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映画007のジェームズ・ボンドが愛した、クリアで洗練された辛口カクテル「ウォッカマティーニ」。透明に輝くグラスとドライベルモットのハーブの香りが、大人の特別な夜を演出します。高いアルコール度数と力強い味わいは、洗練されたバータイムにぴったり。カクテルの王様から派生した、シンプルで奥深い一杯をぜひ体験してみてください。
レシピと作り方
材 料

Recipe no.178
- ウォッカ・・・・・・・・・・・45ml
- ドライベルモット・・・・・・・15ml
- オリーブ
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作り方

ミキシンググラスに氷を7割~8割ほど入れてかき混ぜ、ミキシンググラス内の余分に出た水分を捨てます。
ウォッカ、ドライベルモットをミキシンググラスに入れます。
しっかりとステアをして、ストレーナーを取り付け、グラスヘ注ぎます。
オリーブにピンをさしてグラスの中へ入れると完成です。
ウォッカマティーニの詳細・動画
由来・誕生

Photo|6代目ジェームス・ボンドのダニエル・クレイグ
ウォッカマティーニは、「カクテルの王様」と称されるジンベースのマティーニから派生したバリエーションカクテルです。ベースをジンからウォッカに変更しただけというシンプルなレシピながら、世界中で高い人気を誇っています。
この人気を決定的にしたのが、映画007シリーズの主人公ジェームズ・ボンドの存在です。ボンドは劇中で「ウォッカマティーニを、ステアではなくシェークで」という印象的なセリフとともにこのカクテルをオーダーし、その独特なこだわりが世界中の観客に衝撃を与えました。本来マティーニはミキシンググラスでステアする技法が王道ですが、ボンドはあえてシェークを指定することで、キンキンに冷えた独自のスタイルを確立しました。
このセリフは007シリーズの定番となり、「ボンドマティーニ」という愛称でも親しまれるようになります。現在では世界クラシックカクテル・セールスランキング50に毎年選出されるほどの定番カクテルとして、世界中のバーで楽しまれています。
特徴・味わい

ウォッカマティーニは、クリアで洗練された味わいが特徴の辛口カクテルです。無色透明でクセのないウォッカが持つ力強いアルコール感と、ドライベルモットの芳醇なハーブの香りと複雑な風味が絶妙に調和しています。ジンベースのマティーニとは異なり、ウォッカを使うことでジン特有のボタニカルな香りが抑えられ、よりクリーンでソフトな飲み口に仕上がっています。
グラスに注がれた透明な液体は、まるで磨き上げられたクリスタルのような美しさ。仕上げに添えられたオリーブの鮮やかな緑色が、視覚的なアクセントとなっています。口に含むと、最初にドライベルモットのハーブの香りがふわりと鼻に抜け、続いてウォッカのクリアな味わいが舌全体に広がります。
喉を通る瞬間は鋭く力強く、後味にはドライな余韻が心地よく残ります。アルコール度数は高めで、一口ごとにガツンとしたインパクトを感じられる一杯。シンプルながらも洗練された味わいは、大人のための特別なカクテルといえます。
Point|バーテンダーからのおすすめ
- 相性の良い食べ物・おつまみ・・・生牡蠣やキャビア、スモークサーモンなど、塩気のある高級食材と相性抜群です。ドライな味わいが食材の旨味を引き立て、クリアな飲み口が口の中をリセットしてくれます。
- 作り方のポイント・・・ミキシンググラスに氷を入れてしっかり冷やし、余分な水分を捨ててからステアすることが重要です。キンキンに冷えた状態で提供することで、ウォッカマティーニ本来の洗練された味わいが楽しめます。
- 飲み方の注意・・・アルコール度数が30%以上と非常に高いため、ゆっくりと少しずつ味わいながら楽しむのがおすすめです。空腹時は避け、何か軽くつまみながら飲むようにしましょう。
- おすすめのシーン・・・特別な夜のバータイムや、大人のデートにぴったり。映画007のジェームズ・ボンドのように、洗練されたスタイルで楽しみたい方に特におすすめの一杯といえます。
レシピ動画
- レシピ動画|Muse Amuse Channel Home
材料リスト
スミノフウォッカは世界で一番消費量が多いウォッカです。カクテルでも特に多く使われている銘柄で、材料としての安定感や認知度がズバ抜けて高く、カクテルに使うには間違いのないウォッカです。
他ブランドに比べてハーブ香が強く、甘味と酸味は中レベルに製造されていて、全体的にバランスが良くカクテルに使うには最適なドライベルモットです。
手摘みで収穫された果肉たっぷりのスペイン産オリーブ。セビリア仕込みの自然な味わいで、料理やおつまみに幅広く活躍します。
マティーニのバリエーション
- マティーニ・・・・・・・・・別名カクテルの王様と呼ばれるマティーニの本家本元
- ジン & イット・・・・・・・・マティーニの原型となったとされるカクテル。
- ヴェスパーマティーニ・・・・リレ・ブランというワインを使うレシピ
- エスプレッソマティーニ・・・ウォッカベースにエスプレッソを使うレシピ
- ポルノスターマティーニ・・・ウォッカベースにパッションフルーツのマティーニ
- テキーニ・・・・・・・・・・ジンをテキーラへ変え、レモンの香りを加えたレシピ
- サケティーニ・・・・・・・・ベルモットを日本酒に、オリーブを梅干しに変更したレシピ
- 焼酎マティーニ・・・・・・・ジンを焼酎に変更したマティーニ、別名 酎ティーニ
- ギブソン・・・・・・・・・・オリーブをパール・オニオンに変更したカクテル
世界クラシックカクテル セールスランキング ベスト 50
イギリスの酒類専門誌「 ドリンク・インターナショナル 」が、「 トップセールス( 販売数 ) 」「 トップトレンド( 流行 ) 」をテーマに、厳選された一流のBARなど100店舗からアンケート調査をし、ランキング化して毎年クラシック・カクテルセールスベスト50として発表しています。
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ー ウォッカマティーニのランキング歴 ー
- 2025年・21th / 11回目選出・21 up ⇑
- 2024年・42th / 10回目選出・6 down ⇓
- 2023年・36th / 9回目選出・5 down ⇓
- 2022年・31th / 8回目選出・11 up ⇑
- 2021年・42th / 7回目選出・2 up ⇑
- 2020年・44th / 6回目選出・8 down ⇓
- 2019年・36th / 5回目選出・15 down ⇓
- 2018年・21th / 4回目選出・17 up ⇑
- 2017年・38th / 3回目選出・3 down ⇓
- 2016年・35th / 2回目選出・3 down ⇓
- 2015年・32th / 初選出
- 西暦をクリックで年代別ページへジャンプします。
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