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ウイスキーサワーを注文すれば、あなたが飲んでいるのは、実はグロッグの直系の子孫です。何ヶ月にも及ぶ航海で壊血病を防ぐため、船員たちは酒の配給を柑橘の果汁で割っていました。ラムの代わりにウイスキーを使った、ほぼ同じ工夫です。1862年、ジェリー・トーマスがこのレシピを体系化し、今もしっかりとしたシェークが、あの夕焼けのような黄金色となめらかな口当たりを生み出します。
レモンの酸味がまず舌を刺激し、そのあとウイスキーの深い風味がゆっくりと広がります。今夜一杯、100年を超える航海の歴史を、グラスの中で味わってみてください。
レシピと作り方
材 料

Recipe no.100
- ウイスキー・・・・・・・・・・45ml
- レモンジュース・・・・・・・・20ml
- 砂糖・・・・・・・・・・・・・1tsp
- レモンスライス
※ 1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと
作り方

シェーカーにウイスキー、レモンジュース、砂糖(粉糖)、氷を入れます。
しっかりとシェークした後に、グラスヘ注ぎ氷を入れます。
レモンスライスをグラスの中へ入れて完成です。( 飾るでもよい )
- 技法 = シェーク
- グラス = シャンパン・フルート
- スタイル = サワー
- アルコール度数 = 23% ~ 24% 前後
- 最適なTPO = 日中 / 食前
- カクテル言葉 = 「 堅実 」
- カクテル誕生日 = 「 6月7日 」
ウイスキーサワーの詳細・動画
誕生・歴史

ウイスキーサワーは、実はグロッグとまったく同じ起源を持っています。バーが存在するずっと前、船員たちは何ヶ月にも及ぶ航海で壊血病を防ぐため、酒の配給を柑橘の果汁で割っていました。ラムの代わりにウイスキーを使った、ほぼ同じ工夫だったのです。
船員たちはこの習慣を陸に持ち帰り、1862年にジェリー・トーマスが「バーテンダーズ・ガイド」でその作り方を体系化しました。実は確認できる最古の新聞記事はそれよりわずかに早く、1870年1月のウィスコンシン州の新聞に、イギリス式のつづり「Whisky Sour」という名前がすでに登場しています。
ウイスキーサワーとグロッグが、今でもどこか親戚のような味わいを持つのは、この船員たちの系譜を共有しているからだと私は思います。
- グロッグのページは ⇒ コチラ
特徴・味わい

数ある サワースタイル の中でも最も古くからあり、最も有名なものがこのウイスキーサワーです。毎年発表されている世界クラシックカクテル・セールスランキング50に、毎回上位選出されているほどの人気であり、世界的に定番のカクテルです。
材料には、トウモロコシを原料としたバーボンウイスキーが特におすすめです。その甘みと深いコクが、この一杯に特によく合います。琥珀色に輝くウイスキーの豊かな香りに、フレッシュなレモンジュースの鮮やかな黄色と柑橘の爽快な酸味、そして砂糖のまろやかな甘みが加わります。
しっかりとシェークすることで生まれる滑らかな口当たりと、グラスに注がれた美しいオレンジがかった黄金色は、まるで夕暮れ時の空を映したような優雅さです。口に含むと、最初にレモンの酸味がキリッと舌を刺激し、続いてウイスキーの深い風味がゆっくりと広がっていきます。砂糖の甘みが酸味と調和し、全体のバランスを整えることで、ウイスキー初心者でも飲みやすい味わいに仕上がっています。
喉を通る瞬間は滑らかで、後味にはウイスキーの余韻とレモンの爽やかさが心地よく残ります。シンプルな材料だからこそ、ウイスキー本来の味わいを存分に楽しめる一杯。ウイスキーの種類やシロップの量を調整することで、自分好みの味を見つける楽しみも魅力です。クラシックな味わいと飲みやすさを兼ね備えた、バーで必ず注文したくなる定番カクテルといえます。
ポイント・アレンジ・相性の良い食べ物

相性の良い食べ物・おつまみ
- 熟成チェダーチーズ — ナッティな風味がウイスキーの樽香と重なり、レモンの酸味がチーズのコクをすっきり切ってくれます。
- グリルステーキ — 香ばしさとコクのある味わいが、この一杯の甘酸っぱさとバランスを取り、ウイスキーの温かみが肉の燻香と響き合います。
- ダークチョコレートトリュフ — カカオの苦味が砂糖の甘さと対比を成し、レモンの明るさが組み合わせを重くしすぎません。
作り方のポイント
多くの人がやりがちな失敗は、シェークが不十分なこと。これだと砂糖が溶けきらず、なめらかな口当たりにならず薄い印象になってしまいます。10〜15秒ほどしっかりシェークし、すべての材料を一体化させましょう。
アレンジ
- ニューヨークサワー — 赤ワインを少量フロートすると、フルーティーでタンニンのある層が加わり、見た目にも劇的な演出になります。
- エッグホワイトサワー — 卵白を加えてドライシェークすると、ベルベットのような泡と丸みのある口当たりになります。
- スモークドウイスキーサワー — スモーキングガンやスモークアイスキューブを使うと、たき火のような香りがほんのり加わります。
ニューヨークサワーとエッグホワイトサワーのアレンジでは生卵を使用するため、サルモネラ菌等のリスクを避けたい場合は低温殺菌卵(pasteurized eggs)の使用をおすすめします。
私なら、このカクテルには必ずライではなくバーボンを選びます。バーボン特有の自然な甘みが、サワーによりまろやかな土台を与えてくれるからです。ライの持つスパイシーな刺激では、この丸みは出せません。
レシピ動画
- レシピ動画|ヒューガバー カクテル探偵団 Channel Home
材料リスト
まろやかなバニラの香り、甘味とライ麦特有のスパイシーさのバランスの絶妙さとスムーズさです。上品な味わいが真のプレミアムバーボンの存在を確定しています
イタリア産有機栽培されたフェミネロ種を搾ったストレート果汁100%のレモンジュース。濃縮還元とは違う爽やかでフルーティーな生レモンのテイストを味わえ、甘味と酸味のバランスが良い。
創業1885年の日本の老舗で、明治時代には洋食文化が次々と輸入される中、食品界の時代の最先端を走ってきたブランドです。糖度が高いので伸びがよく、ほのかに漂うバニラの香りが特徴です。
世界クラシックカクテル セールスランキング ベスト 50
イギリスの酒類専門誌「 ドリンク・インターナショナル 」が、「 トップセールス( 販売数 ) 」「 トップトレンド( 流行 ) 」をテーマに、厳選された一流のBARなど100店舗からアンケート調査をし、ランキング化して毎年クラシック・カクテルセールスベスト50として発表しています。
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ー ウィスキーサワーのランキング歴 ー
- 2025年・06th / 11回目選出・前年同位
- 2024年・06th / 10回目選出・1 up ⇑
- 2023年・07th / 9回目選出・3 up ⇑
- 2022年・10th / 8回目選出・3 down ⇓
- 2021年・07th / 7回目選出・2 down ⇓
- 2020年・05th / 6回目選出・2 down ⇓
- 2019年・03th / 5回目選出・前年同位
- 2018年・03th / 4回目選出・2 up ⇑
- 2017年・05th / 3回目選出・1 up ⇑
- 2016年・06th / 2回目選出・4 up ⇑
- 2015年・10th / 初選出
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