コープスリバイバー No.1 のカクテルレシピ・作り方・特徴｜ブランデー + カルヴァドス + スイートベルモット

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「死者を蘇らせるもの」という衝撃的な名を持つ「コープスリバイバー No.1」は、1920年代パリの名門ホテル・リッツで生まれた伝説のカクテルです。ブランデー、カルヴァドス、スイートベルモットが織りなす濃厚で芳醇な味わいは、まさに魂を揺さぶる一杯。大人の夜にふさわしい、この贅沢なカクテルをぜひ体験してください。

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レシピと作り方

材料

Recipe no.452

ブランデー・・・・・・・・・・30ml
カルヴァドス・・・・・・・・・15ml
スイートベルモット・・・・・・15ml
レモンピール

※ ピール = 果実皮をカクテルに絞って香り付けをする

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作り方

Step

準備する

ミキシンググラスに氷を７割～８割ほど入れて、ステアで冷やし、余分に出た水分を捨てます。

Step

材料を合わせてステアする

ブランデー、カルヴァドス、スイートベルモットをミキシンググラスに入れしっかりとステアを行い、ストレーナーを付けてグラスヘ注ぎます。

ステアのやり方 ➡

Step

仕上げ

グラスの上45度の角度からレモンピールを行い完成です。

技法 = ステア
グラス = カクテルグラス
アルコール度数 = 32% ～ 33% 前後
最適なTPO = 食後 / 寝酒 / 迎え酒
カクテル言葉 = 「死んでもあなたと」
カクテル誕生日 = 「不明」

コープスリバイバー No.1の詳細・動画

特徴・由来

1920年頃、パリの名門ホテル・リッツのバーテンダー、フランク・メイヤー氏が考案したとされるこの一杯は、「死者を蘇らせるもの」という衝撃的な名前を持ちます。当時は迎え酒として飲まれるリバイバー・カクテルの一種で、その強烈なアルコール度数から死者でも目覚めるだろうという逸話が名前の由来です。コープスリバイバーにはNo.1からNo.4までバリエーションがあり、それぞれ異なるレシピを持つ個性的なシリーズとなっています。

ブランデーはブドウを発酵・蒸留させた琥珀色のスピリッツで、芳醇で深みのある香りと、まろやかな甘さが特徴。カルヴァドスはフランス・ノルマンディー地方で造られるりんごのブランデーで、りんごの甘酸っぱい香りとフルーティーな味わいが魅力です。スイートベルモットは白ワインをベースにニガヨモギなどのハーブを加えた強化ワインで、カラメルのような甘さとハーブの複雑な香りが印象的。これら全てがお酒で構成されているため、アルコール度数は32～33%と非常に高めです。

グラスに注がれると、深い琥珀色が美しく輝きます。香りを嗅ぐと、スイートベルモットのハーブの香りが前面に立ち、その奥にカルヴァドスのりんごの甘い香りがふわりと広がります。一口含むと、ブランデーの力強いコクとカルヴァドスのフルーティーさ、スイートベルモットの甘美な風味が渾然一体となり、濃厚で複雑な味わいが口いっぱいに広がる。喉を通る瞬間には、まるでベルベットのようななめらかさと、長く続く芳醇な余韻が心地よく残ります。その名に恥じない、魂を揺さぶるような一杯をぜひ体験してみてください。

Point｜バーテンダーからのおすすめ

相性の良い食べ物・おつまみ・・・濃厚な味わいには、ダークチョコレートやドライフルーツ、ナッツ類がよく合います。特にカマンベールチーズなど熟成したチーズとの相性は抜群。食後にゆっくりと味わうのがおすすめで、葉巻と合わせる大人の楽しみ方も格別です。
作り方のポイント・・・ステアする際は、ミキシンググラスをしっかり冷やしてから材料を注ぎ、氷が溶けすぎないよう手早く混ぜることが大切。仕上げのレモンピールは、グラスの上45度の角度から絞ることで、柑橘の香りが立ち上がり、全体の味わいを引き締めます。
飲み方の注意・・・アルコール度数が32～33%と非常に高いため、ゆっくりと少量ずつ味わうことをおすすめします。迎え酒として知られていますが、実際には食後酒や寝酒として楽しむのがベスト。お酒に弱い方は特に注意が必要で、一杯を時間をかけて楽しみましょう。
おすすめのシーン・・・静かなバーのカウンターで、一日の終わりにゆったりと味わいたい大人のカクテル。特別な夜や、大切な人との記念日に注文すれば、その濃密な味わいが忘れられない思い出となるはず。カクテル言葉は「死んでもあなたと」という情熱的な意味を持ちます。