カイピリーニャ|カクテルレシピ・作り方・特徴・由来を解説( カシャッサ・砂糖・ライム )

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目次
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レシピ

材 料

Recipe no.390

  • カシャッサ・・・・・・・・・・60ml
  • グラニュー糖・・・・・・・・・4tsp
  • ライム・・・・・・・・・・・・1/2個
  • クラッシュ・ド・アイス
  • このカクテルで使う材料と道具はコチラ ⇒ 材 料道 具

技法 = ビルド

※ 1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと
※ クラッシュ・ ド・アイス = アイスクラッシャーで細かく砕いた氷のこと

作り方

グラスは オールドファッションドグラス( ロックグラス )を使います。

  • Step 1 = ライムを縦に切り、その半分を使います。 先端を落とし、大体6切~8切に皮付きのまま切ります。
  • Step 2 = 切ったライムを砂糖と一緒にグラスに入れ、ペストルなどで潰します。
  • Step 3 = カシャッサを入れて ビルド します。
  • Step 4 = クラッシュ・ド・アイスを入れれば完成です。

※ クラッシュ・ド・アイスは溶けやすいので、なるべく素早く作りましょう。

  • アルコール度数 = 22% ~ 23% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / 食前
  • カクテル言葉 = 「 素朴 」
  • カクテル誕生日 = 「 11月12日 」

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由 来

ブラジルの言語であるポルトガル語で田舎者・または田舎に住んでいる人のことを「 カイピーラ Caipira 」と言います。 農村部で開かれるお祭りでライム入りのカクテルを女性が造り出していたことから、女性名詞をくっ付けて「 カイピリーニャ 」となったのが由来だそうです。そのまま訳すると「 田舎のお嬢さん 」ということになります。

古くからブラジルでは風邪などの病気になるとライム、蜂蜜、にんにくなどを合わせた飲み物を飲んでいたそうで、カイピリーニャはその飲み物から生まれたカクテルだという説があります。誕生した時期は、1918年から起こったパンデミック「 スペイン風邪 」がキッカケだと言われています。

Photo = カイピリーニャ・イメージ

特徴・感想

今回紹介したカクテルに使うベースのお酒「 カシャッサ 」とは、ブラジルで古くからあるサトウキビから作られた蒸留酒で、作り方もラムと似ているお酒です。似てはいますが全くの別物で、定義もあり国から守られている伝統のお酒です。他にもブラジルにはピンガ、カニーニャなど多くの蒸留酒を生産していますが、ラムなどのスピリッツに比べると、認知度は高くありません。

それはカシャッサの生産量の90%は国内消費なので、ほとんどブラジル国内で飲むために生産しているようです。しかし近年ではインターネットの普及から世界進出が進み、世界中で飲めるようになっているそうです。

どれも日本人にはあまり聞き覚えのない銘柄かもしれませんが、2002年TBS系列で矢田亜希子さん、阿部寛さん、上戸彩さん、風間杜夫さんが出演したドラマ「 マイリトル・シェフ 」の第二話にピンガが登場しており、そこで知った人も少しはいるのではないでしょうか?

カクテル自体は世界中に認知度があり、ブラジルの国民的なカクテルです。カシャッサをより美味しく楽しむために、使う材料はライムと砂糖のみとシンプルです。

クリアで香りがあり、口当たりも良いカシャッサを、甘味を混ぜた柑橘系酸味のライムと、キンキンに冷えた氷と混ぜて飲むカクテルで、暑い日などにはもってこいの一品です。

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世界クラシックカクテル セールスランキング ベスト 50

カイピリーニャ < Caipirinha >

  • 2023年45th / 9回連続選出・21 ⇓
  • 2022年24th / 8回連続選出・17 ⇑
  • 2021年41th / 7回連続選出・01 ⇑
  • 2020年42th / 6回連続・前年同位
  • 2019年42th / 5回連続選出・02 ⇑
  • 2018年44th / 4回連続選出・19 ⇓
  • 2017年25th / 3回連続選出・22 ⇑
  • 2016年47th / 2回連続選出・17 ⇓
  • 2015年30th / 初選出

イギリスの酒類専門誌「 ドリンク・インターナショナル 」が、「 トップセールス( 販売数 ) 」「 トップトレンド( 流行 ) 」をテーマに、厳選された一流のBARなど100店舗からアンケート調査をし、ランキング化して毎年クラシック・カクテルセールスベスト50として発表しています。

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カイピリーニャのバリエーション

このカクテルに使う材料

ビルドとは?

材料をグラスに入れて混ぜることを言います。 この「 混ぜる 」にはいくつか種類があり、今回のカクテルには「 ビルド 」を使用します。

お家で簡単人向け

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままクルクル回します。 炭酸系を使っている場合は、早く混ぜると炭酸が膨れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

本格的にやってみたい人向け

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます(ドリンクを体温で温めないため)右手はバースプーンを持ちます。(左利きの人は逆になります)
Step 2 = バースプーンを左の写真にあるように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

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カクテルを飲むタイミング用語 TPO

オールデイカクテル All day

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるためにサッパリとさせている食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテル。 眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。 オールデイ・カクテルとは、そういったシチュエーションなど向き不向きが無いカクテルのことです。

プレディナー Pre dinner cocktail

プレディナー・カクテル( 食前酒 )とは食事前に飲むお酒のことです。胃を刺激して消化液の分泌を促進することで、消化器官の負担を軽くする働きがあり、食欲増進の効果もあるそうです。

プレディナーの習慣が誕生したのは、18世紀後半から19世紀にかけての間にフランス、イタリアの貴族間から始まったそうです。 現在では西洋料理に飲まれることが文化として定着しています。

プレディナーの特徴はアルコール度数が低いこと、スッキリとした口当たりに爽やかさや爽快感があるものが多いです。 テイストは爽やかな甘味、少しの苦味や酸味が特徴的です。

お酒の種類はスパークリングワインやビールなどの炭酸類が多く見られ、リキュールではアペロールカンパリといった少し苦みがり、ハーブなどの香りがするリキュールが使われることが多いようです。 カクテルも香り、苦味、爽やかさを使ったものが多く、種類も豊富にあります。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

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このカクテルのおすすめ グラス

オールドファッションドグラス Old fashioned glass

カクテルやウィスキーなどをオン・ザ・ロック・スタイルで飲むためのグラス。 口が広く背が低いのが特徴で、大きく丸い氷を入れたりできます。

タンブラーグラスの上半分をなくした様な形をしていて、タンブラーグラスの原型となったグラスだと言われています。

正式名はオールド・ファッションドグラスで、この名前はカクテル「 オールド・ファッションド 」から由来していると言われています。

古来からあるものなので、「 オールド・ファッションド = 古風な 」という意味が由来とも言われています。

現在では名前が長く言いにくいためか、「 ロックグラス 」として広く使われています。

容量は180ml~450mlまで幅広くあります。

このカクテルに使う道具

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