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モヒート、ダイキリ、ピニャコラーダ——世界中で愛されるカクテルの主役が、ホワイトラムだ。クセが少なくスムースな飲み口は初心者にも優しく、熟練バーテンダーが信頼を置く懐の深さも持つ。カリブ海生まれのこの透明な酒には、蒸留所ごとに異なる個性と、160年を超える物語が宿っている。
〚 ホワイトラムのおすすめ銘柄 8選〛
ホワイトラムとは

製造法・産地
ホワイトラムは無色透明のスピリッツで、主にステンレスタンクで熟成・製造されます。
カリブ海域で生産されるラムの約9割がホワイトラムといわれ、サトウキビ搾り汁をそのまま使うアグリコール製法と、廃糖蜜を使うインダストリアル製法の2種類が存在します。アグリコール製法は全生産量の約3%と希少で、産地の個性が色濃く反映されます。
歴史・誕生
ラムの起源には諸説ありますが、16世紀ごろにヨーロッパ人がカリブ諸島で製造したのが始まりとされています。
17〜18世紀にヨーロッパで喫茶文化が広まり砂糖の生産量が急増すると、その副産物である廃糖蜜を活用したラムの製造も盛んになりました。当時、船乗りが恐れていた壊血病の特効薬と信じられたため、商船や海賊船にも常備されていました。
飲み方・使われ方
ホワイトラムは活性炭などで濾過した無色透明のラムで、穏やかでデリケートな味わいからカクテルベースに最適です。
アグリコール製法のものはサトウキビ本来の甘みと香りが際立つため、ストレート・ロック・ソーダ割りで楽しむのが一般的です。モヒートやダイキリなど世界的に人気のカクテルにも欠かせない存在です。
ホワイトラムおすすめ銘柄 8選|初心者・定番カクテル向け 4選
初心者・定番カクテル向けホワイトラム比較表

| 項 目 | バカルディ | ロンリコ | ハバナクラブ | マイヤーズ |
|---|---|---|---|---|
| 香 り | バニラ・シトラスの爽やか系 | バニラ・バナナの淡い甘み | カラメル・バナナ・オーク | トロピカルフルーツの華やか系 |
| 味わい | ライト&ドライ。余韻クリーン | すっきりドライ。後味すっきり | まろやか。熟成の甘みと深み | コクあり。スムースで芳醇 |
| 特 徴 | 世界No.1。カクテル万能型 | 禁酒法唯一の公認ラム。クセなし | キューバ正統派。3年樽熟成 | 多年熟成後に炭濾過。風味豊か |
| 価格帯 | ¥1,300〜 | ¥1,300〜 | ¥1,300〜 | ¥1,900〜 |
バカルディ Bacardi

原産地|キューバ
味わい・香り・特徴
グラスに注いだ瞬間、ライムとバナナを思わせるフルーティーな香りがふわりと漂う。口に含めば、ライトでスムースなボディの中にほのかなバニラとアーモンドのニュアンス。後味はクリーンで、嫌なアルコール感が残らない。この絶妙なバランスこそ、モヒート・ダイキリ・ピニャコラーダといったカクテルが何十年も変わらずバカルディをベースに選び続ける理由だ。
フルーツの甘みも酸味も、バカルディは決して邪魔をせず、むしろ引き立てる。「ラムらしさ」と「飲みやすさ」を両立した、ホワイトラムのひとつの完成形がここにある。
誕生・歴史

1862年、キューバの港町サンティアゴで一人の男が小さな蒸留所を買い取った。ドン・ファクンド・バカルディ、その人である。当時のラムは荒々しく粗野な酒だったが、彼は品質への執念を曲げなかった。試行錯誤の末に完成した洗練されたラムは、ダイキリやキューバリブレといった名カクテルを生み、世界へと羽ばたいていく。
禁酒法もキューバ革命も、バカルディにとってはむしろ飛躍のきっかけとなった。苦難をチャンスに変え続けた160年以上の歴史が、あの一本のボトルに凝縮されている。
製法・他との違い
バカルディ スペリオールが他のホワイトラムと一線を画す理由は、その製法の二段構えにある。まずアメリカンオーク樽で1〜1年半じっくりと熟成させ、風味の土台を丁寧に育てる。そこから独自の「チャコールフィルタリング」、炭による濾過工程を経て、雑味や余分な香味成分だけを取り除く。
多くのホワイトラムが熟成なしで仕上げる中、バカルディは熟成の旨みを宿しながらもクリアな透明感を両立させた。この逆転の発想こそが、世界中のバーテンダーが迷わずバカルディに手を伸ばす理由だ。
世界No.1シェア。クセがなく万能なカクテルベースの王道
ロンリコ・ホワイト Ronrico

Photo|画像提供 SUNTORY
原産国|プエルトリコ
味わい・香り・特徴
グラスに注ぐとバニラとシトラスが淡く漂い、それだけで南国の風が吹いてくるような気持ちになる。口に含めば、すっきりとしたドライな味わいの中に、バナナやバニラのほのかなニュアンスが顔をのぞかせる。後味は余韻を引きずらず、潔くクリーン。この「主張しすぎない個性」こそがロンリコ最大の武器だ。
モヒートに使えばミントとライムを引き立て、ダイキリに使えば酸味を鮮やかに際立たせる。フルーツジュースや炭酸との相性も抜群で、初めてラムを手にする人から熟練のバーテンダーまで、誰もが扱いやすい万能な一本だ。
誕生・歴史

Photo|密造酒を警察の前で廃棄する様 Wikipedia
1860年、カリブ海の島プエルトリコ・カムイ町で生まれたロンリコ。スペイン統治からアメリカ自治領へという激動の歴史を背景に、サトウキビ産業とともに歩んできたブランドだ。その実力が世界に証明されたのが、アメリカ禁酒法の時代である。
全土でアルコール製造が禁じられるなか、ロンリコは唯一製造を許可された例外的存在として生き残った。現在も世界中で流通し、日本ではサントリーが正規販売する。「ロン(ラム酒)+リコ(リッチ)」、その名が示す通り、160年以上の歴史を誇る芳醇なラムだ。
製法・他との違い
ロンリコ ホワイトはプエルトリコ産ライトラムの正統派。プエルトリコのラムはキューバの伝統技術を受け継ぎ、連続式蒸留機で高純度に仕上げるのが特徴だ。活性炭濾過によって余分な雑味を丁寧に取り除き、クリアで軽快な飲み口を実現している。
バカルディがアメリカンオーク樽での熟成を経るのに対し、ロンリコ ホワイトはフレッシュ感を優先したドライな仕上がりが持ち味。余計な甘さや重さがない分、素材の風味を邪魔しないピュアなカクテルベースとして、世界中のバーテンダーから支持されている。
禁酒法時代から続く歴史的銘柄。ドライでスッキリした味わい
ハバナクラブ 3年 Havana Club

Photo|画像提供 Pernod Ricard Japan
原産国|キューバ
味わい・香り・特徴
グラスに注いだ瞬間、バニラとカラメル、そしてバナナを思わせる甘い香りがふわりと広がる。それでいて口に含めば、重さはなくフレッシュで軽やか。爽快な喉越しの奥に、ほのかなオークのニュアンスが静かに顔を出す。
派手さよりも品格、甘さよりもバランス——そんな言葉がよく似合う一本だ。モヒートに注げばミントとライムを引き立て、ダイキリではフルーティな酸味を鮮やかに際立たせる。「キューバのラムとはこういうものだ」と語りかけてくるような、説得力のある味わいがグラスの中にある。
誕生・歴史

1878年、キューバのホセ・アレチャバラが創業したハバナクラブ。その後、キューバ革命による国有化という激動を経て、1994年にフランスの名門ペルノ・リカール社とキューバ政府が折半出資でハバナクラブ・インターナショナルを設立。現在は世界180か国以上でブランドが登録されるグローバルラムへと成長した。
文豪ヘミングウェイがモヒートを愛し、キューバの太陽の下で飲まれてきた本場の味。その歴史と誇りが、一本のボトルに凝縮されている。キューバを飲む、とはまさにこのことだ。
製法・他との違い
ハバナクラブ 3年が他のホワイトラムと一線を画すのは、3年間のオーク樽熟成にある。多くのホワイトラムが熟成を省くか、ステンレスタンクで短期間仕上げるのに対し、ハバナクラブはキューバ産モラセスを連続式蒸留器で精製した原酒「アグアルディエンテ」をオーク古樽でじっくり熟成させる。その後、木炭濾過で色と雑味のみを除去し、透明でクリアな仕上がりへ。
熟成が与えた甘みとフルーティな深みはそのまま残る。バカルディやロンリコが「軽快さ」を売りにするのとは異なり、ハバナクラブ 3年は「熟成の余韻」を持つホワイトラムだ。
キューバ国営蒸留所製。本場モヒートに欠かせない正統派
マイヤーズ ラム プラチナホワイト Myers’

Photo|画像提供 KIRIN
原産国|ジャマイカ
味わい・香り・特徴
グラスを傾けた瞬間、トロピカルフルーツを思わせる甘い香りが広がる。それでいて口に含むと、くどさは一切ない。スムースで軽快な飲み口は、重厚なダークラムで名を馳せたマイヤーズとは別の顔だ。バニラやバナナのニュアンスが舌の上を優しく流れ、後味は洗練されたクリーンな余韻を残す。
ソーダで割れば爽快感が際立ち、フルーツジュースと合わせれば甘みが華やかに膨らむ。コーラやトニックとも相性抜群で、ロックでそのまま飲んでも十分に成立する。これほど間口の広いホワイトラムは、そう多くない。
誕生・歴史

Photo|ジャマイカ・キングストンの街並み
1879年、ジャマイカ・キングストン。砂糖農園主だったフレッド・ルイス・マイヤーズは、情熱のすべてをラムづくりに注いだ。ジャマイカ特有の気候と土壌が育てたサトウキビ、そして秘蔵のブレンド技術が組み合わさり、世界が認めるダークラムの傑作が誕生した。以来1世紀以上、マイヤーズはジャマイカラムの代名詞として世界中のバーカウンターに並び続けてきた。
そのブランドの誇りと伝統を受け継ぎながら、ホワイトラムの市場に挑んだのが「プラチナホワイト」だ。ダークの実力がそのままホワイトに宿った、必然の一本である。
製法・他との違い
マイヤーズ プラチナホワイトが他のホワイトラムと根本的に異なるのは、その出発点だ。多くのホワイトラムが熟成を省略するか短期間で仕上げるのに対し、プラチナホワイトは200種類以上の原酒から厳選した20種のみをホワイトオーク樽で多年にわたり熟成させる。これはダークラム「マイヤーズ オリジナルダーク」と同じ贅沢な工程だ。その後、チャコールで丹念に濾過し、色と雑味だけを取り除く。残るのは、熟成がもたらした豊かな香りと風味だけ。
時間と手間をかけた分だけ、グラスの中の世界が深い。これがプラチナホワイトの正体だ。
フルーツ感が強くトロピカルカクテルに最適
ホワイトラムおすすめ銘柄 8選|個性派・テロワール系|上級者・ギフト向け
個性・ギフト向けホワイトラム比較表

| 項 目 | コルコル アグリコール | セルバレイ | アコウラム | プラントレイ スリースターズ |
|---|---|---|---|---|
| 香り | 柑橘・ハーブ・さとうきびの青い生命感 | バニラ・サトウキビの甘く濃厚な南国系 | さとうきびの華やかな甘み。黒糖のほのかなコク | シトラス・トロピカルフルーツ・ホワイトペッパー |
| 味わい | フレッシュで野性的。余韻に島の個性が残る | コクと芳醇さ。スムースで飲み飽きない | 柔らかく穏やか。地下天然水由来の優しい甘み | バニラ+トロピカルが層を成す複雑な深み |
| 特徴 | 世界3%のアグリコール製法。年1回限定生産の国産 | ブルーノ・マーズがオーナー。3年+5年熟成ブレンド | 鹿児島本土初のラム。有機糖蜜+黒糖+天然水仕込み | 3島3製法ブレンド。バーテンダー向けに開発 |
| 価格帯 | ¥4,500〜 | ¥3,500〜 | ¥3,000〜 | ¥2,300〜 |
コルコル・アグリコール Cor Cor

Photo|画像提供 グレイス・ラム
原産国|日本
味わい・香り・特徴
一口目はクセがない。スッと入ってくる清潔感のある飲み口に、思わず「あれ、これホワイトラムか」と感じるはずだ。二口目に、サトウキビそのものの重厚な甘みと、柑橘・ハーブの爽やかな風味が静かに広がる。そして三口目、余韻がいつまでも続き、また自然に手が伸びる。
砂糖も香料も色素も一切加えない無添加・無着色。南大東島の大地と太陽と、台風をも生き抜いたサトウキビが持つ本来の力だけで勝負している。ロックで飲むホワイトラムを一本選ぶなら、迷わずコルコル・アグリコールを選びたい。
誕生・歴史

「そうだ、ラム酒をつくろう。」——バーでラムを飲んだ一人の女性が、その言葉を胸に動き出した。サトウキビの島・沖縄でラムが作れるはずだと直感し、酒造免許の取得から杜氏探しまで、ゼロから始めた。
2004年、沖縄電力のベンチャー企画に採択されたことを機に「株式会社グレイスラム」が誕生。ブランド名「コルコル(COR・COR)」はスペイン語で「珊瑚の王冠(Coral corona)」を意味し、南大東島の海と空を映した名だ。この物語はのちに小説「風のマジム」となり、映画化もされた。一人の情熱が、日本のラム史を塗り替えた。
製法・他との違い
世界のラム生産のおよそ97%は「インダストリアル製法」——サトウキビから砂糖を精製した後の廃糖蜜を原料とする。対してコルコル・アグリコールが採用するのは、残りわずか3%の「アグリコール製法」だ。サトウキビを刈り取り、その場でしぼり、生の果汁をそのまま発酵・蒸留させる。刈り取った瞬間から発酵が始まるため、畑の近くでしか、収穫時期(1〜4月)にしか造れない。だから年に一度きり、限られた量しか生まれない。
バカルディやロンリコが糖蜜を原料に安定生産するのとは、出発点が根本的に異なる。コルコルが飲まれるのではなく「体験される」ラムである理由が、この製法にある。
コルコル公式 = https://rum.co.jp/
沖縄産サトウキビ100%。希少な国産アグリコール製法の傑作
セルバレイ ホワイトラム Selvarey

原産国|パナマ共和国
味わい・香り・特徴
グラスを持ち上げると、バニラとサトウキビの甘く穏やかな香りがゆっくりと広がる。口に含んだ瞬間、熟成ラムならではのコクと芳醇さが舌に触れ、それでいてスムースに喉を流れていく。
重さがないのに風味が豊かで、飲み終えた後の余韻が上品に続く。カクテルに使えば素材の甘みを引き出し、ロックやジンジャーエール割りでもラムの個性をしっかりと主張する。ラム初心者には「こんなに飲みやすいのか」と驚きを、ラム通には「なるほど、これは本物だ」と唸らせる。どちらの舌にも、正直に応える一本だ。
誕生・歴史

Photo|パナマ共和国・パナマ市
セルバレイの誕生は、一通のラムの贈り物から始まった。ブランド創業まもない頃、3人の創業者がグラミー賞アーティスト、ブルーノ・マーズにホワイトラムとチョコレートラムを送った。幼少期をハワイで過ごし、モヒートやピニャコラーダをこよなく愛していたブルーノは、その味わいに強く惹かれた。
長い時間をかけて創業者との信頼関係を築いた末に、ブルーノはブランドのオーナーとなり、ボトルデザインとブランディングを自ら手がけた。「Selva(ジャングル)+Rey(王)」——その名の通り、パナマの大地を支配する王者のラムが誕生した瞬間だった。
製法・他との違い
セルバレイ ホワイトラムが他と一線を画す理由は、製法の「二重の贅沢」にある。まず1922年製の銅製連続式蒸留器という、100年以上の歴史を持つ機器でゆっくりと蒸留する。次に、アメリカンオーク樽で3年熟成させた原酒と5年熟成させた原酒を、マスターブレンダー「ドン・パンチョ」が絶妙なバランスで掛け合わせる。
キューバで35年以上にわたりラムの巨匠として名を馳せた彼が、愛のためにキューバを離れパナマのジャングルに構えた蒸留所だからこそ生まれる深みだ。最後はカーボンフィルターで色だけを除去し、風味は一切損なわない。これが「熟成の旨みを持つホワイトラム」の正体だ。
スペイン・カナリア諸島産。ヨーロッパ的な繊細さが光る個性派
アコウラム ホワイト Acou Rum

原産国|日本
味わい・香り・特徴
グラスに注ぐと、サトウキビ由来の甘く華やかな香りがふわりと立ち上る。南国の太陽と鹿児島の風土が育んだ、穏やかでフレッシュな甘みだ。口に含むと、黒糖ならではのほのかなコクと、地下天然水の柔らかさが一体となって広がっていく。後味はクリーンで、飲み終えた後も心地よい余韻が続く。
ソーダで割れば爽快感が一気に開き、コーラと合わせれば南国感が弾ける。それでいてカクテルベースとしても主張しすぎない。「鹿児島が造ったラム」という個性が、静かに、しかし確かに伝わってくる一本だ。
誕生・歴史

Photo|アコウの木 Wikipedia
1875年、大山甚七商店は鹿児島県指宿市に創業した。もともとは呉服店が前身であり、「酒造」ではなく「商店」という社名にその歴史が刻まれている。
芋焼酎の老舗として150年近い歴史を積み上げてきた蔵が、新たな挑戦に踏み出したのは2017年のこと。東京の酒類商社での経験を持つ6代目・大山陽平氏が蔵に戻り、クラフトジン「JIN7」などスピリッツ製造への道を切り開いた。そして2022年2月、鹿児島県本土初のラム酒として「アコウラム ホワイト」が誕生した。蒸留所がある宮ヶ浜地区の御神木「アコウの木」を冠したその名には、この地への深い敬意と誇りが込められている。
製法・他との違い
アコウラムが他のホワイトラムと大きく異なるのは、原料の「地産地消」へのこだわりだ。糖蜜は蒸留所と同じ指宿市の生産者「うんまか糖」が手がけるオーガニック品を使用し、さらに鹿児島県産の黒糖を加えることで、サトウキビの甘みに深みとコクを与えている。仕込み水は、国土交通省「水の郷百選」に認定された唐船峡に近い宮ヶ浜の地下天然水を使用。
バカルディやロンリコが大規模生産による安定品質を強みとするのに対し、アコウラムは5名の職人が手をかけて造る少量生産のクラフトラムだ。150年の焼酎づくりで培った蒸留技術が、ラムという新しい器に注がれた——それが他にはない個性の源泉である。
石垣島産の国産クラフトラム。島の風土とサトウキビの旨みを凝縮
プラントレイ スリースターズ Plantray

原産国|西インド諸島
味わい・香り・特徴
グラスに鼻を近づけると、砂糖漬けのシトラスピールとトロピカルフルーツの甘い香りが広がり、その奥にホワイトペッパーとフレッシュジンジャーのスパイシーなニュアンスが続く。
口に含めば、バニラを思わせるまろやかな甘みと、バナナやコナッツの風味が層をなして広がる。そして余韻には、ジャマイカ産原酒由来の力強いトロピカルな深みが静かに残る。「ホワイトラムはクセがない」という先入観を、一口で覆す複雑さだ。それでいてカクテルに使えば素材を引き立て、ストレートでもしっかり完結する。これがプロのバーテンダーたちが選び続ける理由だ。
誕生・歴史

Photo|プランテーションイメージ
プラントレイのルーツは、フランス・コニャックの名門マール・レミー・マルタン社が持つラム製造部門にある。マスターブレンダーのアレクサンダー・ガブリエルが「バーテンダーが本当に使いたいホワイトラムがない」という現場の声に応え、カリブ海3島の最高級原酒をブレンドしたのがスリースターズの原点だ。
旧ブランド名「プランテーション」から「プラントレイ」への改名は、歴史的背景への真摯な向き合いから生まれた決断。2025年より日本でも新名称で展開され、その哲学と品質はそのままに新たな時代を歩み始めた。
製法・他との違い
スリースターズが他のホワイトラムと根本的に異なるのは、「3つのテロワール・3つの蒸留法・3つの発酵時間」という徹底した多様性にある。バルバドスは連続式+ポットスチルで72時間発酵、トリニダードはコラムスチルで72時間、そしてジャマイカはポットスチルで2週間という長期発酵。
それぞれの個性をマスターブレンダーが絶妙に組み合わせ、バルバドスが「豊かさとバランス」、トリニダードが「繊細さ」、ジャマイカが「力強い骨格」を担う。サンフランシスコ・ワールド・スピリッツでダブルゴールドを受賞するなど世界的評価も高く、単一産地のホワイトラムでは決して到達できない次元の複雑さがここにある。
ジャマイカ・バルバドス・トリニダードのブレンド。カクテルプロが選ぶ高品質
ホワイトラムの美味しい飲み方とアレンジ
ストレート・ロックでサトウキビ本来の爽やかさを楽しむ

〇 ホワイトラムをストレートで楽しむなら、冷凍庫で軽く冷やしてからショットグラスで飲むのがおすすめです。コル・コル・アグリコールやサンティアゴ・デ・キューバのようなアグリコール系・プレミアム系銘柄は、冷やすことでサトウキビ本来のフレッシュな甘みとクリアな風味が際立ちます。ロックは大きめの氷を一つ入れてゆっくり楽しむスタイルで、氷が溶けるにつれてよりやわらかく飲みやすくなります。
〇 アレンジ・・・ライムを一絞り加えるだけで風味が一気に華やぎます。ミントの葉を数枚添えるとモヒートを思わせる清涼感が加わります。
注意点: クリアで飲みやすいため、アルコール度数40%前後というのを忘れがちです。必ずチェイサーを用意してゆっくり楽しんでください。
ロック・ストレートにおすすめのホワイトラム
炭酸割りでカリブ海の爽やかさを手軽に楽しむ

- ソーダ・・・ホワイトラム最もシンプルでおすすめの飲み方です。ラム1:ソーダ3〜4の割合でグラスに注ぎ、ライムを一絞りするだけで爽快な「ラムソーダ」が完成します。バカルディ スペリオールやロン・リコとの相性が特に抜群です。
- コーラ・・・ホワイトラムの透明感とコーラの甘みがシンプルに合わさる飲み方です。ゴールドラムほどコクはありませんが、すっきりとした軽やかな「ラムコーク」として楽しめます。
- ジンジャーエール・・・ホワイトラムのクリアな甘みとジンジャーの爽快なキレが絶妙にマッチします。ライムとミントを加えるとモヒートに近い風味になります。
- トニックウォーター・・・トニックのほろ苦さとホワイトラムの軽やかさが相まって、すっきりとした「ラムトニック」が完成します。食前酒としても最適です。
- アレンジ・・・どの割り材にもライム・レモン・グレープフルーツなど柑橘系を加えると風味がグッと上がります。フレッシュミントを添えると視覚的にも南国感が演出できます。
注意点: ソーダ割りやコーラ割りは飲みやすく、ついペースが上がりがちです。1時間に1〜2杯を目安にゆっくり楽しみましょう。
炭酸割りにおすすめなホワイトラム
カクテルベースとして本格的に楽しむ
・ ホワイトラムはカクテルベースとして世界中のバーで最も多く使われるラムです。クリアでクセのない酒質がどんな素材の風味も引き立て、フルーツ系から爽快系まで幅広いカクテルを美しく仕上げます。
・ バカルディ スペリオールはカクテル全般に、コル・コル・アグリコールはストレートやシンプルなカクテルで素材の個性を活かすのに最適です。
注意点: フルーツジュースやシロップを使うカクテルは甘みで飲みやすく感じますが、アルコール量は変わりません。特にフローズンカクテルは連続して飲みすぎないよう注意してください。
カクテルベースにおすすめなホワイトラム
ホワイトラムの定番 & 人気カクテル 10選
No.1 イスラ・デ・ピノス
酸味が特徴のシンプルトロピカルカクテル
No.2 ダイキリ
世界一のラムベースカクテル
No.3 ボストンクーラー
ジンジャーエールとの相性抜群
No.4 スコーピオン
ブランデーの華やかさが加わったトロピカルカクテル
No.5 モヒート
ミントとの良い関係が飲まれ続けている理由
No.6 マイタイ
世界ランキング常連のトロピカルカクテル
No.7 ピニャ・コラーダ
ココナッツとパインの濃厚なトロピカルカクテル
No.8 ラム・オールドファッションド
アグリコールを使うならのこカクテル

・ラム・・・・・・・・・・・45ml
・アンゴスチュラビターズ・・2dash
・角砂糖・・・・・・・・・・1個
・ミネラルウォーター・・・・1tsp
・オレンジスライス
ラムはウイスキーに比べて甘味とバニラ、キャラメル、スパイスなどの風味が強いことが多く、それがカクテルに深みを与えます。ビターズがラムの複雑な風味を引き立て、バランスの取れた一杯に仕上がります。
タップで詳細表示
技法・・・・・・ステア
グラス・・・・・オールドファッションド
アルコール・・・36%
最適なTPO・・・日中 / 食前 / 寝酒
カクテル言葉 ・・ー
No.9 スカイダイビング
爽やかな見た目と甘さが魅力!
No.10 フローズンダイキリ
ヘミングウェイが愛したカクテル
ホワイトラムのFAQ ベスト5

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