イエローバード|カクテルレシピ・作り方・特徴|ラム + バナナリキュール + レモンジュース + オレンジジュース

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目次

レシピと作り方

カクテルの材料

Recipe no.003

  • ゴールドラム・・・・・・・・・30ml
  • バナナリキュール・・・・・・・15ml
  • レモンジュース・・・・・・・・30ml
  • オレンジジュース・・・・・・・30ml
  • 砂糖・・・・・・・・・・・・・1tsp
  • オレンヂカットやチェリー
  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = シェーク

1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと


カクテルの作り方

グラスは ハリケーングラスタンブラーグラス か ゴブレット がお勧めです

  • Step 1 = シェーカーにゴールドラム、バナナリキュール、レモンジュース、オレンヂジュース、砂糖、氷の順に入れます。
  • Step 2 = シェーク します。
  • Step 3 = グラスに氷を入れ、シェークした材料を注ぎます。
  • Step 4 = オレンジカットやチェリーを添えて完成です。
  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 14% ~ 15% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / 食後
  • カクテル言葉 = 「 騙されないわ 」
  • カクテル誕生日 = 「 3月5日 」

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特徴・感想

正式なレシピは、ホワイトラム、ガリアーノ、ホワイトキュラソー、ライムジュースのみを使うものですが、いつの間にか様々なレシピが世の中に存在するようになりました。

現在ではオレンジジュースやパインジュースが使われていることが多く、リキュールもアプリコットブランデーを使っていることが共通点として挙げられます。

ホワイトラムよりも、香りとまろやかな口当たりが感じられるゴールドラムをベースに使い、フルーティーな甘味のバナナリキュールと果汁ジュースのオレンジジュース、爽やかさを出すための柑橘系酸味のレモンジュースを使ったレシピで、ラムベースには夏にぴったりのトロピカル・カクテルが多くあり、このイエローバードもその一つです。

今回ご紹介したレシピは、ラム、バナナリキュール、オレンヂジュースと、甘めのものが多いので、レモンジュースを多めに入れ、甘味と酸味のバランスを良くしたレシピです。 ぜひお試しください。

このカクテルに使う材料

  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具

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〚 他のカクテル レシピリスト 〛

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ベースのお酒・ラム

世界4大スピリッツの一つのラム。4大スピリッツの中でも生産量は1位です。

カリブ海生まれが影響してか、カクテルにはトロピカルカクテルのレシピがたくさんあります。

ほのかな甘味のある飲みやすいスピリッツなので、カクテルのみならずケーキやタルトなどのデザートや、紅茶の香りづけ、フレンチ料理などに使われることも多く、生産量はジンウォッカと同等ありながら、使われているジャンルは他を圧倒します。


ラムの誕生

ラムの主原料はサトウキビ、生まれはカリブ海です。( 一説によるとキューバが有力です ) 初めにラムを作った国は特定できていませんが、1600年代の17世紀には存在したようです。

しかしサトウキビはカリブ海では自生しません。 ではなぜラムが生まれたのか・・・

それは1500年頃にヨーロッパの国々が、植民地であったカリブ海の島々へサトウキビが持ち込まれたからです。 サトウキビを栽培する気候などの環境がマッチしたため、カリブ海全域に広がり、島々が生産地となりました。

更にアメリカで作られたラムは、アフリカで黒人奴隷の代金として渡され、そこで交換された黒人が西インド諸島でサトウキビ栽培の労働となります。 このサイクル貿易がラムを世界中に広めた原動力のひとつになりました。


ラムの定着

そして17世紀カリブ海と言えばパイレーツ・オブ・カリビアンで有名な海賊です。 海賊と言えば宝と酒!

カリブ海の海賊が飲んでいるのは、ほとんどがラムです。 海賊のみならずこの時代のカリブ海のお酒はラムが一番飲まれていました。

1700年代中盤にイギリス海軍は、海の上の娯楽や、士気を高めるためにラムを兵士に配りました。 カリブ海の海賊とこの海兵の飲みものとしてラムは海のイメージが強くなっていったのです。

第二次世界大戦の頃のアメリカは「 ジン 」が人気でしたが、イギリスとの関係が悪く、ジンを輸入できずにいました。

そのジンの代わりに広まったのが同じスピリッツであり、アメリカでも生産しているラムです。 こうしてラムはジンやウォッカに勝るとも劣らない存在になっていきました。

日本では20世紀になってから生産されています。 基本的には西日本が主な生産地で、サトウキビで有名な沖縄県や、鹿児島県、高知県などです。


ラムの製法

主な原料はサトウキビですが、ラムには2種類の製法があります。 「 インドストリアル製法 」と「 アグリコール製法 」です。

ー インドストリアル製法 ー

インドストリアル製法の特徴は、サトウキビから砂糖を精製する際に出る「 廃糖蜜 」を使用します。

この廃糖蜜を「 モラセス 」と呼び、そのモラセスを発酵させ蒸留し、オーク樽で貯蔵・熟成させます。

ラムの製法は2種類ありますが、世界中のラム総生産量の97%はこのインドストリアル製法です。 理由としてはモラレスは貯蔵しておくことで生産者のタイミングにラムを作ることができるためです。

そのため一年中ラムの生産を行うことができます。そして貯蔵をすることができるので、サトウキビを栽培し、収穫できる土地より離れた場所に蒸留所があっても製造できるというメリットがあります。


ー アグリコール製法 ー

インドストリアル製法はモラセスを使うのに対し、アグリコール製法はしぼり汁をそのまま原料として製造します。

この製法は全世界のラム生産のおよそ3%程の生産量しかありません。

その理由はインドストリアル製法よりもずっと新しい製法であること、サトウキビは刈り取るとその瞬間から発酵が始まってしまうため、しぼり汁を使うこの製法は、サトウキビ栽培地の近くでないと生産できず、収穫時期以外生産できません。 これらがラム生産のおよそ3%程の希少価値の高い理由です。

  • ラムの歴史・原料・製法は ⇒ コチラ

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ラムの種類

ラムの種類には重さで分けられる場合(ライトラム・ミディアムラム・ヘビーラム)と色で分けられる場合(ホワイトラム・ゴールドラム・ダークラム)があり、今回は色でご紹介をいたします。


ー ホワイト ラム ー

モラセスを発酵させ、連続式蒸留機で蒸留後に熟成させます。

熟成後のままの状態だとゴールドラム、熟成ではなく貯蔵して濾過したものをホワイトラムと呼びます。

ホワイトは軽めで口当たりがよく、他の材料と合いやすいためカクテルに使われています。

Photo = ロンリコ Ronrico|Photo = 画像提供 SUNTORY

  • おすすめのホワイト・ラムは ⇒ コチラ

ー ゴールド ラム ー

熟成後のままの状態だとゴールドラム、貯蔵後に濾過したものをホワイトラムと呼びます。

短期間ではありますが樽熟成を行っているので、ストレートやロックにも向いています。

ダークラムほど濃厚さはなく、ホワイトラムほどクリアさもありませんが、爽やかさを持ちつつも、芳醇さがあり、なめらかな口当たりが相まって非常に飲みやすいです。

Photo = キャプテン・モルガン Captain Morgan

  • おすすめのゴールド・ラム ⇒ コチラ

ー ダーク ラム ー

ダークラムの特徴は、内面を焦がした樽で熟成することで、樽からの独特な香味成分が出て、濃い茶色になるのが特徴です。

他にも様々なフレーバーを使ったり、カラメル着色などをして、甘味とコク、そして香りを強くさせます。そのためウイスキーに近いスピリッツになります。

ウイスキーのようなスピリッツであるため、ストレートやロックスタイルで飲まれることが多いです。 カクテルはもちろんのこと、その香りや甘味から料理や洋菓子に使われる幅広さもダークラムの特徴です。

Photo = ロンサカパ Ron zacapa

  • おすすめのダーク・ラム ⇒ コチラ

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シェーカーの使い方

シェーカーの利用目的は・・・

  • 混ざりにくい材料( 比重が大きく違うお酒など、粉類、牛乳や生クリーム、鶏卵 )を混ぜる
  • 材料を素早く冷却する
  • アルコール度数の強いお酒をまろやかにする( お酒のカドをとる )

といった利用目的があります。 持論ではありますが、あと一つ牛乳や生クリームなどの材料を泡立たせることもできるので、泡立たせる利用目的もあると思います。


スリーピースシェーカー

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

  1. ボディに材料や氷を入れる。( 氷はボディの 7割~8割くらいを目安に入れます )
  2. ボディにストレーナーを被せ、左手でストレーナーを押さえて左手の甲( 手首に近い辺り )を右手でトントンと叩きストレーナーを押さえる。( ストレーナーを直接叩くのはNG )
  3. トップをストレーナーに取り付ける。( 強く抑えず、キュッと入れ込む程度でOKです )

〚 Step 2 = 持ち方 〛

スリーピースタイプのシェーカーの持ち方です。

右利き用( 左利きの方は逆 )

  • 左手 親指   = ストレーナーのくぼんだ場所 ( ストレーナーを押さえる役割 )
  • 左手 人差し指 = ボディ
  • 左手 中指   = ボディ底を押さえるように
  • 左手 薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
  • 右手 親指   = トップを押さえるように
  • 右手 人差し指 = ボディ
  • 右手 中指   = ボディ
  • 右手 薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )

特に持ち方に決まりがあるわけではありませんので、自分で持ちやすい持ち方で振れば良いと思います。ただシェーカーに手のひらを前面に付けてしまうと、手がかなり冷たくなりますし、材料の温度が下がりにくくなるため、シェーカーを持つ時には、面ではなく点で持つように心がけましょう。

〚 Step 3 = 振り方 〛

まずシェーカーは体の正面で振るのではなく、体から正面45℃に構えます。

  1. 上記の持ち方で、胸の前に持っていき、そこを中心として上前方へ斜めに押し出すように、そのまま胸に戻して、今度は下前方へと押し出すように振ります。 横から見るとひらがなの「 く 」の字を作るように振ります。
  2. 上前方、下前方へ出す際には手首を前下へ曲げるようにします。
  3. この動作を1セットとし、比較的混ざりやすい材料であれば 7~8セットあまり強く振らずにシェークを行います( 強く振ると、中の氷が砕けます )

混ざりにくい材料の場合は、12セットくらい、少し強めのシェークを行いましょう。

シェークの振り方は人それぞれなので、これらを参考にご自分の一番良い振り方を模索してください。 その際に、中の氷が8の字を描くように振りましょう。

〚 Step 4 = グラスヘ注ぐ 〛

  1. シェーク後、まずはトップを外します( 外しにくい場合は、ねじるように外します )
  2. ストレーナーとボディを片手で押さえます( 人差し指はストレーナー、中指をボディ )
  3. ストレーナーの先は網状になっているので( 上記写真 )、そこからグラスヘ注ぎます。

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ツーピース( ボストン・シェーカー )

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

まずはツーピースシェーカー( ボストンシェーカー )の部位名称です。

小さい方が金属であれば「 ショートティン 」、ガラス製であれば「 パイントグラス 」です。 ショートティン( パイントグラス )に材料を入れ、ティンの方に氷を入れます。( 氷はティンの5 ~ 6割ほどを目安に入れます )

ショートティン( パイントグラス )の材料を氷の入ったティンに入れて、ショートティンを被せます。真っすぐ差し込むのではなく、自分側にショートティンを寝かすようにはめ込み、自分側のティンとショートティンの縁が一直線に沿っているようにします。( 写真の様に立てると曲がったようになります )

ショートティンを被せたら、上から手のひら( 掌底 )でトントンと直接 2回ほど叩きます。 圧縮されて簡単には外れなくなります。

〚 Step 2 = 持ち方 〛

ツーピースシェーカーの持ち方は、スリーピースシェーカーよりも多彩にあります。

写真にあるように、スリーピースシェーカーよりも長いので、先端と先端を押さえることと、中の氷の動きを端から端まで動くように振れば問題ありません。 右手をショートティンの方を押さえて、左手の掌を上になるように、包み込むように持ちます。

〚 Step 3 = 振り方 〛

スリーピースシェーカーと同じ動きで振るようにしてもかまいません。 シェーカー自体が長いので、スピードを抑え気味で振ると端から端まで氷が移動し、材料が混ざるので、そこをポイントとして振りましょう。

振るモーションもスリーピースシェーカーより大きく振ると自然とスピードも落ち、良く混ざるようになります。

〚 Step 4 = グラスへ注ぐ 〛

  • まず左手でツーピースシェーカーを縦にして持ちます。( この時ショートティンが上に来るように持ちます )
  • 左手の中指と人差し指で、ショートティンを右へ押すように持ちます。
  • 右手の手のひら( 掌底 )でティンの方を軽く叩きます。( 1回でショートティンが外れない場合は2回叩きましょう )

写真にあるように、ティンにストレーナーを装着し、グラスヘシェークした材料を注ぎます。

フレッシュフルーツなどを材料で使用した場合は、2つ上の写真のあるように、小さい手ざるを使います。( 種など細かい余分なものをグラスヘ入れないようにするためで、スリーピースシェーカーの場合に使用する場合もあります )

  • シェーカーについて詳しくは ⇒ コチラ

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カクテルのTPO用語

オールデイカクテル All day

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるため、またはサッパリとしている食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテル。

眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、一日のなかでいつ飲んでも構わない、または向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。 一般的にはこのオール・デイ・カクテルの種類が一番多くあります。


ディジェスティフ Digestif

プレディナーカクテル( 食前酒 )とは食事前に飲むお酒のことです。

胃を刺激して消化液の分泌を促進することで、消化器官の負担を軽くする働きがあり、食欲増進の効果があります。

プレディナーの習慣が誕生したのは、18世紀後半から19世紀にかけての間にフランス、イタリアの貴族間から始まったそうです。

食前酒が並んでいる

プレディナーの特徴はアルコール度数が低いこと、スッキリとした口当たりに爽やかさや爽快感があるものが多いです。 テイストは爽やかな甘味、少しの苦味や酸味が特徴的です。

お酒の種類はスパークリングワインやビールなどの炭酸類が多く見られ、リキュールではアペロールカンパリといった少し苦味があり、ハーブなどの香りがするリキュールが使われることが多いようです。 カクテルも香り、苦味、爽やかさを使ったものが多く、種類も豊富にあります。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

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このカクテルのおすすめ グラス

ハリケーングラス Hurricane grass

ハリケーングラス

ハリケーングラスの「 ハリケーン 」とは台風のことを連想してしまいそうですが、「 ハリケーン・ランタン 」と呼ばれるランプまたはランタンの形に似ていることから付きました。

そもそもハリケーン・ランタンの由来は、ハリケーンのような強い風でも消えないことが名前の由来だそうです。

他のグラスに比べて大容量なため、主にトロピカルドリンクやミックスドリンクに使われることが多く、氷をたっぷりと入れるカクテルに向いています。480ml ~ 600ml の内容量が一般的です。


タンブラーグラス Tumbler glass

カクテルのみならず様々なドリンクに使われる最も一般的なグラスです。

「 タンブラー Tumbler 」の語源は「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜いてコップにし、底が真っ平にはならなかったので、よく倒れていたことからこの名前が付いたそうです。

タンブラーグラス

別名ハイボールグラスとも呼ばれることがあり、主にハイボールスタイルや、ソフトドリンクなどに使われています。 オールドファッションドグラス( ロックグラス )を原型として誕生したとも言われ、オールドファッションドグラスをそのまま縦に長くしたような形をしています。

使い勝手が良く、容量も多く入るため、どの家庭にも必ずいくつかはあるグラスで、用途がおおいためか容量の種類も一番多くあると言っても過言ではないでしょう。

素材もガラス製だけではなく、木製、金属製、陶器、プラスチック製と様々なものがあります。 容量は6オンスの180ml、8オンスの240ml、10オンスの300mlが一般的で、飲食業界では略して6タン、8タン、10タンなどと呼ばれているそうです。


ゴブレット Goblet

カクテルグラスゴブレット

ゴブレットとはグラスに土台と足が付いたグラスの事です。

特徴としてはワイングラスのように足が長くないことと、容量が多く入ることで、タンブラーグラスの代わりや、氷をたっぷり使うカクテル、ビール、ドリンクなどで使われ、パフェなどのデザートの器としても使われます。

使い勝手が良く、見た目も上品さと可愛らしさがあり、様々なシチュエーションであったり、お店などで幅広く使われています。

ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。

聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。

このカクテルに使う道具

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
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