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“食前にぴったりの軽やかで度数控えめなアペリティフをお探しですか?その答えが「アメリカーノ」です。カンパリとスイートベルモットをソーダで割った、ほろ苦く甘いイタリアのクラシックカクテルです。このレシピをおすすめする理由は、名作カクテル「ネグローニ」の直系の前身であること、映画『007』でジェームズ・ボンドが最初に注文する一杯として知られていること、そしてアルコール度数わずか約6%と飲みすぎを気にせず楽しめる手軽さです。この先では、完全なレシピ、1860年代に遡る本当の由来、味わいのポイント、バランスの取れた一杯に仕上げるコツを詳しくご紹介します。”
レシピと作り方
材 料

Recipe no.089
- カンパリ・・・・・・・・・・・30ml
- スイートベルモット・・・・・・30ml
- ソーダ・・・・・・・・・・・・Full
- レモンスライス
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
作り方

まずレモンスライスを1枚用意します。
グラスにカンパリ、スイートベルモットを入れ ステア をし、氷を入れます。
泡立たないように静かにソーダを満たし、ゆっくりと軽くステアをします。
炭酸類を混ぜる場合は、ゆっくりと1~2回転ステアし、氷を上げ下げすれば混ざります。
準備しておいたレモンスライスを、バースプーンで押し込むようにグラスの中に入れて完成です。
- 技法 = ステア
- グラス = コリンズグラス / タンブラー
- アルコール度数 = 6% 前後
- 最適なTPO = 日中 / 食前
- カクテル言葉 = 「 届かぬ思い 」
- カクテル誕生日 = 「 11月9日 」
アメリカーノの特徴・動画
由来・誕生

Photo|イタリア・ミラノの街並み
アメリカーノは1860年代、ミラノの大聖堂広場近くにあったガスパーレ・カンパリの店で誕生した。当初は「ミラノ=トリノ」と呼ばれ、ミラノ産のカンパリとトリノ発祥のベルモットにちなんだ名前だった。
20世紀初頭までに「アメリカーノ」という名前が定着し、当時イタリアを訪れたアメリカ人観光客に人気だったことが由来とされることが多いが、イタリア国内では前述のプリモ・カルネラ説も広く語られている。この飲み物は1920〜30年代にかけて人気を博し、以来世界中でアペリティフ文化の定番となっている。
現在最もよく知られているのは、イアン・フレミングによる1953年の小説『カジノ・ロワイヤル』で、ジェームズ・ボンドが小説内で最初に注文する飲み物としてこのカクテルが登場する点だろう。ボンドファンにはお馴染みのエピソードだ。またアメリカーノは、ソーダをジンに置き換えて作られた「ネグローニ」の直接の前身とされている。
- ネグローニのレシピページは ⇒ コチラ
特徴・味わい

アメリカーノ最大の魅力は、イタリアを代表する2つのリキュールが生み出す絶妙なバランスにある。カンパリのハーブ由来の苦味とスイートベルモットの香り高い甘みを、ソーダで割ったシンプルな構成だ。グラスに注がれた深紅の液体は、イタリアの夕暮れを思わせる情熱的な輝きを放つ。
一口含むとカンパリの心地よい苦味とベルモットの甘みが絶妙に調和し、ソーダの清涼感が最後の仕上げを加える。複雑なハーブの香りが口の中に広がりながらも、驚くほど飲みやすい。レモンの飾りが柑橘系の爽やかな香りをもう一層添え、全体をまとめ上げている。
軽い甘さを持ちながら、カンパリの苦味とベルモットの香りがソーダで中和され、くどくならずすっきりとした後味に仕上がる。伝統的にはアペリティフとして知られるが、その飲みやすさから幅広いシーンで楽しめる一杯だ。ゆっくりと味わえば、イタリアのカフェ文化が150年以上この一杯を大切にしてきた理由がよく分かるはずだ。
ポイント・アレンジ・相性の良い食べ物

相性の良い食べ物・おつまみ
- オリーブとマリネしたアーティチョーク:塩気と旨味がカンパリのハーブ由来の苦味と重なり合い、ソーダのおかげで重くなりすぎないペアリングになる。
- 生ハム巻きグリッシーニ:生ハムの塩気とコクがベルモットの甘みとバランスを取る、イタリアのアペリティーヴォの定番の組み合わせ。
- 熟成パルメザンチーズ:チーズの旨味とほのかな塩気がカンパリの苦味を引き立て、その凝縮した味わいが全体のハーブ感をまとめてくれる。
作り方のポイント
やりがちな失敗は、カンパリとベルモットをステアする前にソーダを加えてしまうこと。これだと混ざりが不均一になり、一口ごとに苦味の強さがばらついてしまう。先にベースの2つをしっかりステアし、最後にソーダを加えるのが正しい順序だ。
アレンジ
- スパークリング・アメリカーノ:ソーダをプロセッコに替えれば、より華やかで祝祭感のある一杯に。
- グレープフルーツ・アメリカーノ:レモンに加えてグレープフルーツのくし切りを添えれば、より存在感のあるほろ苦い柑橘感に。
- スモーキー・アメリカーノ:メスカルを数滴加えれば、より深みのある複雑な土台に。
私なら友人とのアペリティーヴォタイムにはスパークリング版を勧める。泡が加わることで、このクラシックがより特別な一杯に感じられる。
レシピ動画
- レシピ動画|テンダリー宮崎 優子 Channel Home
材料リスト
クセになる苦味が、最大の特徴であるハーブ & ビター系のリキュールです。 炭酸類、果実類問わず合い、アクセントにも良く使われている個性ある一品です。
他銘柄に比べ、苦味を弱く甘味を強めに製造されています。スイートを使うカクテルはハッキリとした甘味を出すものが多いのでマルティーニをおすすめできます。
キリンの無糖・強炭酸水、飲みきりサイズで便利です。炭酸類は一度フタを開けてしまうと、保存用のフタをしても炭酸は抜けていきます。 カクテルで使う場合は、使いきりのものをおすすめします。
瀬戸内の温暖な島で育つ、防腐剤・防カビ剤不使用の国産レモン。農薬に頼らない安心栽培だから、皮まで丸ごと使える清々しい香りと味わいが楽しめます
ネグローニのバリエーション

- ネグローニ・・・・・・・・本家本元。世界ランキング1位になった人気のカクテル
- ドライネグローニ・・・・・マティーニにカンパリを沈めたレシピ
- ネグローニズバリアート・・ドライジンをスプマンテに変えたレシピ
- ブールバルディエ・・・・・カンパリ+ベルモットにバーボンを加えたレシピ
- ミラノ・トリノ・・・・・・ネグローニやブールバルディエの原型と言われるシンプルカクテル
世界クラシックカクテル セールスランキング ベスト 50
イギリスの酒類専門誌「 ドリンク・インターナショナル 」が、「 トップセールス( 販売数 ) 」「 トップトレンド( 流行 ) 」をテーマに、厳選された一流のBARなど100店舗からアンケート調査をし、ランキング化して毎年クラシック・カクテルセールスベスト50として発表しています。
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ー アメリカーノのランキング歴 ー
- 2025年・20th / 10回目選出・4 down ⇓
- 2024年・16th / 9回目選出・4 up ⇑
- 2023年・20th / 8回目選出・4 down ⇓
- 2022年・16th / 7回目選出・9 up ⇑
- 2021年・25th / 6回目選出・前年同位
- 2020年・25th / 5回目選出・2 down ⇓
- 2019年・23th / 4回目選出・14 up ⇑
- 2018年・37th / 3回目選出・5 down ⇓
- 2017年・32th / 2回目選出・7 up ⇑
- 2016年・39th / 初選出
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