お酒には飲むタイミングに合わせて作られたものがあります。
特にカクテルには食前や食後、パーティーなどのシュチュエーションによって名称があります。

オール・デイ・カクテル All day cocktail

カクテルには一日の中で飲むタイミングがあります。
オール・デイ・カクテルとはそのタイミングに関係なく合うカクテルの事です。
一般的に飲む時間などに対して向き不向き関係ないものをオール・デイ・カクテルと呼びます。
ディジェスティフ Digestif

食後に飲むカクテルの総称です。名称はフランス語ですが、世界では英語の「 アフター・ディナー・ドリンク 」と呼ばれています。
食後なのでデザートのような甘いものが多く、アルコール度数も強めのものが多いです。
ナイト・キャップ・カクテル Night cap cocktail

寝る前に飲むカクテルの事です。 熟睡できるように飲むもので、ブランデーベースが多く、他にもホットカクテルも多いです。
日本では「 寝酒 」と呼びます。
プレディナー・カクテル Pre-dinner cocktail

ディナーの前に飲むカクテルです。 喉を潤し、食欲を増進させるために飲みます。
甘みが強くなく、さっぱりした味わいのものが多い。 フランス語で「 アペリティフ 」
スィート
甘口の事です。 ワインの場合はフランス語が使われます。甘口は「 ドゥ 」( Doux )
ドライ
辛口の事です。 ワインの場合はフランス語が使われます。 辛口は「 セッシ 」( sécher )
ミディアム
辛口と甘口の中間的な味の事です。 ワインの場合は中甘口「 ドゥミ・セック 」( Demi Sec )、中辛口「 セック 」( Sec )と言います。
クラブ・カクテル Club cocktail

ディナーで、オードブルやスープの代わりに出されるカクテルのことです。
スープの代わりなので、たまごを使ったレシピが多いです。
サバー・カクテル Before Midnight Cocktail

夜遅くに飲むカクテルの事です。 比較的強めで辛めのものが多いです。
リバイバー Reviver

気分をスッキリさせるための迎え酒の事です。 迎え酒とは、二日酔いなどの気分の悪さを治すために飲む酒のことです。
スピリッツなどのさっぱりしたもの、アルコール度数が低いもの、またはノンアルコールのものが多いです。
まとめ
カクテルにはシュチュエーションによって様々なレシピが存在します。 飲む際にこのタイミングにはこのカクテル!という風に強くオススメは致しません。 基本的に飲みたいときに飲みたいものを飲むのが良いと思っております。 ただ、タイミングやシュチュエーションによって名前が存在し、そのために生まれたカクテルも多く存在します。 これらを意識して飲むのも一つの楽しみ方だと思います。
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