フローズンダイキリ|カクテルレシピ・作り方・誕生・特徴|ラム + ライムジュース

ラムベースフローズンスタイルのフローズンダイキリ

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目次
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レシピと作り方

フローズンダイキリの材料

Recipe no.642

  • ホワイトラム・・・・・・・・・40ml
  • ライムジュース・・・・・・・・10ml
  • シュガーシロップ・・・・・・・10ml
  • クラッシュアイス
  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = ブレンド

1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと
クラッシュアイス = 細かく砕いた氷のこと

フローズンダイキリの作り方

グラスは、大型のカクテルグラス か シャンパングラスのクープ型 を使いましょう。

STEP
準備する

あらかじめクラッシュアイスをつくっておきます。

STEP
ブレンドする

ブレンダーに、ホワイトラム、ライムジュース、ホワイトキュラソー、シュガーシロップ、グラス山盛り分くらいのクラッシュアイスを入れブレンドします。

STEP
仕上げ

バースプーンを使ってグラスヘ入れ、短く切ったストローを添えて完成です。


  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 12% ~ 13% 前後
  • 最適なTPO = 日中
  • カクテル言葉 = 「 美に酔いしれて 」「 人を感動させる力を秘めた品格者 」
  • カクテル誕生日 = 「 8月18日 」

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カクテルの詳細

誕生・特徴

キューバハバナのBARラ・フロリディータ

Photo|ヘミングウェイが通ったレストランバー「 ラ・フロリディータ 」

誕 生 〛・・・フローズンダイキリの誕生時期は1900年代の始めから中期あたりだと言われています。 キューバ・ハバナにあるレストラン・バー「 スラッピー・ジョー 」でバーテンダーをしていた男が、グラスに細かい氷を入れ、その上からダイキリを注いだことが一番最初のフローズンダイキリで、考案したバーテンダーは誕生したその時点でフローズンダイキリと名乗ったそうです。

その後キューバ・ハバナ内に知れ渡り、現在でもフローズンダイキリが有名なレストラン・バーのラ・フロリディータでも提供するようになります。

アーネスト・ヘミングウェイの肖像画

Photo|アーネスト・ヘミングウェイ

ラ・フロリディータに訪れたアメリカの文豪「 ヘミングウェイ 」が、フローズンダイキリを飲んで虜になり、アメリカの雑誌でこのカクテルを紹介した影響で、瞬く間にアメリカ中に広がり、飲まれるようになりました。

ヘミングウェイが飲んでいたフローズンダイキリは、ラム酒をダブルにし、グレープフルーツジュースを入れ、糖分を抜いた特別なレシピだったそうで、このカクテルを「 パパ・ダイキリ 」、「 ヘミングウェイ・スペシャル 」と呼んでいるそうです。

時代が変わると、現在でも使われているブレンダーが登場し、作り方が少し変りはしたものの、レシピなどはそのまま現在にも受け継がれ、世界中で飲まれ続けています。


特 徴 〛・・・フローズンダイキリは、通常のダイキリをさらに進化させたもの。氷をブレンダーで細かく砕き、シャーベットのように仕上げることで、見た目も涼しげで食感も楽しいカクテルになっています。ライムの爽やかな香りとラムの豊かな風味が調和し、暑い日や南国気分を味わいたいときにぴったりの一杯です。

味わい・魅力

ロックグラスに詰めたクラッシュアイス

味わい 〛・・・最初に感じるのはライムの鮮烈な酸味。それがシュガーシロップのほのかな甘味と絶妙に絡み合い、ホワイトラムのまろやかなコクが後味に広がります。シャーベット状のひんやりとした口当たりが心地よく、夏の日差しの下で特に美味しく感じられるカクテルです。


魅 力 〛・・・フローズンダイキリの魅力は、何と言ってもその涼しさとエレガントさ。作るのも楽しく、見た目が華やかなので、ホームパーティーや特別な日の乾杯にぴったりです。さらに、素材のシンプルさゆえにアレンジの幅も広く、フルーツを加えたバリエーションも楽しめます。

一口飲めば、まるで南国の海辺にいるかのようなリラックス感と開放感を味わえるフローズンダイキリ。暑い季節や気分を変えたいとき、ぜひその魅力に触れてみてください。

フローズンダイキリの材料

  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具

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ベースのお酒・ラム

ハバナクラブをモデルとしたラムの歴史と製造記事のタイトル

世界4大スピリッツの一つのラム。4大スピリッツの中でも生産量は1位です。

カリブ海生まれが影響してか、カクテルにはトロピカルカクテルのレシピがたくさんあります。

ほのかな甘味のある飲みやすいスピリッツなので、カクテルのみならずケーキやタルトなどのデザートや、紅茶の香りづけ、フレンチ料理などに使われることも多く、生産量はジンウォッカと同等ありながら、使われているジャンルは他を圧倒します。

ラムの誕生

カリブ海の島々

ラムの主原料はサトウキビ、生まれはカリブ海です。( 一説によるとキューバが有力です ) 初めにラムを作った国は特定できていませんが、1600年代の17世紀には存在したようです。

しかしサトウキビはカリブ海では自生しません。 ではなぜラムが生まれたのか・・・

それは1500年頃にヨーロッパの国々が、植民地であったカリブ海の島々へサトウキビが持ち込まれたからです。 サトウキビを栽培する気候などの環境がマッチしたため、カリブ海全域に広がり、島々が生産地となりました。

更にアメリカで作られたラムは、アフリカで黒人奴隷の代金として渡され、そこで交換された黒人が西インド諸島でサトウキビ栽培の労働となります。 このサイクル貿易がラムを世界中に広めた原動力のひとつになりました。

ラムの定着

そして17世紀カリブ海と言えばパイレーツ・オブ・カリビアンで有名な海賊です。 海賊と言えば宝と酒!

カリブ海の海賊が飲んでいるのは、ほとんどがラムです。 海賊のみならずこの時代のカリブ海のお酒はラムが一番飲まれていました。

1700年代中盤にイギリス海軍は、海の上の娯楽や、士気を高めるためにラムを兵士に配りました。 カリブ海の海賊とこの海兵の飲みものとしてラムは海のイメージが強くなっていったのです。

第二次世界大戦の頃のアメリカは「 ジン 」が人気でしたが、イギリスとの関係が悪く、ジンを輸入できずにいました。

そのジンの代わりに広まったのが同じスピリッツであり、アメリカでも生産しているラムです。 こうしてラムはジンやウォッカに勝るとも劣らない存在になっていきました。

日本では20世紀になってから生産されています。 基本的には西日本が主な生産地で、サトウキビで有名な沖縄県や、鹿児島県、高知県などです。

ラムの製法

サトウキビ畑で収穫

主な原料はサトウキビですが、ラムには2種類の製法があります。 「 インドストリアル製法 」と「 アグリコール製法 」です。

ー インドストリアル製法 ー

インドストリアル製法の特徴は、サトウキビから砂糖を精製する際に出る「 廃糖蜜 」を使用します。

この廃糖蜜を「 モラセス 」と呼び、そのモラセスを発酵させ蒸留し、オーク樽で貯蔵・熟成させます。

ラムの製法は2種類ありますが、世界中のラム総生産量の97%はこのインドストリアル製法です。 理由としてはモラレスは貯蔵しておくことで生産者のタイミングにラムを作ることができるためです。

そのため一年中ラムの生産を行うことができます。そして貯蔵をすることができるので、サトウキビを栽培し、収穫できる土地より離れた場所に蒸留所があっても製造できるというメリットがあります。


ー アグリコール製法 ー

インドストリアル製法はモラセスを使うのに対し、アグリコール製法はしぼり汁をそのまま原料として製造します。

この製法は全世界のラム生産のおよそ3%程の生産量しかありません。

その理由はインドストリアル製法よりもずっと新しい製法であること、サトウキビは刈り取るとその瞬間から発酵が始まってしまうため、しぼり汁を使うこの製法は、サトウキビ栽培地の近くでないと生産できず、収穫時期以外生産できません。 これらがラム生産のおよそ3%程の希少価値の高い理由です。

  • ラムの歴史・原料・製法は ⇒ コチラ

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ラムの種類

ラムの種類には重さで分けられる場合(ライトラム・ミディアムラム・ヘビーラム)と色で分けられる場合(ホワイトラム・ゴールドラム・ダークラム)があり、今回は色でご紹介をいたします。

ー ホワイト ラム ー

ロンリコホワイトラム

モラセスを発酵させ、連続式蒸留機で蒸留後に熟成させます。

熟成後のままの状態だとゴールドラム、熟成ではなく貯蔵して濾過したものをホワイトラムと呼びます。

ホワイトは軽めで口当たりがよく、他の材料と合いやすいためカクテルに使われています。

Photo|ロンリコ Ronrico| 画像提供 SUNTORY

  • おすすめのホワイト・ラムは ⇒ コチラ

ー ゴールド ラム ー

熟成後のままの状態だとゴールドラム、貯蔵後に濾過したものをホワイトラムと呼びます。

短期間ではありますが樽熟成を行っているので、ストレートやロックにも向いています。

ダークラムほど濃厚さはなく、ホワイトラムほどクリアさもありませんが、爽やかさを持ちつつも、芳醇さがあり、なめらかな口当たりが相まって非常に飲みやすいです。

Photo|キャプテン・モルガン Captain Morgan

ゴールドラム・キャプテンモルガン
  • おすすめのゴールド・ラム ⇒ コチラ

ー ダーク ラム ー

ダークラム・ロンサカパ

ダークラムの特徴は、内面を焦がした樽で熟成することで、樽からの独特な香味成分が出て、濃い茶色になるのが特徴です。

他にも様々なフレーバーを使ったり、カラメル着色などをして、甘味とコク、そして香りを強くさせます。そのためウイスキーに近いスピリッツになります。

ウイスキーのようなスピリッツであるため、ストレートやロックスタイルで飲まれることが多いです。 カクテルはもちろんのこと、その香りや甘味から料理や洋菓子に使われる幅広さもダークラムの特徴です。

Photo|ロンサカパ Ron zacapa

  • おすすめのダークラム ⇒ コチラ

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カクテルスタイル

フローズン Frozen ー

カクテルスタイル・フローズン

「 フローズン 」とは、クラッシュアイスとスピリッツなどの酒類やそれ以外の材料などをブレンダー( ミキサー )に入れて混ぜ、シャーベット状にしたカクテルスタイルです。

特徴に、カクテルの材料たちと、他にはない食感や冷たさを楽しめるカクテルスタイルです。

フローズン Frozen とは日本語にすると「 氷結したさま 」という意味で、カクテル以外にも金融関係で物価や賃金などが止まった状態などで使われることがあります。

Cafeなどでもフルーツを使ったメニューをよく見かけ、夏によく飲まれることがあり、ブレンダーを使うため、家庭でも簡単に作ることができます。

  • カクテルスタイル 紹介ページは ⇒ コチラ

カクテルのTPO用語

オールデイカクテル All day cocktail ー

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

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フローズンダイキリにおすすめのグラス

カクテルグラス Cocktail glass

カクテルグラス・ショートグラス

逆三角形の形をした脚付きグラスです。 カクテルといえば多くの人がこのグラスを思い浮かべるのではないでしょうか。

脚が付いている理由は、ドリンクが入っている逆三角形の部分を手で温めてしまわないように付いています。飲むときは脚を持つようにしましょう。

カクテルには色彩を楽しむものも多くあり、カクテルの美しい色合いを邪魔しないためカクテルグラスは主に無色透明で、引き立て役として存在します。

一説にはマティーニを飲むために生まれたとも言われており、古くから「 マティーニグラス 」とも呼ばれています。

容量は少量しか入らず、グラスの中で直接混ぜることができないため、シェーカーか、ミキシンググラスで混ぜた後このグラスに注ぎます。

使っているカクテルは「 マティーニ 」や「 マンハッタン 」、「マルガリータ 」など有名なカクテルが多くあります。 標準は、60mlが程よく入る90ml、大型のもので 120ml ~ 150ml のものがあります。

シャンパングラス Champagne glass

シャンパングラスは口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」があります。 

クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。

当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。

シャンパングラスのフルート型とクープ型

フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に一緒に作られました。

始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。

フローズンダイキリで使う道具

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
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