キューバ・リブレ|カクテルレシピ・作り方・特徴・由来を解説( ラムのコーラ割り )

レシピ

 
  • ホワイト・ラム・・・・・・・・・・45ml
  • ライムジュース・・・・・・・・・10ml
  • コーラ・・・・・・・・・・・・・Full
  • ライムカット・・・・・・・・・・1個

技法 = ビルド

※ Full = 他の材料をグラスに入れ、Fullと記載している材料をグラスの8割~9割まで満たす適量のこと

※ ベースに使うおすすめホワイト・ラム ⇒ コチラ

作り方

グラスはコリンズグラスをお勧めします。

  • Step 1 = グラスに氷、ホワイト・ラム、ライムジュース、コーラの順に入れます。
  • Step 2 = ビルド をし、ライムカットを飾り完成です。

アルコール % = 9% ~ 10%

歴史・由来

1890年後半に行われていたキューバ独立戦争時、アメリカの軍人がキューバ首都ハバナにあるアメリカンバーでバカルディラムとコカコーラとライムを絞ったドリンクを好んで飲んでいました。

そのドリンクは同じバーで飲んでいるアメリカ兵達に広がり、みんなで乾杯をする際に「 キューバの自由のために ( Por Cuba libre :スペイン語 )」と言って乾杯しました。

1902年キューバは一つの独立国として歴史をスタートさせます。 その独立を祝う為に生まれたのがこのキューバ・リブレでした。

特徴・感想

個人的によく飲むカクテルで、コーラとライムの相性は抜群で、そこにラム酒が加わりさらに美味しくなります。

酸味が苦手な方は、ライムジュースを無しにして、ライムカットを少し絞って入れることで飲みやすくなりますので、お試しください。

ベースのお酒 ラム

世界4大スピリッツの一つのラム。4大スピリッツの中でも生産量は1位です。

カリブ海生まれが影響してか、カクテルにはトロピカルカクテルのレシピがたくさんあります。

ほのかな甘みのある飲みやすいスピリッツなので、カクテルのみならずケーキやタルトなどのデザート、紅茶の香りづけ、フレンチ料理などのに使われることも多く、お酒の消費ではジンウォッカに劣りますが、使われているジャンルは他を圧倒します。

ラムの誕生

ラムの主原料はサトウキビ、生まれはカリブ海です。(一説によるとキューバが有力です。) 初めにラムを作った国は特定できていませんが、1600年代の17世紀には存在したようです。

しかしサトウキビはカリブ海では自生しません。 ではなぜラムが生まれたのか・・・、それは1500年頃にヨーロッパからサトウキビが持ち込まれたところ、気候などの環境がマッチしたため、カリブ海全域に広がり、島々が生産地となりました。要するにラムはヨーロッパ諸国の植民地が発祥ということです。

更にアメリカで作られたラムは、アフリカで黒人奴隷の代金として渡され、そこで交換された黒人が西インド諸島でサトウキビ栽培の労働となります。 この連動した貿易がラムを世界中に広めた原動力のひとつになりました。

ラムの定着

そして17世紀カリブ海と言えばパイレーツ・オブ・カリビアンで有名な海賊です。 海賊と言えば宝と酒!

カリブ海の海賊が飲んでいるのは、ほとんどがラムです。 海賊のみならずこの時代のカリブ海のお酒はラムが一番飲まれていました。

1700年代中盤にイギリス海軍は、海の上の娯楽や、士気を高めるためにラムを兵士に配りました。 カリブ海の海賊とこの海兵の飲みものとしてラムは海のイメージが強くなっていったのです。

第二次世界大戦の頃のアメリカは「 ジン 」が人気でしたが、イギリスとの関係が悪く、ジンを輸入できずにいました。 そのジンの代わりに広まったのが同じスピリッツであり、アメリカでも生産しているラムです。 こうしてラムはジンやウォッカに勝るとも劣らない存在になっていきました。

日本では20世紀になってから生産されています。 基本的には西日本が主な生産地で、サトウキビで有名な沖縄県や、鹿児島県、高知県などです。

ラムの製法

主な原料はサトウキビですが、ラムには2種類の製法があります。 「 インドストリアル製法 」と「 アグリコール製法 」です。

〚 インドストリアル製法 〛

インドストリアル製法の特徴は、サトウキビから砂糖を精製する際に出る副産物( 廃糖蜜 )を使用します。

この廃糖蜜を「 モラセス 」と言い、このモラセスを発酵させ蒸留し、オーク樽で貯蔵・熟成させます。

ラムの製法は2種類ありますが、世界中のラム総生産量の97%はこのインドストリアル製法です。 理由としてはモラレスは貯蔵しておくことで生産者のタイミングにラムを作ることができるためです。そのため1年中ラムの生産を行うことができます。そして貯蔵しておけるので製造地もサトウキビを栽培し、収穫できる土地に置かなくても良いというメリットがあります。

〚 アグリコール製法 〛

インドストリアル製法はモラセスを使うのに対し、アグリコール製法はしぼり汁をそのまま原料として製造します。 この製法は全世界のラム生産のおよそ3%程の生産量しかありません。

その理由はインドストリアル製法よりもずっと新しい製法であること、サトウキビは刈り取るとその瞬間から発酵が始まってしまうため、しぼり汁を使うこの製法は、サトウキビ栽培地の近くでないと生産できず、収穫時期以外生産できません。なので希少価値の高いラムです。

ラムの種類

ラムの種類には重さで分けられる場合(ライトラム・ミディアムラム・ヘビーラム)と色で分けられる場合(ホワイトラム・ゴールドラム・ダークラム)があり、今回は色でご紹介をいたします。

〚 ホワイト・ラム 〛

ロリンコ Ronrico( 写真提供 SUNTORY )

モラセスを発酵させ、連続式蒸留器で蒸留後に熟成させます。熟成用の樽も内面を焦がして香りづけをするウィスキーなどの樽とは異なり、内面を軽めに焦がした樽で熟成期間を短めにします。

熟成後のままの状態だと「 ゴールド・ラム 」、熟成後濾過したものを「 ホワイト・ラム 」と呼びます。

ホワイトラムは軽めで口当たりがよく、他の材料と合いやすいため、カクテルに使われることが多いです。

ホワイト・ラム おすすめ3選 ⇒ コチラ

〚 ゴールド・ラム 〛

ハバナクラブ Havana club

モラセスを発酵させ、連続式蒸留器で蒸留後に熟成させます。熟成用の樽も内面を焦がして香りづけをするウィスキーなどの樽とは異なり、内面を軽めに焦がした樽で熟成期間を短めにします。

熟成後のままの状態だと「 ゴールド・ラム 」、熟成後濾過したものを「 ホワイト・ラム 」と呼びます。

短期間ではありますが樽熟成を行っているので、ストレートやロックスタイルにも向いています。 ダーク・ラム程濃厚さはなく、ホワイト・ラムほどクリアさもないため非常に飲みやすいです。

ラム初心者の方は、ゴールド・ラムから飲むことをおすすめします。

※ ゴールド・ラム おすすめ3選 ⇒ コチラ

〚 ダーク・ラム 〛

ロンサカパ Ron zacapa

ダークラムの特徴は、内面を焦がした樽で熟成することで樽からの独特な香味成分が出て、濃い茶色になるのが特徴です。他にも様々なフレーバーを使ったり、カラメル着色などをしてコクと香りが強く甘みがあり、ウィスキーに近いスピリッツです。

ウィスキーのようなスピリッツであるため、ストレートやロックスタイルで飲まれることが多いですが、カクテルはもちろんのこと、その香りや甘みから料理や洋菓子に使われる幅広さもダーク・ラムの特徴です。

※ ダーク・ラム おすすめ3選 ⇒ コチラ

ビルドとは?

材料をグラスに入れて混ぜることを言います。 この「 混ぜる 」にはいくつか種類があり、今回のカクテルには「 ビルド 」を使用します。

お家で簡単人向け

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままクルクル回します。 炭酸系を使っている場合は、早く混ぜると炭酸が膨れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

本格的にやってみたい人向け
  • Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます(ドリンクを体温で温めないため)右手はバースプーンを持ちます。(左利きの人は逆になります)
  • Step 2 = バースプーンを上記写真にあるように中指と薬指の間に挟みます。
  • Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
  • Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
  • Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

※ バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

今回使用するグラス

コリンズグラス

背の高い円柱形の細いグラス。 別名トールグラス・チムニーグラスとも呼ばれます。

カクテル「 ジョン・コリンズ 」が名前の由来で、細長いのは、炭酸を抜けにくくするためにこの形になっている。

容量 270ml ~ 360mlくらいが一般的。

※ グラス 紹介ページは ⇒ コチラ