レシピと作り方
ピーチツリーダイキリの材料
Recipe no.648
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技法 = シェーク
- ピーチリキュールの歴史・主なブランドは ⇒ コチラ
ピーチツリーダイキリの作り方
グラスは カクテルグラス か シャンパングラスのクープ型 を使いましょう。
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- アルコール度数 = 16% ~ 17 前後
- 最適なTPO = 日中
- カクテル言葉 = 「 不明 」
- カクテル誕生日 = 「 不明 」
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ピーチツリーダイキリの特徴・感想
Photo|黄桃
今回紹介した「 ピーチツリーダイキリ 」とは、毎年行われている世界クラシックカクテル・セールスランキング50に毎回選出されるほど世界中で人気であり、ラムベースの代表的カクテルである「 ダイキリ 」から派生したバリエーション・カクテルです。
〚 由来と歴史 〛・・・「 ピーチツリーダイキリ 」は、クラシックなダイキリ( ラム、ライムジュース、シンプルシロップ )にピーチの風味を取り入れたカクテルです。ピーチリキュールである「 ピーチツリー 」が登場したのは1980年代のアメリカで、このリキュールの人気とともに「 ピーチツリーダイキリ 」も広まっていきました。特に、甘さとフルーティーさが求められるカクテルブームの中で、ピーチツリーダイキリはその独特の味わいから支持を集めました。
〚 特 徴 〛・・・ピーチリキュールは、オランダ産の黄桃を使ったデカイパーのピーチツリーを使います。 他のピーチリキュールよりも甘さ控えめで、ダイキリに使うにはぴったりのピーチリキュールです。そのピーチツリーをベースに、サトウキビよりつくられたスピリッツのラム、柑橘系酸味のライムジュースを合わせたレシピで、ホワイトラムのクリアさとライムジュースの酸味が爽やかなテイストにしながら、桃の香りと甘味をあっさりとした飲み口で楽しめるカクテルです。
「 ピーチツリーダイキリ 」の特徴は、クラシックなダイキリの爽やかなライムの酸味に、ピーチリキュールの甘くて芳醇な香りが加わることで、よりリッチで複雑なフルーツの風味を楽しめることです。ホワイトラムのすっきりとしたベースがピーチの香りを引き立て、シンプルながらも奥深い味わいを生み出します。
〚 味わいと魅力 〛・・・このカクテルは、ライムの酸味とピーチの甘さが絶妙に調和しています。最初に感じるのはライムの爽やかなアタックで、その後に続くピーチのフルーティーな甘さが口の中に広がります。ラムのコクが全体をまとめ、フルーティーさと爽やかさを両立させたバランスの良い味わいが特徴です。
「 ピーチツリーダイキリ 」の魅力は、その飲みやすさとフルーティーな味わいにあります。ライムジュースの酸味がピーチリキュールの甘さを引き締め、軽快でさっぱりとした飲み口を提供します。また、ピーチの甘い香りが女性に人気で、ビーチサイドや夏のパーティーシーンにもぴったりのカクテルです。クラシックなダイキリに一工夫加えることで、オリジナリティ溢れる一杯を楽しむことができる点も魅力のひとつです。
〚 まとめ 〛・・・「 ピーチツリーダイキリ 」は、クラシックカクテルに現代的なひねりを加えたフルーティーなカクテルで、ラムベースの爽やかな味わいにピーチの甘さが絶妙に調和しています。そのため、カジュアルな場面から特別なシーンまで、幅広いシチュエーションで楽しまれているカクテルです。
ピーチツリーダイキリの材料
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ダイキリの誕生・バリエーション
ダイキリの誕生
19世紀後半、キューバはスペインから独立をしたばかりの時代です。 その頃はアメリカが独立支援をしていたので、多くのアメリカ人がキューバにいました。
そのキューバにダイキリという鉱山があり、 1896年技師として働いていたアメリカ人 ジェニングス・コックスが、灼熱のように続く暑さから、キューバの特産物であるラムを使用して、清涼感あるカクテルをつくりました。
それが砂糖、ライム、氷を入れて作ったのがカクテル「 ダイキリ 」の始まりと言われています。
その後ダイキリはキューバ国内で広まり定着します。その中でもダイキリが看板メニューであることが有名なお店が、ハバナ市街にあり、「 ラ・フロリディータ 」というレストラン・バーで、かつてはヘミングウェイもこの店に通っていたことで有名です。
Photo|ダイキリが有名なレストランバー「 ラ・フロリディータ 」|画像 Wikipedia
ダイキリのバリエーションカクテル
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ベースのお酒・ピーチリキュール
Photo|画像提供 KIRIN
ピーチリキュールとは、その名前の通り桃のお酒です。アルコール度数の低さ、爽やかな桃の香りが、日本をはじめ世界的にも大人気で、爽やかさとフルーティーな桃の香りと甘味がその理由ではないかと思われます。特に女性を中心に人気があり、定着の理由も女性が多く飲み始めたのがキッカケです。
ピーチリキュールの歴史
1984年アメリカの酒造研究室長が木に実っている桃を眺めていたところ、「 桃のリキュール 」をつくりたいと考え、さっそく事業提携しているオランダのデカイパー社に連絡をして開発に取り掛かったのが始まりです。
製品はその年に完成し、翌年の1985年にはアメリカで発売されました。 デカイパーのピーチツリーは、若者を中心に爆発的なヒット商品となり、瞬く間に広まったのです。
この時に飲まれていたのはピーチリキュールをトニックウォーター( 現在ではピーチツリークーラー として存在しています )で割ったカクテルでした。 しかしその後にピーチリキュールをオレンジジュースで割った「 ファジーネーブル 」が誕生すると、ファジーネーブルの人気が上がり、現在でも定番カクテルとして、アメリカやヨーロッパだけでなく、日本でも飲まれています。
ピーチリキュールの製法
原料の桃は、ホワイトピーチ( 東洋原産種 )イエローピーチ( ペルシャで変種として生まれた品種 )のよく熟したものが使われ、その中から品種の良いものを厳選し、摘みたてのうちにエキスを抽出します。
それらを中性スピリッツに溶け込まして蒸留を行います。 そしてシロップ水を加え製品化するのが基本形です。
この製造で桃の甘味と酸味が溶け込んだ爽やかでフルーティーな甘味が生まれ、誰でも飲みやすく様々な材料と合うリキュールが完成するのです。
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ピーチリキュールの主なブランド
ー ブランド比較表 ー
項目 / ブランド | デカイパー | ルジェラグート | マリーブリザール | ボルス | 奏 |
特 徴 | オランダの伝統あるリキュールメーカー。フルーツの風味を強調した豊かな味わいが特徴。 | フランスの歴史あるリキュールメーカー。フルーツリキュールの名門で、高品質なピーチリキュールを提供。 | 1755年創業のフランスの老舗リキュールメーカー。果実本来の味を生かしたリキュールが特徴。 | オランダの歴史あるリキュールブランド。ピーチリキュールは特にカクテルでの使用が多い。 | 日本の大手飲料メーカーサントリーのブランド。和の要素を取り入れた高品質なリキュール。 |
アルコール度数 | 20 % | 15 % | 18 % | 17 % | 20 % |
風 味 | フレッシュで甘い桃の香りと風味。 | 純粋で自然な桃の風味。 | リッチでバランスの取れた桃の風味。 | 甘く濃厚な桃の風味。 | 日本らしい繊細で上品な桃の風味。 |
使用用途 | カクテル、デザートのトッピング | カクテル、スイーツのアクセント | カクテル、デザートのフレーバー付け | カクテル(特にピーチベースのもの)、ドリンクのアレンジ | カクテル、ストレート、和風デザートのフレーバー付け |
価 格 | ¥ 1,600 台 | ¥ 1,900 台 | ¥ 2,700 台 | ¥ 2,000 台 | ¥ 1,900 台 |
ー デカイパー De kuyper ー
ピーチツリーの元祖とも言える存在で、1984年に発売しファジーネーブルと共に大ヒットをしたブランド。
甘味がハッキリと感じられ桃をそのままお酒にしたようなとろみもありピーチのみずみずしい味わいがそのまま楽しめる一品です。
デカイパーのピーチツリーは黄桃果汁を使い、無色透明でフレッシュな香りが最大の特徴です。ピーチツリーの定番カクテルに全て合うのでぜひお試しください。
Photo|画像提供 KIRIN
ー ルジェ・ラグート Lejay Lagoute ー
南フランスの太陽をいっぱい浴びた芳醇な桃を使い、保存料・添加物を一切加えず製造しています。
まろやかな甘味、爽やかな香りが感じられ、カクテルのみならずロックスタイルでも飲めるリキュールで、飲む以外にもかき氷やアイスクリームなどのシロップにも使われているリキュールです。
Photo|画像提供 SUNTORY
ー マリー ブリザール Marie brizard ー
マリーブリザールのピーチは、フランス・ボルドー産の高品質ブランドの桃を使い、天然のアロマ成分たっぷりのピーチリキュールをつくっています。
しっかりとした桃のニュアンス、マイルドな味わいと風味を感じられることが最大の特徴で、そのマイルドさが様々なカクテルとの相性を良くしています。
ー ボルス Bols ー
太陽の下で育った完熟した桃果実を、リキュールの大手ブランドボルスが手掛けたピーチリキュール。ボルスピーチの特徴はフレッシュなピーチに、オレンジなどの柑橘系のニュアンスが感じられるリキュールです。それらが他のピーチリキュールとは違う香りやテイストを感じられます。
他と同様の桃のみずみずしさ、桃果実由来のフルーティーな甘味と微かな酸味があり、香りのバランスがとても良く、そのバランスがカクテルに使いやすくしてくれている一品です。
Photo|画像提供 Asahi
ー サントリー 奏 Suntory Kanade ー
国産の白桃を100%使用し、その白桃をまるごと漬け込んだ浸漬酒と、華やかに香る甘味のある果汁を丁寧にブレンドした味わいが特徴的です。
他のブランド同様みずみずしさと、柔らかな香りと伸びと厚みのある果実感あふれる白桃の味わいが感じられるプレミアムなピーチリキュールです。
Photo|画像提供 SUNTORY
- ピーチリキュールの歴史・主なブランドは ⇒ コチラ
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今回紹介したカクテルの材料
ーラム Rum ー
誕生・由来・・・初めにラムを作った国は特定できていませんが、1600年代の17世紀には存在していたようです。1500年頃にヨーロッパからサトウキビが持ち込まれたところ、気候などの環境がマッチしたため、カリブ海全域に広がり、島々が生産地となりました。
カリブ海の海賊や、イギリス海軍などがラムを消費していたため、ラムは海のイメージが強くなっていったのです。
製造・原料・・・モラセス( 廃糖蜜 )を発酵させ、連続式蒸留機で蒸留後に熟成させます。熟成用の樽も内面を焦がして香りづけをするウイスキーなどの樽とは異なり、内面を軽めに焦がした樽で熟成期間を短めにします。
ラムには2種類の製法があります。 インドストリアル製法とアグリコール製法です。
インドストリアル製法の特徴は、サトウキビから砂糖を精製する際に出るモラセスを使用します。インドストリアル製法はモラセスを使うのに対し、アグリコール製法はしぼり汁をそのまま原料として製造します。 この製法は全世界のラム生産のおよそ3%程の生産量しかありません。
味わい・香り・・・熟成後のままの状態だとゴールドラム、貯蔵後濾過したものをホワイトラムと呼びます。 ホワイトラムは軽めで口当たりがよく、他の材料と合いやすいため、カクテルに使われることが多いです。
ゴールドラムは、短い期間ではありますが、樽熟成を行っているので、滑らかな口当たりと芳醇さがあり、ウイスキーのようにロックなどでも楽しめます。
ダークラムは、内面を焦がした樽で熟成することで樽からの独特な香味成分が出て、濃い茶色になるのが特徴です。他にも様々なフレーバーを使ったり、カラメル着色などをしてコクと香り、そして甘味を強くしています。
- ラムの歴史・製造は ⇒ コチラ
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シェーカーの使い方
シェーカーの利用目的は・・・
- 混ざりにくい材料( 比重が大きく違うお酒など、粉類、牛乳や生クリーム、鶏卵 )を混ぜる
- 材料を素早く冷却する
- アルコール度数の強いお酒をまろやかにする( お酒のカドをとる )
といった利用目的があります。 持論ではありますが、あと一つ牛乳や生クリームなどの材料を泡立たせることもできるので、泡立たせる利用目的もあると思います。
スリーピースシェーカー
〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛
- ボディに材料や氷を入れる。( 氷はボディの 7割~8割くらいを目安に入れます )
- ボディにストレーナーを被せ、左手でストレーナーを押さえて左手の甲( 手首に近い辺り )を右手でトントンと叩きストレーナーを押さえる。( ストレーナーを直接叩くのはNG )
- トップをストレーナーに取り付ける。( 強く抑えず、キュッと入れ込む程度でOKです )
〚 Step 2 = 持ち方 〛
スリーピースタイプのシェーカーの持ち方です。
右利き用( 左利きの方は逆 )
- 左手 ・親指 = ストレーナーのくぼんだ場所 ( ストレーナーを押さえる役割 )
- 左手 ・人差し指 = ボディ
- 左手 ・中指 = ボディ底を押さえるように
- 左手 ・薬指 = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
- 右手 ・親指 = トップを押さえるように
- 右手 ・人差し指 = ボディ
- 右手 ・中指 = ボディ
- 右手 ・薬指 = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
特に持ち方に決まりがあるわけではありませんので、自分で持ちやすい持ち方で振れば良いと思います。ただシェーカーに手のひら全面を付けてしまうと、手がかなり冷たくなりますし、材料の温度が下がりにくくなるため、シェーカーを持つ時には、面ではなく点で持つように心がけましょう。
〚 Step 3 = 振り方 〛
まずシェーカーは体の正面で振るのではなく、体から正面45℃に構えます。
- 上記の持ち方で、胸の前に持っていき、そこを中心として上前方へ斜めに押し出すように、そのまま胸に戻して、今度は下前方へと押し出すように振ります。 横から見るとひらがなの「 く 」の字を作るように振ります。
- 上前方、下前方へ出す際には手首を前下へ曲げるようにします。
- この動作を1セットとし、比較的混ざりやすい材料であれば 7~8セットあまり強く振らずにシェークを行います( 強く振ると、中の氷が砕けます )
混ざりにくい材料の場合は、12セットくらい、少し強めのシェークを行いましょう。
シェークの振り方は人それぞれなので、これらを参考にご自分の一番良い振り方を模索してください。 その際に、中の氷が8の字を描くように振りましょう。
〚 Step 4 = グラスヘ注ぐ 〛
- シェーク後、まずはトップを外します( 外しにくい場合は、ねじるように外します )
- ストレーナーとボディを片手で押さえます( 人差し指はストレーナー、中指をボディ )
- ストレーナーの先は網状になっているので( 上記写真 )、そこからグラスヘ注ぎます。
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ツーピース( ボストンシェーカー )
〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛
まずはツーピースシェーカー( ボストンシェーカー )の部位名称です。
小さい方が金属であれば「 ショートティン 」、ガラス製であれば「 パイントグラス 」です。 ショートティン( パイントグラス )に材料を入れ、ティンの方に氷を入れます。( 氷はティンの5 ~ 6割ほどを目安に入れます )
ショートティン( パイントグラス )の材料を氷の入ったティンに入れて、ショートティンを被せます。真っすぐ差し込むのではなく、自分側にショートティンを寝かすようにはめ込み、自分側のティンとショートティンの縁が一直線に沿っているようにします。( 写真の様に立てると曲がったようになります )
ショートティンを被せたら、上から手のひら( 掌底 )でトントンと直接 2回ほど叩きます。 圧縮されて簡単には外れなくなります。
〚 Step 2 = 持ち方 〛
ツーピースシェーカーの持ち方は、スリーピースシェーカーよりも多彩にあります。
写真にあるように、スリーピースシェーカーよりも長いので、先端と先端を押さえることと、中の氷の動きを端から端まで動くように振れば問題ありません。 右手をショートティンの方を押さえて、左手の掌を上になるように、包み込むように持ちます。
〚 Step 3 = 振り方 〛
スリーピースシェーカーと同じ動きで振るようにしてもかまいません。 シェーカー自体が長いので、スピードを抑え気味で振ると端から端まで氷が移動し、材料が混ざるので、そこをポイントとして振りましょう。
振るモーションもスリーピースシェーカーより大きく振ると自然とスピードも落ち、良く混ざるようになります。
〚 Step 4 = グラスへ注ぐ 〛
- まず左手でツーピースシェーカーを縦にして持ちます。( この時ショートティンが上に来るように持ちます )
- 左手の中指と人差し指で、ショートティンを右へ押すように持ちます。
- 右手の手のひら( 掌底 )でティンの方を軽く叩きます。( 1回でショートティンが外れない場合は2回叩きましょう )
写真にあるように、ティンにストレーナーを装着し、グラスヘシェークした材料を注ぎます。
フレッシュフルーツなどを材料で使用した場合は、2つ上の写真のあるように、小さい手ざるを使います。( 種など細かい余分なものをグラスヘ入れないようにするためで、スリーピースシェーカーの場合に使用する場合もあります )
- シェーカーについて詳しくは ⇒ コチラ
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カクテルのTPO用語
ー オール・デイ・カクテル All day cocktail ー
カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
ピーチツリーダイキリにおすすめのグラス
カクテルグラス Cocktail glass
逆三角形の形をした脚付きグラスです。 カクテルといえば多くの人がこのグラスを思い浮かべるのではないでしょうか。
脚が付いている理由は、ドリンクが入っている逆三角形の部分を手で温めてしまわないように付いています。飲むときは脚を持つようにしましょう。
カクテルには色彩を楽しむものも多くあり、カクテルの美しい色合いを邪魔しないためカクテルグラスは主に無色透明で、引き立て役として存在します。
一説にはマティーニを飲むために生まれたとも言われており、古くから「 マティーニグラス 」とも呼ばれています。
容量は少量しか入らず、グラスの中で直接混ぜることができないため、シェーカーか、ミキシンググラスで混ぜた後このグラスに注ぎます。
使っているカクテルは「 マティーニ 」や「 マンハッタン 」、「マルガリータ 」など有名なカクテルが多くあります。 標準は、60mlが程よく入る90ml、大型のもので 120ml ~ 150ml のものがあります。
シャンパングラス Champagne glass
シャンパングラスは口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」があります。
クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。
当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。
フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に一緒に作られました。
始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
ピーチツリーダイキリで使う道具
- このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料