レシピ
材 料
Recipe no.372
- テキーラ・・・・・・・・・・・25ml
- ミドリ・・・・・・・・・・・・10ml
- ソーダ・・・・・・・・・・・・Full
技法 = ショット
※ Full = 他の材料をグラスに入れ、Fullと記載している材料をグラスの8割~9割まで満たす適量のこと
作り方
グラスは ショットグラス を使いましょう。
- Step 1 = ショットグラスにテキーラ、ミドリ、ソーダを入れます。
- Step 2 = コースターなどで蓋をします。
- Step 3 = 蓋をしたまま持ち上げます。
- Step 4 = テーブルにグラスの底を叩きつけ、素早く一気に飲み干します。
アルコール度数 = 20% 前後
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特徴・感想

カクテル・ショットガンから派生したバリエーション・カクテルです。 通常のショットガンはテキーラとトニックウォーターですが、メロンリキュールである「 ミドリ 」を加え、トニックウォーターをソーダに変えたレシピで、フルーティーなメロンの甘味を加えているので、通常のショットガンより飲みやすくなっています。
アガヴェの独特な香りを持つテキーラに、フルーティーなメロンの香りと甘味のミドリを加え、ソーダで満たし、ショットガン特有の飲み方でグイッと一気に飲み干しましょう。
後味でテキーラの風味とミドリの甘味を感じれます。 ただショットグラスで一気に飲むカクテルなので、飲み過ぎには注意しましょう。
このカクテルで使う材料
ショットガンの由来・特徴・バリエーション

ショットガンの由来

ネーミングは、「 散弾銃 Shotgun」から来ています。 ショットガン( 散弾銃 )とは、約50m以内で最大の威力を発揮する大型携行銃です。 弾薬によって特性が様々ではありますが、基本的にはあらかじめ弾丸の中に無数の弾が入っていて、撃つと一定範囲に散らばるように着弾します。 なので名前が散らばる弾と書いて散弾銃なのです。
散らばる特性なので、貫通力、狙撃力はありませんが、近距離の威力は絶大です。現在はオリンピック競技でもある「 クレー射撃 」で使われている銃です。
カクテルの「 ショットガン 」とは蒸留酒と炭酸系をショットグラスと呼ばれる小さなグラスに入れて、コースターで蓋をし、持ち上げてテーブルなどにグラスの底を叩きつけます、テーブルに叩いた衝撃により二酸化炭素が発生しますが、コースターで蓋をしているので炭酸ガスは逃げ場がありません。 コースターをのけるとテキーラが一気に噴き出すので、それをこぼれる前に飲み干すという呑み方のカクテルです。

ショットガンのバリーエション

ベースのお酒 テキーラ

世界4大スピリッツの一つのテキーラは他のジン・ウォッカ・ラム程の生産量はありません。理由としてはシャンパーニュ地方で生産されているシャンパンと同じく原産地呼称が認められているお酒です。つまり認められた地域での生産でなければ「 テキーラ 」と呼ぶことはできません( メキシコ国内の定められた5州のみ )。これが他のスピリッツとの違いで、生産量が他の3種よりも少ない理由です。
しかし世界的に飲まれているお酒であることには変わらず、カクテルレシピも多くあり、その中でも「 テキーラ・サンライズ 」・「 マルガリータ 」が有名です。
テキーラの誕生

きっかけは、メキシコ中西部にあるハリスコ州サンティアゴ・デ・テキーラという町の近くにある、シエラマドレ山脈で大規模な山火事がありました。 焼け野原になった山を歩くと、焦げた竜舌蘭がゴロゴロと転がっており、辺り一面甘い香りと焦げた竜舌蘭をかじっているハツカネズミがいました、山火事の熱が竜舌蘭から砂糖を作り出すことをテキーラの町人が発見しました。
そしてそれを知ったスペイン人は蒸留技術を持ち込み、 「 プルケ 」を蒸留し、スピリッツを作りました。 この竜舌蘭を使ったお酒を「 メスカル 」と呼びます。
テキーラとメスカルには大きな違いは無く、テキーラとは200種類以上あると言われるメスカルというお酒の中の一種で、サンティアゴ・デ・テキーラで栽培されているアガベ・アスール・テキラーナという竜舌蘭を使用したものをテキーラと呼びます。 よって現在でも竜舌蘭から作ったお酒は「 メスカル 」と呼ばれています。
テキーラの定着
テキーラが大きな注目を集めたのは1949年の全米カクテルコンペティションで「 マルガリータ 」が入選し、テキーラが大きく注目されるだけでなく、テキーラベースのカクテルもこれをキッカケに増えていきます。 そして1968年開催のメキシコオリンピックで世界中の人たちがメキシコに訪れると、メキシコの文化と共にテキーラは世界に広く知られるようになりました。

その後世界各地にテキーラが広まりましたが、模造品が目立つようになりました。
模造品は質が悪いものが多く、テキーラのイメージや品格が悪くなる事を恐れたテキーラ製造会社達は、1974年メキシコ政府に規制を作るよう働きかけます。
こうして1994年にテキーラ商工会議所主導の下、生産過程全般の規制管理が完成し、違反者には法的措置を取れるようになりました。そしてテキーラは 原産地呼称が与えられ、メスカルから独立したような形になったのです。
テキーラの製法

海抜600m~1,800mの標高と平均気温20℃、晴天日数が250日以上は必要という限られた土地でしか栽培できません。さらに苗を植えてから収穫まで6年以上、長いもので12年の月日がかかるため維持管理も大変です。
蒸留所に運び込まれたアガヴェはデンプンを糖分に変えるために加熱を行います。蒸気圧力釜を使ったり、石造りのオーブンで加熱します。
加熱工程を終えたアガヴェは、その後ローラーで砕き・加水・圧縮を行い糖分を十分に絞り出し、その搾り出した液体を発酵させ、2回以上蒸留します( メスカルの蒸留回数は1回ですが、テキーラは必ず2回以上行います )
- テキーラの歴史・原料・製法は ⇒ コチラ
テキーラの種類

テキーラの種類は、まず原料のであるアガヴェの使用パーセントによって大きく2つに分けられます。
- アガヴェを51%以上使用したテキーラ。 日本はこちらのタイプが大半を占めています。 爽やかさと、独特な甘みが特徴です。
- アガヴェを100%使用したテキーラ。 別名「 プレミアムテキーラ 」と呼ばれたりもします。 見分けるのは瓶にのラベルに「 100% DE AGAVE 」等の記載があります。香りとアガヴェの特有の風味が51%以上のものと大きく違います。
他にもテキーラは熟成期間によってカテゴリー分けもされています。
〚 ブランコ Blanco 〛

〚 レポサド Reposado 〛
Reposado = 「 安らかな、平静な 」という意味で、短い期間休ませるという意味があります。
名前の通り 2か月~1年未満熟成させたテキーラです。 色は無色透明にほんの少しゴールドが入った色合いです。
樽の香りとコクがブランコに少し加わり、ほのかな甘みが味わい深くなっていて、甘みと辛みのバランスがとれた味わいです。
Photo = オルメカ Olmeca

おすすめのテキーラ・レポサド ⇒ コチラ
〚 アネホ Anejo 〛

- おすすめのテキーラ・アネホ ⇒ コチラ
このカクテルのおすすめ グラス
ショットグラス Shot glass

スピリッツやウィスキーをストレートで飲むための平底型グラス。
主にウィスキー、テキーラに使われることが多い。
オールドファッションドグラスよりも背が低く底に厚みがあります。
サイズは小さめでシングル用の30mlと、ダブル用の60mlが一般的。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ