アメリカン・ウィスキーの特徴と主なブランド|カクテルのお酒 ウィスキー編

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アメリカン・ウィスキーとは

アメリカン・ウィスキーとは、その名前の通りアメリカで造られたウィスキーのことです。 世界5大ウィスキーの一つであり、日本でもおなじみのブランドが多数あります。

世界5大ウィスキーの中でも分類の数が多く、バーボン、テネシー、ライ、コーンなど様々あり、その種類によって原料や製法を細かく定められています。

まずアメリカン・ウィスキー全般の規定の内容は、アメリカ合衆国連邦規則集第27編第5条の22によって下記のように規定されています。 ただアメリカから輸出される蒸留酒については適用外になるそうです。

[ アメリカン・ウィスキーの規定 ]

原料は穀物を使い、アルコール度数95%未満で蒸留後、オーク樽で熟成させたもの、およびそれにスピリッツをブレンドしたもので、アルコール度数40%以上で瓶詰めしたもの。( ただしコーン・ウィスキーについては熟成不要とする )
エタノール濃度はは熟成前の樽詰め段階で62.5%以下でなければならない。

上記の規定をまもりつつ、種類別の原料や製法などの規定が上乗せされて、様々な種類のアメリカン・ウィスキーに区分されます。

[ 種類別規定 ]
  • バーボン・ウィスキー・・・・トウモロコシを51%以上使用。 80%以下で蒸留し、内側を焦がしたオーク新樽にアルコール度数62.5%以下で樽詰めさせ、2年未満熟成させたもの。
  • ライ・ウィスキー・・・・・・ライ麦を51%以上使用。 80%以下で蒸留し、内側を焦がしたオーク新樽にアルコール度数62.5%以下で樽詰めさせ、2年未満熟成させたもの。
  • ウィート・ウィスキー・・・・小麦を51%以上使用。 80%以下で蒸留し、内側を焦がしたオーク新樽にアルコール度数62.5%以下で樽詰めさせ、2年未満熟成させたもの。
  • モルト・ウィスキー・・・・・大麦麦芽を51%以上使用。 80%以下で蒸留し、内側を焦がしたオーク新樽にアルコール度数62.5%以下で樽詰めさせ、2年未満熟成させたもの。
  • コーン・ウィスキー・・・・・トウモロコシを80%以上使用。 80%以下で蒸留したもの。
  • ブレンデッド・ウィスキー・・ストレートウィスキーを20%以上使用し、他のウィスキーまたはスピリッツをブレンドしたもの。
  • テネシー・ウィスキー・・・・トウモロコシを51%以上使用。 テネシー州で造られていること。80%以下で蒸留し、内側を焦がしたオーク新樽にアルコール度数62.5%以下で樽詰めさせ、2年未満熟成させたもの。 チャコールメローイング製法を行ったもの。

ブレンデッド・ウィスキー、コーン・ウィスキー、テネシー・ウィスキー以外は原料が違うだけで製法などは同じです。 コーン・ウィスキーは熟成をしなくても構わないのですが、熟成してるものも存在はしています。 テネシー・ウィスキーは、バーボン・ウィスキーにチャコールメローイング製法をするかしないかの違いとテネシー州指定があるかどうかの違いです( 厳密な規定はありません )2年以上の熟成をした場合、種類名称の頭に「 ストレート 」が付くようになります( 例:ストレート・バーボン・ウィスキー )

チャコールメローイング製法

チャコールメローイング製法とは、1866年から続けられているジャックダニエルにしか使われていない独自の技術で、サトウカエデというメープルシロップを造る際に使われる植物の木を燃やして炭を作り、その炭をタンクの中に3m程敷き詰めて層をつくり、そこに原酒を入れゆっくりと濾過するという工程です。

目的としてはまろやかで雑味のない味わいを生み出すためであり、香り付けなどの役割というより、余計なものを取り除くという風に認識した方が正解かもしれません。

Photo = ジャック ダニエル蒸留所 木炭作り

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アメリカンウィスキーの歴史

18世紀初頭にスコットランドからアイルランドに渡り、その後アメリカに渡った移民の人たちがアメリカのペンシルヴァニア周辺に移住しました。 その移住した人々は農業の傍らにライ麦などを原料に使い蒸留酒を造っていました。

Photo = ウィスキー税反乱を鎮圧するために閲兵しているジョージ・ワシントンの絵

18世紀後半の1775年にイギリス対イギリス領13植民地( 現在のアメリカ )の戦争が始まりました、後の「 アメリカ独立戦争 」です。そして1783年にイギリス領13植民地が勝利し、アメリカ独立戦争が終結しました。 新国家アメリカ政府は国家財政立て直しを急務とし、1791年に国内生産物に対する課税を行います。 当時アメリカにおいて国内生産、流通しているものはウィスキーがメインでした。そのためこの課税はウィスキーに対するものと認識され「 ウィスキー税 」と呼ばれるようになります。そのウィスキーは貧しいペンシルヴァニア州( アメリカ北東端 )の西部で生産され、裕福なペンシルヴァニア州東部で飲まれていました。 西部の人々は貧しく硬貨などの存在も少なかったため、お金の代わりにウィスキーを使って物々交換をしていたほどです。 そんな中ウィスキー税が決定すると西部の人たちは、元々の東部に対しての不公平さの不満と、西部の人たちにとってウィスキーは大きな生活の糧だということも重なり強く反発をします。

1794年に西部に派遣されてきた連邦保安官が納税拒否者に対して召喚令状を発行すると、反対運動は激化し、500人以上の武装した民衆たちによって徴税官を襲撃します。 このことを知った初代大統領ジョージ・ワシントンは武力鎮圧を決め、各州から約13,000人もの兵を率い自らペンシルヴァニア西部へと進軍します。 しかしワシントンが到着する前に解散していたので、本格的な武力衝突は起こりませんでした。 西部の人たちはその後、重い税金から逃れるため、アパラチア山脈の西側へと移住を始めます。当時アメリカはまだアパラチア山脈の東側しか管理されておらず、アパラチア山脈の西側は未開の地であり、国外と同じ扱いでした。

移住した先は現在のケンタッキー州やテネシー州周辺で、この地域はトウモロコシを育てるのに適していた土地であったことと、多くの川があったことから、その土地でもウィスキーを造られるようになりました。 これがバーボン・ウィスキーの製法が確立されていきました。

1785年教会の牧師となったエライジャ・クレイグはケンタッキー州へ移り住み、製紙工場などを建設し、地元の名士となりました。

1789年にはウィスキー製造に着目し蒸留所を建設します。 その時にクレイグは蒸留したウィスキーを熟成する際に、間違って内側が焼けてしまった樽に入れて放置してしまいます。 数年後そのウィスキーを飲むとこれまでと違った風味が発見され、これがバーボン・ウィスキーの原型となりました。その後アメリカ・南北戦争後に連続式蒸留機の登場により、バーボン・ウィスキーの大量生産が可能になります。

そしてお酒の歴史上の中で世界をも大きく巻き込んだ出来事がおきます。 「 アメリカ禁酒法 」です。 アメリカ国内でのお酒の製造・販売が禁止されました。 これにより販売業だけではなく、製造業、農業に大打撃が走り、一気に失業者を増やすと共に、アメリカと貿易をしていた世界各国の蒸留所や貿易業をも大打撃を与えました。

行き場をなくした蒸留所関連の人々は、カナダへと移住を余儀なくされ、バーテンダーはヨーロッパへと移り住むようになりました。 しかしこの法案は長くは続かず、1933年には解禁し、世界第二次大戦後に酒造業は、過去を大きく上回る勢いで伸びていきました。

Photo = エライジャ・クレイグの木版画

アメリカンウィスキーの主な生産地

Photo = ケンタッキー州・カンバーランド滝

アメリカン・ウィスキーと言えばケンタッキー州とテネシー州の二つが挙げられます。 テネシー・ウィスキー以外はアメリカのどこで生産されてもアメリカン・ウィスキーですが、歴史的背景や地形、気候などといった環境が整っているのがこの2つの州なのです。 アメリカン・ウィスキーの代表的存在であるバーボン・ウィスキーの生産量の約9割以上がこのケンタッキー州で生産され、世界的にも有名なブランドはほぼこの地で生産されたものを使っています。

ウィスキー造りで大切な原料となる水も、ケンタッキー州とテネシー州にはあり、主にケンタッキー州の北側を州境に流れるオハイオ川、アパラチア山脈のすぐ西側にケンタッキー州を南北に割るように流れるケンタッキー川など水も豊富です。 実はバーボン・ウィスキーのいくつかの特徴の中にこの水があり、バーボン・ウィスキーには「 ライムストーンウォーター 」が使われているのです。 ライムストーンウォーターとはライムストーン( 石灰岩 )によって濾過された硬水のことで、鉄分をほぼ含んでおらず、カルシウムが豊富な水としてバーボン・ウィスキーに使われています。

そして原料となるトウモロコシ、熟成に使われる内側が焦げた新樽がバーボン・ウィスキーの力強い味わいを生み出しているのです。

アメリカンウィスキーの主な銘柄

ウィスキー発祥の地であるスコットランドやアイルランドとは異なった製造法、特徴を持ち、力強く味わい深いバーボン・ウィスキーを筆頭に、アメリカン・ウィスキーはスコッチなどと同等の認知度と人気を持ち、銘柄数も多く、アメリカらしさの溢れているウィスキーです。 現在では日本でも人気の銘柄が多く、世界中でも飲まれているウィスキーです。

ジャック・ダニエル Jack daniel’s

創始者はブランド名と同じ名前の「 ジャスパー・ニュートン・ジャック・ダニエル 」氏です。 彼は貧しい家庭で生まれ、1857年ジャック・ダニエルが7歳の時に、教会の牧師兼蒸留所のオーナーであるダン・コールのところで雇われることになります。

そこでウィスキーの製造を子供のころから学び、1863年ダン・コールは牧師の仕事に専心するため、ジャック・ダニエルに蒸留所を譲ります。 このときまだ13歳だったそうです。

1866年には自分の名前を使ったウィスキーを販売すると同時に、政府が酒類に税金をかけてくると先読みしアメリカ初の政府公認蒸留所として登録をしました。

1904年にはアメリカ・ミズーリ州で行われたセントルイス万博博物館で現在のNo.7を出品し、世界各国のウィスキーの中から唯一金賞を獲得することで世界的に認知度を高めました。

そしてアメリカ禁酒法に入ると閉鎖へと追い込まれます。 ジャック・ダニエルの甥であるレム・モトローが禁酒法撤廃後に再建をしますが、レム・モトローを継ぐ者がいなかったため酒類の会社であるブラウン・フォーマンに買収されました。現在では世界での販売数が、スコッチ・ウィスキーの「 ジョニー・ウォーカー 」に次いで2番目に生産・販売されるほど世界中で飲まれています。

ジャック・ダニエルの特徴はなんといってもバーボン・ウィスキーではなくテネシー・ウィスキーであること。 原料はほぼバーボン・ウィスキーと変わりはありませんが、バーボン・ウィスキーはアメリカのどの地域で生産してもバーボンですが、テネシー・ウィスキーはテネシー州で生産しないとその名は呼ぶことができません。 そして製法過程でサトウカエデの炭でニュートラル・スピリッツを約10日間かけて濾過するという( チャコールメローイング製法 )が用いられていることです。

芳醇なウッディな香りがあり、まろやかさと甘味、かすかな苦味を奥深く感じられます。 ソフトな甘味と香り、そして爽やかさ菜口当たりが特徴的な一品です。

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フォアローゼス Four roses

フォア・ローゼズの名前の由来は、いくつかの諸説があり、明らかになっていません。 幾つかある諸説の中で最も有力とされているのが、創業者である「 ルーファス・マシューソン・ローズ 」とその兄弟、それから息子二人を合わせた4人のローズ( Four Roses )が名前の由来と言われています。

フォア・ローゼズは1888年に創業します。 順調に大きくなっていったフォア・ローゼズは1920年、アメリカ禁酒法時代を迎えます。 ただフォア・ローゼズは他の酒造業と異なり、この期間であっても政府から例外的に製造の許可を得ていた数少ない蒸留所で、目的は主に薬用バーボンだそうです。

特徴は、原料の比率や5種類の酵母の組み合わせであったりの違いを付けた原酒を10種類つくり、それらを混ぜ合わせてつくるという他では見られない手の込んだ製造方法を行っています。 そのこだわりからフルーティー、フローラルがあり、やわらかい深みが生まれています。 全体的に華やかでフレッシュな飲み口を楽しめます。

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ジムビーム Jim beam

創業者の「 ヨハネ・ヤコブ・ボーム 」氏の両親はドイツからアメリカ・ペンシルベニア州へ移住をし、そこでボームは誕生します。 ボームはドイツ語から英語へと名前の読みを変え、「 ジェイコブ・ビーム 」と名乗ります。

ジェイコブ氏はケンタッキー州のライムストーンウォーターを気に入り、ケンタッキー州へ移住すると、1795年から蒸留を始め「 オールド・ジェイク・ビーム 」というブランド名で初出荷を果たしました。

その後子孫へと受け継がれ、4代目の「 カーネル・ジェイムズ・ビーム 」氏に受け継がれた頃にアメリカ禁酒法時代が始まります。

大打撃を受けたバーボン業界と自身の会社を見事立ち直らせることに成功させると、その英雄を讃えるためにこれまでのブランド名をカーネル・ジェイムズ・ビーム氏の名前を使ったブランド名に変更し「 ジム・ビーム 」としました。

そして2014年にサントリーホールディングスが買収し、会社名を「 ビーム・サントリー 」に変え、日本でもおなじみのバーボン・ウィスキーとなっています。

ウィスキーの特徴は、スパイシーな香りを持ちながら、バニラやキャラメルなどの香りも感じられ、ライトボディの味わいが爽やかな飲みやすさを持ち合わせています。 そのライトボディがハイボールなどに合う風味で、レモンジュースなどの柑橘系酸味との相性も良いので、カクテルに使うことにもお勧めできます。

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ワイルドターキー Wild turkey

1855年にコーヒーや紅茶などを販売していたオースティン・ニコルズ社が設立され、その後ウィスキー製造を始めます。1893年にシカゴ開催のワールド・フェアでケンタッキーを代表するウィスキーに選出されると、全米にその名が知れ渡りました。

ワイルドターキーというネーミングは、当時社長であったトーマス・マッカシーが七面鳥ハンティングの仲間にウィスキーを振舞った際に、好評だったことから仲間の一人が名付けたことが由来だそうです。

アメリカ禁酒法時代は食品関係に力を入れ生き延びます。 禁酒法が廃止されると、待ってましたのごとく食品業を撤退し、再度ウィスキー製造に力を注ぎます。

1970年代に入り、ようやく蒸留所を買収し、製造から蒸留、販売まで一貫したシステムを組むことができるようになりました。

オースティン・ニコルズ社は、1980年にペルノ・リカール社に買収され、さらに2009年にカンパリグループが買収し、現在に至ります。

特徴は、他のバーボンと比べるとコーンの比率が少なめにしてあり、その代わり大麦麦芽とライ麦が多くしてあります。 そのため、甘さ控えめでスパイシーな風味が特徴的です。 他にも時価培養されたこだわりの酵母使い、強烈に焦がしたホワイトオークの新樽を使う事で、他のバーボンよりもフレーバーのこだわりが伺えます。

全体的に甘味とコクを感じられ、スパイシーも感じることができる一品です。

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メーカーズマーク Maker’s mark

1780年にスコッチ・アイリッシュ系移民であったロバート・サミュエルズがペンシルベニアからケンタッキーへと移住をします。 そこで農業を行いながら、自家用のウィスキーを造り始めます。

時は流れ、孫のテーラー・ウィリアム・サミュエルズが本格的にバーボン・ウィスキーの製造を開始するために蒸留所を設立します。そして1920年アメリカ禁酒法が始まり、操業停止になってしまいます。

1933年にアメリカ禁酒法が撤廃されると操業を再開しますが、元の様にはいかず苦悩の時期が続きます。

1951年6代目になるビル・サミュエル・シニアは農園と小さな蒸留所を買い取り、これまで170年にわたり一家を支えてきたウィスキーレシピを燃やし、 素朴な味わいのウィスキーではなく、世界で評価を得れる最高品質のウィスキーを目指すことに大きく舵を切り出します。

力を注いだのはウィスキーの製造のみではなく、マーケティングにも力を注ぎました。 そのマーケティングに個性を生み出したのがビルの妻であるマージーでした。 マージーはネーミングを製造社の印( メーカーズマーク )という製造者をリスペクトしたネーミングにしたり、現在でも続いているボトルの封をろうを施すアイデアを生み出します。そして1959年に個性的なボトルとネーミングに包まれた高品質なウィスキーが発売されました。

メーカーズマークの特徴はまず原料にあります。 通常バーボン・ウィスキーの原料は大麦麦芽、ライ麦、トウモロコシですが、メーカーズマークはライ麦を使わず冬小麦を使います。 ライ麦独特のスパイシーさがなくなる代わりに、冬小麦由来のスイートかつソフトな飲み心地が特徴となっています。

ふくよかな甘い香りを持ち、小麦特有の穀物の甘味を感じられ、ソフトで余韻が魅力的な一品です。 そのソフトな口当たりからロック、ハイボールなど様々なバリエーションで使えます。

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ノブクリーク Knob creek

ノブ クリークとは、アメリカ・ケンタッキー州にある農場の名前と小川の名前が同じで、おそらくこれが由来となっています。 この土地は第16代アメリカ大統領であるエイブラハム・リンカーンの生まれた土地として有名です。

製造元はジムビームを生産している蒸留所で、高級酒市場をターゲットにしたバーボン・ウィスキーとして1992年に導入されました。

バーボン・ウィスキーの匠として有名な「 ブッカー・ノー 」氏が、「 本来のバーボンの姿 」というコンセプトを掲げて生産されたバーボンで、1897年に成立された「 ボトルド・イン・ボンド法 」を採用しています。

最上級の原料を厳選、温度差の激しいこの土地に合わせて小さめの樽の内側をデコボコになるまで焼くなどの工夫を重ねて生まれたスペシャルな一品です。

ウィスキーの特徴は、甘いバニラやナッツなどを思わせるオーク樽の香りが強く感じられ、その濃い琥珀色が象徴的な9年熟成の一品で、甘味と旨味が印象的な風味と100プルーフ( アルコール50% )の飲みごたえがバーボンらしい力強さを楽しませてくれる名品です。

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バッファロートレース Buffalo trace

アメリカ・ケンタッキー州を流れるケンタッキー川沿いに広大な敷地を持つバッファロートレース社。 このネーミングの由来は、蒸留所があるこの土地は、元々バッファローの大群が通る道であったため、「 バッファローの足跡 」または「 バッファローの道 」というブランド名になったそうです。

バッファロートレース社は、全米で現在操業されている蒸留所の中でも最古の歴史を持つ蒸留所で、創業は1775年です。 本格的な蒸留所が建てられたのが1811年で、この蒸留所でつくられている高級ウィスキーの名前にもなっている「 ベンジャミン・ハリソン・ブラントン 」氏が創業者です。

操業から何度もブランド名を変えてきましたが、1999年で現在の「 バッファロートレース 」というブランド名にたどり着いたそうです。

1920年から始まったアメリカ禁酒法で、政府より製造を許可された蒸留所がわずか4カ所あり、その4っつの内の一つがこのバッファロートレースです。 製造可能となった理由は「 医薬目的 」だそうです。

この蒸留所では、バッファロートレース以外にも複数のブランドを製造しており、原料であるトウモロコシ、ライ麦、大麦麦芽などの原料の割合を変えたレシピが5つあると言われている蒸留所です。

このウィスキーの特徴は、まろやかなバニラの香り、甘味とライ麦特有のスパイシーさのバランスの絶妙さとスムーズさです。その上品な味わいが真のプレミアム・バーボンの存在を確定しています。

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ブラントン Blanton’s

ブラントンは1984年にアメリカ・ケンタッキー州の州都であるフランクフォート市の市制200年を記念して造られたプレミアム・バーボン・ウィスキーです。

ネーミングのブラントンとは、バーボン・ウィスキーの匠として知られている「 アルバート・ブラントン 」氏にちなんで付けられた名前だそうで、八角形の上品なボトルのキャップには、世界3大ダービーの一つであるケンタッキーダービーをイメージしたキャップです。

コーンの比率を高めにしてから製造し、通常味を均一化するために様々な樽の原酒をブレンドしますが、ブラントンは少なくとも3人のマスターディスティラーがテイスティングを行い4年以上熟成させ、ブラントンとして世に出しても良いかどうかを検討し、そこを通過した樽は専用の倉庫へ移動し、さらに4年間熟成させます。

そして一つの樽( シングルバレルバーボン )から生まれたウィスキーは、ボトルに詰められ、熟成された倉庫や品番、蔵出しの日付などを手書きで記入したラベルが貼られ出荷されるというまさにプレミアムな至高のバーボン・ウィスキーです。

ナッツでオイリーな香りを持ち、芳醇さ、濃厚さ、重厚さという風味を特徴に持ち、まさにバーボン・ウィスキーの中のバーボン・ウィスキーであると感じられる一品です。

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ウッドフォードリザーブ Woodford reserve

ケンタッキー州の牧草地帯で1812年にオールド・オスカー・ペッパー蒸留所が誕生します。 その後1878年ラブロー&グラハム、1941年ジャック・ダニエル、1972年に地元の農業と、それぞれ経営権が移行します。 そして1994年にブラウン・フォーマン社が蒸留所を買収し、2003年にウッドフォードリザーブ蒸留所へと改称します。

ケンタッキー州最古の蒸留所でつくられているこのバーボン・ウィスキーは、1994年に再開した際にスコットランドから3基の銅製ポットスチルを取り寄せ、当時では初の試みであった3回蒸留を行い、酵母は創業時から受け継がれ、アメリカ禁酒法の時は冷凍保存してその時期を凌いだオリジナルを使っています。伝統の製法を守り続けているため少量生産なプレミアムなバーボン・ウィスキーです。

原材料の約72%がトウモロコシを使用しているため、穀物の奥深いコクが特徴で、フレッシュな柑橘系の香りにバニラなどの甘い香りも感じられ、滑らかでスムーズな口当たりと甘味、バーボンらしい力強い風味が特徴的です。 非常になめらかな口当たりとスパイシーな面も持ち合わせており、ストレートたロックスタイルだけでなく、カクテルの材料として使われている一品です。

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I.W ハーパー I.W Harper

I.W ハーパーは1877年にアメリカ・ケンタッキー州・ルイヴィルで誕生しました。 創始者は「 アイザック・ウォルフ・バーンハイム Isaac wolfe bernheim 」氏で、名前を読むとお気づきな方もいる通りドイツ系のアメリカ人です。 I.W ハーパーという名前にある「 I.W 」は創始者である彼の名前が由来であり、ハーパーとは、バーンハイム氏の無二の親友であった「 フランク・ハーパー 」氏から由来されているそうです。 顧客と品質を重視したバーンハイム氏のスタイルは幼児では珍しかった透明のボトルを採用し、顧客が中身を確認できるという販売法を行うなど、積極的に改革を起こします。

そして1885年ニューオーリンズで行われた万博博覧会が開催されます。ウィスキーを世に送り出してからわずか8年という時間で金賞を受賞します。 世界の博覧会で5つもの金賞を受賞するという偉業を成し遂げ、現在のラベルにも印刷されるようになり、その後世界中で飲まれるようになったバーボン・ウィスキーを代表する一品にまで定着しました。

ウィスキー自体は穀物とハチミツなどの甘い香りを感じられ、風味にもその甘味とスパイシーさも味わえます。深みのある甘味と、トウモロコシの比率が高いことからか力強さも感じれる一品です。

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