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ウォッカギブソンは、ギブソンの伝統のとおり、お酒ではなく飾りによって個性が決まるカクテルです。小さなパールオニオンひとつが、ウォッカマティーニを独自の一杯へと変えています。
ウォッカ50mlにドライベルモットをほんの少し加え、キンと冷えるまでステアすれば、氷のように澄んだ一杯に。繊細なハーブの香りが広がり、続いてウォッカのクリアな力強さとオニオンのほのかな旨みが余韻を引き締めます。究極にドライなクラシックを、ぜひ今夜味わってみてください。
レシピと作り方
材 料

Recipe no.150
- ウォッカ・・・・・・・・・・・50ml
- ドライベルモット・・・・・・・10ml
- パールオニオン
ウォッカのおすすめ銘柄リスト
ベルモットのおすすめ銘柄リスト
パールオニオンの紹介ページ
作り方

パールオニオンを水の入った小さなグラスヘ入れ、コロコロと回し軽く洗い取り出します。
( カクテルのテイストを薄めないために、水気をよく取りましょう )
ミキシンググラスに氷を7割~8割ほど入れて、ステアで冷やし、余分に出た水分を捨てます。
ウォッカ、ドライベルモットをミキシンググラスに入れ、しっかりとステアします。
ステアした材料をグラスヘ注ぎ、パールオニオンにピンを刺してグラスの中へ入れると完成です。
- 技法 = ステア
- グラス = カクテルグラス
- アルコール度数 = 33% ~ 34% 前後
- 最適なTPO = 日中 / 食前
- カクテル言葉 = 「 隠せない気持ち 」
- カクテル誕生日 = 「 1月3日 」
ウォッカギブソンの特徴・おすすめ
由 来

Photo | チャールズ・ダナ・ギブソン
ウォッカギブソンは、「カクテルの王様」と呼ばれるマティーニの近い親戚、ギブソンのバリエーションです。ギブソンは20世紀初頭のアメリカで生まれました。名前は、「ギブソン・ガール」で知られるイラストレーター、チャールズ・ダナ・ギブソンにちなむという説が最も有名ですが、ほかにもいくつかの説があります。
ギブソンの最大の特徴は、マティーニのオリーブの代わりに、酢漬けのパールオニオンを飾ることです。この小さな違いが、ほのかな旨みと独自の個性を生んでいます。
ジンをウォッカに替えたことで、さらにクリアでキレのある味わいになりました。20世紀半ばにアメリカでウォッカの人気が高まるにつれ、マティーニの仲間の中でも、もっとも純粋でドライな一杯を求める人々に愛されるようになりました。
特徴・味わい

ウォッカは、雑味のない透明感とストレートな力強さが魅力です。辛口の白ワインをベースに、ハーブやスパイスで香りづけしたフォーティファイドワイン、ドライベルモットが、繊細な香りの層を添えます。
ふたつを合わせると、氷のように澄んだ液体が生まれます。ひと口目はドライベルモットの上品な香りが広がり、続いてウォッカの力強いアルコール感が舌を刺激し、余韻にはハーブの奥深さが残ります。パールオニオンのほのかな旨みと酸味が、ひと口ごとのキレをさらに引き立てます。
私なら、オニオンは必ず丁寧に洗って水気を拭き取ります。漬け汁が残ると、この純粋な一杯の味わいを濁らせてしまうからです。
ポイント・アレンジ・相性の良い食べ物

作り方のポイント
- ステアではなくシェークしてしまう(よくある失敗)・・・ジュースを使うカクテルと同じように、シェークしてしまう方が多くいます。シェークすると空気と細かな氷のかけらが入り、白く濁って水っぽくなってしまいます。20〜30秒なめらかにステアすれば、透き通ったシルキーな仕上がりになります。
- ウォッカとベルモットは新鮮で冷たく・・・ウォッカを冷凍庫で保存しておくと、よりキリッとした口当たりになります。ドライベルモットはワインなので、開封すると酸化が進みます。冷蔵庫で保存し、1か月ほどで使い切ると、最もすっきりした香りを楽しめます。
- なめらかなウォッカを選ぶ・・・小麦ベースのウォッカはやわらかくやさしい口当たり、ライ麦ベースのものはスパイシーな刺激が特徴です。私なら、ここでは小麦ベースのウォッカを選びます。シルキーな質感が、ベルモットの繊細なハーブの香りをはっきりと引き立ててくれるからです。
アレンジ
- ダーティー・ウォッカギブソン・・・パールオニオンの漬け汁を小さじ1杯(5ml)加えます。ほのかな旨みと酸味で、よりまろやかで食欲をそそる味わいになり、ダーティー・マティーニが好きな方にぴったりの一杯です。
- クラシック・ジンギブソン・・・ウォッカをロンドン・ドライジンに替えます。ジュニパーやボタニカルがハーブの骨格を加え、オニオンの旨みと美しく響き合って、元祖ギブソンの味わいを楽しめます。
相性の良い食べ物・おつまみ
- 生牡蠣・・・牡蠣の磯の香りとミネラル感が、カクテルのすっきりドライな後味と出会います。オニオンの酸味が軽いミニョネットソースのように働き、マティーニバーの定番の組み合わせになります。
- スモークサーモンのライ麦クラッカーのせ・・・サーモンの濃厚でスモーキーな脂を、ウォッカのキリッとした力強さが切り、ベルモットのハーブの香りが、よく添えられるディルや胡椒と響き合います。
- オリーブのマリネとピクルス・・・酸味と塩気がパールオニオンと響き合い、酢の爽やかさがカクテルのドライさを引き立てて、ひと口ごとに口の中をリフレッシュしてくれます。
材料リスト
希少なライ麦と超軟水を4回蒸留、33回の品質検査を経た無添加ウォッカ。ベルベットのような滑らかさと、バニラとスパイスが香る極上の透明感
選ばれた厳選素材と、加熱した際に失われる味わいやコクを保っているため、多くのバーテンダーやシェフから支持を得ているエレガントなベルモット。
欧州ではメジャーなパールオニオンの酢漬け。美しい色合いと適度な酸味が料理以外にもカクテルのアクセントとして最適な一品です。
バーテンダー経験者が描く小説『 Bar 灯影 ~まだ名前のない約束たち~ 』

東京の雑居ビルの地下にある、隠れ家バー「Bar 灯影」。寡黙なマスターと、仕事帰りに通う23歳の彩香のもとに、毎晩いろいろな事情を抱えた客がやってきます。
マスターは多くを聞かず、その夜の一杯だけを差し出します。カクテルの所作や味わいは、バーで働いていた筆者が、現場の記憶をもとに描いています。
マティーニのバリエーション
- マティーニ・・・・・・・・別名カクテルの王様と呼ばれるマティーニの本家本元
- ジン & イット・・・・・・・マティーニの原型となったとされるカクテル。
- ヴェスパーマティーニ・・・リレ・ブランというワインを使うレシピ
- ウォッカマティーニ・・・・ドライジンをウォッカに変更したマティーニ
- エスプレッソマティーニ・・ウォッカベースにエスプレッソを使うレシピ
- ポルノスターマティーニ・・ウォッカベースにパッションフルーツのマティーニ
- テキーニ・・・・・・・・・ジンをテキーラへ変え、レモンの香りを加えたレシピ
- サケティーニ・・・・・・・ベルモットを日本酒に、オリーブを梅干しに変更したレシピ
- 焼酎マティーニ・・・・・・ジンを焼酎に変更したマティーニ、別名 酎ティーニ
- ギブソン・・・・・・・・・オリーブをパール・オニオンに変更したカクテル
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