シャーリー・テンプル|カクテルレシピ・作り方・特徴・由来を解説( ジンジャーエールとザクロシロップ )

レシピ

材 料

Recipe no.105

技法 = ビルド & 沈める

※ 1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと
※ Full = 他の材料をグラスに入れ、Fullと記載している材料をグラスの8割~9割まで満たす適量のこと

作り方

グラスは、コブレットタンブラーグラスコリンズグラスワイングラス などが使われています。

アルコール度数 = 0%

  • ノンアルコールのカクテル ⇒ ロング or ショート
  • ジンジャーエールを使うカクテルレシピ一覧は ⇒ コチラ

由来・特徴・感想

由 来

Photo = シャーリー・テンプル( 子役時代 )

シャーリー・テンプルとは人物名がそのまま名前になったカクテル。

1928年にアメリカで生まれ、5歳の頃に子役として女優デビューを飾ると、そこからわずか1年ほどでフォックス・フィルム社の看板女優をなりました。 シャーリーの凄さは勤勉で真面目なところ、役が決まり台本が配られると、それを丸暗記し、台本にメモ書きやマーキングなど一切せずNGも出さずに監督を満足させていたことから「 一回撮りのシャーリー 」というあだ名が付いていたほどでした。

1930年代は、アメリカ最高のスターに上り詰めます。この頃天才子役シャーリーは、4年連続興行収入1位という記録を打ち立てます。

その後も天才子役、アイドル、女優を経験し、ハリウッドの頂点上り詰めます。この間に一度結婚しますが、夫の人格問題で離婚。その後1950年に幸せな結婚をし、名を「 シャーリー・テンプル・ブラック 」と変え、映画界を引退しました。

その後は育児をする傍らでテレビ出演をし、1967年40歳辺りから外交関係の公務、NPOの要職に就き、30年間その活動に力を注ぎ、1998年(70歳)に引退。 2014年85歳で亡くなりました。

このカクテルは、シャーリーが子役時代に滞在したハワイのホテルが作り出したと言われるカクテルです。

特徴・感想

ジンジャーエールの辛みと爽快感に、グレナデンシロップの甘みを加えたレシピで、飲みやすく、飽きにくいカクテルです。 レモンジュースを1tspという隠し味的存在を入れることで、全体の味が引き締まり、さらに飲みやすく、飽きにくくなっています。

ノンアルコールカクテルの中では代表的な存在で、特におすすめできるカクテルです。

本来はジンジャーエールにグレナデンシロップを混ぜ、レモンの皮をらせん状にむいた物を沈めるスタイルですが、レモンスライスやマラスキーノチェリーを使う事が多いです。

他にもジンジャーエールを レモネード に変更するスタイルもあります。

このカクテルで使う材料

シャーリー・テンプルのバリエーション

  • シャーリー・テンプル・ブラック・・・シャーリー・テンプルのジンジャーエールをコーラに変える。
  • ダーティー・シャーリー・・・・・・シャーリー・テンプルにウォッカを加えるカクテル。

カクテルの材料

グレナデンシロップ

グレナデンシロップとは、ざくろの果汁に砂糖を加えてつくったノンアルコールのシロップ。 現在ではざくろのみではなく、木苺、カシス、エルダーフラワーなど様々なベリーを使って作られています。

カクテルでは、色を付けるために使われたり、風味を加えるため、甘みを足すために使用されています。カクテルでの使用だけではなく、お菓子作りの色付け、香りづけなどにも使われています。

  • グレナデンシロップの歴史・原料・種類は ⇒ コチラ
ジンジャーエール

1837年~1901年のイギリス・ヴィクトリア朝時代、そんな時代の中でジンジャーエールの元となった「 ジンジャービール 」が飲まれていました。

1851年頃、アメリカ人外科医で薬屋を営んでいるトーマス・カントレルは、北アイルランド・ベルファストで、ジンジャーエールを初めて造りました。カントレルが誕生させたジンジャーエールは、色が濃く、甘く、ジンジャースパイスの香りが強いのが特徴でした。ジンジャーエールには「 ゴールデン・スタイル 」と 「ドライ・スタイル( ペールスタイル )」の2種類あり、カントレルが誕生させたのは、ゴールデンスタイルです。 その後、地元の飲料メーカーである「 グラッタン社 」で販売を開始したと伝えられています。

ドライ・ジンジャーエールは、カナダで誕生しました。薬剤師である「 ジョン・J・マクローリン 」は 1890年に炭酸水の瓶詰工場を設立し、1904年水に添加するフレーバーエキスに力を入れ始めました。 その際にペール・ドライ・ジンジャーエールの開発にも着手します。 そして1907年に「 カナダ・ドライ・ジンジャーエール 」を特許取得し販売しました。 

  • ジンジャーエールの歴史・主なブランドとカクテルレシピは ⇒ コチラ

ビルドとは?

材料をグラスに入れて混ぜることを言います。 この「 混ぜる 」にはいくつか種類があり、今回のカクテルには「 ビルド 」を使用します。

お家で簡単人向け

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままクルクル回します。 炭酸系を使っている場合は、早く混ぜると炭酸が膨れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

本格的にやってみたい人向け

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます(ドリンクを体温で温めないため)右手はバースプーンを持ちます。(左利きの人は逆になります)
Step 2 = バースプーンを左の写真にあるように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

材料の沈め方・浮かし方

カクテルの中に 2色になったものが多数あります。(中には何層にもなったカクテルもあり、有名なもので上記写真のプース・カフェがあります)

これらの層になっているカクテルは、材料比重の重い物から入れて作っています。 そのままグラスに材料を入れてしまうとできませんが、混ざらないようにゆっくり入れるとできます。 その際に使うのがバースプーンです。

  • Step 1 = まず沈める材料をメジャーカップや、小さなグラスなどに必要な分量を入れておきます。( 瓶からそのまま入れる場合もありますが、瓶が重く、多く出てしまう可能性があるので初心者の方は特におすすめできません )
  • Step 2 =バースプーンの先を下に向けます。(スプーンの背中が上になるようにする)
  • Step 3 = 次に下に向けたバースプーンの先端をグラスの上の方の壁に当てます。
  • Step 4 = 用意した沈める材料をバースプーンの背中にゆっくりと流します。

これで比重の重い材料は底へ、軽いものは上へ浮かび、層があるカクテルができます。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

カクテルスタイル

エード Ade

ソフトドリンクの一種で、主に砂糖類、ミネラルウォーターもしくは炭酸水を使って果汁を薄めた飲み物の事のスタイル名称です。

カクテルではオレンジエードやレモネードが有名。( レモネードはレモンエードの略 )

果汁を薄めずそのまま飲む場合は「 ジュース 」と区分されます。

「 エード 」は国によって呼び方も変わり、アメリカでのエードは炭酸を含みませんが、フランスでは炭酸を含みます。 そして日本ではミネラルウォーターで割ったものを「 エード 」、炭酸で割ったものを「 スカッシュ 」と呼びます。

  • カクテルスタイル 紹介ページは ⇒ コチラ

このカクテルのおすすめ グラス

コブレット Coblet

コブレットとはグラスに土台と足が付いた杯の事です。

シャンパングラス、カクテル・グラス、ワイングラスと違い足が短い上に内容量も多く入るので、日常で使う事も出来ます。

氷をたっぷり使うカクテル、またはビールなどのカクテルを飲む際に使用する。

300mlが一般標準サイズ。

コリンズグラス Collins

背の高い円柱形の細いグラス。 別名トールグラス・チムニーグラスとも呼ばれます。

カクテル「 ジョン・コリンズ 」が名前の由来で、細長いのは、炭酸を抜けにくくするためにこの形になっている。

容量 270ml ~ 360mlくらいが一般的。

タンブラーグラス Tumbler

カクテルグラスの中でも最も一般的に使われているグラスです。

タンブラーとは「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜きコップにしたことからこの名前が付いたそうです。

容量は他のグラスよりも種類が多く、180ml~300mlが一般的に使われています。

ワイングラス Wine glass

グラスの中でもロックグラスと並び、みんなが知っているグラス。

ほかのグラスに比べて種類が多いのが特徴。 歴史も古く古代ローマ時代にはすでに存在していたとされる記録が残っている。

素材も銀製、ガラス製、クリスタル製とあり、形も飲むワインによって違うものが存在する。

容量が150mlくらいのものが白ワイン。200mlくらいのものが赤ワインというのが一般的だが、ワインは赤白だけではなく、産地によって味や風味が変わるため、それに合ったグラスを使用することがある。

このカクテルで使う道具