モスコミュール のカクテルレシピ・作り方・特徴・由来|ウォッカ + ジンジャーエール

ウォッカベースロングカクテルのモスコミュール

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ウォッカとジンジャーエールが奏でる爽快な刺激、モスコミュール。1940年代ハリウッドで生まれたこの一杯は、ライムの酸味と生姜の辛みが絶妙に調和し、暑い日にも疲れた夜にも心地よいリフレッシュをもたらします。銅製マグカップで楽しむ本格スタイルをぜひ体験してみてください。

目次
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レシピと作り方

材 料

※ ジンジャービアはジンジャーエールでもO.K

ウォッカのおすすめ銘柄リスト
ジンジャーエールのおすすめ銘柄リスト

作り方

  • 技法 = ステア
  • グラス = ミュールカップ
  • アルコール度数 = 4% ~ 5% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / 食前
  • カクテル言葉 = 「 けんかしたら、その日のうちに仲直りする 」
  • カクテル誕生日 = 「 12月19日 」

モスコミュールの由来・誕生

誕生・由来

銅製のカップに入ったモスコミュール

1946年、ハリウッドのサンセット・ストリップに店を構えていたバーテンダー、ジャック・モーガンの手によってモスコミュールは誕生しました。当時アメリカでは1933年に終わった禁酒法の影響で、バーボンライ・ウイスキーが主流となり、無色透明のウォッカはなかなか定着しません。そんな中、ジャックはイギリス生まれのジンジャービア(生姜を発酵させて作る炭酸飲料)を大量に仕入れるも、思うように売れず在庫に困り果てていました。

苦肉の策として、このジンジャービアにウォッカを合わせ、ライムを搾った一杯が大評判に。さらに、銅製マグカップの在庫を抱えていた友人の提案で、キンキンに冷えた銅のカップで提供するスタイルが確立されます。

「モスコ」はロシアの首都モスクワ、「ミュール」はラバを意味し、ラバが後ろ足で蹴る習性から「キックのある」という表現が生まれました。ピリッと辛口のジンジャービアとウォッカが織りなす刺激的な味わいは、まさにラバに蹴られたような強烈なインパクト。やがてスミノフ・ウォッカの営業担当が「ニューヨークで大流行中」とアメリカ全土に宣伝し、世界中で愛される定番カクテルへと成長していきました。

由 来

崖の上に立つラバ

Photo|ラバ( ミュール )

モスコミュールの「 モスコ 」とは、ウォッカの原産国であるロシアの首都モスクワのことで、「 ミュール 」とはラバのことを指します。 ラバとは雄のロバと雌の馬の交雑種で、北米やメキシコなどで飼育されている家畜です。
このラバは、ロバよりも体格が大きく、後ろ足でキックする習性があるため、アルコール度数が強かったり、刺激が強いドリンクなどでよく言われる「 キックがある 」という言葉の元になった動物です。

日本でモスコミュールと言えばウォッカにジンジャーエールですが、本来はウォッカとジンジャービアで飲まれており、簡単に言うと結構辛口なジンジャーエールにウォッカを入れるので、ウォッカのアルコール感ある飲みごたえと、辛口ジンジャーエールから「 ラバに蹴られたような 」ドリンクということでモスコミュールとなりました。日本ではジンジャービアが普及していないため、代わりにジンジャーエールで割って飲むようになったそうです。

特徴・味わい

ジンジャービア

Photo|ジンジャービア

クセのないクリアなウォッカに、ライムの爽やかな酸味と、ジンジャーエール特有のピリッとした生姜の辛みが絶妙に調和したモスコミュール。伝統的な銅製マグカップに注がれた姿は、氷がキラキラと輝き、ライムのグリーンが清涼感を演出します。

一口含むと、まずライムの青々しい香りが鼻腔を抜け、続いてジンジャーエールの甘みと炭酸の刺激が舌を包み込む。ウォッカは主張しすぎず、全体をまとめ上げる透明な土台となり、生姜のほのかな辛みが心地よいアクセントとして喉を通り抜けていきます。炭酸の弾ける感触が口の中で踊るように広がり、後味はすっきりと爽快。まるで夏の午後、木陰で飲むレモネードのような清涼感でありながら、大人の深みを持った一杯です。

アルコール度数は4〜5%と控えめで、カクテル初心者にも優しい味わい。暑い日にも、疲れた夜にも、その爽やかな刺激があなたの気分をリフレッシュしてくれます。


Point|バーテンダーからのおすすめ

  • フードペアリング・・・エスニック料理や揚げ物と相性抜群です。タイ料理のガパオライスやベトナムの生春巻き、唐揚げやフライドポテトなど、スパイシーな料理や油っぽい料理の後に飲むと、爽快感が倍増します。
  • 作り方のコツ・・・ジンジャーエールは辛口タイプを使うとキレのある味わいに、甘口タイプを使うとマイルドで飲みやすい仕上がりになります。炭酸が抜けないよう、氷の上からゆっくり注ぎ、軽く一回転ステアするのがポイント。
  • 飲み方のアドバイス・・・炭酸が抜けないうちに早めに飲むのがおすすめです。銅製マグカップで飲むと冷たさが長持ちし、本格的な味わいを楽しめます。ライムを搾りながら飲むと、香りの変化も楽しめます。
  • アレンジ提案・・・ライムの代わりにレモンを使ったり、ミントの葉を添えるとモヒート風の爽やかさが加わります。ジンジャービアを使えば、本場ハリウッド流の本格的な味わいに変身し、よりパンチの効いた一杯になります。

レシピ動画

材料リスト

スミノフウォッカは世界で一番消費量が多いウォッカです。カクテルでも特に多く使われている銘柄で、材料としての安定感や認知度がズバ抜けて高く、カクテルに使うには間違いのないウォッカです。

圧搾のみで搾り出した100%ジュース。濃縮還元していないため、ビタミンC、クエン酸などが損なわれておらず、有機生ライム成分がそのまま楽しめてカクテルにも最適な一品です。

フェンティマンスは1905年創業の英国老舗飲料メーカー。ボタニカル醸造による伝統的なレシピで作られたジンジャー・ビアーは、引き締まった辛味と奥深い香味が特徴。

本格辛口として100年以上の歴史を持つブランド。ガツンと強い生姜、辛味が特徴で、喉元の刺激がたまらなく、後味がスッキリしているので、夏に冷やせば突き抜けるような爽快感を楽しめます。

瀬戸内海の西方、穏やかな自然に囲まれ、太陽の恵みをいっぱいに受けて育まれタヒチライムです。種がなく、香りが強く、果汁たっぷり。爽やかなパンチの効いたライムの香りをお楽しみください。

世界クラシックカクテル セールスランキング ベスト 50

カクテル世界ランキング総合のタイトル画像

イギリスの酒類専門誌「 ドリンク・インターナショナル 」が、「 トップセールス( 販売数 ) 」「 トップトレンド( 流行 ) 」をテーマに、厳選された一流のBARなど100店舗からアンケート調査をし、ランキング化して毎年クラシック・カクテルセールスベスト50として発表しています。

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ー モスコミュールのランキング歴 ー

  • 2025年14th / 11回目選出・4 down ⇓
  • 2024年10th / 10回目選出・1 up ⇑
  • 2023年11th / 9回目選出・前年同位
  • 2022年11th / 8回目選出・2 up ⇑
  • 2021年13th / 7回目選出・2 down ⇓
  • 2020年11th / 6回目選出・1 down ⇓
  • 2019年10th / 5回目選出・2 down ⇓
  • 2018年08th / 4回目選出・前年同位
  • 2017年08th / 3回目選出・1 up ⇑
  • 2016年09th / 2回目選出・3 up ⇑
  • 2015年12th / 初選出
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