サゼラック|カクテルレシピ・作り方・特徴・由来を解説( ウィスキー・アブサン )

[ スポンサーリンク ]

[adcode]

目次
[ スポンサーリンク ]

レシピ

材 料

Recipe no.400

  • ライ・ウィスキー・・・・・・・60ml
  • アブサン・・・・・・・・・・・10ml
  • シュガーシロップ・・・・・・・1tsp
  • アンゴスチュラビター・・・・・2dash
  • レモンピール
  • このカクテルで使う材料と道具はコチラ ⇒ 材 料道 具

技法 = ステア

※ 1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと
※ 1dash = ビターボトル一振り、ビターボトル以外は1滴の目安
※ ピール = 果実の皮を絞って微量の汁をカクテルに飛ばし、香り付けをすること

作り方

グラスは オールドファッションドグラス( ロックグラス )を2つ使います。

  • Step 1 = オールドファッションドグラスはよく冷やしておきましょう。
  • Step 2 = ミキシンググラスに氷を7割~8割ほど入れて、ステアで冷やします。
  • Step 3 = ミキシンググラス内の余分に出た水分を捨て、氷は残したままライ・ウィスキー、シュガーシロップ、アンゴスチュラビターを入れます。
  • Step 4 = しっかりと ステア します。
  • Step 5 = オールドファッションドグラスにアブサンを入れ、グラスの内側を濡らします( リンスする )。
  • Step 6 = ステアした材料をオールドファッションドグラスに入れ、レモンピールをすれば完成です。( ※ オールドファッションドグラスに氷は入れません )

※ 本来はオールドファッションドグラス2つでつくります。 ミキシンググラスを使う事で、ステアをやりやすく、ストレーナーがあるのでグラスヘ移しやすいことから記載をミキシンググラスにしました。

  • アルコール度数 = 37% 前後
  • 最適なTPO = 食後 / 寝酒
  • カクテル言葉 = 「 似せたもの 」
  • カクテル誕生日 = 「 不明 」

[ スポンサーリンク ]

[adcode]

誕生・由来

1850年代にオールド・ファッションドのベースをブランデーに変えたようなカクテルが飲まれていました。 アメリカ・ニューオーリンズでバーテンダーをしていた「 セウェル・テイラー 」氏が取り寄せたブランデーのブランド名に「 サゼラック 」という名前が入っていたことからこのカクテルをサゼラックと名付けたそうです。

その後テイラーのBARはレシピと共に売却され、サゼラックが看板メニューであったと思われることから次のお店の名前を「 サゼラック・コーヒー・ハウス 」としました。

そしてワインやブランデーにとって、最悪の時代と言っても過言ではない「 フィロキセラの猛威 」が1870年代から始まったのです。 そうなるとブランデーは以前のように手に入らず、ここでサゼラックはブランデーベースからライ・ウィスキーベースへと変化します。 その後もアブサンが販売中止になり、アブサンをシャルトリューズやペルノーに代用したりしました。

フィロキセラの猛威の期間が長かったせいか、現在のレシピはほぼライ・ウィスキーがベースとして残り、アブサンはごくたまにペルノーやシャルトリューズで出しているお店があるそうです。

日本には1920年頃に伝わっているらしく、1924年につくられた日本初のカクテルブック「 混合酒調合法 」にサゼラックは記載されています。

[ スポンサーリンク ]

[adcode]

特徴・感想

世界最古のカクテルとして有名であり、世界中で多くの人達に飲まれ続けているカクテルです。ただこのカクテルよりも古いカクテルの存在が他でも見られるため、世界最古の他にフレーズ( 例・世界で初めてカクテル名が決められたなど )が付いているのかもしれません。

おそらく2015年から「 The world’s best-selling classic cocktails 」という世界中の有名なお店からアンケートを取り、一番売れているクラシックカクテルのランキングトップ50を決めるイベントが毎年あります。 サゼラックは日本ではあまり馴染みはありませんが、このランキングに、2015年第3位に位置付けたカクテルです。日本では定着はしませんでしたが、アメリカ、ヨーロッパでは古くから飲まれ続けているカクテルです。

カクテル自体は、スパイシーでオイリーな風味、独特なほろ苦さを持つライ・ウィスキーが主体で、そこにアンゴスチュラビター( 本来はペイショーズビターズ )のアクセントと微量な甘味、そして柑橘系の香りを加えたシンプルなカクテルです。 氷が入っていないのがこのカクテルのスタイルで、そのためグイッと飲んでしまわないよう注意しましょう。

本来は写真のサゼラック・ライ・ウィスキーを使う事が公式で決まっていますが、日本ではこのライ・ウィスキーとペイショーズビターズ は手に入りにくいため、他のライ・ウィスキーとアンゴスチュラビターで代用しましょう。

このカクテルに使う材料

世界クラシックカクテル セールスランキング ベスト 50

サゼラック < Sazerac >

  • 2023年26th / 9回連続選出・03 ⇑
  • 2022年29th / 8回連続選出・09 ⇓
  • 2021年20th / 7回連続選出・01 ⇑
  • 2020年21th / 6回連続選出・10 ⇓
  • 2019年11th / 5回連続選出・02 ⇑
  • 2018年・13th / 4回連続選出・03 ⇓
  • 2017年10th / 3回連続選出・02 ⇓
  • 2016年08th / 2回連続選出・05 ⇓
  • 2015年03th / 初選出

イギリスの酒類専門誌「 ドリンク・インターナショナル 」が、「 トップセールス( 販売数 ) 」「 トップトレンド( 流行 ) 」をテーマに、厳選された一流のBARなど100店舗からアンケート調査をし、ランキング化して毎年クラシック・カクテルセールスベスト50として発表しています。

  • 画像をクリックでランキング総合ページへジャンプします。
  • 西暦をクリックで年代別ページへジャンプします。

関連カクテルレシピ リスト

⇒ 画像 / タイトルをクリックでレシピリストページへ

〚 他のカクテル レシピリスト 〛

[ スポンサーリンク ]

[adcode]

ベースのお酒・ウィスキー

ウィスキーの歴史は古く、1400年後半と言われています( 1100年後半とも言われている )。製法は時代により変化していきましたが、古くからの伝統も残っており、進化と伝統が一緒になり現在も続いております。

ピートと樽熟成の芳醇な香り、飲みごたえに口当たりが人気・定着の理由です。 海外だけではなく日本でも、明治時代の頃から多くの人に飲まれ続けています。 現在ではロックやストレートのみではなく、ハイボールなどのカクテルとしても飲まれ、世界各国に浸透しています。

ウィスキーの誕生・歴史

ウィスキーの誕生・・・蒸留酒自体の誕生は、紀元前3~4世紀頃のメソポタミアで、錬金術を通して発達されたと言われています。

ウィスキーの誕生は現在も明確にはわかっていません。 有力な説が2つあり、アイルランド説とスコットランド説です。 どちらもウィスキーで有名な国で、強い説はあるものの、決定打に欠けているのが現状です。

熟成の始まり・・・17世紀~19世紀にかけてスコッチ・ウィスキーの製造にはものすごく重い税が課せられていました。

生産者は重い税から逃れるため、スコットランド北部の山奥深くに隠れてウィスキーを造るようになります。蒸留したウィスキーを隠すために木製の樽に入れて保存すると、無色透明の液体が琥珀色になり、香り高くまろやかな口当たりに変わっていました。これが樽熟成の始まりです。

連続式蒸留機の登場・・・ 1831年に「 イーニアス・コフィー 」が連続で蒸留を行える連続式蒸留機を実用化に成功しました。

これによりトウモロコシなどの穀物を使ったグレーンウィスキーが造れるようになり、万人が好む洗練されたウィスキーを、比較的安価なで大量に生産できるようになりました。

Photo = コフィー式 連続式蒸留機

フィロキセラの猛威・・・連続式蒸留機のおかげでスコッチは、大量生産するようになりましたが、当時ロンドンではワイン、ブランデーが主流であり、ウィスキーはそれらに並ぶことはできませんでした。

しかし1860年頃からフィロキセラ( ブドウネアブラムシ )という害虫の大量発生によるブドウ畑の壊滅事件が起きます。

この害虫は根に寄生するため薬剤散布などが行えず、対策方法が確立するまでになんと約30年もの時間を費やします。

壊滅状態の間、ロンドンの紳士たちはブランデーの代わりにウィスキーを飲むようになり、ウィスキーはその後ヨーロッパ中で飲まれるようになりました。

Photo = フィロキセラ( ブドウネアブラムシ )

アメリカとウィスキー・・・18世紀初頭にスコットランドからアイルランドに渡り、その後アメリカに渡った移民の人たちがアメリカのペンシルヴァニア周辺に移住しました。

その移住した人々は農業の傍らにライ麦などを原料に使い蒸留酒を造っていました。

その後ウィスキー税反乱、南北戦争、アメリカ禁酒法などをきっかけにバーボンなどのアメリカンウィスキーや、カナディアン・ウィスキーが定着していきます。

Photo = ウィスキー税反乱を鎮圧するために閲兵しているジョージ・ワシントンの絵

日本のウィスキー・・・日本に初めてウィスキーが上陸したのは、黒船来航の時だと言われています。 そこから輸入するようになりますが、現サントリーの創始者である鳥井 信治郎氏が日本のウィスキーを造りはじめ、現在ではジャパニーズ・ウィスキーは世界5大ウィスキーの一つとして確立しています。

Photo = ヴィルヘルム・ハイネによる 黒船来航

  • ウィスキーの誕生・歴史は ⇒ コチラ
ウィスキーの原料・製法

ウィスキーの原料は、水、酵母、穀物の三つでできています。 水はミネラル分をバランスよく含んでいる天然水が最も適しています。酵母は麦汁の糖を食べ、アルコール発酵ガス、エステルなどの香気成分を作り出す微生物です。

ウィスキーの種類によって細かく規定を設けているのが穀物で、グレーンウィスキーやバーボンウィスキーには大麦麦芽の他に、小麦、ライ麦、トウモロコシが使われます。 トウモロコシが多いとまろやかになり、ライ麦が多いとドライフレーバーが強くなるのが特徴です。

原料の他にピートと呼ばれる、植物が長い年月をかけて炭化した泥炭を燃料とし、網に広げたモルトの下から焚いて穀物を乾燥させます。この時に穀物に薫香が染みつき、これがウィスキー特有の香りの元になっているのです。

ウィスキーの製法は大きく分けると、収穫 ⇒ 製麦( モルティング ) ⇒ 乾燥( ピート ) ⇒ 糖化( マッシング ) ⇒ 発酵 ⇒ 蒸留 ⇒ 熟成 ⇒ ブレンド ⇒ 完成

様々な工程を終え、樽熟成後にはウィスキー職人ともいえる「 ブレンダー 」によって各蒸留所の品質管理や個性を造り出し、世に出るのです。

  • ウィスキーの製法・原料は ⇒ コチラ

[ スポンサーリンク ]

[adcode]

ステアとは?

直接グラスに入れて混ぜることのできないカクテルグラスを使ったショートカクテル( マティーニ・マンハッタン etc… )を作るときに用いられます。

ミキシンググラス( 左の写真 )と言われる大きく厚みのあるグラスに、氷と材料を入れてかき混ぜます。 ステアにはもう一つ材料を「 冷やす 」という役目ががあります。 バーなどに行ってみるとお分かりかと思いますが、基本お酒は常温で棚に並んでいます。 なので材料を冷やすためにステア手法を用いるのです。

簡単にまとめますと、グラスに直接材料を入れて混ぜるのがビルド、ミキシンググラスに材料を入れて冷やすと混ぜるの両方するのがステアです。

お家で簡単人向け

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままクルクル回します。 炭酸系を使っている場合は、早く混ぜると炭酸が膨れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

本格的にやってみたい人向け

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます(ドリンクを体温で温めないため)右手はバースプーンを持ちます。(左利きの人は逆になります)
Step 2 = バースプーンを左の写真にあるように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

[ スポンサーリンク ]

[adcode]

カクテルを飲むタイミング用語 TPO

ディジェスティフ Digestif

「 ディジェスティフ Digestif 」とはフランス語で食後に飲むお酒のことで、英語では「 アフターディナー・ドリンク After dinner drink 」と呼びます。

特徴としてはブランデーなどのアルコール度数が高めのスピリッツを使い、クリームなどの甘味の強いものを材料に使う傾向があります。

アルコール度数が高いカクテルが多いのには理由があり、満腹になった後にアルコール度数が高めのお酒を飲むことで、食後の疲れた胃に刺激を与えます。

刺激を与えることにより、再度活性化させ消化を促進させる役割を持っているのです。

香りがあり、甘口のものが多い理由は、デザート感覚で楽しめることで、更なる満足感を与えることが目的としてあり、他には香り高いもので気分を落ち着かせることがあります。

ナイトキャップ Nightcap

ナイトキャップ・カクテルとは就寝前に飲むお酒のことの名前で、日本ではナイトキャップのことを「 寝酒 」と呼ばれています。

ナイトキャップの目的は、アルコールを摂取することにより、神経の緊張を緩和する効果があり、一日の疲労を癒すために体を温め、リラックスさせて眠りやすくするために飲まれます。

ベースのお酒で言うと主にブランデーベースが多くあり、割り材料もミルクや卵などが使われることが多いようです。 中には体を温めるためにホット・カクテルも多数あります。

アルコール度数が高めのものが多くあるため、飲みすぎないように少量をゆっくり飲み、頭と体を休めるようにしましょう。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

[ スポンサーリンク ]

[adcode]

このカクテルのおすすめ グラス

オールドファッションドグラス Old fashioned glass

カクテルやウィスキーなどをオン・ザ・ロック・スタイルで飲むためのグラス。 口が広く背が低いのが特徴で、大きく丸い氷を入れたりできます。

タンブラーグラスの上半分をなくした様な形をしていて、タンブラーグラスの原型となったグラスだと言われています。

正式名はオールド・ファッションドグラスで、この名前はカクテル「 オールド・ファッションド 」から由来していると言われています。

古来からあるものなので、「 オールド・ファッションド = 古風な 」という意味が由来とも言われています。

現在では名前が長く言いにくいためか、「 ロックグラス 」として広く使われています。

容量は180ml~450mlまで幅広くあります。

このカクテルに使う道具

目次