黄金池|カクテルレシピ・作り方・特徴・由来|梅酒 + チェリーブランデー + ブルーキュラソー + ジンジャーエール

梅酒ベースのロングカクテル・黄金池
目次
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レシピと作り方

黄金池の材料

Recipe no.010

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = ステア

Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと

黄金池の作り方

グラスは オールドファッションドグラス(ロックグラス)を使用します。

STEP
グラスを冷やす

オールドファッションドグラス( ロックグラス )に氷を入れ、ステア をしてグラスを冷やします。
余分に出た水分は捨てましょう。

STEP
材料を合わせる( ビルド )

梅酒、チェリーブランデー、ブルーキュラソーを入れステアをしてよく混ぜ合わせます。
泡立たないように静かに ジンジャーエール を入れます。

STEP
炭酸をステアする

炭酸類を混ぜる場合は、ゆっくりと1回転~2回転 ステアし、バースプーンで氷をゆっくりと持ち上げ、ゆっくりと下ろせば混ざります。


  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 5% ~ 6% 前後
  • 最適なTPO = 日中
  • カクテル言葉 = 「 仲直り 」
  • カクテル誕生日 = 「 不明 」

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黄金池の由来・特徴・感想

カクテル黄金池の由来

日本京都府・西芳寺の黄金池

Photo|京都西芳寺・黄金池

1998年に行われたパスティスクラブカクテルコンペティションで第3位を受賞した鈴木健司さんの創作レシピです。 京都府京都市西京区松尾神ヶ谷町にあるお寺「 西芳寺 」の中にある黄金池をモチーフにしています。

黄金池は「 心 」の文字を象っており、「 心字池 」とも呼ばれています。他にも一面の苔が生えていることから「 苔寺 」という別名があります。

カクテルの黄金池はまさにその美しい苔たちをモチーフにしたカクテルです。

黄金池の特徴・感 想

甘さと梅独自の香りを持つ梅酒をベースに、フルーティーな甘味が特徴的なチェリーブランデーを合わせ、辛味とサッパリ感のあるジンジャーエールで割り、そこにブルーキュラソーを加え、黄金池の色彩を再現しているカクテルです。

深緑が綺麗なカクテルで、やや甘口ですがジンジャーエールの風味と爽快感が、甘さをあまり感じさせないバランスの良い味になっています。 お店によって金粉をのせるところもあるようです。

黄金池の材料

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今回紹介したカクテルの材料

ブルーキュラソー Blue curacao

ボルス・ブルーキュラソーのボトル

誕生・由来・・・キュラソーとは、南米のベネズエラの北海にあり、現在はオランダ領となっている島です。1634年にオランダ艦隊がキュラソー島に居たスペイン人を追い出し、砦を建設。 その後港を建設するとトウモロコシや落花生、塩などの生産し、さらに貿易の拠点に相応しい位置に島が存在していたことから貿易なども相まって栄えるようになりました。

17世紀後半に、キュラソー島内で採れるオレンジをオランダ人が本国へ持ち帰り、アルコールに浸してオレンジリキュールが作られました。 そして現在ではオレンジリキュールのみではなく、ホワイト・オレンジ、ブルー、グリーン、レッドと様々な着色を行ったキュラソーシリーズが定着をしています。


製造・原料・・・ブランデーや他のスピリッツをベースにオレンジの果皮を漬け込んで風味づけをし、人工着色料を使って青色にした果実系リキュールの一つです。

この人工着色料( 青色1号 )は他の食品にも使われており、日本では2016年厚生労働省により20歳以上の成人における青色1号の摂取量が推計され、その結果一日摂取量が1人当たり0.002mgで、ADI( 一日摂取許容量 293mg )の内に占める割合がわずか0.0007%となり、安全であると判明しております。


味わい・香り・・・ブルーキュラソーはオレンジの皮を使用して作られており、そのフルーティーな風味が特徴です。オレンジの甘味や酸味が感じられます。

香りは、オレンジの果皮から抽出されるエッセンスが含まれているため、柑橘系の香りが豊かに感じられます。

一般的に、ブルーキュラソーには甘さがありますが、オレンジの皮から抽出されたエッセンスには苦味も含まれており、甘さと苦味のバランスが取れています。

  • キュラソーの歴史・原料・種類は ⇒ コチラ

ジンジャーエール Ginger ale

棚に陳列されたジンジャーエール缶

誕生・由来・・・ジンジャーエールには「 ゴールデン 」と 「ドライ( ペール )」の2種類があり、先に誕生したのは1851年頃に、アメリカ人外科医で薬屋を営んでいるトーマス・カントレルによってゴールデンが誕生し、1907年にカナダ人のジョン・J・マクローリンによってドライが誕生しました。

その後ドライは、アメリカ禁酒法時代に人気を得て、世界的な炭酸飲料としての地位を築いています。


製造・原料・・・まずは生姜を刻み、砂糖などを加えジンジャーシロップをつくります。

その後炭酸水、ブランドによって異なるレモンなどのフレーバーを加えて作られるのが一般的です。


味わい・香り・・・ドライジンジャーエールは、甘さ控えめで生姜の香りと味わいが強く、辛味をしっかりと感じられるので、ピリピリとしたテイストを楽しめます。

ゴールデンはドライと対照的で、甘さとスパイスのバランスが良く調和しています。ドライよりは甘味が強く、まろやかで滑らかな口当たりがあります。

カクテルには一般的にドライが使われますが、甘さを強調したいカクテルや、ドライのスパイシーさが苦手な方向けでつくる際はゴールデンが使われます。

  • ジンジャーエールの歴史・主なブランドは ⇒ コチラ

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ビルド & ステア

バー店員がドリンクをかき混ぜている様子を題目にしたステア&ビルド記事

「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。

「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。

炭酸系の混ぜ方

炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。

混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。

バースプーンの使い方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます(ドリンクを体温で温めないため)右手はバースプーンを持ちます。(左利きの人は逆になります)
Step 2 = バースプーンを動画にあるように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

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カクテルのTPO用語

オールデイカクテル All day ー

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

黄金池におすすめのグラス

オールドファッションドグラス Old fashioned glass ー

オールドファッションどグラス・ロックグラス

カクテルやウイスキーなどをオン・ザ・ロック・スタイルで飲むためのグラス。 口が広く背が低いのが特徴で、大きく丸い氷を入れたりできます。

タンブラーグラスの上半分をなくした様な形をしていて、タンブラーグラスの原型となったグラスだと言われています。

正式名はオールドファッションドグラスで、この名前はカクテル「 オールドファッションド 」から由来していると言われています。

古来からあるものなので、「 オールドファッションド = 古風な 」という意味が由来とも言われています。 現在では名前が長く言いにくいためか、「 ロックグラス 」として広く使われています。
容量は180ml~450mlまで幅広くあります。

黄金池で使う道具

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