[ スポンサーリンク ]
[adcode]
レシピ
材 料
Recipe no.051
- ブランデー・・・・・・・・・・40ml
- スイート・ベルモット・・・・・30ml
技法 = ビルド
作り方
グラスは、オールドファッションドグラス を使用します。
- Step 1 = オールドファッションドグラスに氷のみを入れ、グラスが冷えるまで回します。
- Step 2 = 氷を回して出た水を捨て、ブランデー、スイート・ベルモットを入れます。
- Step 3 = ビルド し完成。
[ スポンサーリンク ]
[adcode]
特徴・感想
キャロルの名前
キャロルとは「 賛歌 」の意味があります。 英語で賛歌を訳すると「 Hymn 」と出ますし、フランス語、スペイン語、ドイツ語などでも「 Carol 」とは出ませんでした。 キャロルとは1150年~1350年代までのダンスソングとしてポピュラーな音楽で、後にお祭りなどで行列聖歌として使用されると瞬く間に拡大しました。
プロテスタント宗教改革の宗教的なお祭りが禁止された後で、17世紀遅くにキャロルを書くことがついに再開。 その時に非宗教的なキャロルに新しいキリスト教的な歌詞を与えられた。
その後キャロルは教会ではなく、酒場などで賛美歌に似た形として頻繁に歌われるようになりました。
ブランデーの芳醇な香りに、スイート・ベルモットのハーブの香りが特徴のカクテル。 ブランデーとスイート・ベルモットが調和し、香りあるコクを引き出しています。
古くからある、スタンダードカクテルとして有名なカクテルです。
- プロテスタント宗教 = カトリック教会や正教会のような単一組織ではなく、聖書解釈の多様さから多くの教派が存在し、ニカイア・コンスタンティノポリス信条から逸脱しない諸教派が一般的に呼ばれる呼称。
- ニカイア・コンスタンティノポリス信条 = 381年の公会議で定められたキリスト教の基本信条。
[ スポンサーリンク ]
[adcode]
関連 カクテルレシピ リスト・一覧
※ 画像かタイトルをクリックすると、レシピ リスト・一覧ページへジャンプします。
〚 他のカクテル レシピリスト 〛
このカクテルに使う材料
マンハッタンの誕生・バリエーション
マンハッタンの誕生
そしてそのクラブの名前が、街の名前であるマンハッタンであったからという説です。
ちなみにそのもてなした相手が、後のイギリス首相になるチャーチルの母親であるジェニー・ジェローム でした。( 結婚後は、ランドルフ・チャーチル )となります。
他の説は、マンハッタンの赤く染まる夕日をイメージして考案されたというのもあります。
Photo = ランドルフ・チャーチル
マンハッタンのバリエーション
- マンハッタン・・・・・・・本家本元のレシピ。
- ロブ・ロイ・・・・・・・・ライ・ウィスキーをスコッチ・ウィスキーに変えたレシピ。
- ブルックリン・・・・・・・スイートベルモットをドライベルモットに変え、マラスキーノなどを追加したレシピ。
- テキーラ・マンハッタン・・ライ・ウィスキーをテキーラに変えたレシピ。
[ スポンサーリンク ]
[adcode]
今回紹介したカクテルの材料
ベルモット
「 ベルモット Vermouth 」とは、白ワインをベースに、ニガヨモギ など様々なハーブやスパイスなどを使い、スピリッツを加えたフレーバー・ド・ワイン( 強化ワイン )です。
製造方法や原料は全てを公表しておらず、大まかなことしかわかっていません。 原料はハーブの名前がそのまま付いてある通り、キク科ヨモギ属の多年草「 ニガヨモギ 」を主体としています。
ベースのお酒は白ワインで、ニガヨモギをはじめとした、苦レモン、シナモン、コリアンダー、ナツメグ、アンジェリカ、カルダモン、フェンネル、ジュニパーベリー、クローブ、etc…といった20種類以上ものハーブやスパイスを白ワインに漬け込みます。
ベルモットには主にドライとスイートがあり、カクテル材料には欠かせない存在です。
- ドライ・ベルモット・・・辛口のベルモットです。 フランスで生まれたことから「 フレンチ・ベルモット 」と呼ばれています。 ブランドによって異なりますが、色は無色透明から少し黄色が入ったものまであり、スッキリとした味わいとサッパリ感、そしてハーブの香りが特徴で、その特徴からかカクテルの材料に多く使われています。
- スイート・ベルモット・・・甘口のベルモットです。イタリアで生まれたことから「 イタリアン・ベルモット 」と呼ばれています。色は濃い赤色をしていることや、ロッソと呼ばれたりもしますが、カラメル等の着色をしているのであって、赤ワインの色ではありません。 特徴はやはりハーブの香りとその甘味でしょう。 しっかりとした風味があるので、ドライ・ベルモットよりもロックなどで飲むのに向いているかもしれません。
少しの苦みとハーブなどの香りが特徴で、食前酒( プレディナー Predinner )としてロックなどそのまま飲まれることが多いですが、カクテルでも多くのレシピに登場します。
- ベルモットの歴史・原料・製法・主なブランドなどは ⇒ コチラ
[ スポンサーリンク ]
[adcode]
ビルドとは?
材料をグラスに入れて混ぜることを言います。 この「 混ぜる 」にはいくつか種類があり、今回のカクテルには「 ビルド 」を使用します。
お家で簡単人向け
バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままクルクル回します。 炭酸系を使っている場合は、早く混ぜると炭酸が膨れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。
本格的にやってみたい人向け
Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます(ドリンクを体温で温めないため)右手はバースプーンを持ちます。(左利きの人は逆になります)
Step 2 = バースプーンを写真にあるように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。
この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。
- バースプーンの使い方は ⇒ コチラ
[ スポンサーリンク ]
[adcode]
カクテルのTPO用語
オールデイカクテル All day
カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるため、またはサッパリとしている食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテル。
眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、一日のなかでいつ飲んでも構わない、または向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。 一般的にはこのオール・デイ・カクテルの種類が一番多くあります。
ディジェスティフ Digestif
プレディナーカクテル( 食前酒 )とは食事前に飲むお酒のことです。
胃を刺激して消化液の分泌を促進することで、消化器官の負担を軽くする働きがあり、食欲増進の効果があります。
プレディナーの習慣が誕生したのは、18世紀後半から19世紀にかけての間にフランス、イタリアの貴族間から始まったそうです。
プレディナーの特徴はアルコール度数が低いこと、スッキリとした口当たりに爽やかさや爽快感があるものが多いです。 テイストは爽やかな甘味、少しの苦味や酸味が特徴的です。
お酒の種類はスパークリングワインやビールなどの炭酸類が多く見られ、リキュールではアペロールやカンパリといった少し苦味があり、ハーブなどの香りがするリキュールが使われることが多いようです。 カクテルも香り、苦味、爽やかさを使ったものが多く、種類も豊富にあります。
ナイト・キャップ・カクテル Night cap cocktail
ナイトキャップ・カクテルとは就寝前に飲むお酒のことの名前で、日本ではナイトキャップのことを「 寝酒 」と呼ばれています。
ナイトキャップの目的は、アルコールを摂取することにより、神経の緊張を緩和する効果があり、一日の疲労を癒すために体を温め、リラックスさせて眠りやすくするために飲まれます。
ベースのお酒で言うと主にブランデーベースが多くあり、割り材料もミルクや卵などが使われることが多いようです。 中には体を温めるためにホットカクテルも多数あります。
アルコール度数が高めのものが多くあるため、飲みすぎないように少量をゆっくり飲み、頭と体を休めるようにしましょう。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
[ スポンサーリンク ]
[adcode]
このカクテルのおすすめ グラス
ー オールドファッションドグラス Old fashioned glass ー
カクテルやウイスキーなどをオン・ザ・ロック・スタイルで飲むためのグラス。 口が広く背が低いのが特徴で、大きく丸い氷を入れたりできます。
タンブラーグラスの上半分をなくした様な形をしていて、タンブラーグラスの原型となったグラスだと言われています。
正式名はオールドファッションドグラスで、この名前はカクテル「 オールドファッションド 」から由来していると言われています。
古来からあるものなので、「 オールドファッションド = 古風な 」という意味が由来とも言われています。 現在では名前が長く言いにくいためか、「 ロックグラス 」として広く使われています。
容量は180ml~450mlまで幅広くあります。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ