カーディナル|カクテルレシピ・作り方・特徴・由来を解説( 赤ワイン・カシスリキュール )

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レシピ

材 料

Recipe no.052

  • このカクテルで使う材料と道具はコチラ ⇒ 材 料道 具

技法 = ビルド

作り方

グラスは、ワイングラスを使用します。

  • アルコール度数 = 15% ~ 16% 前後
  • 最適なTPO = 日中
  • カクテル言葉 = 「 優しい嘘 」
  • カクテル誕生日 = 「 8月28日 」

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名称・特徴・感想

名 称

「 カーディナル 」とは「 枢機卿(すうききょう) 」の事で、すうきけいとも読むこともあります。
枢機卿とは、簡単に言うと「 教皇の選挙人 」です。

カトリック教会で教皇に次ぐ最高の行政職で、名前はラテン語の「 かなめ( Cardo )」に由来しています。 ローマの主要教会の聖職者代表を意味し、教皇選挙への俗人の介入を防ぐために11世紀に枢機卿団のみが教皇選挙有権者と定められました。

ネーミングは教皇の赤い衣をイメージしたと言われています。
その昔フランス・ボジョレー地方のワイン製造者が、白ワインをベースとしたキールの人気に乗じて作られたというお話もあります。

フランス・ボジョレー地方のワイン製造者が、このカクテルを作ったため、オリジナルレシピでは必ずボジョレーワインを使用しなければ、カーディナルと呼ばないそうです。

別名「 キール・カーディナル 」と呼ばれることもあるそうです。

特徴・感想

赤ワインに、甘味が強く果実の香りがあるクレーム・ド・カシスを合わせたカクテルで、赤ワイン好きにはもってこいのカクテルです。

赤ワインにクレーム・ド・カシスを混ぜることで、かなり飲みやすくなっておりますが、アルコール度数はビールの倍くらいあるので、あまり飲みすぎると悪酔いしちゃいます。

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キールの由来・バリエーション

キールの由来

「 キール 」というカクテルを考案したのは、フランス・ディジョン市の市長を務めた「 フェリックス・キール 」氏。

第二次世界大戦後、ディジョン市の特産品であるブルゴーニュ・ワインの売れ行きが上がりませんでした。

ディジョン市にとってブルゴーニュ・ワインの売れ行きはそのまま経済に大きく影響があり、これを何とかしようと生まれたのがカクテル・キールでした。

キール氏は、ことあるイベントにこのカクテルを出し、認知度を高め普及していったのがキール定着の始まりと言われています。

この戦略によって、ブルゴーニュ産のワインのみではなく、ブルゴーニュのもう一つの特産品であるクレーム・ド・カシスも普及していき、遠い日本でクレーム・ド・カシスが普及したのもこのカクテル・キールのおかげとも言えます。両方の特産品を世界的に広めることに成功したキール氏の名を付け、「 キール 」というカクテルが誕生したのです。

そしてそのキールが広く普及すると、フランスと近い距離にある国オーストリアで「 キール・ロワイヤル 」が誕生します。 創作者はオーストリア・ウィーンにある「 フーベルト・ドボルシャーク 」氏。

キール・ロワイヤルが広まった背景に、第二次世界大戦後一度栓を開けてしまうと炭酸が抜けて価値を失ってしまうシャンパンやスパークリング・ワインを、多少ではあるが長持ちできる密栓( シャンパンストッパー )が普及したことが原因として考えられている。

Photo = フェリックス・キール( 1876年 ~ 1968年 )

キールのバリエーション
  • キール・・・・・・・・・・キールカクテルの本家本元のカクテル。白ワインとカシスリキュールを使用する。
  • キール・ロワイヤル・・・キールの白ワインを、スパークリングワイン、またはシャンパンに変えたカクテル。
  • キール・インペリアル・・・キールロワイヤルのクレーム・ド・カシスをクレーム・ド・フランポワーズ( 木苺のリキュール )に変更したカクテル。
  • キール・ペシェ・・・・・・キールロワイヤルのクレーム・ド・カシスをクレーム・ド・ペシェ( 桃のリキュール )に変更したカクテル。
  • キール・ブルトン・・・・・シードルを使ったキール
  • フォー・キール・ロワイヤル・・ノンアルコールのキール
  • キールのバリエーションレシピ 一覧・リストは ⇒ コチラ

このカクテルに使う材料

今回紹介したカクテルの材料

カシス・リキュール

Photo = 画像提供 SUNTORY

甘酸っぱさが最大の特徴であるカシス・リキュールは、現在世界中で最も生産量が高いと言っても過言ではないリキュールです。 日本でも馴染み深く、居酒屋でもカシス・オレンジや、カシス・グレープフルーツは定番のカクテルとして、女性を中心に飲まれています。

カシスとはスグリ科スグリ属で、小さな食用の果実をつける温帯地域に分布する落葉低木で、ビタミンCやアントシアニンが豊富だそうです。

クレーム・ド・カシスは1841年フランス・ブルゴーニュ地方のディジョン市にあるラグート社が発売したのが最初です。このラグート社は1836年に設立し、ブルゴーニュ地方に繁茂しているクロスグリ( カシス )の実に着目します。 そして5年間で開発し発売しました。

1858年には娘婿のルイ・ルジェと協力し、社名をルジェ・ラグート社に変え、販売に力を入れます。 そしてその後もフランボワーズなど様々なリキュールを発売し、有名ブランドとして現在も販売しています。

カシスリキュールの製造は、基本的にワインと同じように醸造します。 カシスの実は収穫後すぐに傷み始めてしまうため、収穫してから24時間以内に製造に持ち込まれます。

そんなカシスリキュールの特徴と言えば、やはりベリー特有の爽やかな甘酸っぱさとフルーティーな香りでしょう。 日本ではカルーアと共にリキュールの中で1位、2位を争う認知度の高さがあり、BARでなくとも居酒屋などでも置いてあるリキュールです。 その甘味と酸味のバランスの良さから、様々な割り材との相性が良く、オレンジジュースやグレープフルーツジュースなどの果実系ジュース、ソーダやトニックウォーターなどの炭酸類だけではなく、ミルクとも相性が良いです。

  • カシスリキュールの歴史・製造・主なブランドは ⇒ コチラ

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ビルドとは?

材料をグラスに入れて混ぜることを言います。 この「 混ぜる 」にはいくつか種類があり、今回のカクテルには「 ビルド 」を使用します。

お家で簡単人向け

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままクルクル回します。 炭酸系を使っている場合は、早く混ぜると炭酸が膨れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

お家で簡単人向け

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます(ドリンクを体温で温めないため)右手はバースプーンを持ちます。(左利きの人は逆になります)
Step 2 = バースプーンを写真にあるように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

ステアとは?

直接グラスに入れて混ぜることのできない カクテルグラス を使ったショートカクテル( マティーニマンハッタン etc… )を作るときに用いられます。 ミキシンググラス( 上記の写真 )と言われる大きく厚みのあるグラスに、氷と材料を入れてかき混ぜます。

ステアにはもう一つ材料を「 冷やす 」という役目ががあります。 バーなどに行ってみるとお分かりかと思いますが、基本お酒は常温で棚に並んでいます。 なので材料を冷やすためにステア手法を用いるのです。

簡単にまとめますと、グラスに直接材料を入れて混ぜるのがビルド、ミキシンググラスに材料を入れて冷やすと混ぜるの両方するのがステアです。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

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カクテルを飲むタイミング用語 TPO

オールデイカクテル All day

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるためにサッパリとさせている食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテル。 眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。 オールデイ・カクテルとは、そういったシチュエーションなど向き不向きが無いカクテルのことです。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

このカクテルのおすすめ グラス

ワイングラス Wine glass

グラスの中でもロックグラスタンブラーグラスと並んで認知度が最も高いと言えるグラスで、他のグラスと比べて種類が多い点が特徴的です。

歴史も古く、古代ローマ時代にはすでに存在していたとされています。 しかし現在のガラス製で写真のような完成形ともいえる形になったのは20世紀になってからだそうです。

ガラス製のものはその前からあったそうですが、ガラスの大きさで税金がかけられていたため、今のものよりもワインが入る部分が小さいサイズでした。

現在ではガラス製のみではなく、銀製などの金属製のものや、クリスタル製、木製、樹脂系と様々なタイプがあり、形も飲むワインによって違うものが存在しています。

基本的に赤ワインは常温で飲むことが多く、白ワインは冷やして飲みむことが多いため、赤と白で形や容量が異なります。容量が150mlくらいのものが白ワイン、200mlくらいのものが赤ワインというのが一般的です。またワインは赤白だけではなく、産地によって味や風味が変わるため、それに合ったグラスを使用することがあるようです。

カクテルグラス Cocktail glass

逆三角形の形をした脚付きグラスです。 カクテルといえば多くの人がこのグラスを思い浮かべるのではないでしょうか。

脚が付いている理由は、ドリンクが入っている逆三角形の部分を手で温めてしまわないように付いています。なので飲むときは脚を持つようにしましょう。

カクテルには色彩を楽しむものも多くあり、カクテルの美しい色合いを邪魔しないためカクテルグラスは主に無色透明で、引き立て役として存在します。

一説にはマティーニを飲むために生まれたとも言われており、古くから「 マティーニグラス 」とも呼ばれています。

容量は少量しか入らず、グラスの中で直接混ぜることができないため、シェーカーか、ミキシンググラスで混ぜた後このグラスに注ぎます。

使っているカクテルは「 マティーニ 」や「 マンハッタン 」、「マルガリータ 」など有名なカクテルが多くあります。 標準は、60mlが程よく入る90ml、大型のもので 120ml ~ 150ml のものがあります。

このカクテルに使う道具

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