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カクテルの万能ベースとして世界中で愛されるウォッカ。コスパ抜群の定番から、冬小麦や国産米にこだわる個性派、LVMHも認めたラグジュアリーまで、厳選した9銘柄を比較表付きで丁寧にご紹介します。
〚 ピュアウォッカおすすめ 9選 〛
ウォッカ とは?

製造法・産地
ウォッカは小麦・ライ麦・ジャガイモなどを原料とした蒸留酒で、他のスピリッツと異なり原料が定まっていないことが特徴のひとつです。
蒸留後に白樺の活性炭でじっくりと濾過することで雑味を取り除き、無味・無臭に限りなく近いクリアな酒質に仕上げます。主な産地はロシア・ポーランドをはじめ、スウェーデン・フィンランドなど寒冷地が中心で、氷点下でも凍らない高アルコールのお酒として寒い地域に根づいてきました。
歴史・誕生
ウォッカの起源については長年ロシアとポーランドが争い、1982年に国際調停裁判所がロシア起源と認定しました。原型は12〜14世紀頃に蒸留技術が東欧へ伝わったことで生まれ、当初は傷の消毒や薬として修道院で使われていました。
19世紀後半に連続式蒸留機が導入されたことでクセのないすっきりとした酒質が実現し、現在のウォッカが誕生しました。
飲まれ方・使われ方
ピュアウォッカはほぼ無味無臭のため、ロックやストレートでクリアな味わいを楽しめるほか、カクテルのベースとして幅広く活用されています。
モスコミュール・スクリュードライバー・ソルティドッグなど定番カクテルに欠かせない存在です。またフレーバードウォッカはそのまま飲んでも華やかな風味が楽しめます。現在アメリカではロシアを上回る規模で生産されており、カクテルベースとしてジンと並ぶ地位を確立しています。
ピュアウォッカおすすめ銘柄 9選
カジュアルに楽しむ 3選( 毎日飲みたい定番銘柄 )
カジュアル 3選 比較表
| 項目 | スミノフ | フィンランディア | ギルビー |
|---|---|---|---|
| 香り | やわらかな アルコール ほぼ無臭 | 大麦の やさしい 穀物香 | クリアな アルコール すっきり |
| 味わい | クリアで なめらか 無個性 | やさしい 甘み 繊細な飲み口 | スムース ピュア 後味すっきり |
| 特徴 | 世界No.1 10回濾過 カクテル万能 | 氷河天然水 白夜大麦 欧州2位 | 35m蒸留塔 170年の歴史 コスパ最強 |
| 価格帯 | 1,000円 前後 | 1,500円 前後 | 1,000円 前後 |
スミノフ Smirnoff

原産国 = ロシア
味わい・香り・特徴
グラスに注ぐと、水のように澄んだ無色透明の液体が広がり、アルコール特有のやわらかな香りがほのかに漂います。口に含むと雑味のないクリアでなめらかな口当たりが全体に広がり、余分な主張をせずにすっとなじむような飲み口が特徴です。
フレーバーが限りなくニュートラルに近いからこそ、ライムやオレンジ・コーラ・ジンジャービアなどどんな割り材とも喧嘩せず、素材の風味を最大限に引き立てます。モスコミュールからスクリュードライバー、マティーニまで、世界中のカクテルに使われ続けてきたのは、この「主張しない完璧さ」があってこそです。
誕生・歴史

Photo|白樺の木
1860年、ロシア・モスクワでピョートル・アルセニエヴィッチ・スミルノフが創業し、1886年にはロシア帝室ご用達の栄誉を受けました。しかしロシア革命の混乱により一家は解体され、2代目ウラジミールはパリへ亡命してウォッカ製造を細々と続けます。
1933年に製造権がアメリカへ渡り、カクテルブームに乗って世界中へ普及。その後R.Jレイノルズ・グランドメトロポリタン・ギネスと買収を繰り返しながら、現在はディアジオ社のブランドとして世界に君臨しています。幾度もの激動を乗り越えながら消えることなく世界No.1の座を守り続けてきた、その歴史こそがスミノフ最大の証明です。
製法・他のウォッカとの違い
スミノフ最大の特徴は、3回の蒸留と白樺活性炭を使った10回・8時間に及ぶ丁寧な濾過工程にあります。この徹底した工程によって雑味や濁りを極限まで取り除き、比類のないクリアな酒質を実現しています。アブソルートが小麦の個性を前面に出し、ティトーズがトウモロコシ由来の甘みを活かし、ベルヴェデールがライ麦の風味を誇るのに対し、スミノフは「素材の個性を残さない」という逆の発想で勝負しています。
どんな原料でも最終的にはクリアに仕上げるこの製法が、あらゆるカクテルに対応できる圧倒的な汎用性を生み出し、世界No.1の販売量という結果につながっています。
160年間ブレない、世界No.1のクリアな実力
フィンランディア Finlandia

原産国 = フィンランド
味わい・香り・特徴
グラスに注ぐと、北欧の澄んだ空気を思わせるクリアで透明な液体が広がります。香りは主張が控えめで、六条大麦由来のやわらかな穀物感がほのかに漂う清潔感のある印象です。
口に含むと氷河天然水のなめらかさが最初に伝わり、すっきりとしたクリアな飲み口の中に大麦のやさしい甘みがかすかに感じられます。後味はきれいに引いて余韻が長く残らず、どんな割り材ともすんなりなじむ柔軟な酒質が特徴です。スミノフのようなニュートラルさとは異なり、北欧の自然素材が生む「やさしさ」が感じられる、繊細で上品なウォッカです。
誕生・歴史

Photo|フィンランドの川
1888年、フィンランドの首都から北へ約50kmのラヤマキ村で湧水が発見され、その水を活かすべくラヤマキ蒸留所が設立されました。以来100年以上にわたってフィンランドの大地と水を守り続けてきた伝統は国家遺産として認定され、蒸留所の建物の一部が今も保護されています。
1970年には著名な彫刻家タピオ・ヴィルカラが氷河の透明感をイメージした美しいボトルをデザインし、同年アメリカへ正式輸入を開始。世界130カ国以上へと広がり、欧州第2位・世界第5位のプレミアムウォッカブランドへと成長しました。フィンランドの自然と歴史が詰まった、北欧が誇る一本です。
製法・他のウォッカとの違い
フィンランディアの製法の核心は、他のウォッカには真似できない二つの北欧固有の素材にあります。ひとつは仕込み水に使用する氷河天然水で、モレーン(氷河堆積物)によって長い年月をかけて自然濾過されたこの水は、人の手をほぼ加えなくても使えるほど澄み切っています。
もうひとつは原料の六条大麦で、白夜という特殊な環境のもと太陽の栄養を存分に吸収して育つフィンランド産だけを使用します。スミノフが10回の活性炭濾過で人工的にクリアを追求するのに対し、フィンランディアは自然が育んだ素材の純粋さそのものを活かすという、まったく逆のアプローチで最高の品質を実現しています。
北欧の氷河と白夜が、一本のウォッカになった
ギルビー Gilbey’s

Photo提供|KIRIN
原産国 = イギリス
味わい・香り・特徴
グラスに注ぐと、限りなく水に近い透明な液体が広がり、アルコールのやわらかな香りがほのかに漂います。口に含むとクリアでスムースな口当たりが広がり、余分な主張をせず喉をなめらかに通っていく飲み口が特徴です。
37.5度と45度の2種類があり、37.5度はやわらかくピュアな清涼感を、45度は切れ味とキレのある力強さを楽しめます。カクテルベースとして使うとコーラやジュースなど割り材の風味をそのまま活かせるため、モスコミュールやスクリュードライバーなどの定番カクテルを手軽に自宅で楽しみたい方にとって最もコスパの高い一本です。
誕生・歴史

1857年、ウォルターとアルフレッドのギルビー兄弟がロンドンのソーホーを拠点に、南アフリカ産ワインの輸入・販売でビジネスをスタートさせました。その後アイルランドやスコットランドへ展開し、1867年には歴史的建造物パンテオンビルディングを取得。グレン・スペイをはじめ複数の蒸留所を買収しながらイギリス酒類市場の主導権を握っていきます。
1956年に白樺活性炭の濾過製法によってクリアなウォッカを商品化し、以来ジンとともに世界的なスピリッツブランドとして確固たる地位を築きました。現在はディアジオ傘下のW&Aギルビー社のブランドとして世界50カ国以上で愛されています。
製法・他のウォッカとの違い
ギルビー ウォッカの製法で最も際立つのは、35mという他のウォッカ蒸留器をはるかに凌ぐ高さの専用蒸留塔です。この高さが蒸留の効率と精度を高め、2回の蒸留工程で原料由来の雑味を徹底的に取り除きます。その後、厳密な品質チェックを経たスピリッツのみを白樺活性炭でさらに濾過し、不純物を限界まで排除してクリアな酒質に仕上げます。
スミノフが10回の濾過を繰り返す「量」で純度を追求するのに対し、ギルビーは「高さ35mの蒸留塔」という物理的構造で不純物の発生そのものを抑える設計思想が特徴的です。ラベルのファイブスター「★★★★★」は、1857年創業からの歴史と製造へのこだわりの証です。
170年の歴史が証明する、毎日飲めるクリアな実力
ピュアウォッカおすすめ銘柄 9選
本格的に楽しむ 3選( こだわり派におすすめの個性派銘柄 )
こだわり・個性派 3選 比較表
| 項目 | アブソルート | ティトーズ | HAKU |
|---|---|---|---|
| 香り | ドライ フルーツ 穀物感 | クリアな コーン由来 ほのか甘み | 国産米の 甘く繊細な やさしい香り |
| 味わい | リッチで なめらか フルボディ | まろやか ほのか甘み すっきり後味 | 米の甘み 複雑な旨み 上品な余韻 |
| 特徴 | 一元製造 冬小麦100% スウェーデン産 | 6回蒸留 グルテンフリー 全米No.1 | 国産米100% 竹炭濾過 和カクテル向き |
| 価格帯 | 2,000円 前後 | 2,500円 前後 | 3,000円 前後 |
アブソルート Absolut

原産国 = スウェーデン
味わい・香り・特徴
グラスに注ぐと、穀物を思わせるリッチで複雑な香味の中に、ほのかにドライフルーツの香りが漂います。他のピュアウォッカと一線を画すのはこの「香り」の存在で、無味無臭を極限まで追求したスミノフやギルビーとは対照的に、冬小麦の個性をあえて残した設計が特徴です。
口に含むと連続蒸留によって磨き抜かれたなめらかでリッチな口当たりが広がり、フルボディのコクある飲み口が余韻として残ります。冷凍庫でキンキンに冷やしてストレートで飲む「パーフェクト・ショット」で真価を発揮しますが、カクテルベースとしてもコスモポリタンやモスコミュールに最適な懐の深い一本です。
誕生・歴史

Photo|南スウェーデンの田園風景
19世紀末、のちに「ウォッカ王」と呼ばれるラルス・オルソン・スミスが、ウォッカの純度を高める新技術「連続式蒸留」を導入し、スウェーデンのウォッカ業界に革命をもたらしました。
その後100年の歳月をかけて改良を重ね、1979年に「アブソルートウォッカ」としてニューヨークで初の海外進出を果たします。そのピュアな味わいは瞬く間に市場を席巻し、1985年には輸入ウォッカとしてアメリカで売上No.1を獲得しました。薬品ボトルを模した独特なボトルデザインと大胆なキャンペーンが話題を呼び、現在は世界130カ国以上で愛されるプレミアムウォッカブランドの地位を確立しています。
製法・他のウォッカとの違い
アブソルート最大の哲学は「ONE SOURCE(一元製造)」です。原料の選定から出荷に至る全工程をオフスの周辺半径100km以内で行い、高い品質を保っています。冬小麦はオフスで生産されたもので、秋口に蒔かれ翌年刈り入れられる特別なもの。冬のスウェーデンの雪の下で過ごす時間が強い麦を作り出します。
仕込み水は深い井戸から汲み上げた純度の高い天然水のみを使用。スミノフの10回濾過やフィンランディアの氷河天然水とも異なり、「産地を絞ることで生まれる素材の一貫した個性」を武器にするアブソルート独自の哲学が、世界第4位のスピリッツブランドという結果につながっています。
スウェーデンの小さな村が、世界を変えたウォッカ
ティトーズ Tito’s

原産国 = アメリカ
味わい・香り・特徴
グラスに注ぐと、透き通ったクリアな液体からアルコールのやわらかな香りと、トウモロコシ由来のほのかな甘みが感じられます。口に含んだ瞬間、完璧なまでにクリーンでピュアな口当たりが広がり、スミノフのような鋭さもなく、フィンランディアのような穀物感もなく、ただひたすらなめらかでまろやかな飲み口が続きます。
後味はすっきりと引いて余韻が心地よく消えていき、飲み飽きしない上質さが特徴です。グルテンフリーのため体への配慮が気になる方にも安心してお選びいただけます。ロックやソーダ割り、柑橘系との相性が抜群で、カクテルベースとしても素材を引き立てる万能な一本です。
誕生・歴史

Photo|アメリカのトウモロコシ畑
テキサス州で最も古い公認蒸留所「モッキンバード蒸留所」でティトーズが生まれたのは、創業者バート・ビバリッジ氏が「趣味」から始めたウォッカ造りがきっかけでした。友人へのギフトとして作り始めたウォッカが口コミで評判を呼び、小さなガレージから本格的な蒸留所へと発展します。
2001年のサンフランシスコ・ワールドスピリッツコンペティションで70を超えるウォッカの中から唯一のダブルゴールドを受賞。さらにワインエンスージアスト誌でウォッカ史上最高となる95点を獲得し、クラフトウォッカの存在を世界に知らしめました。今や全米スピリッツ売上No.1という、まさにアメリカンドリームを体現したブランドです。
製法・他のウォッカとの違い
ティトーズの製法は、大手ウォッカブランドとは根本的に異なります。原料には100%ナチュラルコーンを使用し、シングルモルトやコニャックと同じように昔ながらのポットスチル(単式蒸留器)で6回もの蒸留を行い、ミドルカットのみを抽出する「ザ・ネクター」と呼ばれる工程を経て、活性炭で濾過します。
スミノフやアブソルートが連続式蒸留機で大量生産する設計であるのに対し、ティトーズは少量ずつ職人が手作業で管理するハンドメイド製法を貫いています。1回ではなく6回蒸留にこだわる理由はただひとつ、雑味を完全に排除しながらトウモロコシ由来のほのかな甘みだけを残すためです。手間を惜しまない姿勢が、あの驚くほどのなめらかさを生み出しています。
趣味から始まって、全米No.1になったウォッカ
HAKU ハク

原産国 = 日本
味わい・香り・特徴
グラスに近づけると、国産米由来の甘く繊細でやさしい香りがふわりと漂い、他のウォッカとはまったく異なる柔らかな和の世界観が広がります。
口に含むと米の自然な甘みと複雑なフレーバーがゆっくりと広がり、急かすことなく丁寧に味わいを届けてくれます。フィニッシュは竹炭濾過による洗練された心地よい甘さが穏やかに続き、すっきりとした余韻の中に品格が感じられます。グルテンフリーでありながら、スミノフやアブソルートとは一線を画す「米の個性」を持つため、和素材や果実を使ったカクテルに加えるとその真価が際立つ、唯一無二のウォッカです。
誕生・歴史

1899年、弱冠20歳の鳥井信治郎が「日本人の手で、世界に愛される洋酒をつくりたい」という一心で鳥井商店(現サントリー)を創業しました。ウイスキー・ワイン・ブランデーと次々と夢を形にしてきた信治郎は、1956年にサントリー初のウォッカ「HERMES VODKA」を世に送り出します。
それから60年以上、脈々と積み重ねてきた100年以上の酒づくりの知見と技術のすべてを注ぎ込んで完成させたのが、このHAKU〈白〉です。「いつか、日本人がつくった酒が世界中で愛される日を」という創業者の想いが、一本のボトルの中に溶け込んでいます。
製法・他のウォッカとの違い
HAKU〈白〉の製法は、他のすべてのウォッカと根本的に異なります。まず国産米を丁寧に磨いて雑味の元を取り除いた後、クリーンでニュートラルなタイプと米の香りが芳醇なタイプの2種類の原料酒を別々に仕込みます。それを大阪工場で職人が丁寧にブレンドしてバランスを整え、最後に竹炭で濾過することで不純物を取り除きながら国産米由来のほのかな甘みとスムースな口当たりを保ちます。
小麦・トウモロコシ・大麦が原料のウォッカが多い中、米100%という素材の選択と、竹炭濾過という日本固有の技術の組み合わせは、世界中どこを探してもHAKUにしかない製法です。
百年の想いを、一杯の白に込めて
ピュアウォッカおすすめ銘柄 9選
贅沢に楽しむ 3選( 特別な日に楽しむプレミアム銘柄 )
プレミアム銘柄 3選 比較表
| 項目 | シロック | ベルヴェデール | グレイグース |
|---|---|---|---|
| 香り | 柑橘系 フルーティー ブドウ由来 | かすかな バニラ 上品でピュア | 春の花 フレンチ アーモンド |
| 味わい | 柑橘の風味 なめらか 爽やか後味 | シルクの 口当たり 長い余韻 | ソフトで 上品な甘み フルボディ |
| 特徴 | ブドウ原料 5回蒸留 フランス産 | 世界初 ラグジュアリー 33回品質検査 | 世界最高得点 小麦100% 少量生産 |
| 価格帯 | 4,000円 前後 | 5,000円 前後 | 5,000円 前後 |
シロック Ciroc

原産国 = フランス
味わい・香り・特徴
グラスに注ぐと、微かにレモンやライムといった柑橘系果実を思わせる新鮮な香りがふわりと広がり、他のどのウォッカとも異なる華やかでフルーティーな世界観が漂います。
口に含むと柑橘系の風味がはっきりと現れながらも、心地よい粘度と豊かな舌触りを持つさわやかで新鮮なフィニッシュが続きます。穀物由来のクリアさではなく、ブドウが生み出す自然の甘みとフルーティーな余韻がシロック最大の個性です。ストレートやロックで飲むほどにブドウの個性が際立ち、レモンやライムと合わせると柑橘の香りが相乗効果で広がります。「ウォッカらしくないウォッカ」を楽しみたい方に贈る、唯一無二の一本です。
誕生・歴史

シロックは2003年にフランスのコニャック地方で誕生しました。ディアジオ社とマスター蒸留師ジャン=セバスチャン・ロビケが「穀物ではなくブドウからウォッカを作る」という当時の常識を覆す挑戦に踏み出したのが始まりです。
2007年にはアメリカの実業家ショーン・コムズ(P.ディディ)がブランドのパートナーとなり、マーケティングを手掛けたことで知名度が急上昇。セレブリティ文化との融合によってラグジュアリーなブランドイメージが確立され、「スーパープレミアムウォッカ」という新しいカテゴリーを世界に定着させました。ブランド名は「山の峰」を意味する「Cime」と「岩」を意味する「Roche」から生まれています。
製法・他のウォッカとの違い
シロックは穀物から蒸留されるほとんどのウォッカと異なり、厳選されたフランス産のブドウだけで創られる世界で唯一のプレミアムウォッカです。原料はガイヤック地方の「モーザック・ブラン」とコニャック地方の「ユニ・ブラン」の2種で、完全に成熟するギリギリまで樹上で待ち、霜が乗る低温の状態で手摘みします。
収穫後は高級ワインの製法を応用した低温抽出・低温発酵・低温貯蔵という技術で素材の風味を最大限に保ちながら処理し、コニャック地方の歴史あるシュヴァンソー蒸留所で銅製ポットスチルによる5回蒸留を行います。スミノフの活性炭濾過でもアブソルートの連続蒸留でもない、高級ワインの製造技術をウォッカに応用したという唯一無二の設計が、あの洗練された風味を生み出しています。
ブドウから生まれた、常識を覆すウォッカ
ベルヴェデール Belvedere

原産国 = ポーランド
味わい・香り・特徴
グラスに近づけると、かすかなバニラの香りが上品に漂い、上質なベルベットのように滑らかでピュアな味わいが口いっぱいに広がります。ライ麦由来の穏やかなコクと甘みが土台にあり、スミノフのようなシャープさもシロックのようなフルーティーさもなく、ただひたすらにエレガントで品のある飲み口が続きます。
4回の蒸留と33回の品質管理検査を経て生まれたこの洗練は、ストレートやロックで飲むほどに真価を発揮します。ポーランドでは大統領主催の晩餐会にも供される一本として、特別な日に手に取りたいラグジュアリーウォッカの頂点です。
誕生・歴史

ウォッカ発祥の地といわれるポーランドは600年以上のウォッカ製造の歴史を持ちます。その伝統の地で1993年に創設され、1996年に世界初のラグジュアリー・ウォッカとして登場したのがベルヴェデールです。
ブランド名は「最も美しいもの」を意味するポーランド語に由来し、かつてポーランド王族が暮らしたベルヴェデール宮殿にちなんで命名されました。2002年にはLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトンと提携し、ロンドン・パリなど大都市を中心に急速にマーケットを拡大。さらに2015年には映画007シリーズとパートナーシップを結び、ジェームズ・ボンドが愛するウォッカとして世界にその名を知らしめました。
製法・他のウォッカとの違い
ベルヴェデールの製法で最も特筆すべき点は、原料・水・検査という三方向の妥協なきこだわりにあります。原料にはマゾピア地方の土壌でのみ栽培可能な最高級品種「ダンゴウスキー・ゴールド」ライ麦一種類だけを使用し、仕込み水は掘抜き井戸から汲み上げ、硬度ゼロになるまで精製した超軟水のみ。
添加物や砂糖は一切使用しません。アルコール度数8%の麦芽汁から4回の蒸留で90〜92%の原料スピリッツへと高め、そこから33回もの品質管理検査を経て完成するという徹底ぶりは他のどのウォッカとも比較になりません。大量生産が前提の多くのウォッカブランドとは根本的に異なる、職人の誠実さが宿る一本です。
ポーランドが生んだ、世界初のラグジュアリー
グレイグース フレンチ ウォッカ Grey goose

原産国 = フランス
味わい・香り・特徴
グラスに近づけると、クリアでエレガントな春の花の香りが漂い、フレッシュで上質なフレンチアーモンド菓子を思わせるフレーバーがやさしく広がります。口に含むと最初はソフトで優しく甘い。
よくバランスのとれた舌触りが広がり、フランスパティシエ御用達の冬小麦が生む品格あるコクが後を引きます。余韻は最初から最後まで長く続き、満足感のある上品なフィニッシュが特徴です。ストレートやマティーニで飲むほどに素材の豊かさが際立つ、他のどのウォッカとも異なる「飲み応えのある味わい」こそが、グレイグースをスーパープレミアムウォッカの頂点に押し上げた理由です。
誕生・歴史

1997年、「ストレートでもマティーニでも美味しいウォッカが存在しない」という事実に注目したアメリカ人実業家シドニー・フランクが、フランスの美食文化にヒントを得て、コニャック造りの職人フランソワ・ティボーと共に開発したのがグレイグースです。
発売翌年の1998年には、世界で最も厳格なテイスティングコンテストで最高得点を獲得し「ワールド・ベスト・テイスティング・ウォッカ」として広くその名を知られることになります。プレミアムスピリッツ中で5年連続成長率世界No.1を記録した後、2004年にバカルディ社が22億ドルという単一ブランド買収過去最高額で製造販売権を取得。今や全世界3,600万本以上を誇るウォッカ界の頂点に立つブランドです。
製法・他のウォッカとの違い
グレイグース最大の哲学は、東ヨーロッパの高級ウォッカが蒸留と濾過の技術を駆使しピュアさを追求するのに対し、原材料の特徴を残すために濾過を最小限にとどめ「味わいあるウォッカ」を製造するというコンセプトにあります。
原料は「océan de blé」で収穫されるパティシエ御用達のベーカリー用冬小麦のみを厳選し、仕込み水はMassif Centralの石灰岩高原を通って自然に濾過されたコニャック地方の純天然湧水だけを使用します。全製造工程を初代セラーマスターのフランソワ・ティボーが現在も変わらず管理するスモールバッチ(少量生産)の徹底は、スミノフやアブソルートの大量生産設計とは根本的に異なる、フランスの美食文化が生んだウォッカ造りの哲学です。
世界最高のウォッカを、フランスの職人が答えた
番外編 スピリタス Spirytus

原産国 = ポーランド
味わい・香り・特徴
グラスに近づけると、純粋なエタノールに限りなく近い鋭くクリアなアルコールの香りが立ち上がり、他のどのウォッカとも比べものにならない存在感を放ちます。なめた瞬間、刺すような痛みと焼けるような感覚を覚えるほど強烈で、ストレートやロックでの飲用は推奨できません。
しかし70回以上の蒸留が生み出す抜群のクリアさは、カクテルベースとして類まれなる万能性を発揮します。またポーランドでは古くから薬草や果実を漬け込んでフレーバードウォッカとして楽しむ習慣があり、自家製リモンチェッロや梅酒などの果実酒作りに最適な一本でもあります。
誕生・歴史

前身となる「ポルモス社」は1919年にポーランドで設立されました。設立以来スピリタスをはじめとするウォッカを世界に輸出してきましたが、1989年にポーランドが社会主義経済から資本主義経済へ移行する際に大きな変革が起き、1991年に各工場が独立して「ポルモス・ワルシャワ社」が誕生しました。
その後1998年に私企業化され、スピリタスの商標権がオークションに出されましたが、1999年8月にポルモス・ワルシャワ社が落札し現在に至っています。第一次・第二次世界大戦という激動の歴史を生き抜きながら、世界最高純度という揺るぎない個性を守り続けてきた、ポーランドが誇る唯一無二のウォッカです。
製法・他のウォッカとの違い
スピリタスの製法は他のすべてのウォッカと根本的に異なります。ほとんどのウォッカが原酒を活性炭濾過や加水でアルコール度数を調整するのに対し、スピリタスは厳選されたライ麦を主体とした穀類を原料とし、70回以上もの蒸留を繰り返すことで96度という高アルコール濃度に仕上げます。
スミノフの10回濾過やアブソルートの連続蒸留とは比較にならない蒸留回数が、成分のほぼすべてを純粋なエタノールへと変換します。その度数ゆえにタバコや線香の火程度でも引火し、日本では消防法の第4類危険物に指定されており、灯油・ガソリンと同等の管理が必要です。この徹底したクリアさが、あらゆるフレーバーを素直に受け入れるカクテルベースとしての万能性を生み出しています。
世界最強の純度が、無限の可能性を生む
ピュアウォッカの美味しい飲み方とアレンジ
1・ストレート・ロックで香りと純粋な味わいを堪能する

〇 ストレート・・・瓶ごと冷凍庫に2〜3時間入れて冷やすのがポイントです。アルコール度数が高いため凍ることはなく、冷やすことでとろみが生まれてまろやかな口当たりに変わります。
〇 ロック・・・大きめの氷を一つ入れてゆっくり楽しむスタイルで、氷が溶けるにつれて味わいが変化する楽しさがあります。グレイグースやベルヴェデールなど個性のある銘柄ほど、ストレートでその真価が際立ちます。
〇 アレンジ・・・レモンやライムを一絞り加えるだけでアルコールの角が取れ、爽やかな飲み口に変わります。塩やピクルスを添えるロシアスタイルも試してみてください。
注意点・・・アルコール度数が40%前後と高めです。必ずチェイサー(水)を用意して、ゆっくり少量ずつ楽しみましょう。
ストレートにおすすめウォッカ
2・炭酸割りで爽快感をアップ

〇 ソーダ割りはウォッカ1:ソーダ3〜4が基本。カロリーが低く、ウォッカの透明感をそのまま活かせる最もシンプルな飲み方です。
〇 トニックウォーター割りはソーダよりほのかな苦みと甘みが加わり、スミノフやアブソルートとの相性が抜群です。
〇 ジンジャーエール割りはモスコミュールの簡易版。ライムを一絞りするだけで本格カクテルに近い風味になります。
〇 コーラ割りは甘みが強いため、すっきりしたギルビーやフィンランディアと合わせると飲みやすくバランスが整います。
〇 アレンジ: どの割り材にも、レモン・ライム・グレープフルーツなど柑橘系を添えると風味が格段に上がります。ミントの葉を浮かべるのもおすすめです。
注意点: 炭酸割りは飲みやすい分、アルコール摂取量が増えがちです。割り比率を守り、飲みすぎに注意してください。
ソーダ割りにおすすめなウォッカ
3・カクテルベースとして本格的に楽しむ

ピュアウォッカはクセが少なくどんな素材とも合うため、世界中のカクテルに使われています。
・スクリュードライバー = オレンジジュース割り、甘くて飲みやすい入門カクテル
・モスコミュール = ジンジャーエール、ライム爽快でスパイシー
・ソルティドッグ = グレープフルーツ+塩大人の苦みと塩気が絶妙
・ブラッディ・メアリー = トマトジュース+スパイススパイシーで食事にも合う
・雪国 = ホワイトキュラソー+ライム日本が誇るクラシック
HAKUのような和素材ウォッカは柚子や抹茶を使った和風カクテルにも最適です。
注意点・・・カクテルは飲みやすい分アルコール度数を忘れがちです。ショートカクテルは特に度数が高くなるため、1〜2杯を目安にゆっくり楽しんでください。
カクテルに最適なおすすめウォッカ
4・料理やデザートでのおすすめ活用法

ウォッカはキッチンでも活躍する万能スピリッツです。
〇 料理への活用・・・魚介のマリネや刺身に少量振りかけると臭みをやわらげ、素材の旨みを引き出します。パスタソース(特にアラビアータ)に仕上げで加えるとコクが増し、プロのシェフにも愛用される隠し味になります。
〇 デザートへの活用・・・バニラアイスクリームにグレイグースを少量かけると大人のデザートに早変わりします。コーヒーゼリーやチョコレートフォンデュに加えるのもおすすめです。
〇 果実酒・自家製リキュール・・・スピリタスのような高度数ウォッカは果実酒の漬け込みに最適です。梅・レモン・ベリー類を漬けて自家製リキュールを楽しめます。
注意点・・・加熱調理に使う場合は換気をしっかり行い、火の近くでは扱いに十分注意してください。特にスピリタスは消防法の危険物に指定されているため、火気の近くでの使用は厳禁です。
料理、デザートにおすすめのウォッカ
ピュアウォッカ定番・人気カクテル 7選
No.1 スクュリュードライバー
オレンジとウォッカ、これだけで完璧な一杯
No.2 カミカゼ
鋭く、速く、後味まで突き抜ける辛口の一撃

・ウォッカ・・・・・・・・・45ml
・ホワイトキュラソー・・・・10ml
・ライムジュース・・・・・・5ml
カミカゼの魅力は、そのシンプルさと強さにあります。このカクテルは、アルコールの強さと柑橘の爽やかさが絶妙に調和しており、飲みやすさとインパクトを兼ね備えています。
タップで詳細表示
技法・・・・・・シェーク
グラス・・・・・オールドファッションド
アルコール・・・31%
最適なTPO・・・日中
カクテル言葉 ・・あなたを救う
No.3 モスコミュール
銅のマグカップが運ぶ、ハリウッド生まれの清涼感
No.4 ブラッディメアリー
飲む野菜サラダ、スパイスで育てる自分だけの一杯
No.5 ソルティドッグ
塩の結晶が縁を飾る、海風薫る大人のグラス

・ウォッカ・・・・・・・・・・45ml
・グレープフルーツジュース・・Full
・塩スノースタイル
最初に塩味が舌を刺激し、続いてグレープフルーツジュースのフレッシュで爽やかな酸味が広がります。ウォッカの透明感のある風味が全体を引き締め、後味はさっぱりとしたクリーンな印象を残します。
タップで詳細表示
技法・・・・・・ステア
グラス・・・・・オールドファッションド
アルコール・・・12%
最適なTPO・・・日中 / 食前
カクテル言葉 ・・寡黙
No.6 雪 国
日本が世界に誇る、雪のように美しい名作
No.7 チチ
南国の風がグラスの中で咲き乱れる、トロピカルな夢
ピュアウォッカの FAQ ベスト 5
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