※ こんにちは、当ブログの管理人です。当ブログではアフィリエイト広告を利用しております。
それではごゆっくりとご覧ください。
マティーニやマンハッタンなど、名だたるカクテルの陰に必ずいるお酒、それがベルモットです。ハーブとワインが織りなす複雑な香りは、一口飲めばバーの空気をそのままグラスに閉じ込めたような気分にさせてくれます。この記事では、選び方から飲み方まで丁寧にご紹介します。
〚 ベルモットのおすすめ銘柄 4選 〛
ベルモットとは?
製造法・土地

Photo|キク科ヨモギ属の多年草ニガヨモギ
ベルモットは、白ワインをベースに、ニガヨモギをはじめコリアンダー・ナツメグ・カルダモンなど20種類以上のハーブやスパイスを漬け込んで造られるフレーバードワインです。
主な産地はイタリアとフランスで、甘口の「スイート・ベルモット」はイタリアのピエモンテ地方、辛口の「ドライ・ベルモット」はフランスが中心。それぞれの土地の気候やハーブの個性が、独自の風味を生み出しています。
香味付けする方法は 3つあり・・・
- 白ワインに直接ハーブやスパイスなどを浸して浸出させる方法。
- ハーブやスパイスなどを蒸留して、エキスのみをつくる方法。
- スピリッツ( 蒸留酒 )にハーブやスパイスを浸して、香味を抽出したエキスを白ワインに加える方法。
いずれかの香味付け法を行い、ブランデーや糖類などを加えて濾過し、熟成させボトリングする。
歴史・誕生

Photo|「 贈与を拒否するヒポクラテス 」ジロデ=トリオゾン作 1792年作
ベルモットの起源は紀元前460年のギリシャまで遡り、医者ヒポクラテスがワインにハーブを混ぜ患者に与えたことが始まりとされています。
1600年代のドイツでニガヨモギを浸したワインが普及し、名前の由来となりました。1800年代にフランスでドライ・ベルモット、続いてイタリアでスイート・ベルモットが確立され、現代に続く2大スタイルが誕生しました。
飲まれ方・使われ方
ベルモットは食前酒(アペリティフ)として、ロックやソーダ割りでそのまま楽しまれることが多いお酒です。カクテルの世界では「マティーニ」「マンハッタン」「ネグローニ」など名だたるレシピに欠かせない脇役として活躍します。
また料理の世界でも、魚料理や鶏料理のソースに白ワイン代わりとして使われるなど、飲む・料理するどちらでも活躍できる万能なフレーバードワインです。
おすすめのベルモット4銘柄と比較表
ドライベルモット Dry Vermouth

| 項目 | マルティーニ | ノイリープラット | ドラン | チンザノ |
|---|---|---|---|---|
| 香り | ハーブ・薬草感が強め | 柑橘+複雑なハーブ | ミント・柑橘・ナッツ | ミント・セージ・スパイス |
| 味わい | クセ強め・個性派 | コクあり・バランス◎ | 淡麗・すっきり辛口 | 爽やか・酸味あり辛口 |
| 特徴 | クセを楽しむ玄人向け | 単体でも旨い万能型 | ベース素材を引き立てる | どこでも買える定番 |
| 価格帯 | 750ml 約1,400円〜 | 750ml 約1,600円〜 | 750ml 約2,000円〜 | 750ml 約1,000円〜 |
名前にあるように辛口のベルモットです。 フランスで生まれたことから「 フレンチ・ベルモット 」と呼ばれています。
ブランドによって異なりますが、色は無色透明から少し黄色が入ったものまであり、スッキリとした味わいとサッパリ感、そしてハーブの香りが特徴で、その特徴からかカクテルの材料に多く使われています。
そのままロックなどで飲んだり、カクテルに使ったり、料理に使う白ワインをドライベルモットに変えることもあり、様々な用途がある使い勝手の良いフレーバー・ド・ワインです。
スイートベルモット Sweet Vermouth

| 項目 | マルティーニ | ノイリープラット | ドラン | チンザノ |
|---|---|---|---|---|
| 香り | フローラル・バニラ | バニラ・ラベンダー | ハーブ・植物感強め | ハーブ・スパイス豊か |
| 味わい | 甘み強め・香草ほどよく | 甘み◎・苦みひかえめ | 甘み・苦み控えめ | 甘み・苦みともしっかり |
| 特徴 | 飲みやすく初心者向け | 上品なフレンチ仕立て | AOC認定・カクテル◎ | 日本で最も定番の一本 |
| 価格帯 | 750ml 約1,400円〜 | 1000ml 約1,800円〜 | 750ml 約2,000円〜 | 750ml 約1,000円 |
名前のとおり甘口のベルモットです。イタリアで生まれたことから「 イタリアン・ベルモット 」と呼ばれています。
色は濃い赤色をしていることや、ロッソと呼ばれたりもすることから、赤ワインから造られていると思われがちですが、この色はカラメル等の着色をしているのであって、赤ワインの色ではありません。
特徴はやはりハーブの香りとその甘味でしょう。 しっかりとした風味があるので、ドライベルモットよりもロックなどで飲む場合が多いです。
ベルモット・ロゼ Vermouth Rose

ベルモットの種類は、上記のドライとスイートの2つが主にカクテルで使われたり、ロックなどで飲まれています。 実は他にも種類があり、このロゼもその一つです。
見た目は名前の通り、ピンク色で、甘酸っぱいフレッシュな風味と、ベルモット独特のニガヨモギの程よい苦みが感じられるのが特徴です。
シェリー酒をベースにイチゴ、バニラなど甘味とコクのあるスパイスやハーブを使い、フィノの程よいナッツフレーバーがアクセントになって全体を引き締めています。
おすすめベルモット4銘柄
マルティーニ Martini

発祥国|イタリア
味わい・香り・特徴
〇 ドライ・ベルモット・・・マルティーニのエキストラドライは、クセが少なく、柑橘類のほどよい酸味と華やかな香りで飲みやすい一本。世界シェアNo.1ブランドならではのバランス感覚が光り、ハーブの主張が穏やかなため、マティーニなどのカクテルに使うとジンや他のベースの個性を素直に引き出してくれます。ロックやソーダ割りでそのまま楽しんでも、フローラルな余韻が心地よく続く、初心者にも本格派にも愛される定番です。
〇 スイート・ベルモット・・・マルティーニのスイート・ベルモット「ロッソ」は、苦みと甘みのバランスが絶妙な、イタリアを代表する一本です。白ワインをベースに世界中から厳選した15〜40種類のハーブとスパイスを漬け込み、熟した果実のような豊かな甘みと、シナモンを思わせるスパイシーな余韻が折り重なります。マンハッタンやネグローニに使うと、カクテルに華やかな深みを与えてくれます。
誕生・歴史

1863年にイタリアで創業し、現在では世界で1,000万ケース以上を売り上げる、ベルモット界の王者がマルティーニです。創業からわずか4年でニューヨークへの輸出を実現し、ギリシャ・ポルトガル・ブラジルなど世界各国で成功を収めました。
創業30年以内にダブリン・パリ・ウィーン・フィラデルフィアで受賞を重ね、その品質は世界が認めるところとなります。カクテルの王様「マティーニ」の名の由来にもなったという説が残るほど、バーカルチャーの歴史に深く刻まれた存在です。
製法・他のベルモットとの違い
マルティーニは、白ワインをベースに世界中から厳選した15〜40種類ものハーブやスパイスを漬け込んで造られます。他のベルモットと大きく異なるのは、スイート・ドライ・ロゼ・ビアンコなどラインナップの豊かさと、それぞれの個性のバランス感覚の高さです。
ハーブの主張が強すぎず、クセが少ないため、ストレートでもカクテルベースとしても使いやすいのが特徴。フランス産のノイリープラットが「骨格のある辛口」なら、マルティーニは「誰にでも寄り添う万能の旨さ」といえるでしょう。
世界が認めた、ベルモットの王道
ノイリープラット Noilly Prat

Photo|画像提供 SAPPORO
発祥国|フランス
味わい・香り・特徴
〇 ドライ・ベルモット・・・他のベルモットにはない独特な味わいがあり、単体で飲んでもハーブの嫌な臭いがなく、本当に美味しいと高く評価されているノイリー・プラット ドライ。地中海の陽光と海風を浴びながら屋外で1年間熟成した白ワインが生み出す、複雑なコクと爽やかな風味が最大の魅力です。ジンとの相性が抜群で、品質にこだわるバーテンダーたちが真っ先に選ぶ、マティーニ用ドライ・ベルモットの最高峰といえる一本です。
〇 スイート・ベルモット・・・ノイリー・プラットのスイート・ベルモット「ロッソ」は、甘みと苦みがほどよく、香草感は控えめな上品な仕上がりが特徴です。フランスの洗練されたフルーティな白ワインをベースに、ハーブとスパイスが穏やかに香り、後味にほのかな甘みが長く続きます。イタリア系スイート・ベルモットよりも主張が柔らかく、カクテルに使うとベースの素材を優しく包み込むような、繊細な仕上がりになります。
誕生・歴史

フランス・ドライ・ベルモットの元祖がノイリー・プラットです。1813年、フランス南部エロー県で植物学者ジョゼフ・ノワイイが、長期輸送中に樽の中でワインが自然に変化する現象にヒントを得て、フランス初のベルモット製造方法を確立しました。
その後1855年、息子のルイと養子クロディウス・プラットがマルセイランにノイリー・プラット社を設立し、本格販売を開始。1971年にマルティーニ&ロッシ社に買収されて以降も、創業時から続く製法と地元素材へのこだわりは、伝統として変わらず受け継がれています。
製法・他のベルモットとの違い
ノイリー・プラットの最大の個性は、その類まれな製法にあります。地元マルセイラン産の白ブドウ「ピクプール・ド・ピネ種」と「クレレット種」を使い、まずカナディアン・オーク樽で8か月熟成させた後、小さめのバレルに移して屋外で1年間保管。太陽の熱・海風・冬の低温を受けながらゆっくりと琥珀色に変化したワインに、20種類以上の秘伝ハーブやスパイスを6週間以上かけて浸漬させます。
同じベルモットでも他のブランドが室内熟成を基本とするなか、ノイリー・プラットだけが「屋外熟成」という唯一無二の工程を守り続けています。
バーテンダーが選ぶ、フレンチ・ベルモットの元祖
ドラン Dolin

原産国|フランス
味わい・香り・特徴
〇 ドライ・ベルモット・・・ドランのドライ・ベルモットは、4種の中でも最もドライで、甘味・酸味・香草感が控えめな印象の一本です。フランス・アルプス産の天然高山植物を使用しているため、シトラスピールの爽やかな酸味、アーモンドなどのナッツ香、ミントのようなすっきりとした清涼感が特徴。カクテルの副材料としてベースのお酒本来の個性を引き立てたいときに、最高の仕事をしてくれる縁の下の力持ちです。
〇 スイート・ベルモット・・・ドランのスイート・ベルモット「シャンベリー・ルージュ」は、4種の中で色が最も薄く、甘みと苦みは控えめながら、そのぶん香草感をしっかりと感じられる個性派です。アルプスのハーブ由来のほのかな苦みと植物感が印象的で、ストレートやソーダ割りで食前酒として楽しむのはもちろん、カクテルに使うとベースを引き立てながらも独自の奥行きを加えてくれます。
誕生・歴史

Photo|アルプスの山
フランスとイタリアの国境、スイスとも隣接するアルプスの大自然に抱かれたサヴォワ県。この地で1821年に設立されたドラン社は、フランス・ベルモットの歴史を200年以上にわたって支えてきた老舗です。
地元サヴォワ産の白ワインとアルプスで採れる天然高山植物のみを原料とするという揺るぎないこだわりは、創立以来変わることなく受け継がれています。1993年には、フランス農業製品の最高品質認証「AOC」を取得。その品質は国家のお墨付きを得た、まさに本物の証しです。
製法・他のベルモットとの違い
ドランの最大の個性は「アルプス産天然高山植物のみ使用」という厳格な原料へのこだわりです。他の主要ブランドが南フランスやイタリア産のハーブを中心に使うのに対し、ドランはサヴォワのアルプスで自生・栽培される高山植物だけを用います。これにより、他のベルモットとは一線を画す独特の清涼感と穏やかなハーブの香りが生まれます。
さらに1993年取得のAOCは、産地・品種・製法・収穫量まで細かく規定された品質認証であり、ドランがいかに地域と製法へ誠実であるかを物語っています。
アルプスの恵み、AOCが認めた本物の味
チンザノ Cinzano

発祥国|イタリア
味わい・香り・特徴
〇 ドライ・ベルモット・・・チンザノのドライ・ベルモットは、やや緑がかった色合いで、ミントを基調としたハーブの香りが心地よく漂います。味わいはハーブのフレッシュさが際立ち、後味に苦みがありつつもマイルドな余韻を残す一本です。スパイスとオレガノを思わせる清涼感が印象的で、キレのある辛口の中にも白ワイン由来のほのかなコクが感じられます。カクテルのベースを引き立てる実力派として、世界中のバーで長く愛用されています。
〇 スイート・ベルモット・・・日本でカクテルに使われるスイートベルモットといえばチンザノ・ロッソを指すほど定番中の定番です。甘みと苦味はわりとしっかりと感じられる一方、香草感は控えめなので非常に飲みやすく、バニラ・ブラックチェリー・カラメルの風味が豊かに広がります。マンハッタンやネグローニに使うとカクテルに艶やかな深みが加わり、ロックやソーダ割りで食前酒としてそのまま楽しんでも格別の一杯です。
誕生・歴史

1757年、イタリア・トリノでチンザノ兄弟が果実酒・砂糖菓子職人組合に認定されたことから始まったチンザノの歴史は、260年以上にわたります。1776年にはサヴォイア王家の御用達に認定され、その後イタリア初のスパークリングワイン(スプマンテ)製造にも成功。
1884年のトリノ万国博覧会では先進的な無料試飲プロモーションを行い、ブランドの名を一気に広めました。1925年に誕生した赤と青の現ロゴは「情熱・プライド」と「高潔・伝統」を表し、現在も150カ国以上で愛飲されるイタリアンベルモットの顔として輝き続けています。
製法・他のベルモットとの違い
チンザノの製法は、白ワインをベースに30種類以上の厳選されたハーブ・スパイス・果皮を数か月から数年にわたって漬け込み、熟練の職人が香りと味わいを丁寧に調整するというものです。
他のベルモットと大きく異なるのは「スイート」「ドライ」「ビアンコ」「1757」など豊富なラインナップと、その圧倒的な入手しやすさです。フランス系のノイリープラットやドランが専門バー向けの個性派とすれば、チンザノはリーズナブルな価格帯のまま高品質を維持し、バーから居酒屋まで幅広い場所で使われる「ベルモットの教科書」といえる存在です。
日本のバーが選ぶ、イタリア260年の実力
美味しい飲み方とアレンジ
ロック・ストレートで楽しむ

- ドライベルモット・・・よく冷えたグラスに大きめの氷を1つ。ノイリープラットやドランを注ぎ、レモンピールを絞って完成。ハーブの複雑な香りをゆっくり堪能できます。
- スイートベルモット・・・チンザノ・ロッソやマルティーニを氷のグラスへ。オレンジスライスを添えると甘みが引き立ちます。食前の一杯に最適です。
- アレンジ・・・ドライにオリーブを1粒沈めると、塩気が味わいを引き締めます。スイートにチェリーを添えると、デザート感覚の一杯に変わります。
開封後は必ず冷蔵庫で保存。白ワインと同じく酸化が早いため、1〜2か月以内に飲み切るのがおすすめです。
炭酸割りで爽やかに

- ソーダ割り ドライ・スイート両方
最もすっきり。比率はベルモット1:ソーダ2が目安。レモンを絞ると爽快感がアップ。 - トニックウォーター ドライ向き
ほろ苦さが加わり食前酒らしい大人の味わいに。ライムが好相性。 - ジンジャーエール スイート向き
甘みとスパイシーさが重なり飲みやすい。辛口ジンジャーエールを使うと◎。 - コーラ割り スイート向き
チンザノ・ロッソ×コーラはカジュアルで飲みやすい夏の定番。
炭酸は注いだらすぐ軽く1回だけ混ぜる。かき混ぜすぎると炭酸が抜けて風味が落ちます。グラスはあらかじめ冷やしておくと泡が長持ちします。
料理・デザートで使う

- ドライベルモット・・・魚介のソース・蒸し料理の隠し味に最適。白ワインの代わりに少量加えるだけで、ハーブの香りが料理をワンランクアップさせます。ムール貝の蒸し焼きや白身魚のポワレに特におすすめ。
- スイートベルモット・・・牛肉や鴨肉など味の濃い肉料理にひとまわし。フランベすると香りが立ち、深みのあるソースに仕上がります。デザートではスポンジケーキへの染み込みや、アイスにかけてもおしゃれ。
加熱するとアルコールは飛びますが香りと甘みは残ります。入れすぎるとハーブが強くなりすぎるため、まず小さじ1〜2杯から試してみてください。
ベルモットを使うおすすめ定番カクテル 8選
ドライベルモット・カクテル 4選
ドライ マティーニ
シンプルの極致。これぞカクテルの王様
エクスポートカシス
ベルモット×カシスの大人のソーダ割り
バンブー
ワイン同士が織りなす、静かな贅沢
ギブソン
パールオニオンが沈む、マティーニより辛口の一杯
スイートベルモット・カクテル 4選
マンハッタン
ウイスキーとベルモットが出会う、女王の風格
アメリカーノ
苦みと甘みが調和する、イタリア生まれの食前酒
ネグローニ
世界No.1を飲んでみよう。苦みにハマる一杯
ハンキー・パンキー
伝説の女性バーテンダーが生んだ、魔法の一杯
ベルモット よくある質問 FAQ5問

関連記事


⇒ 画像 / タイトルをクリックでレシピリストページへ
〚 他のカクテル レシピリスト 〛









