パリジャンのカクテルレシピ・作り方・特徴｜ドライジン + ドライベルモット + カシスリキュール

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「パリっ子」を意味する洒落た名前を持つ「パリジャン」。マティーニをベースに、フランス産カシスリキュールを加えた華やかなカクテルです。美しい赤紫色とベリーの甘酸っぱさ、ジンのボタニカルな香りが調和し、エレガントで飲みやすい味わい。食前酒として最適な、フランスの洗練された雰囲気を纏う一杯です。

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レシピと作り方

材料

Recipe no.589

ドライジン・・・・・・・・・・30ml
ドライベルモット・・・・・・・15ml
カシスリキュール・・・・・・・15ml

このカクテルの〚材料リスト〛へ ⇓

作り方

Step

準備する

ミキシンググラスに氷を７割～８割ほど入れて、ステアで冷やし、余分に出た水分を捨てます。

Step

材料を合わせる

ドライジン、ドライベルモット、カシスリキュールをミキシンググラスに入れます。

Step

ステアする

しっかりとステアを行い、ストレーナーを付けてグラスヘ注げば完成です。

ステアのやり方 ➡

技法 = ステア
グラス = カクテルグラス
アルコール度数 = 27% ～ 28% 前後
最適なTPO = 日中 / 食前
カクテル言葉 = 「小粋」「自分らしさを奏でる魅力的な人」
カクテル誕生日 = 「 3月30日」「 5月6日」

パリジャンの詳細・動画

由来・誕生

パリジャンは「パリっ子」「パリの男性」を意味する、20世紀初頭のフランスで誕生したクラシックカクテルです。1920年頃、フランス・ブルゴーニュ地方特産のクレーム・ド・カシスの販促を目的に考案されたと言われています。

カクテルの王様「マティーニ」をベースに、フランスの伝統的な材料であるカシスリキュールを加えることで、イギリスのジン文化とフランスのエレガンスが見事に融合しました。カクテル名は、その洗練された味わいと上品な佇まいが、芸術と文化の都パリを連想させることから付けられたとされています。

特徴・味わい

パリジャンの最大の魅力は、マティーニのバリエーションとして生まれた洗練された味わいと、フランスらしいエレガントな佇まいにあります。「パリの男性」という名前が示す通り洒落た風格を持ちながら、実際の味わいは女性にも好まれる親しみやすさが特徴。シンプルな材料構成ながら、豊かな香りと甘めの味わいがジンの角をまろやかに包み込んでいます。

ドライジンのボタニカルな香りに、ドライベルモットのハーバルで辛口な風味が加わり、クレーム・ド・カシスが濃い赤紫色とベリーの甘酸っぱさをもたらします。グラスに注げば、美しい赤紫色が華やかさを演出し、パーティーや特別な場面で映える上品な色合い。

口に含むと、まずジンのボタニカルな香りとカシスのフルーティーな甘さが広がり、次にベルモットのドライな風味が味わいを引き締めます。カシスの甘酸っぱさがジンのパンチを包み込み、全体のバランスを整えています。喉を通る瞬間にはさっぱりとした後味が残り、食前酒として最適。甘さと酸味、ドライな風味が絶妙に調和した、飲みやすさと深みを兼ね備えた一杯。パリの洗練された空気を感じながら楽しめる、エレガントなカクテルです。

Point｜バーテンダーからのおすすめ

相性の良い食べ物・おつまみ・・・フレンチの前菜やパテ、ブルーチーズなど濃厚な味わいのおつまみと好相性。ベリー系のデザートやチョコレートとも相性抜群で、食前から食後まで幅広く楽しめます。カナッペやオリーブとも相性が良く、優雅な時間を演出します。
作り方のポイント・・・ミキシンググラスでしっかりステアして冷やすのが基本。カシスリキュールの量を調整することで、甘さのバランスを好みに合わせられます。高品質なジンとベルモット、カシスリキュールを使うと、より洗練された味わいに。レモンピールやベリーを飾ると、見た目がさらに華やかになります。
飲み方の注意・・・アルコール度数が27%前後とやや高めなので、ゆっくり味わいながら楽しみましょう。甘めの味わいですが、飲みすぎには注意。食前に飲むことで、食欲を引き立てる効果も期待できます。カシスの甘さが強いため、甘いものが苦手な方はカシスの量を控えめにするのがおすすめです。
アレンジ提案・・・ジンの種類を変えることで、全く異なる味わいが楽しめます。ボタニカルが豊かなクラフトジンを使うと、より複雑な香りに。カシスリキュールをフランボワーズリキュールに替えると、よりフルーティーな味わいに変化します。炭酸水を少し加えると、軽やかな口当たりのロングカクテルにもなります。