トム & ジェリー|カクテルレシピ・作り方・特徴・歴史を解説( ブランデーとダークラムと卵のホットドリンク )

レシピ

材 料

Recipe no.091

  • ブランデー・・・・・・・・・・30ml
  • ダーク・ラム・・・・・・・・・15ml
  • 砂糖・・・・・・・・・・・・・2tsp
  • ・・・・・・・・・・・・・・1個
  • 熱湯・・・・・・・・・・・・・Full
  • ナツメグ・・・・・・・・・・・少々

技法 = ビルド

※ 1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと

※ Full = 他の材料をグラスに入れ、Fullと記載している材料をグラスの8割~9割まで満たす適量のこと

作り方

グラスは、ホットグラス を使いましょう。

  • Step 1 = 小さめのボウルを2つ用意し、卵の黄身と白身をそれぞれのボウルに分けます。
  • Step 2 = 黄身は粘りが出るまでかき混ぜ、砂糖を入れて完全に砂糖が溶けるまで混ぜます。
  • Step 3 = 白身は少しメレンゲ状にします。
  • Step 4 = 黄身を白身のボウルへ入れ、ブランデー、ダーク・ラムを入れ、泡が潰れないように混ぜます。
  • Step 5 = 混ぜた材料をグラスヘ注ぎ、少しずつお湯を入れながら ビルド します。( 強くビルドするのはNG )
  • Step 6 = 最後にナツメグを上へ少々振って完成です。

アルコール度数 = 6% ~ 7% 前後

歴史・特徴・感想

歴 史

グロッグ

トム・アンド・ジェリーの原型となったのは、1740年代の「 グロッグ 」が原型と言われています。 グロッグとは当時イギリス海軍が兵士に娯楽などの理由でラム酒を配っていました。 一度に支給されるラム酒は多くなかったため、何日も支給されるラムを貯め、一気に飲むといったことが兵士の中で広がりました。 酔っ払い、業務などに差し支えることから、ラムの支給ではなく、ラムに水を混ぜたものを支給するようにしたものです。 水を混ぜるとラムのみよりもずっと早く痛んで飲めなくなってしまうので、「 貯めて飲む 」という事ができなくなってしまうのが目的でした。 これは船員達に不評で、提督の着ている上着「 グログラム 」をイヤミの意味を込めて「 オールド・グロッグ 」というあだ名が提督に付き、何時しかその「 オールド 」がなくなりこの名前になりました。

現在のトム・アンド・ジェリーの形となったのは、19世紀末に存在したバーテンダー「 ジェリー・トーマス 」が考案しました。このカクテル名をはじめは「 コペンハーゲン 」にする予定でしたが、その名のカクテルはすでに存在しており、仕方なく自分の名前を入れた「 トム・アンド・ジェリー 」に変えたというエピソードがあります。

特徴・感想

昔このカクテルは、クリスマス・ドリンクとして飲まれていましたが、現在はその風習はほとんどなくなり、何時でも飲むカクテルとなりました( ホット・カクテルなので、殆どが冬でしょうが・・・)

ちなみに昔大人気だったアニメ 「 トム & ジェリー 」とは全く関係ないそうです。

味はブランデーの香り、ダーク・ラムの甘みとコクに、卵白のきめ細やかな泡がまろやかさを加えたカクテルです。 作るのは他のカクテルに比べると、とっても手間ですがクリスマスのような特別の日にはピッタリのカクテルです。

カクテルの材料

ダーク・ラム

ダークラムの特徴は、内面を焦がした樽で熟成することで樽からの独特な香味成分が出て、濃い茶色になるのが特徴です。他にも様々なフレーバーを使ったり、カラメル着色などをしてコクと香りが強く甘みがあり、ウィスキーに近いスピリッツです。

ウィスキーのようなスピリッツであるため、ストレートやロックスタイルで飲まれることが多いですが、カクテルはもちろんのこと、その香りや甘みから料理や洋菓子に使われる幅広さもダーク・ラムの特徴です。

  • おすすめのダーク・ラムは ⇒ コチラ

ビルドとは?

材料をグラスに入れて混ぜることを言います。 この「 混ぜる 」にはいくつか種類があり、今回のカクテルには「 ビルド 」を使用します。

お家で簡単人向け

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままクルクル回します。 炭酸系を使っている場合は、早く混ぜると炭酸が膨れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

本格的にやってみたい人向け

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます(ドリンクを体温で温めないため)右手はバースプーンを持ちます。(左利きの人は逆になります)
Step 2 = バースプーンを左の写真にあるように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

今回使用するグラス

ホットグラス Hot glass

ホットドリンクを飲むためのグラスで、耐熱性があり、持ちやすいように持ち手がカバーの様になっています。現在はガラスの技術が上がり、このカバーがなくなりつつあります。

容量は180ml~300mlが一般的です。