フレーバード・ウォッカおすすめ 3選|カクテルのお酒・スピリッツ編

フレーバード・ウォッカとは、ピュア・ウォッカをベースにして、ハーブや果実、香辛料などを浸したり、人工甘味料を添加して製造されます。 無味無臭に近いウォッカから一気に香り豊かなスピリッツになり、ソーダ割りなどのシンプルなカクテルにも使えるようになります。 風味の種類も豊富にあり、今回はその中でもオススメな3選をご紹介いたします。

  • ※ ウォッカの原料・製法・歴史・種類は ⇒ コチラ
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ズブロッカ Zubrowka

原産地 = ポーランド

歴史・製法

ズブロッカ( フレーバードウォッカ )は、14世紀ごろには作られていました。 当時は蒸留技術が現代程高くなく、出来上がったお酒の中に残留物が残っていたため、香草などを入れて残留物が気にならないように作ったことが始まりです。

現在はロックやストレートで飲まれることは珍しくありませんが、当時はロックやストレートは健康面と道徳面に悪いとされており、水または果汁などで割って飲むのが主流でした。

銘 柄

ビャウォヴィエジャの森

「 ズブロッカ 」の名前は、ポーランドの世界遺産「 ビャウォヴィエジャの森 」の中に生息する聖牛「 ジュブル 」がいます。 その牛が好んで食べるこの森にしか自生していない「 ジュブルフカ 」という草( 別名:バイソングラス )から名前が来ています。

その貴重な草を使用できるのは、ポーランド政府から唯一許可を得ているお酒メーカー「 ポルモス・ビャウィストク社 」のみです。

ズブロッカの特徴は、瓶の中に「 バイソングラス 」を香りづけに使用し、そして一本一本手作業で瓶の中に入れてあることです。 その香りが柔らかくまろやかな口当たりが特徴です。

グレイグース・ル・オランジュ Grey goose

原産国 = フランス

歴 史

グレイグースの歴史はまだ浅く、1997年にアメリカで発売されました。 原産国がフランスとなっているのは、フランス産高級小麦を100%使用してフランスのコニャック地方で製造されているからです。

2004年にラムで有名なバカルディ社が単一ブランド買収では過去最高額の22億ドル( 日本円で2,300億円=1ドル105円で計算 )で Sidney Frank社から製造販売権を取得しました。全世界で3,600万本以上の販売数を誇る世界最大の高級ウォッカブランドです。

製造・特徴

ウォッカで有名なロシアやポーランドとは全く異なるコンセプトでアメリカ・ニューヨーク州にあるSidney Frank社がフランスの美食文化を取り入れて商品開発します。元々の高級ウォッカは蒸留と濾過技術を駆使し、ピュアさを高めていくのに対し、グレイグースは原材料の特徴を残すため、最小限の濾過にし、「 味わい深いウォッカ 」を作り上げました。

原材料の小麦は、フランス料理人ご用達のベーカリー用冬小麦を使用。 石炭岩高原を通って自然に濾過。コニャック地方の美しいくクリアな湧水を使用と、すべての工程に Sidney Frank社 の立てたコンセプトに基づき製造されています。管理もブランドオーナーが変わった現在も初代セラーマスターが製造管理を行い、初期のコンセプト通りのウォッカに仕上げています。

そのグレイグースの中でも今回オススメしているのは、グレイグース・ル・オランジュ。 ウォッカには珍しく甘みがある上にスムーズな口当たりのグレイグース・ウォッカをベースに、アメリカ・フロリダ州産の完熟オレンジを混ぜ合わせ、フレッシュでデリケートなアロマと、甘みと酸味のバランスが整ったラグジュアリーなフレーバード・ウォッカです。

アブソルート・シトロン Absolut

歴 史

スウェーデンの南部で、1879年に「 ラーズ・オルソン・スミス 」によってアブソルートが誕生します。

当時はスピリッツ製造に力を注いでいましたが、ある時ウォッカ作りに力を入れ始め、雑味が無いウォッカを作り上げることに成功し、1879年に販売を開始します。

その後瞬く間に隣国のデンマーク、ノルウェー、フィンランドでも販売されるようになり、世界のウォッカブランドとして地位を確立していきました。 そして1917年 V&S社を設立し、ブランド名も「 アブソルート・レント・ブライヴィン 」となりました。

それ以降販売・製造は国営で行われ、1979年にはブランド誕生100周年を迎え、アメリカなどの多くの国で販売するに至ります。 世界各国での販売をキッカケに薬品ボトルに似せたボトルデザインに変更、大規模なキャンペーン、などによって人気を上昇させると、1985年のアメリカで輸入ウォッカ第1位を記録します。 そして現在でも高い知名度を維持しております。

特 徴

スウェーデンが誇るプレミアムウォッカ アブソルート。

世界で唯一南スウェーデン・オフスにある蒸留所で、国内原料・国内製造・国内管理がされているウォッカです。

アブソルートウォッカは、ラーズ・オルソン・スミスが開発した技術を元に発展を続けており、連続式蒸留によって一切の不純物を濾過し、厳選された原材料、徹底された管理で、クリアで高級感ある滑らかな味わいと、ほのかに香るドライフルーツの香りが漂います。

アブソルート・ウォッカのもう一つの特徴、それはシンプルでポップなラベルの瓶です。 施薬品に似せたデザインは現在も受け継がれ愛されています。

アブソルートはピュア・ウォッカでもオススメしましたが、フレーバド・ウォッカでもオススメします。 ピュアのみならずフレーバード・ウォッカも世界中で人気があり、ライム、バニラ、マンダリンと数多くの種類がありますが、その中でも「 シトロンレモン」は特に人気があります。

アブソルート・ウォッカをベースとし、レモンフレーバーを添加し、柑橘系の爽やかな味を形成し、フルーティーな香味と、レモンの香りが漂い、滑らかで芳醇な味わいが特徴です。

まとめ

フレーバード・ウォッカは他にも唐辛子、リンゴ、梨、オレンジなど様々な種類があります。

僕自身がお気に入りであることと、初心者の方が飲みやすいこれは知っておいて欲しいといったことからこの3種類を選びました。

個人の好みもあるかと思いますので、少しずつ様々なフレーバード・ウォッカを試されるといいかもしれません。

ウォッカの原料・製法・歴史

世界4大スピリッツの一つ、ロシア生まれのウォッカです。 ウォッカの特徴は、連続式蒸留器と白樺やヤシを焼いた活性炭で濾過をすることで、無味無臭に近くクリアな味わいな所です。 他のスピリッツと違い原料が定まっていないことが特徴としてあります。

ウォッカの歴史

歴史上ではモスクワ公国( 1283年~1547年 )の記録にウォッカの事が記載されています。 ウィスキーやブランデーよりも前に生まれ、ヨーロッパで最初に誕生した蒸留酒はウォッカということになります。 12世紀当時のウォッカは、現在のものとは違い蜂蜜を原料としたお酒で、この地酒がウォッカの元祖という説が有力です。

14世紀後半にブドウを原料とした蒸留酒が世に出ると、15世紀にも入りロシアに蒸留の技術が入ってきました。 蒸留の技術は錬金術師が偶然編み出したものとされており、その技術によって生まれたお酒は、ラテン語で「 アクア・ヴィテ 」( 命の水 )と呼ばれるようになりました。そのアクア・ヴィテがロシア語に変換すると、「ジィーズナヤ・ヴァダー 」ジィーズナヤ=命、ヴァダー=水です。 そのヴァダーがウォッカの語源と言われています。

ウォッカが世界に広まったきっかけは、1917年頃ロシア革命でフランスに亡命したスミノフ2代目の「 ウラジミール・スミルノフ 」がパリで小規模な工場を建て、そこで製造を開始したのがきっかけです。 その後もこの製法は南ヨーロッパからアメリカまで伝わります。 そして第二次世界大戦後にはさらに世界中に広まり、各地で生産されるようになりました。

ウォッカの原料・製法

穀物を蒸して麦芽を加え、糖化、発酵させ、蒸留してアルコール度数を95度以上のグレーン・スピリッツを作ります。 それを水でアルコール度数40度~60度まで薄めた後、白樺やヤシを焼いた活性炭で濾過します。

この手法は1810年頃にペテルブルクの薬剤師「 アンドレイ・アルバーノフ 」三過法を考案し、取り入れられました。 更に19世紀に入り、連続式蒸留器が導入され、現在の製法に近づきました。 こうして無味・無臭の状態に近づいていきました。

ウォッカが他のスピリッツと違う点は、各生産地で原料が違う所です。

  • ロシア = 小麦
  • フィンランド = 大麦
  • ポーランド = ライ麦
  • アメリカ = とうもろこし

また銘柄によってはじゃがいもや果実を使われています。

用語・フレーバー

フレーバーとは食品の香り、味、食感など口に入れたときに生じる感覚をまとめて呼びます。 風味、香味とも言います。 食品用に使用される香料のことで、英語でこの意味を使うときにはフレーバーリングと言います。

酒の主成分で無色、特有の芳香をもつ揮発性。 工業的にはデンプン、糖蜜などをアルコール発酵させるか、エチレンから合成する。

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