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チャイナブルーの由来

チャイナブルーの由来
チャイナブルーは、ライチリキュール、ブルーキュラソー、グレープフルーツを使ったカクテルで、日本で誕生しました。考案したのは、富山県「BAR白馬館」のバーテンダー、内田 輝廣 氏です。
「 チャイナブルー 」のチャイナは、そのまま中国のことを指しているように思われがちですが、国名ではなく中国が発祥である陶磁器を指しています。
そしてその中国陶磁器の中でも芸術品として世界的に価値の高い「 景徳鎮 」のことを指しており、この景徳鎮の中でも、代表的な薄い青緑色をした景徳鎮をインスパイアしているカクテルです。
現在では内田さんの発想と技術によって、作りやすさと飲みやすさを兼ね備えていることから、日本中の居酒屋やBARで楽しまれている人気のカクテルとなりました。
景徳鎮とは?

Photo|景徳鎮 青花山川紋菜箙瓶|画像提供 陶磁オンライン美術館
景徳鎮は、中国の江西省に位置する陶磁器の生産地として知られる町です。約千年以上もの歴史を持ち、古くから陶磁器の製造が盛んであったことから、町の名前がそのまま陶磁器の名前になっています。
この地域は、その美しい自然環境と豊かな粘土資源に恵まれており、古代より陶磁器の製作に適した環境であるとされています。
景徳鎮の誕生は、古くは漢から初唐( 7世紀 )にかけて始まりましたが、晩唐から五代( 9〜10世紀 )に本格的に発展しました。
北宋時代には「 饒玉 」と呼ばれる青白磁が最高級品として評価されました。その後元・明・清代を通して、皇帝たちを魅了し、世界的に人気を博したのです。
現代では世界各国へ輸出され、朝鮮半島や日本、ヨーロッパなどに影響を与えました。そして景徳鎮は、中国の陶磁器文化の中心地であることを確立させ、その技術と芸術性は世界遺産にも登録されています。
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レシピと作り方
チャイナブルーの材料
Recipe no.655
- このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
技法 = ステア
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
- ライチリキュールの誕生・製造・主なブランドは ⇒ コチラ
チャイナブルーの作り方
グラスは炭酸の抜けにくい コリンズグラス をおすすめします。他には ゴブレット、タンブラーグラス がよく使われています。
グラスに氷を入れ、泡立たないように トニックウォーター を入れ軽くステアします。
炭酸類を混ぜる場合は、ゆっくりと1回転~2回転 ステアし、バースプーンで氷をゆっくりと持ち上げ、ゆっくりと下ろせば混ざります。
レモンスライスをグラスの中へ入れれば完成です。
- このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
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チャイナブルーの味と特徴

チャイナブルーのテイスト
カクテル・チャイナブルーは中国の陶磁器をモチーフとしているカクテルであるため、当然ベースとなるお酒は、東洋のエキゾチックな雰囲気をコンセプトに製造されたライチリキュールを使っています。
そこに甘酸っぱさが魅力のグレープフルーツジュースと、モチーフとなっている景徳鎮の青緑色を出すためのブルーキュラソーを加えたレシピです。
ライチの風味とグレープフルーツジュースのフルーティーなテイストに、オレンジの果皮をスピリッツに漬けこんでつくられ、鮮やかな青色に仕上げたブルーキュラソーを加え、苦味のある炭酸飲料のトニックウォーターで割ったレシピで、爽やかな甘味、酸味、微かな苦味のバランスが良いことが特徴的なカクテルです。
味わいはさっぱりとしながらも甘口で、ライチの甘さと炭酸の爽やかさが絶妙に調和しています。
チャイナブルーの特徴
チャイナブルーが誕生した当初、トニックウォーターはレシピに入っていませんでしたが、トニックウォーターを入れることで、アルコール度数が下がり、飲みやすくなったことと、トニックウォーターの微かな苦味が、グレープフルーツジュースの酸味とマッチしたため、現在ではロングカクテルの方が定番となっています。
爽やかさ、爽快感、飲みごたえ、そして美しい色合いが女性を中心に流行し、現在ではロングカクテルの定番として飲まれ続けています。
シェークなどの技術が必要ないのでつくるのも簡単です、ぜひ自宅でカクテルをする際のリストにおすすめできる一品です。
チャイナブルーの材料



- このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
バリエーション・アレンジカクテル
チャイナブルーは、スプモーニのレシピと似ていることから、バリエーションカクテルはスプモーニ関連が多くあります。

- スプモーニ・・・爽やかながら苦味と甘味にフルーティーな酸味もバランスよく感じられ、トニックウォーターが飲みごたえを出してくれているので、万人受けしながらも、玄人にも好まれるカクテルです
- アマレットスプモーニ・・・アマレットの強い甘味を、グレープフルーツジュースの酸味が和らげ、それらをパンチと爽快感のあるトニックウォーターで割ることにより、甘味、酸味、苦味、爽快感と多くの飲みやすい要素を兼ね備えたカクテルです
- ノンアルモーニ・・・グレープフルーツジュースの甘酸っぱさに、苦味と爽快感が特徴のトニックウォーターで割ったレシピです
- パロマ・・・テキーラのクセをグレープフルーツジュースが和らげ、そこにトニックウォーターの苦味を混ぜることにより、酸味と苦みが飲みごたえと爽やかさを生み出した飲みやすいカクテルです
- アペロールモーニ・・・アペロールのハーブの香りに、甘酸っぱいグレープフルーツを加え、爽快感あるソーダで割ったレシピで、それぞれ違う特徴を持った材料がバランスよく混ざり合ったカクテルです
- T.T.T・・・テキーラの風味に甘味が加わり、それを苦味と炭酸の爽快感を持つトニックウォーターで割っているので、サッパリとした口当たりに、テキーラの風味と微かな甘味を感じながら爽やかに飲める一品です
- フレンチスプモーニ・・・苦味、甘味、酸味などが混ざった複雑なテイストではありますが、全体的にサッパリとしていますので、飲みやすさは抜群です。当サイト考案カクテル
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ベースのお酒・ライチリキュール

Photo|画像提供 Pernod Ricard Japan
ライチリキュールとは、蒸留酒をベースとし、ムクロジ科レイシ属の果樹になる果実及び甘味料を使ったお酒のことです。
ライチリキュールの誕生

Photo|東洋イメージ
ライチリキュールの誕生は1980年後半と歴史は浅いですが、生まれてから短い期間で世界中で飲まれるようになり、現在では果実リキュールの定番となっています。
1980年代後半に、フランスの大手酒造会社ペルノ・リカール社が、現代人の好みをアメリカやヨーロッパ、アジアなどにある子会社を通して調査したところ、「 ライチ 」という素材に行き当たり、ライチリキュールの製造開発を行いました。
ライチリキュールが生まれた時代は、個人事業主、フリーランスの人が増えてきていた時期で、そういったことから「 SOHO ソーホー 」という名前で販売を開始します。 SOHOとは「 Small Office / Home Office 」の頭文字を取った略語で、個人事業主や小さなオフィスを意味します。 SOHOのような場所で気軽に飲んでもらえるようにと名付けられました。
販売開始後は控えめな甘味とライチの香りが万人受けし、すぐに定番のリキュールとして世界中に広がり、1990年代に入ると日本国内でも販売します。 日本で販売する際に、SOHOという名前が商標登録に引っ掛かり、日本では「 DITA ディタ 」という名前に変更して販売を開始しました。
ライチリキュールの製造・特徴

ライチの果肉は、リキュール自体の香りを感じた事のある方にとっては上品な印象を持っているかもしれませんが、実際は土のような風味に酸味と苦味も含まれているため、人によっては苔っぽい香りを感じる場合もあります。
なのでライチリキュール( ディタ )の製法は、まず新鮮なライチの果肉からデリケートな香りの成分を抽出します。 次に抽出した成分を中性スピリッツに溶かし込み、そこに様々な果実のフレーバーを添加して香りのバランスを整え、シロップと水を加えて仕上げているのです。それによって控えめな甘味と上品な香りを感じられるリキュールとして販売されています。
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ライチリキュールの主なブランド
ー ブランド比較 ー
項目 / ブランド | ディタ | カイフェ | マリーブリザール | ボルス | パライソ |
発祥地 | フランス | 日 本 | フランス | オランダ | フランス |
アルコール度数 | 21 % | 20 % | 20 % | 17 % | 24 % |
主な原材料 | ライチ果汁、シュガー、アルコール | ライチ果汁、シュガー、アルコール | ライチ果汁、シュガー、アルコール | ライチ果汁、シュガー、アルコール | ライチ果汁、シュガー、アルコール |
風 味 | フルーティーで甘い香りと味わい | ナチュラルなライチの香りと甘さ | フルーティーで豊かな甘さ | フルーティーで軽やかな味わい | 濃厚でフルーティーなライチの味わい |
特 徴 | 世界初のライチリキュール、上品な甘さ | 日本産ライチを使用し、ナチュラルな風味 | 伝統的な製法と品質、豊かな風味 | オランダの伝統的なリキュールブランド | 濃厚でエキゾチックな味わい、プレミアム感 |
価格帯 | ¥ 2,700 台 | ¥ 1,600 台 | ¥ 3,500 台 | ¥ 1,800 台 | ¥ 2,000 台 |
ー ディタ DITA ( SOHO )ー
原産国 = フランス

ペルノ・リカール社とは、フランスの食前酒メーカーのペルノ社( 1805年創業 )と、リカール社( 1932年創業 )が世界進出を目指して1975年に合併したブランドです。
現在ではワイン、スピリッツ、リキュールを扱い、世界86ヵ国以上で事業展開を行っている世界有数の老舗会社です。
ペルノ・リカール社のディタは、ライチの上品な味と香りを世界で初めてリキュールにしたフランス生まれのブランドです。滑らかな口当たりと魅力的な香りで、バリエーション豊かなカクテルを創造するプレミアムリキュール。
ライチの豊潤な甘味と洗練された上品な味わい、滑らかな口当たりが特徴で、控えめな甘さ、際立つ香りと無色透明な液体で、様々な色のカクテルに変身します。特にグレープフルーツやオレンジなど柑橘類との相性が抜群で、お家飲みで一本あると重宝できるお酒です。
Photo|画像提供 Pernod Ricard Japan
ー カイフェ Kwai feh ー
原産国 = オランダ
カイフェ ライチは、ピーチツリーリキュールをはじめに開発したことで有名な、オランダの世界的リキュールメーカーの「 デ・カイパー 」の製品です。
楊貴妃が美容と健康の為に好んで食していたとされる「 ライチ 」を東洋の雰囲気をコンセプトに開発しました。
新鮮なライチの果肉から抽出した揮発成分を濃縮した液をつくり出し、中性スピリッツに加えてリキュールに仕上げた一品です。

ライチの爽やかで上品な芳香と甘さが生きたリキュールで、上品なピンク色、ライチ果実そのもののフルーティーでやわらかい風味、エキゾチックなテイストが神秘的なライチリキュールです。
Photo|画像提供 KIRIN
ー ボルス Bols ー
原産国 = オランダ

「 ルーカス・ボルス 」という人物が、1664年には当時オランダの中で盛んに生産されている ジュネヴァ( オランダのジン ) の製造に力を入れ始めます。
その後ジュネヴァがイギリスに渡り評判になりました。
そして大航海時代には貿易が盛んになり、当時オランダは世界有数の貿易国家であったため、世界のスパイス、香草、薬草、果実などが輸入され始めます。ボルスはその素材を酒に浸し、様々なリキュールの製造を始めました。
ボルスのライチリキュールは、日本で調査を重ね、新鮮なライチの豊かでフルーティーな味わいをつくり出しました。
特徴は、アルコール度数を低めにし、程よい甘さと酸味をしっかりと感じるようにしています。果実系ジュースと割るとしっかりとした酸味が活きて、カクテルを爽やかでサッパリ感が強いフルーツドリンクにしてくれます。
Photo|画像提供 Asahi
ー パライソ Paraiso ー
原産国 = フランス
1980年代にフランスのジュール・プレマン社が製造と販売を行っているブランドです。現在日本ではサントリー社が販売元となり、日本でも定着しているライチリキュールです。
「 パライソ paraíso 」という名前は、スペイン語で「 楽園 」という意味で、ラベルを見てもらえばわかる通りのネーミングです。
パライソの特徴は、ライチの強い香りと甘味を抑え気味にし、自然なテイストを味わえるようにつくられています。 甘味、酸味、苦味がバランスよく感じられ、爽やかに飲める一品です。

他のライチリキュールよりも少しだけアルコール度数が高めにつくられているため、飲みごたえを求めている方はパライソをおすすめします。
Photo|画像提供 SUNTORY
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今回紹介したカクテルの材料
ブルーキュラソー Blue curacao

Photo|画像提供 Asahi
誕生・由来・・・キュラソーとは、南米のベネズエラの北海にあり、現在はオランダ領となっている島です。1634年にオランダ艦隊がキュラソー島に居たスペイン人を追い出し、砦を建設。 その後港を建設するとトウモロコシや落花生、塩などの生産し、さらに貿易の拠点に相応しい位置に島が存在していたことから貿易なども相まって栄えるようになりました。
17世紀後半に、キュラソー島内で採れるオレンジをオランダ人が本国へ持ち帰り、アルコールに浸してオレンジリキュールが作られました。 そして現在ではオレンジリキュールのみではなく、ホワイト・オレンジ、ブルー、グリーン、レッドと様々な着色を行ったキュラソーシリーズが定着をしています。
製造・原料・・・ブランデーや他のスピリッツをベースにオレンジの果皮を漬け込んで風味づけをし、人工着色料を使って青色にした果実系リキュールの一つです。
この人工着色料( 青色1号 )は他の食品にも使われており、日本では2016年厚生労働省により20歳以上の成人における青色1号の摂取量が推計され、その結果一日摂取量が1人当たり0.002mgで、ADI( 一日摂取許容量 293mg )の内に占める割合がわずか0.0007%となり、安全であると判明しております。
味わい・香り・・・ブルーキュラソーはオレンジの皮を使用して作られており、そのフルーティーな風味が特徴です。オレンジの甘味や酸味が感じられます。
香りは、オレンジの果皮から抽出されるエッセンスが含まれているため、柑橘系の香りが豊かに感じられます。
一般的に、ブルーキュラソーには甘さがありますが、オレンジの皮から抽出されたエッセンスには苦味も含まれており、甘さと苦味のバランスが取れています。
- キュラソーの歴史・原料・種類は ⇒ コチラ
トニックウォーター Tonic water

誕生・由来・・・誕生は18世紀イギリスと言われています。 当時イギリスは多くの植民地を保有していました。イギリスから遠く離れた熱帯地方ではマラリアが発生し、その予防( 特効薬 )として目を付けたのが「 キナの樹皮 」でした。そのキナに着目し、キナの樹皮を精製した成分( キニーネ )に香草、レモンやライムなどの果皮のエキス、それらを炭酸水に混ぜ合わせました。こうしてできたのがイギリスで最古の清涼飲料水トニックウォーターです。
製造・原料・・・トニックウォーターの主成分は「 水 」であるため、高品質な水を準備します。キナの樹皮からキナインと呼ばれる苦味成分を抽出し、水やアルコールで浸漬します。
その後砂糖などの甘味、レモンやライムなどを香り付けし、フレーバーを調合させ、液体に二酸化炭素を注入し、炭酸ガスを溶解させます。
最後に濾過し、不純物を除去を行いボトルに詰めて密封します。
味わい・香り・・・キナの樹皮から抽出されたキナインなどの苦味成分を含んでいます。そのため、苦味が特徴的で、程よい苦味があります。甘味は砂糖が含まれておりますが、これは苦味を中和する程度のため、強い甘味は感じません。
香りは、キナ特有の香りが感じられます。一部のトニックウォーターにはレモンやライムの香りが加えられており、フルーティーな香りが感じられることがあります。
トニックウォーターは苦味がありながらも、程よい甘味や酸味がバランスよく調和した特徴的な味わいを持ち、キナの香りが際立つことが一般的です。
- トニックウォーターの誕生・製造・ブランドは ⇒ コチラ
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ビルド & ステア

「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。
「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。
炭酸系の混ぜ方
炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。
バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。
混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。
バースプーンの使い方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます(ドリンクを体温で温めないため)右手はバースプーンを持ちます。(左利きの人は逆になります)
Step 2 = バースプーンを動画にあるように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。
この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
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カクテルのTPO用語
オールデイカクテル All day

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。
プレディナー Pre dinner cocktail
プレディナーカクテルとは食事前に飲むお酒のことです。
胃を刺激して消化液の分泌を促進することで、消化器官の負担を軽くする働きがあり、食欲増進の効果があります。
プレディナーの習慣が誕生したのは、18世紀後半から19世紀にかけての間にフランス、イタリアの貴族間から始まったそうです。
プレディナーの特徴はアルコール度数が低いこと、スッキリとした口当たりに爽やかさや爽快感があるものが多いです。 テイストは爽やかな甘味、少しの苦味や酸味が特徴的です。

お酒の種類はスパークリングワインやビールなどの炭酸類が多く見られ、リキュールではアペロールやカンパリといった少し苦味があり、ハーブなどの香りがするリキュールが使われることが多いようです。 カクテルも香り、苦味、爽やかさを使ったものが多く、種類も豊富にあります。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
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チャイナブルーにおすすめのグラス
コリンズグラス Collins glass

背が高く細いので倒しやすいという難点がありますが、その細さは炭酸を抜けにくくしているためという最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。 容量は270ml ~ 360mlくらいが一般的。
ゴブレット Goblet
ゴブレットとはグラスに土台と足が付いたグラスの事です。
特徴としてはワイングラスのように足が長くないことと、容量が多く入ることで、タンブラーグラスの代わりや、氷をたっぷり使うカクテル、ビール、ドリンクなどで使われ、パフェなどのデザートの器としても使われます。
使い勝手が良く、見た目も上品さと可愛らしさがあり、様々なシチュエーションであったり、お店などで幅広く使われています。

ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。
聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。
タンブラーグラス Tumbler glass

「 タンブラー Tumbler 」の語源は「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜いてコップにし、底が真っ平にはならなかったので、よく倒れていたことからこの名前が付いたそうです。
別名ハイボールグラスとも呼ばれることがあり、主にハイボールスタイルや、ソフトドリンクなどに使われています。 オールドファッションドグラス( ロックグラス )を原型として誕生したとも言われ、オールドファッションドグラスをそのまま縦に長くしたような形をしています。
使い勝手が良く、容量も多く入るため、どの家庭にも必ずいくつかはあるグラスで、用途がおおいためか容量の種類も一番多くあると言っても過言ではないでしょう。
素材もガラス製だけではなく、木製、金属製、陶器、プラスチック製と様々なものがあります。 容量は6オンスの180ml、8オンスの240ml、10オンスの300mlが一般的で、飲食業界では略して6タン、8タン、10タンなどと呼ばれているそうです。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
チャイナブルーで使う道具



- このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料