ブルーキュラソーとは?|味・歴史・飲み方とおすすめ5銘柄を解説|カクテルが映える青いリキュールガイド

ボルス・ブルーキュラソーのボトル

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ブルーキュラソーは、カリブの海をそのまま注いだような青色なのに、ひと口飲めば広がるのは爽やかなオレンジの香りです。その名のとおり、キュラソー島のビターオレンジ「ララハ」から生まれ、鮮やかな青はまさに島を囲む海の色を映しています。

ジファールやヴェドレンヌを選べば上品でほろ苦い香りに、ボルスやデカイパーなら明るく軽やかで、ブルーハワイにぴったりの一杯に仕上がります。ソーダ割りからカクテル、デザートまで楽しめる海色のリキュールを、ぜひ今夜のグラスに注いでみてください。

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目次

ブルーキュラソーとは ?

オレンジと花

1. ブルーキュラソーの製法と産地

ブルーキュラソーは、カリブ海のベネズエラ沖に浮かぶキュラソー島の名前を持つ、オレンジのリキュールです。風味のもとになっているのはオレンジの果皮で、島で育つ苦みの強いオレンジ「ララハ」もその代表です。

果皮を中性スピリッツに漬け込み、蒸留やブレンドをして、甘みと青い色を加えて造られます。青色は食品用の着色料によるもので、味わいはホワイトキュラソーと同じく、爽やかな柑橘の香りとやさしい甘さが魅力です。アルコール度数は20〜25%ほどが一般的です。

2. ブルーキュラソーの歴史と誕生

ベネズエラ・オランダ領キュラソー島
Photo | キュラソー島

キュラソー島は1634年にオランダの統治下に入り、オランダの蒸留所が、島の香り高いビターオレンジの果皮を使ってオレンジリキュールを造るようになりました。その後、色を加えたブルー、グリーン、レッドなどのキュラソーも生まれます。

ブルーキュラソーが一躍有名になったのは1957年です。ハワイのヒルトン・ハワイアン・ビレッジのバーテンダー、ハリー・イー氏が、ボルス社の担当者の依頼を受けて「ブルーハワイ」を考案しました。これをきっかけに、ブルーキュラソーは南国を象徴するリキュールとなりました。

3. ブルーキュラソーの飲み方・使い方

ブルーキュラソーは、主にカクテルに色とオレンジの香りを加えるために使われます。ブルーハワイやブルーラグーンを海のような青色に染め、パイナップルやオレンジなどの黄色いジュースと合わせると、鮮やかな緑色に変わります。

ソーダやトニックウォーターで割って、手軽に楽しむのもおすすめです。色が濃いので、少しの量で十分に色づきます。ゼリーやケーキなどのお菓子作りにも使え、見た目も楽しい一品に仕上がります。

ブルーキュラソーのおすすめ銘柄 6選

ブルーキュラソーのおすすめ5銘柄 比較表

ヴェドレンヌ、ジファール、ボルス、デカイパー、キングストンのブルーキュラソー5銘柄を並べた画像
項 目ヴェドレンヌジファールボルスデカイパーキングストン
香 りビターオレンジの、爽やかで上品な香りビターオレンジの皮に、砂糖漬けの柑橘と花の香り控えめでクリアなオレンジに、ほのかな花の香り爽やかなオレンジに、バニラと花の香り爽やかで甘い柑橘の香り
味わい甘さ控えめで、ほろ苦さとのバランスがよいオレンジオイルの爽やかさと、すっきりした後味オレンジピールとオレンジの花の、すっきりした味わいほどよい甘さと柑橘の酸味、ドライな後味柑橘のやさしい甘さに、ほのかなほろ苦さ
特 徴1919年創業、ブルゴーニュの名門。プロの現場で愛用1885年創業の家族経営。素材の香りを大切にする1575年創業。ブルーハワイ誕生のきっかけになった定番ブランド1695年創業のオランダの老舗。度数低めで手ごろな価格スイスのディヴィサ社が造る、トロピカル系リキュールのブランド
原産国フランスフランスオランダオランダスイス
詳 細ヴェドレンヌ ジファール ボルス デカイパー キングストン

ヴェドレンヌ Vedrenne

リキュール・ブルーキュラソー・ヴェドレンヌ

原産国 | フランス

味わい・香り・特徴

ヴェドレンヌのブルーキュラソーは、ビターオレンジの果皮から生まれる、爽やかで上品な香りが魅力の一本です。

甘さは控えめで、オレンジのほろ苦さとのバランスがとてもよく、カクテルに使っても色だけでなく、しっかりとした柑橘の香りを添えてくれます。

ブルーハワイなどの南国風のカクテルはもちろん、すっきりした大人の一杯にもよく合います。プロのバーテンダーにも選ばれる、確かな品質のブルーキュラソーです。

誕生・歴史

フランス・ブルゴーニュ地方の風景
Photo | フランス・ブルゴーニュ地方の風景

ヴェドレンヌは、フランス・ブルゴーニュ地方の銘醸地、ニュイ・サン・ジョルジュで生まれました。創業者のジョゼフ・ヴェドレンヌは、もともと移動式の蒸留器で農家を回り、ブドウからブランデーを造っていた人物です。

1923年に蒸留所を構えると、近くのカシス畑で摘んだ果実をすぐに加工できる利点を生かし、カシスのリキュール「シュペール・カシス」で名声を得ました。

2017年には、フランス政府から「無形文化財企業(EPV)」に認定されています。100年を超える、ブルゴーニュの果実の名門です。

製法・他のお酒との違い

ヴェドレンヌのリキュールは、すべてニュイ・サン・ジョルジュの蒸留所で造られています。果実を空気や光に触れさせずに漬け込む最新の設備を使い、素材の香りをできるだけ損なわないように仕上げています。

ブルーキュラソーには、ビターオレンジの果皮を使っています。色づけが主な役割になりがちなブルーキュラソーの中で、甘さを抑え、オレンジの香りとほろ苦さをしっかり感じられるのが大きな違いです。

そのため、色の美しさと本格的な味わいを、一本で両立できます。

ブルゴーニュの果実の名門が造る、大人のブルー

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ジファール Giffard

ジファールのブルーキュラソー

原産国 | フランス

味わい・香り・特徴

ジファールのブルーキュラソーは、オレンジの皮を砂糖で煮たような甘い香りと、心地よいほろ苦さが重なる、なめらかな一本です。

口に含むと、まろやかな甘みとみずみずしい柑橘の風味がふんわり広がります。グラスの中で揺れる深いブルーは、それだけで南国の海を思わせてくれます。

プロのバーテンダー向けのシリーズにも選ばれていて、いつものカクテルに使うだけで、ひと口目から品質の違いを感じられます。

誕生・歴史

スペアミントの葉

ジファールは1885年、フランス西部のロワール地方にある町、アンジェで生まれました。始まりは、薬剤師エミール・ジファールが開いた小さな薬局です。

ある猛暑の夏、隣のホテルの主人から「暑さに疲れたお客さまのための一杯を」と頼まれ、エミールはミントのリキュール「メンテ・パスティーユ」を造りました。これが大評判となり、薬局は蒸留所へと生まれ変わります。

それから140年。ジファール家は今も代々の家族経営で、その味を受け継いでいます。

製法・他のお酒との違い

ジファールでは「味こそが最高の素材」という考え方のもと、原料選びから製造までをすべてアンジェで行っています。「Time is Key(時間こそが鍵)」という信条を大切にし、素材ごとに48時間から最長3か月まで、じっくり漬け込んで香りを引き出します。

色づけが主な役割になりがちなブルーキュラソーの中で、ジファールはオレンジの香りそのものを大切にしています。

砂糖にはフランス産のテンサイ糖を使い、素材の持ち味をていねいに生かしています。

色だけじゃない、香りで選ぶブルー

ボルス Bols

リキュール・ブルーキュラソー・ボルス

原産国 | オランダ

味わい・香り・特徴

ボルスのブルーキュラソーは、オレンジの皮のさわやかな香りに、ほんのりとしたスパイスの香りが重なる一本です。

口に含むと、オレンジピールの豊かな風味が広がり、最後にかすかなスパイシーさが残ります。甘さと香りのバランスがよく、どんなカクテルにもなじみます。

透き通った鮮やかなブルーは、グラスに注ぐだけで華やかな雰囲気に。世界中のバーで長く愛されている、ブルーキュラソーの定番です。

誕生・歴史

カシミール唐辛子、パプリカ、シナモン、黒胡椒、ドライレモン、スマックのラベルが立つ、色とりどりの粉末スパイスの器が並ぶ店先。手前にはガラス瓶が並ぶ

ボルスは1575年、オランダのアムステルダムでボルス家が開いた小さな蒸留所から始まりました。今も続く蒸留酒のブランドとしては、世界で最も古い歴史を持つといわれています。

創業者の孫にあたるルーカス・ボルスは、オランダ東インド会社の大株主として、世界中のスパイスやハーブ、果実をいち早く手に入れました。これらを生かし、300を超えるリキュールやジュネヴァのレシピを生み出したといわれています。

ブルーキュラソーは1920年代に誕生しました。

製法・他のお酒との違い

ボルスのブルーキュラソーは、オレンジの皮を蒸留して造ったエキスがベースです。そこにスパイスの香りをほんのり重ね、深みのある味わいに仕上げています。

「自然の風味を損なわずに、完璧な味わいを引き出す」という考え方を、創業当時から大切にしてきました。

さらにボルスは、アムステルダムでバーテンダーを育てる学校も運営しています。カクテルを知り尽くしたブランドだからこそ、混ぜたときにいちばんおいしくなるよう造られているのが大きな魅力です。

450年の名門が生んだ、元祖ブルー

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デカイパー De Kuyper

リキュール・ブルーキュラソー・デカイパー

原産国 | オランダ

味わい・香り・特徴

デカイパーのブルーキュラソーは、はじけるようなオレンジの香りに、ほのかなバニラと花のような香りが重なる一本です。

口に含むとほどよい甘さと柑橘のさわやかな酸味が広がり、後味はすっきりとキレよく消えていきます。重たさがないので、さまざまなカクテルに合わせやすいのも魅力です。

深いロイヤルブルーは発色がとても鮮やかで、ほんの少し加えるだけでグラスが美しく色づきます。

誕生・歴史

樽工房で木の樽を仕上げる樽職人。周りには樽板と金属のたがが積まれている

デカイパーの歴史は1695年、オランダでペトルス・デカイパーが始めた樽づくりから始まりました。お酒やビールを運ぶ樽を作っていた一家は、やがて自らお酒を造るようになります。

1752年には、ジュネヴァの名産地として知られるスキーダムで蒸留所を営んでいました。1911年に新しい蒸留所を建ててからは、リキュールづくりに力を注いでいきます。

1995年には創業300年を記念して、オランダ王室から「ロイヤル」の称号を授かりました。

製法・他のお酒との違い

デカイパーのブルーキュラソーは、キュラソー島で育つ「ララハ」と呼ばれるオレンジの香りが味の要になっています。オランダのスキーダムにある蒸留所で、300年以上受け継がれてきた技術をもとに造られています。

ほかのブルーキュラソーと比べて、少しの量でもしっかり色が出るのが大きな特徴です。

度数は20%と控えめで、甘さも重すぎません。カクテルの味を壊さずに、美しい青とオレンジの香りをそっと添えてくれます。

少量で鮮やかに色づく、王室御用達のブルー

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キングストン Kingston

キングストンのブルーキュラソー

原産国 | スイス

味わい・香り・特徴

キングストンのブルーキュラソーは、オレンジの香りの力強さが魅力の一本です。グラスに注いだ瞬間から、みずみずしい柑橘の香りがふわりと広がります。

味わいはやや甘めで、ジューシーな柑橘の風味がしっかり感じられます。ブルーハワイのようなトロピカルカクテルにぴったりです。

夏の青空を思わせる澄んだブルーは、グラスを涼しげに彩ってくれます。カクテルだけでなく、ゼリーやケーキの色づけや香りづけにも使える、頼もしい一本です。

誕生・歴史

キングストンは、美しい自然と高い品質のものづくりで知られる国、スイスで造られているリキュールです。

日本では、洋酒の輸入を手がけるドーバー洋酒貿易が届けています。ドーバーといえば、お菓子づくりに使う洋酒でおなじみの会社です。そのため、キングストンはバーだけでなく、お菓子づくりを楽しむ人たちにも親しまれてきました。

ブルーキュラソーのほかにも、バニラやシナモン、ライムなど、豊かな味わいのシリーズがそろっています。

製法・他のお酒との違い

キングストンのブルーキュラソーは、「夏に欠かせない紺碧の青空」をイメージして造られています。いちばんの違いは、他のブランドにも負けないオレンジの香りの強さです。

度数は24%と少し高めです。そのため、氷やジュースで割っても柑橘の香りがぼやけず、しっかり残ります。

カクテルにもお菓子にも使いやすく、価格も手ごろなので、はじめてのブルーキュラソーにもおすすめです。

夏空を映す、スイス生まれの爽やかブルー

ブルーキュラソーの美味しい飲み方とアレンジ

氷を入れたグラスに注いだブルーキュラソーのソーダ割りと、メジャーカップ(ジガー)

1. ロック・ストレート

ロックグラスに大きめの氷を入れ、30〜45mlほど注ぎます。氷がゆっくり溶けるにつれて甘さがやわらぎ、オレンジの香りが開いていきます。ストレートで飲むときは、ボトルを冷蔵庫でよく冷やして小さめのグラスで。

アレンジ|ライムをひと搾りしてみてください。酸味で甘さが引き締まり、ぐっと爽やかになります。

注意点|度数は20〜25%ですが、甘くて飲みやすいので、量は少なめがおすすめです。色がきれいに見える透明なグラスを使いましょう。


2. 炭酸割り

氷を入れたグラスに、ブルーキュラソー30mlと割り材90〜120mlを注ぎます。炭酸が抜けないように、1〜2回だけそっと混ぜてください。

・ソーダ|すっきり軽く、オレンジの香りがいちばん引き立ちます。
・トニックウォーター|ほろ苦い大人の味わいです。ブラックライトを当てると、トニックウォーターが青白く光ります。
・ジンジャーエール|ピリッとした辛みがオレンジとよく合います。

アレンジ|レモンをひと搾りすると、青色がきれいなまま爽やかさが増します。

注意点|コーラで割ると、コーラの色で青色が見えなくなります。見た目よりも、オレンジとコーラの味わいを楽しむ一杯です。


3. カクテルで本格的に

・ブルーハワイ|ラム、ブルーキュラソー、パイナップルジュース、レモンジュース。南国カクテルの定番です。
・ブルーラグーン|ウォッカ、ブルーキュラソー、レモネード。シンプルで爽やかな一杯です。
・ブルーマルガリータ|テキーラ、ブルーキュラソー、ライムジュースを、塩をつけたグラスで。

注意点|オレンジジュースやパイナップルジュースのような黄色いジュースと合わせると、色が緑になります。失敗ではありませんが、仕上がりの色を考えてジュースを選びましょう。


4. 料理やデザートに

ブルーキュラソーは、デザートに使うのがいちばんおすすめです。ゼリーやパンナコッタを美しい空色に仕上げてくれます。バニラアイスやかき氷に少しかければ、オレンジの香りも加わります。

食前酒として、フルーツやクリームチーズ、生ハムメロンと合わせるのもよく合います。

注意点|加熱しないとアルコールが残るため、お子さまや運転する方には向きません。色がとても濃いので、数滴ずつ加えて調整しましょう。

ブルーキュラソーのよくある質問5選|味・度数・違いを解説

ブルーキュラソーを使ったカクテル
1・ブルーキュラソーはどんな味がしますか ?

オレンジの皮の爽やかな香りと、ほどよい甘さ、ほのかなほろ苦さが特徴です。青い色は着色によるもので、味わいはオレンジのリキュールそのものです。


2・ブルーキュラソーにアルコールは入っていますか?

はい、多くの銘柄は度数20〜25%ほどのお酒です。アルコールなしで楽しみたい方には、ノンアルコールの「ブルーキュラソーシロップ」がおすすめです。


3・ブルーキュラソーはなぜ青いのですか?

青い色はオレンジ由来ではなく、着色によるものです。1920年代にボルスが青いキュラソーを広め、南国らしい色でカクテルの人気者になりました。


4・ブルーキュラソーとホワイトキュラソー(トリプルセック)の違いは?

どちらもオレンジのリキュールです。ホワイトキュラソーは無色で甘さ控えめ、度数は高め。ブルーキュラソーは甘めで度数が低く、色が青いのが違いです。


5・開封後は冷蔵庫に入れたほうがいいですか?

冷蔵庫に入れなくても大丈夫です。キャップをしっかり閉めて、直射日光の当たらない涼しい場所で保管しましょう。香りを楽しむなら、開封後1年ほどが目安です。

まとめ|ブルーキュラソーの魅力

オレンジ柄のラベルが目を引く、ダルティム キュラソーブルーのボトル

ブルーキュラソーは、南国の海を思わせる鮮やかな青が魅力のオレンジリキュールです。キュラソー島のビターオレンジから生まれ、1920年代にボルスが広めて以来、世界中で愛されてきました。

ヴェドレンヌやジファール、ボルス、デカイパー、キングストンと、銘柄ごとに個性もさまざまです。ソーダ割りやブルーハワイなどのカクテル、デザートまで幅広く楽しめるので、お気に入りの一本を見つけて、グラスに美しい青を添えてみてください。

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