春 暁( シュンギョウ )|カクテルレシピ・作り方・特徴・由来を解説( 日本酒・ウォッカ・グリーンティー )

レシピ

材 料

Recipe no.196

  • 日本酒・・・・・・・・・・・・20ml
  • ウォッカ・・・・・・・・・・・40ml
  • グリーンティー・リキュール・・1tsp
  • 桜の塩漬け

技法 = ステア

※ 1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと

作り方

グラスは、カクテルグラス か シャンパングラスのクープ型 を使います。

  • Step 1 = ミキシンググラスに氷を7割~8割ほど入れて、ステアで冷やします。
  • Step 2 = ミキシンググラス内の余分に出た水分を捨てます。
  • Step 3 = 日本酒、ウォッカ、グリーンティー・リキュールをミキシンググラスに入れます。
  • Step 4 = ステア をして、ストレーナーを取り付け、グラスヘ注ぎます。
  • Step 5 = 桜の塩漬けを1枚浮かべて完成です。

アルコール度数 = 28% ~ 29% 前後

由来・特徴・感想

由 来

「 春暁 」とは7世紀頃に最盛期を誇った中国の王朝「 唐 」の時代に活躍した詩人「 孟 浩然 」が詠んだ五言絶句です。孟浩然の代表作であり、日本でもよく知られた漢詩の一つ「 春眠、暁を覚えず 」という句は誰もが聞いたり読んだりしたことがあるのではないでしょうか? 意味は春を思い浮かばせる詩で、「 春は気持ちよいので日が昇ったのも知らずに眠っていた 」という意味だそう。

特徴・感想

資生堂パーラー・ロオジエという現在はリニューアルしているフレンチレストランで、1983年に在籍していた日本を代表するバーテンダー「 上田 和男 」氏がカクテル・フェアの際に考案したカクテルです。

日本の四季をテーマにしたカクテルで、日本酒のまろやかな口当たりに、ウォッカのクリアでガツンと来るアルコール感を合わせて飲みごたえを出し、グリーンティー・リキュールでアクセントを加えたレシピです。 サッパリとした飲みごたえが特徴で、ほのかに香るグリーンティー・リキュールと、桜の塩漬けが日本の雰囲気を上手に演出しています。

カクテルの材料

ウォッカ

世界4大スピリッツの一つ、ロシア生まれのウォッカです。歴史上ではモスクワ公国( 1283年~1547年 )の記録にウォッカの事が記載されています。 よって12世紀頃には飲まれていたようです。 12世紀前後に東欧で生まれたとすれば、ウィスキーやブランデーよりも前に生まれたことになり、ヨーロッパで最初に誕生した蒸留酒はウォッカということになります。

ウォッカの特徴は、連続式蒸留器と白樺やヤシを焼いた活性炭で濾過をすることで、無味無臭に近くクリアな味わいな所です。 他のスピリッツと違い原料が定まっていないことが特徴としてあります。穀物を蒸して麦芽を加え、糖化、発酵させ、蒸留してアルコール度数を95度以上のグレーン・スピリッツを作ります。 それを水でアルコール度数40度~60度まで薄めた後、白樺やヤシを焼いた活性炭で濾過します。この手法は1810年頃にペテルブルクの薬剤師「 アンドレイ・アルバーノフ 」三過法を考案し、取り入れられました。 更に19世紀に入り、連続式蒸留器が導入され、現在の製法に近づきました。 こうして無味・無臭の状態に近づいていきました。

ウォッカの主なブランド ⇒ ピュアフレーバー

ステアとは?

直接グラスに入れて混ぜることのできないカクテルグラスを使ったショートカクテル( マティーニマンハッタン etc… )を作るときに用いられます。

ミキシンググラス( 左の写真 )と言われる大きく厚みのあるグラスに、氷と材料を入れてかき混ぜます。 ステアにはもう一つ材料を「 冷やす 」という役目ががあります。 バーなどに行ってみるとお分かりかと思いますが、基本お酒は常温で棚に並んでいます。 なので材料を冷やすためにステア手法を用いるのです。

簡単にまとめますと、グラスに直接材料を入れて混ぜるのがビルド、ミキシンググラスに材料を入れて冷やすと混ぜるの両方するのがステアです。

お家で簡単人向け

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿ってそこまで入れます。 グラスに当てたままクルクル回します。 炭酸系を使っている場合は、早く混ぜると炭酸が膨れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸自体も抜けてしまうので注意しましょう。

本格的にやってみたい人向け

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます(ドリンクを体温で温めないため)右手はバースプーンを持ちます。(左利きの人は逆になります)
Step 2 = バースプーンを左の写真にあるように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

今回使用するグラス

カクテルグラス Cocktail glass

ショートドリンク用の脚付きグラス。

カクテルといえば多くの人がこのグラスを思い浮かべるのではないでしょうか。

グラスの中で直接混ぜることができないため、シェーカーか、ミキシンググラスで混ぜた後このグラスに注ぎます。

「 マティーニ 」や「 マンハッタン 」、「マルガリータ 」など有名なもので多く使います。

標準は、60mlが程よく入る90ml。

シャンパングラス Champagne glass

シャンパングラスは主に口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」がある。

クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。 当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。

フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に、一緒に作られました。始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにもつかわれたそうです。 容量は180ml ~ 300mlが一般的。