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レシピと作り方
レゲエパンチの材料
Recipe no.155
- ピーチリキュール・・・・・・・45ml
- ウーロン茶・・・・・・・・・・Full
- このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
技法 = ステア
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
- ピーチリキュールの歴史・主なブランドは ⇒ コチラ
レゲエパンチの作り方
グラスは、使いやすく飲みやすい タンブラーグラス をおすすめします。 他には ゴブレット、コリンズグラス がおすすめです。
しっかりとステアをすれば完成です。
- このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
- アルコール度数 = 4% ~ 5% 前後
- 最適なTPO = 日中
- カクテル言葉 = 「 スムーズな生活ができる冒険者 」
- カクテル誕生日 = 「 9月28日 」
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カクテルの詳細
誕生・特徴

Photo|宮城県仙台市の夜景|画像引用 Wikipedia
〚 誕生秘話 〛・・・1980年にウーロン茶が日本で定番の飲み物となりました、その約5年後の1985年頃にチューハイがブームになると、焼酎を様々な割り材料をつかったカクテルが考案され、その中にウーロン茶で割るスタイルも含まれていました。ウーロン茶で割るスタイルは、その飲みやすさと女性受けが良いことから、色々なお酒をウーロン茶で割るというスタイルが浸透します。
1989年~1991年頃宮城県仙台市にあるバー「 サウサリート・カフェ 」のバーテンダー黒澤亮一氏がお酒の苦手なお客さんに、今回紹介したカクテルを提供したのが始まりだそうです。
この常連客がレゲエミュージックのファンであったことから「 レゲエパンチ 」と名前が付きました。レゲエパンチはその飲みやすさから広く伝わっていきます。
1990年代後半のクラブブームで、長時間踊った後にビールを飲むとお腹が出てしまうという事で、ビールではなく、このレゲエパンチを飲む女性客が増えると、日本全国爆発的に飲まれるようになり、現在では定番のカクテルとして飲まれています。
現在このカクテルは日本各地で色々な名称で呼ばれています。 「 クーニャン 」、「 上海ピーチ 」、「 ウーピー 」、「 ピーチウーロン 」など・・・。 その土地その土地で色々な名前で呼ばれているため、レゲエパンチと注文しても伝わらないほどです。 しかしこのカクテルの正式な名称は「 レゲエパンチ 」です。
〚 特 徴 〛・・・生まれたキッカケが「 お酒が苦手な女性向け 」という事もあり、飲みやすく、爽やかな甘味があり、アルコール度数も低いことがこのカクテルの特徴です。
ピーチリキュールの甘い香りとウーロン茶のほろ苦さが絶妙にマッチし、アルコール感が控えめなので、お酒が苦手な方でも飲みやすいと人気を集めています。その名の通り、レゲエのリズムに乗せて楽しみたい、そんな軽快な気分になれるカクテルです。
味わい・魅力

〚 味わい 〛・・・ピーチリキュールのフルーティーな甘味に、ウーロン茶の香りと味が桃の紅茶の様な味わいを生み出しているレシピです。 一見合いそうもない材料が見事に合わさり、簡単に作れるカクテルとして、現在でも女性を中心に飲まれています。
一口飲むと、ピーチの甘い香りがふわっと広がり、ウーロン茶のほろ苦さが爽やかさを加えます。アルコール度数が低いため、ゴクゴクと飲みやすく、夏の暑さを忘れさせてくれます。
〚 魅 力 〛・・・ピーチリキュールの甘い香りと、ウーロン茶のほろ苦さが絶妙なバランス。アルコール感が控えめなので、飲みやすいことが最大の魅力です。夏にぴったりの爽快な味わいでありますが、季節や時間帯にこだわらずに飲めるカクテルです。
ー アレンジ ー
- レモンのスライスやミントの葉を添えると、見た目がさらに華やかになります。
- 炭酸水で割ると、より爽快感がアップします。
- フルーツやデザートとの相性が抜群です。
〚 夏の夜を彩ろう 〛・・・レゲエパンチは、夏の夜を彩る、爽快なカクテルです。その軽快な味わいは、きっとあなたの心を躍らせるでしょう。ぜひ一度、このカクテルを味わってみてください。
レゲエパンチの材料

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ベースのお酒・ピーチリキュール

Photo|画像提供 KIRIN
ピーチリキュールとは、その名前の通り桃のお酒です。アルコール度数の低さ、爽やかな桃の香りが、日本をはじめ世界的にも大人気で、爽やかさとフルーティーな桃の香りと甘味がその理由ではないかと思われます。特に女性を中心に人気があり、定着の理由も女性が多く飲み始めたのがキッカケです。
ピーチリキュールの歴史

1984年アメリカの酒造研究室長が木に実っている桃を眺めていたところ、「 桃のリキュール 」をつくりたいと考え、さっそく事業提携しているオランダのデカイパー社に連絡をして開発に取り掛かったのが始まりです。
製品はその年に完成し、翌年の1985年にはアメリカで発売されました。 デカイパーのピーチツリーは、若者を中心に爆発的なヒット商品となり、瞬く間に広まったのです。
この時に飲まれていたのはピーチリキュールをトニックウォーター( 現在ではピーチツリークーラー として存在しています )で割ったカクテルでした。 しかしその後にピーチリキュールをオレンジジュースで割った「 ファジーネーブル 」が誕生すると、ファジーネーブルの人気が上がり、現在でも定番カクテルとして、アメリカやヨーロッパだけでなく、日本でも飲まれています。
ピーチリキュールの製法

原料の桃は、ホワイトピーチ( 東洋原産種 )イエローピーチ( ペルシャで変種として生まれた品種 )のよく熟したものが使われ、その中から品種の良いものを厳選し、摘みたてのうちにエキスを抽出します。
それらを中性スピリッツに溶け込まして蒸留を行います。 そしてシロップ水を加え製品化するのが基本形です。
この製造で桃の甘味と酸味が溶け込んだ爽やかでフルーティーな甘味が生まれ、誰でも飲みやすく様々な材料と合うリキュールが完成するのです。
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ピーチリキュールの主なブランド
ー ブランド比較表 ー
項目 / ブランド | デカイパー | ルジェラグート | マリーブリザール | ボルス | 奏 |
特 徴 | オランダの伝統あるリキュールメーカー。フルーツの風味を強調した豊かな味わいが特徴。 | フランスの歴史あるリキュールメーカー。フルーツリキュールの名門で、高品質なピーチリキュールを提供。 | 1755年創業のフランスの老舗リキュールメーカー。果実本来の味を生かしたリキュールが特徴。 | オランダの歴史あるリキュールブランド。ピーチリキュールは特にカクテルでの使用が多い。 | 日本の大手飲料メーカーサントリーのブランド。和の要素を取り入れた高品質なリキュール。 |
アルコール度数 | 20 % | 15 % | 18 % | 17 % | 20 % |
風 味 | フレッシュで甘い桃の香りと風味。 | 純粋で自然な桃の風味。 | リッチでバランスの取れた桃の風味。 | 甘く濃厚な桃の風味。 | 日本らしい繊細で上品な桃の風味。 |
使用用途 | カクテル、デザートのトッピング | カクテル、スイーツのアクセント | カクテル、デザートのフレーバー付け | カクテル(特にピーチベースのもの)、ドリンクのアレンジ | カクテル、ストレート、和風デザートのフレーバー付け |
価 格 | ¥ 1,600 台 | ¥ 1,900 台 | ¥ 2,700 台 | ¥ 2,000 台 | ¥ 1,900 台 |
ー デカイパー De kuyper ー

ピーチツリーの元祖とも言える存在で、1984年に発売しファジーネーブルと共に大ヒットをしたブランド。
甘味がハッキリと感じられ桃をそのままお酒にしたようなとろみもありピーチのみずみずしい味わいがそのまま楽しめる一品です。
デカイパーのピーチツリーは黄桃果汁を使い、無色透明でフレッシュな香りが最大の特徴です。ピーチツリーの定番カクテルに全て合うのでぜひお試しください。
Photo|画像提供 KIRIN
ー ルジェ・ラグート Lejay Lagoute ー
南フランスの太陽をいっぱい浴びた芳醇な桃を使い、保存料・添加物を一切加えず製造しています。
まろやかな甘味、爽やかな香りが感じられ、カクテルのみならずロックスタイルでも飲めるリキュールで、飲む以外にもかき氷やアイスクリームなどのシロップにも使われているリキュールです。
Photo|画像提供 SUNTORY

ー マリー ブリザール Marie brizard ー

マリーブリザールのピーチは、フランス・ボルドー産の高品質ブランドの桃を使い、天然のアロマ成分たっぷりのピーチリキュールをつくっています。
しっかりとした桃のニュアンス、マイルドな味わいと風味を感じられることが最大の特徴で、そのマイルドさが様々なカクテルとの相性を良くしています。
ー ボルス Bols ー
太陽の下で育った完熟した桃果実を、リキュールの大手ブランドボルスが手掛けたピーチリキュール。ボルスピーチの特徴はフレッシュなピーチに、オレンジなどの柑橘系のニュアンスが感じられるリキュールです。それらが他のピーチリキュールとは違う香りやテイストを感じられます。
他と同様の桃のみずみずしさ、桃果実由来のフルーティーな甘味と微かな酸味があり、香りのバランスがとても良く、そのバランスがカクテルに使いやすくしてくれている一品です。

Photo|画像提供 Asahi
ー サントリー 奏 Suntory Kanade ー

国産の白桃を100%使用し、その白桃をまるごと漬け込んだ浸漬酒と、華やかに香る甘味のある果汁を丁寧にブレンドした味わいが特徴的です。
他のブランド同様みずみずしさと、柔らかな香りと伸びと厚みのある果実感あふれる白桃の味わいが感じられるプレミアムなピーチリキュールです。
Photo|画像提供 SUNTORY
- ピーチリキュールの歴史・主なブランドは ⇒ コチラ
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ビルド & ステア

「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。
「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。
炭酸系の混ぜ方
炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。
バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。
混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。
バースプーンの使い方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。
この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
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カクテルのTPO用語
ー オールデイカクテル All day cocktail ー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
レゲエパンチにおすすめのグラス
タンブラーグラス Tumbler glass

「 タンブラー Tumbler 」の語源は「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜いてコップにし、底が真っ平にはならなかったので、よく倒れていたことからこの名前が付いたそうです。
別名ハイボールグラスとも呼ばれることがあり、主にハイボールスタイルや、ソフトドリンクなどに使われています。 オールドファッションドグラス( ロックグラス )を原型として誕生したとも言われ、オールドファッションドグラスをそのまま縦に長くしたような形をしています。
使い勝手が良く、容量も多く入るため、どの家庭にも必ずいくつかはあるグラスで、用途がおおいためか容量の種類も一番多くあると言っても過言ではないでしょう。
素材もガラス製だけではなく、木製、金属製、陶器、プラスチック製と様々なものがあります。 容量は6オンスの180ml、8オンスの240ml、10オンスの300mlが一般的で、飲食業界では略して6タン、8タン、10タンなどと呼ばれているそうです。
ゴブレット Goblet
ゴブレットとはグラスに土台と足が付いたグラスの事です。
特徴としてはワイングラスのように足が長くないことと、容量が多く入ることで、タンブラーグラスの代わりや、氷をたっぷり使うカクテル、ビール、ドリンクなどで使われ、パフェなどのデザートの器としても使われます。
使い勝手が良く、見た目も上品さと可愛らしさがあり、様々なシチュエーションであったり、お店などで幅広く使われています。

ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。
聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。
コリンズグラス Collins glass

背が高く細いので倒しやすいという難点がありますが、その細さは炭酸を抜けにくくしているためという最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。 容量は270ml ~ 360mlくらいが一般的。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
レゲエパンチで使う道具


- このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料