リキュールとは、蒸留酒に果物、ハーブ、スパイス、薬草などを漬け込み、砂糖などを加えたお酒の総称で、お酒の製造種類で言うと「 混成酒 」になります。
古代ギリシャ時代、ワインに薬草を溶かして混ぜたことが始まりです。その後に登場した蒸留酒が本格的に様々なリキュールを生み出すようになります。 ワインを蒸留して濃縮したものに薬草などを漬け込むと保存性が上がることと、薬用酒としての効果も修道院が発見後さらに発展していきます。
大航海時代が始まると、様々な国の果物、スパイスが輸入、輸出されるようになり、更にリキュールは幅広く発展していきました。 リキュールが盛んに使われた時期は中世のヨーロッパで、貴族達が集うパーティーで、貴婦人達が着ている華やかなドレスや宝石などのアクセサリーの色に合わせて作られたカクテルを飲んでいたとされています。
現在でも果実ベース、ハーブやスパイスベースといった様々なリキュールが生まれています。 ちなみに古くからある日本のリキュールと言えば、みりんと梅酒です。 本来みりんは米のリキュールで、戦国時代辺りでは甘いお酒として飲まれていました。現在では調味料の枠に入ってしまっていて、飲めるような味ではありません。他の日本産リキュールは柚子、みかん、抹茶、さくらさどが売られています。
それでは リキュール ハーブ・ビターベースのカクテルレシピを一覧で紹介!!
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〚 他のカクテル レシピリスト 〛
アニゼット・リッキー ( ソーダ ) Recipe no.061
アニゼットの リッキースタイル といったとてもシンプルなレシピで、アニゼットのハーブの味わいをソーダとライムの酸味を足して味わうカクテルで、爽やかなハーブカクテルとしてお楽しみください。
アメリカーノ ( ソーダ ) Recipe no.089
- カンパリ・・・・・・・・・30ml
- スイート・ベルモット・・・30ml
- ソーダ・・・・・・・・・・Full
- レモンスライス

ハーブ系リキュールのカンパリの苦みと香りに、甘みとコクのスイートベルモットをソーダで割ったカクテルです。 飲みやすさ、飽きの無さ、サッパリ感から、食前酒( プレディナーカクテル Pre-dinner cocktail )として飲むこともお勧めできます。
イエーガー・オレンジ ( オレンジジュース ) Recipe no.099
イエーガーマイスターは、ほのかな苦みと甘さ、そして数多くのハーブ・スパイスを調合し、複雑、奥深いコクがあるリキュールで、そのイエーガーマイスターとオレンジジュースというシンプルな組み合わせの深みのあるフルーティーなカクテルです。
アフィニティ ( ウィスキー ) Recipe no.164
- スコッチ・ウィスキー・・・20ml
- ドライ・ベルモット・・・・20ml
- スイート・ベルモット・・・20ml
- アンゴスチュラ・ビターズ・1dash

「 アフィニティ Affinity 」とは「 親和性・親しい間柄・親密な関係 」という意味です。スコットランドのスコッチ・ウィスキー、フランスのドライ・ベルモット、イタリアのスイート・ベルモットという3か国間の友好を表しているカクテルと言われています。スコッチ・ウィスキーの芳醇な香りと、サッパリとした辛みのドライベルモット、甘みとコクがあるスイート・ベルモットが調和し、アンゴスチュラ・ビターズがそれぞれのつなぎ役のアクセントとして使われています。 やや辛口の複雑で深みのある味わいが特徴のカクテルです。