・フレミング 」です。 ドライ・ジンの辛味、ウォッカのクリアな飲みごたえ、リレ・ブランのフルーティーな甘味と香りを混ぜ合わせたレシピで、アルコール度数が結構高めではありますが、リレ・ブランの存在が活きたカクテルです。
今回紹介しました「 アビエーション Aviation 」とは日本語にすると「 航空 」という意味で、1917年に発行されたカクテルブックに記載があったのが最古の記録とされています。 カクテル自体は、ドライジンの辛味とキレに、マラスキーノの爽やかな香り、レモンジュースの柑橘系酸味、ヴァイオレットの色合いと香りが混ざり合ったレシピで、全体的にはスッキリとしながら飲みごたえと少しの甘味としっかりとした酸味を感じられる一品です。