サイドカー のカクテルレシピ・作り方・特徴・由来|ブランデー + ホワイトキュラソー + レモンジュース

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琥珀色に輝くブランデーを主役にした「サイドカー」は、1930年代パリで誕生した世界三大カクテルの一つです。ホワイトキュラソーの華やかな甘みとレモンの爽やかな酸味が、ブランデーの芳醇な香りを引き立てます。「カクテルの黄金比」と呼ばれる完璧なバランスで、特別な夜にふさわしい一杯をぜひお楽しみください。

目次
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レシピと作り方

材 料

ホワイトキュラソーのおすすめ銘柄リスト

作り方

  • 技法 = シェーク
  • グラス = カクテルグラス
  • アルコール度数 = 25% ~ 26% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / 食前
  • カクテル言葉 = 「 いつも二人で 」
  • カクテル誕生日 = 「 9月24日 」

サイドカーの詳細・動画

由来・歴史

第一次世界大戦時のサイドカー

サイドカーは、ブランデーベースを代表するクラシックカクテルですが、その誕生には複数の説が存在しています。最も有力な説は、1933年にフランス・パリの「ハリーズ・ニューヨーク・バー」のオーナーバーテンダー、ハリー・マッケルホーンが考案したというものです。彼が以前に生み出した「ホワイトレディー」をフランス人向けに改良し、サイドカー付きの二輪車に乗ってくる常連客にちなんで名付けられました。

ただし1919年にマッケルホーン自身が著した本には、このレシピがニューヨークのホテルのバーテンダー、チャールズ・マハニーのものであるという記述もあり、真の考案者は謎のままです。また1922年発刊のカクテル本には既に同じレシピの記載があったことから、別の名前で存在していた可能性もあります。いずれにせよ、このカクテルを「サイドカー」として世界に広めたのはマッケルホーンの功績といえるでしょう。


機関銃を乗せた軍用サイドカー

「サイドカー」という名前は、1930年代に庶民の足として普及した側車付き二輪車からきています。当時、四輪車は高価で手が届かず、二輪車に台車を取り付けたこの乗り物が爆発的に広まりました。人を乗せるだけでなく荷物を運んだり、豪華な屋根付きタイプも登場し、やがて第一次世界大戦では機関銃を搭載して活躍するほどの存在になります。

このレシピは「カクテルの黄金比」とも呼ばれ、ベースを変えることでホワイトレディーやマルガリータなど、数々の名作カクテルが生まれました。

このカクテルのレシピはベースを変えることで様々なカクテルになります。

  • ジンに変えると・・・・・「 ホワイトレディー 」
  • ウォッカに変えると・・・「 バラライカ 」
  • ラムに変えると・・・・・「 X.Y.Z 」
  • テキーラに変えると・・・「 マルガリータ 」
    ( 正確にはレモンジュースをライムジュースに変え、塩スノースタイルにしている )

という風になります。 ここで特徴的なのが上記のカクテルの認知度です。 全てそのベースの中では代表的なカクテルなのが驚きです。 このレシピは「 カクテルの黄金比 」とも言われ、様々なカクテルで使われています。

特徴・味わい

チューリップグラスに入ったブランデー

サイドカーは、ブランデーの芳醇な香りとコクを主役に、ホワイトキュラソーの華やかなオレンジの甘みとレモンジュースの爽やかな酸味が調和した、バランスの美しいカクテルです。ブランデーは葡萄を蒸留して造られる琥珀色のスピリッツで、樽熟成による深い香りとまろやかな味わいが特徴。ホワイトキュラソーはオレンジの果皮から抽出された透明なリキュールで、柑橘の甘い香りと控えめな甘さを持っています。

シェーカーで冷やされたカクテルは、淡い黄金色に輝き、グラスに注がれる瞬間から上品な印象を放ちます。一口含めば、ブランデーの豊かな香りとオレンジの華やかな甘い香りが鼻を抜け、レモンの酸味が舌を心地よく刺激します。喉を通る瞬間は滑らかでありながら力強く、余韻にはブランデーの深いコクと柑橘の爽やかさが長く残ります。「カクテルの黄金比」と呼ばれるこのレシピで、ブランデーの新たな魅力をぜひ体験してください。


Point|バーテンダーからのおすすめ

  • 相性の良い食べ物・おつまみ・・・フォアグラのテリーヌやスモークサーモン、ブルーチーズなど、リッチな味わいの前菜と相性抜群です。ブランデーのコクが料理の旨味を引き立てます。
  • 作り方のポイント・・・シェークは力強く、しっかりと冷やすことが重要です。氷とともに勢いよく振ることで、材料が均一に混ざり、なめらかな口当たりとキレのある味わいが生まれます。
  • 飲み方の注意・・・アルコール度数が高めながら飲みやすいため、ペース配分に注意が必要です。ゆっくりと香りを楽しみながら、一口ずつ味わうのがおすすめです。
  • アレンジの楽しみ方・・・グラスの縁に砂糖をつけるスノースタイルにすれば、甘さが加わってより飲みやすくなります。ブランデーをコニャックに変えれば、より芳醇な味わいが楽しめます。

レシピ動画

材料リスト

オーク樽で長期熟成されたエレガントでフローラルな香りが感じられるブランデー。 バニラの香り、熟した果実のしっかりとしながらも繊細な香り、まろやかさとシルクのような質感が特徴です。

オレンジの果皮をスピリッツに漬けこみ加糖をしたリキュールで、強すぎないフルーティーな甘味と香りが、様々な材料と合い、ベースのお酒の引き立て役としてよく使われているリキュールです。

イタリア産有機栽培されたフェミネロ種を搾ったストレート果汁100%のレモンジュース。濃縮還元とは違う爽やかでフルーティーな生レモンのテイストを味わえ、甘味と酸味のバランスが良い。

サイドカーのバリエーションカクテル

グラスに入ったカクテル・サイドカー
  • ウィスキーサイドカー・・・・ベースをウイスキーに変更したレシピ
  • サイレントサード・・・・・・ベースをスコッチウイスキーに変更したレシピ
  • チャペル・ヒル・・・・・・・ベースをバーボンウイスキーに変更したレシピ
  • シュバリエカクテル・・・・・サイドカーにアンゴスチュラビターを追加したレシピ
  • ビッグボーイ・・・・・・・・レモンジュースをレモンシロップに変更したレシピ
  • ビトゥイーンザシーツ・・・・サイドカーにラムを追加したレシピ
  • ドーヴィル・・・・・・・・・サイドカーにカルヴァドスを追加したレシピ
  • ブランデークラスタ・・・・・サイドカーの原型となったカクテル
  • アップル・カー・・・・・・・ベースをカルヴァドスに変更したレシピ
  • シャンパーニュサイドカー・・サイドカーをシャンパンで割ったカクテル
  • 焼酎サイドカー・・・・・・・ブランデーを焼酎に変えたレシピ

世界クラシックカクテル セールスランキング ベスト 50

カクテル世界ランキング総合のタイトル画像

イギリスの酒類専門誌「 ドリンク・インターナショナル 」が、「 トップセールス( 販売数 ) 」「 トップトレンド( 流行 ) 」をテーマに、厳選された一流のBARなど100店舗からアンケート調査をし、ランキング化して毎年クラシック・カクテルセールスベスト50として発表しています。

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ー サイドカーのランキング歴 ー

  • 2025年41th / 11回目選出・15 down ⇓
  • 2024年26th / 10回目選出・16 up ⇑
  • 2023年42th / 9回目選出・7 up ⇑
  • 2022年49th / 8回目選出・15 down ⇓
  • 2021年34th / 7回目選出・11 up ⇑
  • 2020年45th / 6回目選出・15 down ⇓
  • 2019年30th / 5回目選出・06 down ⇓
  • 2018年24th / 4回目選出・12 up ⇑
  • 2017年36th / 3回目選出・3 down ⇓
  • 2016年33th / 2回目選出・9 up ⇑
  • 2015年42th / 初選出
  • 西暦をクリックで年代別ページへジャンプします。

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