シャンパーニュ・サイドカー|カクテルレシピ・作り方・特徴を解説( ブランデー・ホワイトキュラソー・レモンジュース・シャンパン )

レシピ

材 料

Recipe no.381

  • ブランデー・・・・・・・・・・30ml
  • ホワイト・キュラソー・・・・・15ml
  • レモンジュース・・・・・・・・15ml
  • シャンパン・・・・・・・・・・Full

技法 = シェーク & ビルド

作り方

グラスは シャンパングラスのフルート型 を使います。 他には サワーグラスコリンズグラス でも良いでしょう。

  • Step 1 = シェーカーにブランデー、ホワイト・キュラソー、レモンジュース、氷を入れます。
  • Step 2 = しっかりと シェーク します。
  • Step 3 = シェークした材料をグラスヘ注ぎます。
  • Step 4 = 泡立たないようにシャンパンを入れます。
  • Step 5 = ゆっくりと ビルド をして完成です。

アルコール度数 = 17% ~ 18% 前後

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特徴・感想

「 サインドカー 」というブランデーベースを代表するカクテルがあり、今回紹介したシャンパーニュ・サイドカーは、サイドカーから派生したバリエーション・カクテルです。

ブランデーの芳醇な香りとコクをベースに、ホワイト・キュラソーの甘味、レモンジュースの柑橘系酸味を加えたサイドカーのレシピを、フルーティーで爽快感のあるシャンパンで割ったカクテルです。サイドカーを飲みやすくし、上品さをアップさせた一品です。

シャンパンにコクとほのかな酸味を加えたようなカクテルで、食前酒( プレディナー )として飲むのもお薦めできます。

このカクテルで使う材料

サイドカーの由来とバリエーション

誕生・由来

サイドカーの誕生には幾つかの説があり、確定しているものはありません。

有力なものが、フランス・パリのニューヨークバーのオーナーであり、カクテルの歴史には必ず出てくる人物でもある「 ハリー・マッケルホーン 」氏が、1933年に考案した説。

マッケルホーンが考案したカクテルに「 ホワイト・レディー 」があり、これをフランス人に向けて改良したカクテルが「 サイドカー 」と言われています。このカクテルを飲みに来る常連客がサイドカーを乗って来ていたことからこの名前が付いたそうです。

ただマッケルホーン自身が1919年に著した本の中に、このレシピは「 チャールズ・マハニー 」氏のレシピという但し書きがあることから、他の名前で存在していたようです。しかしながら現在このレシピは「 サイドカー 」として世界中に知れ渡っています。 これはマッケルホーン氏の功績であることには間違いありません。

サイドカーのバリエーション
  • サイドカー・・・・・・・・・・本家本元のブランデーベースカクテル。
  • ウィスキー・サイドカー・・・・ベースをウィスキーに変更したレシピ。
  • サイレント・サード・・・・・・ベースをスコッチウィスキーに変更したレシピ。
  • チャペル・ヒル・・・・・・・・ベースをバーボンウィスキーに変更したレシピ。
  • シュバリエ・カクテル・・・・・サイドカーにアンゴスチュラビターを追加したレシピ。
  • ビッグ・ボーイ・・・・・・・・レモンジュースをレモンシロップに変更したレシピ。
  • ビトゥイーン・ザ・シーツ・・・サイドカーにラムを追加したレシピ。
  • ドーヴィル・・・・・・・・・・サイドカーにカルヴァドスを追加したレシピ。
  • ブランデー・クラスタ・・・・・クラスタスタイル+スノースタイル。
  • アップル・カー・・・・・・・・ベースをカルヴァドスに変更したレシピ。

カクテルの材料

ホワイト・キュラソー

キュラソーとは、南米のベネズエラの北海にあり、現在はオランダ領となっている島です。

この島は1499年にスペイン人によって発見されます。 元々は先住民であるアラワク諸族が住んでいましたが、1527年からスペイン人に労働奴隷として連れていかれるようになり、現在ではほぼ絶滅しているそうです。

1634年にオランダ艦隊がキュラソー島に居たスペイン人を追い出し、砦を建設。 その後港と建設するとトウモロコシや落花生、塩などの生産で栄えるようになりました。 貿易の拠点に相応しい位置に島が存在していたことから、様々な国が寄るようになりました。

17世紀後半に、キュラソー島内で採れるオレンジをオランダ人が本国へ持ち帰り、アルコールに浸してオレンジリキュールが作られました。 そして現在ではオレンジリキュールのみではなく、ホワイト・オレンジ、ブルー、グリーン、レッドと様々な着色を行ったキュラソーシリーズが定着をしています。

  • ホワイト・キュラソーの歴史・種類は ⇒ コチラ
  • ホワイト・キュラソーのレシピリスト・一覧は ⇒ コチラ

シェーカーの使い方

シェーカーの利用目的は・・・

  • 混ざりにくい材料( 比重が大きく違うお酒など、粉類、牛乳や生クリーム、鶏卵 )を混ぜる
  • 材料を素早く冷却する
  • アルコール度数の強いお酒をまろやかにする( お酒のカドをとる )

といった利用目的があります。 持論ではありますが、あと一つ牛乳や生クリームなどの材料を泡立たせることもできるので、泡立たせる利用目的もあると思います。

スリーピース・シェーカー

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

  1. ボディに材料や氷を入れる。( 氷はボディの 7割~8割くらいを目安に入れます )
  2. ボディにストレーナーを被せ、左手でストレーナーを押さえて左手の甲( 手首に近い辺り )を右手でトントンと叩きストレーナーを押さえる。( ストレーナーを直接叩くのはNG )
  3. トップをストレーナーに取り付ける。( 強く抑えず、キュッと入れ込む程度でOKです )

〚 Step 2 = 持ち方 〛

スリーピースタイプのシェーカーの持ち方です。

右利き用( 左利きの方は逆 )

  • 左手 ・親指   = ストレーナーのくぼんだ場所 ( ストレーナーを押さえる役割 )
  •    ・人差し指 = ボディ
  •    ・中指   = ボディ底を押さえるように
  •    ・薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
  • 右手 ・親指   = トップを押さえるように
  •    ・人差し指 = ボディ
  •    ・中指   = ボディ
  •    ・薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )

特に持ち方に決まりがあるわけではありませんので、自分で持ちやすい持ち方で振れば良いと思います。ただシェーカーに手のひらを前面に付けてしまうと、手がかなり冷たくなりますし、材料の温度が下がりにくくなるため、シェーカーを持つ時には、面ではなく点で持つように心がけましょう。

〚 Step 3 = 振り方 〛

まずシェーカーは体の正面で振るのではなく、体から正面45℃に構えます。

  1. 上記の持ち方で、胸の前に持っていき、そこを中心として上前方へ斜めに押し出すように、そのまま胸に戻して、今度は下前方へと押し出すように振ります。 横から見るとひらがなの「 く 」の字を作るように振ります。
  2. 上前方、下前方へ出す際には手首を前下へ曲げるようにします。
  3. この動作を1セットとし、比較的混ざりやすい材料であれば 7~8セットあまり強く振らずにシェークを行います( 強く振ると、中の氷が砕けます )

混ざりにくい材料の場合は、12セットくらい、少し強めのシェークを行いましょう。

シェークの振り方は人それぞれなので、これらを参考にご自分の一番良い振り方を模索してください。 その際に、中の氷が8の字を描くように振りましょう。

〚 Step 4 = グラスヘ注ぐ 〛

  1. シェーク後、まずはトップを外します( 外しにくい場合は、ねじるように外します )
  2. ストレーナーとボディを片手で押さえます( 人差し指はストレーナー、中指をボディ )
  3. ストレーナーの先は網状になっているので( 上記写真 )、そこからグラスヘ注ぎます。

ツーピース・シェーカー( ボストン・シェーカー )

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

まずはツーピースシェーカー( ボストン・シェーカー )の部位名称です。

小さい方が金属であれば「 ショート・ティン 」、ガラス製であれば「 パイント・グラス 」です。 ショート・ティン( パイント・グラス )に材料を入れ、ティンの方に氷を入れます。( 氷はティンの5 ~ 6割ほどを目安に入れます )

ショート・ティン( パイント・グラス )の材料を氷の入ったティンに入れて、ショート・ティンを被せます。真っすぐ差し込むのではなく、自分側にショート・ティンを寝かすようにはめ込み、自分側のティンとショート・ティンの縁が一直線に沿っているようにします。( 上記写真の様に立てると曲がったようになります )

ショート・ティンを被せたら、上から手のひら( 掌底 )でトントンと直接 2回ほど叩きます。 圧縮されて簡単には外れなくなります。

〚 Step 2 = 持ち方 〛

ツーピースシェーカーの持ち方は、スリーピースシェーカーよりも多彩にあります。

上記写真にあるように、スリーピースシェーカーよりも長いので、先端と先端を押さえることと、中の氷の動きを端から端まで動くように振れば問題ありません。 右手をショート・ティンの方を押さえて、左手の掌を上になるように、包み込むように持ちます。

〚 Step 3 = 振り方 〛

スリーピースシェーカーと同じ動きで振るようにしてもかまいません。 シェーカー自体が長いので、スピードを抑え気味で振ると端から端まで氷が移動し、材料が混ざるので、そこをポイントとして振りましょう。

振るモーションもスリーピースシェーカーより大きく振ると自然とスピードも落ち、良く混ざるようになります。

〚 Step 4 = グラスへ注ぐ 〛

  • まず左手でツーピースシェーカーを縦にして持ちます。( この時ショート・ティンが上に来るように持ちます )
  • 左手の中指と人差し指で、ショート・ティンを右へ押すように持ちます。
  • 右手の手のひら( 掌底 )でティンの方を軽く叩きます。( 1回でショート・ティンが外れない場合は2回叩きましょう )

左の写真にあるように、ティンにストレーナーを装着し、グラスヘシェークした材料を注ぎます。

フレッシュフルーツなどを材料で使用した場合は、2つ上の写真のあるように、小さい手ざるを使います。( 種など細かい余分なものをグラスヘ入れないようにするためで、スリーピースシェーカーの場合に使用する場合もあります )

  • シェーカーについて詳しくは ⇒ コチラ

ビルドとは?

材料をグラスに入れて混ぜることを言います。 この「 混ぜる 」にはいくつか種類があり、今回のカクテルには「 ビルド 」を使用します。

お家で簡単人向け

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままクルクル回します。 炭酸系を使っている場合は、早く混ぜると炭酸が膨れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

本格的にやってみたい人向け

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます(ドリンクを体温で温めないため)右手はバースプーンを持ちます。(左利きの人は逆になります)
Step 2 = バースプーンを左の写真にあるように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

カクテルを飲むタイミング用語

プレディナー Pre dinner cocktail

ディナーの前に飲むカクテルです。 喉を潤し、食欲を増進させるために飲みます。

甘みが強くなく、さっぱりした味わいのものが多い。 フランス語で「 アペリティフ 」

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

このカクテルのおすすめ グラス

シャンパングラス Champagne glass

シャンパングラスは主に口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」がある。

クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。 当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。

フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に、一緒に作られました。

始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにもつかわれたそうです。 容量は180ml ~ 300mlが一般的。

サワーグラス Sour glass

スタイルカクテルを飲む際に使われる中型のグラス。

日本では脚付きのものが多いが、平底のものもあり、種類は豊富です。 コブレットシャンパングラスのフルート型によく似ていて、多種多様に使える利便性があります。

形は上に記載した通りコブレットと似ていて、内容量によりコブレットかサワーグラスに分けられる。 大きい方がコブレット、小さい方がサワーグラスと覚えるとわかりやすいです。

容量は 120ml程

コリンズグラス Collins glass

背の高い円柱形の細いグラス。 別名トールグラス・チムニーグラスとも呼ばれます。

カクテル「 ジョン・コリンズ 」が名前の由来で、細長いのは、炭酸を抜けにくくするためにこの形になっている。

容量 270ml ~ 360mlくらいが一般的。

このカクテルで使う道具