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アイリッシュコーヒーの発祥地を聞くと、多くの人がサンフランシスコの「ブエナビスタ・カフェ」と答えます。しかしそれは、本当の起源ではありません。実際にこの飲み物が生まれたのは、その10年以上も前、1943年のアイルランドの空港レストランでした。嵐で引き返した大西洋横断便の、凍えた乗客たちのために作られたのが始まりです。
ウイスキーが熱いコーヒーに深みを与え、砂糖が角を取り、その上に静かに浮かべた冷たいクリームが、下の熱さとはっきり分かれたまま留まります。だからこそ、最初のひと口は冷たく甘いクリームから始まり、そのすぐ後に温かさが追いかけてきます。
今夜、本当に冷え込んだ夜に、試してみてください。
レシピと作り方
材 料

Recipe no.006
- アイリッシュウイスキー・・・・・30ml
- グラニュー糖・・・・・・・・・・1tsp
- ホットコーヒー・・・・・・・・・Full
- 生クリーム・・・・・・・・・・・少々
※ 1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
作り方

グラスにアイリッシュウイスキーとグラニュー糖、ホットコーヒーを入れます。
しっかりとステア をします。
ステア後の液体が止まるのを待ち、混ざらないように生クリームを浮かべます。( 生クリームの代わりにホイップクリームを乗せてもO.Kです )
※ シュガーは角砂糖・シュガーシロップどちらでも大丈夫です。お好みで量を変えてください。
※ この作り方はお家で簡単にできる作り方です。 本格的な作り方を挑戦したい方は「 レシピ動画 」を参考にしてください。
- 技法 = ステア & フロート
- グラス = アイリッシュコーヒーグラス
- アルコール度数 = 4% ~ 5% 前後
- 最適なTPO = 日中 / 食後
- カクテル言葉 = 「 暖めて 」
- カクテル誕生日 = 「 2月6日 」
アイリッシュコーヒーの詳細とレシピ動画
由来・誕生

Photo|1938年のフォインズ飛行場。飛行艇と搭乗客を乗せたボート
画像引用|Wikipedia
アイリッシュコーヒーの発祥地というと、サンフランシスコのブエナ・ビスタ・カフェを思い浮かべる人が多く、カリフォルニア発祥だと誤解されがちです。実際にはその10年以上前、1943年にアイルランド西部フォインズ空港のレストランでシェフのジョー・シェリダンが考案した、正真正銘アイルランド生まれの一杯。
フォインズは当時、水上飛行艇の重要な中継地でした。ある嵐の夜、大西洋上で悪天候に見舞われた便がフォインズへ引き返し、凍えた乗客を温めるためシェリダンが濃いコーヒーにウイスキーと砂糖、クリームを加えました。「これはアイリッシュコーヒーだ」と答えたのが名前の由来と伝えられています。この誕生秘話を知ると、ひと口の味わいがまた違って感じられるはずです。
特徴・味わい

アイリッシュコーヒーが「特別なホットカクテル」と呼ばれる理由は、温度差にあります。ウイスキーがコーヒーの風味に深みを与え、砂糖が飲みやすさを添えますが、本当の魅力は上に浮かべたクリームが冷たいまま、下のコーヒーとウイスキーは熱いままという層構造。クリームは密度が高いため、スプーンの背を伝わせて静かに注げば沈まず浮いてくれます。
ひと口飲むと、まず冷たく甘いクリームが口に広がり、すぐ後から熱が追いかけてきます。この対比こそが、単なるホットトディーとは違う記憶に残る味わいを生み出しているのです。苦味と甘み、そして二つの相反する温度が同時に口の中で出会い、不思議と混乱ではなく心地よさとして感じられます。私なら、ぬるい夜ではなく本当に寒い夜にこそこの一杯を選びます。温度差こそが真髄なので、コーヒーが十分に熱くなければその魅力は半減してしまうからです。
ポイント・アレンジ・相性の良い食べ物

- 相性の良い食べ物・おつまみ・・・コーヒーとウイスキーの組み合わせにはビターチョコレートが好相性。チョコレートブラウニーやナッツを添えれば、デザート感覚でも楽しめます。
- 作り方のポイント・・・生クリームは泡立てすぎず、とろりと流れる程度が理想です。スプーンの背を伝わせて静かに注ぐと、綺麗な層が作れます。
- アレンジ・・・グラニュー糖の代わりにブラウンシュガーを使うと、キャラメルのようなコクが加わり、より本格的な味わいに近づきます。
- 飲み方の注意・・・アルコール度数は控えめですが、温かい飲み物は酔いが早く回りやすい傾向があります。ゆっくりと味わいながら楽しみましょう。
レシピ動画
- レシピ動画|テンダリー宮崎 優子 Channel Home
材料リスト
モルトと未発芽の大麦を使用し、ポットスチルで風味の豊かで上質なグレーンウイスキーとブレンドして3回蒸留して滑らかさを出しています。大麦は全て国産、水は蒸留所の敷地を流れる水を使用。
挽きたての深炒り豆を天然水で丁寧に抽出した、豊かな香りと深いコク。後キレの良いすっきりした飲み心地が、熟練職人のこだわりを一本に凝縮しています
プロのシェフやパティシエに選ばれている北海道産の高品質なフレッシュクリーム。45%という高い乳脂肪ならではのコクがあり、カクテルを濃厚でなめらかにしてくれます。
通常ご家庭などで使われている一般的なグラニュー糖よりも決勝が細かいのが特徴です。細かい結晶は非常に溶けやすく、料理やカクテルなどに最適なグラニュー糖です。
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