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レシピ
材 料
Recipe no.329
- パルフェタムール・・・・・・・15ml
- ホワイト・キュラソー・・・・・15ml
- グレナデンシロップ・・・・・・15ml
- 生クリーム・・・・・・・・・・15ml
技法 = フロート
作り方
グラスは リキュールグラス を使います。 他には カクテルグラス や ショットグラス も使われることがあります。
- Step 1 = グレナデンシロップをグラスの縁などに当たらないように静かに入れます。
- Step 2 = バースプーンの背を使って、パルフェタムールを浮かべます。
- Step 3 = ホワイトキュラソーを Step 2 と同じように浮かべます。
- Step 4 = 生クリームを Step 2,3 と同じように浮かべれば完成です。
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特徴・感想

特徴は何といってもプース・カフェスタイルでつくられた美しい見た目でしょう。 お好みでゆっくりと混ざり合っていく過程を楽しめます。
エンジェルズ・ディライト Angel’s Delight を日本語にすると「 天使の喜び 」だそうです。 その見た目はカクテルとは思えない雰囲気を持ち、教会のステンドグラスを思わせることからこの名前が付いたのかもしれません( 勝手な予想です )
風味はパルフェタムールの香りが少し漂いながら全ての材料が甘味が特徴なので、かなり甘いです。
見た目を楽しむ、お好みで混ぜながら少しずつ味わうことをおすすめします。
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関連 カクテルレシピ リスト・一覧




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〚 他のカクテル レシピリスト 〛
このカクテルに使う材料



今回紹介したカクテルの材料
ホワイトキュラソー

キュラソーとは、南米のベネズエラの北海にあり、現在はオランダ領となっている島です。
この島は1499年にスペイン人によって発見されます。 元々は先住民であるアラワク諸族が住んでいましたが、1527年からスペイン人に労働奴隷として連れていかれるようになり、現在ではほぼ絶滅しているそうです。
1634年にオランダ艦隊がキュラソー島に居たスペイン人を追い出し、砦を建設。 その後港を建設するとトウモロコシや落花生、塩などの生産し、さらに貿易の拠点に相応しい位置に島が存在していたことから貿易なども相まって栄えるようになりました。
17世紀後半に、キュラソー島内で採れるオレンジをオランダ人が本国へ持ち帰り、アルコールに浸してオレンジリキュールが作られました。 そして現在ではオレンジリキュールのみではなく、ホワイト・オレンジ、ブルー、グリーン、レッドと様々な着色を行ったキュラソーシリーズが定着をしています。
ホワイト・キュラソーとは、ブランデーや他のスピリッツをベースにオレンジの果皮を漬け込んで風味づけをした果実系リキュールの一つです。
ジンやウォッカなどのようにベースとして使われることは少ないですが、多くのスピリッツや様々なリキュールなどと相性が良く、カクテルとして使われることがほとんどです。他にもカクテルのみに留まらず、その爽やかな香り、程よい甘みを持つため、お菓子作りにも使われることが多いです。
- ホワイト・キュラソーの歴史・原料・種類は ⇒ コチラ
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グレナデンシロップ

グレナデンシロップとは、ザクロの果汁に砂糖を加えてつくったノンアルコールのシロップ。 現在ではザクロのみではなく、木イチゴ、カシス、エルダーフラワーなど様々なベリーなどを使って製造されています。
カクテルでの使用は、色を付けるために使われたり、風味を加えるためや、甘味を足すために使用されています。カクテルでの使用だけではなく、お菓子作りの色付け、香りづけなどにも使われています。
グレナデンシロップのグレナデンとは、フランス語で「 グルナディンヌ grenadine 」が少し変わってグレナデンとなりました。 意味は直訳すると「 ザクロから生まれたもの 」になり、グレナデンのみではシロップの意味はありません。
日本やフランスなどではグレナデンシロップとザクロのシロップは同じものという考えがありますが、アメリカやイギリスなどの英語圏では数種類のベリーをまぜたシロップという認識が一般的です。
ちなみにオルスデローエ・グレナデンというリキュールが存在していますが、これはザクロのリキュールであって、製法もグレナデンシロップとは違いますし、アルコールが入っていますので別物という認識が必要です。
- グレナデンシロップの歴史・原料・種類は ⇒ コチラ
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材料の沈め方 & 浮かし方

カクテルの中に 2色になったものが多数あります。(中には何層にもなったカクテルもあり、有名なもので上記写真のプース・カフェがあります)
これらの層になっているカクテルは、材料比重の重い物から入れて作っています。 そのままグラスに材料を入れてしまうとできませんが、混ざらないようにゆっくり入れるとできます。 その際に使うのがバースプーンです。


- Step 1 = まず沈める材料をメジャーカップや、小さなグラスなどに必要な分量を入れておきます。( 瓶からそのまま入れる場合もありますが、瓶が重く、多く出てしまう可能性があるので初心者の方は特におすすめできません )
- Step 2 =バースプーンの先を下に向けます。(スプーンの背中が上になるようにする)
- Step 3 = 次に下に向けたバースプーンの先端をグラスの内側の上の方のに当てます。
- Step 4 = 用意した沈める材料をバースプーンの背中にゆっくりと流します。
これで比重の重い材料は底へ、軽いものは上へ浮かび、層があるカクテルができます。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
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カクテルスタイル
プースカフェ Poos-cafe

- カクテルスタイル 紹介ページは ⇒ コチラ
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カクテルを飲むタイミング用語 TPO
オールデイカクテル All day

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるためにサッパリとさせている食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテル。 眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。 オールデイ・カクテルとは、そういったシチュエーションなど向き不向きが無いカクテルのことです。
ディジェスティフ Digestif
「 ディジェスティフ Digestif 」とはフランス語で食後に飲むお酒のことで、英語では「 アフターディナー・ドリンク After dinner drink 」と呼びます。
特徴としてはブランデーなどのアルコール度数が高めのスピリッツを使い、クリームなどの甘味の強いものを材料に使う傾向があります。
アルコール度数が高いカクテルが多いのには理由があり、満腹になった後にアルコール度数が高めのお酒を飲むことで、食後の疲れた胃に刺激を与えます。
刺激を与えることにより、再度活性化させ消化を促進させる役割を持っているのです。

香りがあり、甘口のものが多い理由は、デザート感覚で楽しめることで、更なる満足感を与えることが目的としてあり、他には香り高いもので気分を落ち着かせることがあります。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
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このカクテルのおすすめ グラス
リキュールグラス Liqueur glass

リキュール類やウィスキー、スピリッツなどをストレートで飲む際に使うグラスで、長めの脚があり、ドリンクを入れる部分が円筒形をしているのが特徴です。
大きさはショットグラスに脚が付いたくらいの大きさで、グラスの中では小さめの部類にはいり、プース・カフェスタイルなどに使われることもあり、リキュールやプース・カフェの色を楽しむために無色透明なものが使われることが一般的です。
容量は30ml~45mlが一般的。
ショットグラス Shot glass
別名「 ウィスキーグラス 」、または「 ストレートグラス 」とも言います。 「 ショット 」とは「 一杯 」という意味で、元々ストレートのウィスキーを一杯売りするときに使っていたことから「 ショットグラス 」という名前が付いたそうです。
スピリッツやウィスキーをストレートで飲むための平底型グラスで、主にウィスキー、テキーラに使われることが多いです。
オールドファッションドグラス( ロックグラス )よりも背が低く底に厚みがあります。 サイズは小さめでシングル用の30mlと、ダブル用の60mlが一般的に使われています。

カクテルグラス Cocktail glass

逆三角形の形をした脚付きグラスです。 カクテルといえば多くの人がこのグラスを思い浮かべるのではないでしょうか。
脚が付いている理由は、ドリンクが入っている逆三角形の部分を手で温めてしまわないように付いています。なので飲むときは脚を持つようにしましょう。
カクテルには色彩を楽しむものも多くあり、カクテルの美しい色合いを邪魔しないためカクテルグラスは主に無色透明で、引き立て役として存在します。
一説にはマティーニを飲むために生まれたとも言われており、古くから「 マティーニグラス 」とも呼ばれています。
容量は少量しか入らず、グラスの中で直接混ぜることができないため、シェーカーか、ミキシンググラスで混ぜた後このグラスに注ぎます。
使っているカクテルは「 マティーニ 」や「 マンハッタン 」、「マルガリータ 」など有名なカクテルが多くあります。 標準は、60mlが程よく入る90ml、大型のもので 120ml ~ 150ml のものがあります。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
このカクテルに使う道具
