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世界クラシックカクテル・セールスランキング

ティ・パンチ|カクテルレシピ・作り方・特徴を解説( ラム・ライム )

ティパンチとは、西インド諸島周辺の言葉で「 小さなパンチ 」という意味です。 このパンチとは拳で殴るパンチではなく、パンチ・スタイルのことを指しています。本来パンチ・スタイルとはボウルなどに果実やお酒などの材料を混ぜて作るスタイルで、今回のカクテルは「 グラスのような小さな容器のパンチ 」という意味です。ラムの飲みごたえをライムの酸味がサッパリとさせ、シュガーシロップの甘味が全体をまとめて飲みやすくしている爽やかなカクテルです。

ピスコ・パンチ|カクテルレシピ・作り方・特徴を解説( ピスコ・パインジュース・ライムジュース )

今回紹介した「 ピスコサワー 」のピスコとは、ペルーやチリで生産されているブドウを原料としたスピリッツです。そのピスコに甘酸っぱいパイナップルジュース、柑橘系酸味のライムジュースを合わせ、まとめ役のシュガーシロップの甘味を加え、アクセントにオレンジビターを加えたレシピで、パインジュースの存在が少しトロピカル感を出しながら、ピスコのスピリッツ感ある飲みごたえが上品にしているパンチ・スタイルのカクテルです。

ボビー・バーンズ|カクテルレシピ・作り方・特徴を解説( ウィスキー・スイートベルモット )

ボビー・バーンズとはスコットランド出身の詩人でのことで、このカクテルの名前の「 ボビー 」とは愛称のことで、本名は「 ロバート・バーンズ 」です。 よってカクテルもロバート・バーンズと呼ばれることもあります。スコットランド生まれのウィスキーであるスコッチ・ウィスキーをベースに使い、カラメル風の甘味とハーブの香りを併せ持つスイート・ベルモットを合わせ、ベネディクティンをアクセントとして加えたレシピで、芳醇で濃厚な風味の奥にベネディクティンの風味が微かに感じられる複雑で奥深い味わいが特徴の一品です。

トミーズ・マルガリータ|カクテルレシピ・作り方・特徴を解説( テキーラ・ライムジュース・アガヴェシロップ )

1990年アメリカ・サンフランシスコにあるメキシカン・バー & レストラン「 トミーズ 」で誕生します。 そうトミーズ・マルガリータのトミーズとはこのお店の名前をマルガリータに付けたものだったのです。 考案者は「 フリオ・ベルメホ 」氏で、世界的に有名なバーテンダーであり、両親から受け継いだお店のオーナーであり、テキーラのアンバサダーでもある方です。アガヴェ独特の風味が特徴のテキーラをベースに、フレッシュなライムジュースの酸味、アガヴェの香りを持つシロップの甘味を加えたシンプルなレシピで、爽やかさと飲みごたえがバランスよく合わさったカクテルです。 爽やかな酸味とアガヴェの香りをシンプルに楽しめるのがこのカクテルの最大の特徴です。

ゾンビ|カクテルレシピ・作り方・特徴を解説( ラム・アプリコットブランデー・オレンジジュース・パインジュース・グレナデンシロップ )

ホワイト、ゴールド、ダークの3種類のラムをベースに使うという珍しいカクテルです。 名前の由来は「 死者もこれを飲めば再び起き上がるほど強いカクテル 」ということからゾンビと名前が付いたそうです。 カクテルは3種類のラムをベースに杏のリキュールであるアプリコット・ブランデー、酸味のレモンジュース、フルーティーな甘味のオレンジジュースとパインジュースを合わせたレシピで、ダーク・ラム、アプリコット・ブランデーの甘味と果実類の甘酸っぱさがフレッシュさを感じさせるため、アルコール度数の高さを感じさせないカクテルになっていますが、飲み過ぎには注意しましょう。

ペインキラー|カクテルレシピ・作り方・特徴を解説( ラム・オレンジジュース・パインジュース・ココナッツミルク )

カクテルペインキラーとは、英語表記で Painkiller。 日本語にすると「 鎮痛剤 」のことです。 カクテルの歴史を見ると、はじめは薬用で飲まれたものが多いですが、薬の名前がそのままカクテル名になっているのは珍しいです。カラメル風の甘味のダーク・ラム、フルーティーな甘味と甘酸っぱさがあるオレンジジュースとパイナップルジュース、コクと南国の雰囲気を一気に高めるココナッツ・ミルクを使います。 カクテルの特徴は、なんといってもパイナップルジュースとココナッツ・ミルクのトロピカル感。 甘味、酸味、コクがバランスよく混ざり合い、ココナッツとフルーティーな香りを同時に感じながら、飲みごたえもしっかりとあるカクテルです。

ラストワード|カクテルレシピ・作り方・特徴を解説( ジン・マラスキーノ・シャリュトリューズ・ライムジュース )

「 ラストワード Last word 」とは、「 決定的な 」や「 とどめの 」などといった意味で、カクテルの世界では「 最後の一杯 」というような使われ方をする場合があるそうです。カクテルの特徴はなんといってもシャリュトリューズ・ヴェールのミントなどのハーブの香りが特徴です。 やや甘めではありますが、ライムジュースの酸味とジンのキレが甘味の重みを和らげ、爽やかさを感じさせるカクテルです。

ラモス・ジンフィズ|カクテルレシピ・作り方・特徴( ジン・レモンジュース・生クリーム・卵白・ソーダ )

このカクテルは1880年代に誕生したと言われています。 ジンベースの代表格でもある「 ジン・フィズ 」の誕生と同じ時期であり、そのジン・フィズの原型となったカクテルとも言われています。カクテルのテイストは辛口のジンをベースに、柑橘系酸味のレモンジュースとライムジュース、甘味とコクの生クリーム、シュガーシロップの甘味、オレンジフラワーウォーターをアクセントに加えたレシピで、まろやかな口当たりにコクがあり、甘すぎない甘味も感じられ、飲みごたえもしっかりとあるカクテルです。

ジン・フィズ|カクテルレシピ・作り方・特徴を解説( ジン・ソーダ )

1888年アメリカ・ルイジアナ州・ニューオーリンズの「 インペリアル・キャビネット・サロン 」で誕生しました。 考案者は「 ヘンリー・ラモス 」氏がレモンスカッシュにジンを入れたことが始まりとされています。カクテル自体は、ジュニパーベリーを主原料とした辛口のジンをベースに、柑橘系酸味のレモンジュースと砂糖の甘味を加え、爽快感あるソーダで割ったレシピで、爽やかで飲みやすく、飽きも来ないことから、長年飲まれ続けています。

世界で最も売れているクラシック・カクテル人気ランキング ベスト50 2022年版|カクテルの種類 レシピ リスト・一覧

ジンやウィスキー、ワインなどのお酒類のブランド価値などを調査するイギリスの酒類専門誌「 ドリンク・インターナショナル 」が、「 トップセールス( 販売数 ) 」、「 トップトレンド( 流行 ) 」をテーマに、厳選された一流のBARなど100店舗からアンケート調査をしてランキング化しています。 そしてこのランキングはウィスキーやワイン以外にもカクテル部門があり、毎年クラシック・カクテルセールスベスト50として発表しています。今回は 2022年のベスト50のランキングを紹介いたします。