レシピ
材 料
Recipe no.124
- グレナデンシロップ・・・・・・20ml
- レモンジュース・・・・・・・・1tsp
- コーラ・・・・・・・・・・・・Full
- レモンスライス
技法 = ビルド
※ 1tsp = バースプーン1杯分の分量のこと
※ Full = 他の材料をグラスに入れ、Fullと記載している材料をグラスの8割~9割まで満たす適量のこと
作り方
グラスは、ゴブレット、ワイングラス、コリンズグラス、 がおすすめです。
- Step 1 = グラスに氷、グレナデンシロップ、レモンジュース、コーラを入れます。
- Step 2 = 炭酸が抜けないように軽く ビルド します。
- Step 3 = レモンスライスをグラスの中に入れて完成です。
- アルコール度数 = 0%
- 最適なTPO = 日中


お求めやすい料金プランも魅力です。

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特徴・感想

ノンアルコールの中でも代表的なカクテル、シャーリー・テンプルの派生レシピです。 シャーリー・テンプルのジンジャーエールをコーラに変更したカクテルで、コーラの甘みにグレナデンシロップ( ざくろシロップ )の甘みを追加したレシピなので、甘みが強いのが特徴です。 レモンジュースは1tspと記載していますが、自分好みで増やすことをオススメします。 コーラ好きにはもってこいのカクテルです。
このカクテルで使う材料
シャーリー・テンプルの由来・バリエーション

シャーリー・テンプルの由来
シャーリー・テンプルとは人物名がそのまま名前になったカクテル。

1928年にアメリカで生まれ、5歳の頃に子役として女優デビューを飾ると、そこからわずか1年ほどでフォックス・フィルム社の看板女優をなりました。 シャーリーの凄さは勤勉で真面目なところ、役が決まり台本が配られると、それを丸暗記し、台本にメモ書きやマーキングなど一切せずNGも出さずに監督を満足させていたことから「 一回撮りのシャーリー 」というあだ名が付いていたほどでした。
1930年代は、アメリカ最高のスターに上り詰めます。この頃天才子役シャーリーは、4年連続興行収入1位という記録を打ち立てます。
Photo = シャーリー・テンプル( 子役時代 )
その後も天才子役、アイドル、女優を経験し、ハリウッドの頂点上り詰めます。この間に一度結婚しますが、夫の人格問題で離婚。その後1950年に幸せな結婚をし、名を「 シャーリー・テンプル・ブラック 」と変え、映画界を引退しました。
その後は育児をする傍らでテレビ出演をし、1967年40歳辺りから外交関係の公務、NPOの要職に就き、30年間その活動に力を注ぎ、1998年(70歳)に引退。 2014年85歳で亡くなりました。
カクテル・シャーリー・テンプルは、シャーリーが子役時代に滞在したハワイのホテルが作り出したと言われるカクテルです。
そしてその派生カクテルとなったシャーリー・テンプル・ブラックは、結婚後の名前をそのまま使用し、ジンジャエールをコーラに変えたカクテルです。
シャーリー・テンプルのバリエーション

- シャーリー・テンプル・・・・シャーリー・テンプルの本家本元。 ジンジャーエールにざくろシロップを2層にしているのが特徴。
- ダーティー・シャーリー・・・シャーリー・テンプルにウォッカを加えたレシピ。
カクテルの材料
グレナデンシロップ

グレナデンシロップとは、ザクロの果汁に砂糖を加えてつくったノンアルコールのシロップ。 現在ではざくろのみではなく、木イチゴ、カシス、エルダーフラワーなど様々なベリーなどを使って製造されています。
カクテルでの使用は、色を付けるために使われたり、風味を加えるためや、甘味を足すために使用されています。カクテルでの使用だけではなく、お菓子作りの色付け、香りづけなどにも使われています。
グレナデンシロップのグレナデンとは、フランス語で「 グルナディンヌ grenadine 」が少し変わってグレナデンとなりました。 意味は直訳すると「 ザクロから生まれたもの 」になり、グレナデンのみではシロップの意味はありません。日本やフランスなどではグレナデンシロップとザクロのシロップは同じものという考えがありますが、アメリカやイギリスなどの英語圏では数種類のベリーをまぜたシロップという認識が一般的です。
ちなみにオルスデローエ・グレナデンというリキュールが存在していますが、これはザクロのリキュールであって、製法もグレナデンシロップとは違いますし、アルコールが入っていますので別物という認識が必要です。
- グレナデンシロップの歴史・原料・種類は ⇒ コチラ
ビルドとは?

材料をグラスに入れて混ぜることを言います。 この「 混ぜる 」にはいくつか種類があり、今回のカクテルには「 ビルド 」を使用します。
お家で簡単人向け
バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままクルクル回します。 炭酸系を使っている場合は、早く混ぜると炭酸が膨れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。
本格的にやってみたい人向け

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます(ドリンクを体温で温めないため)右手はバースプーンを持ちます。(左利きの人は逆になります)
Step 2 = バースプーンを左の写真にあるように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。
この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
このカクテルのおすすめ グラス
ゴブレット Goblet

聖杯などにも使われているのもこのゴブレットで、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。
容量は300ml前後が一般標準サイズ。
ワイングラス Wine glass
グラスの中でもロックグラスやタンブラーグラスと並んで認知度が最も高いと言えるグラスで、他のグラスと比べて種類が多い点が特徴的です。
歴史も古く、古代ローマ時代にはすでに存在していたとされています。 しかし現在のガラス製で写真のような完成形ともいえる形になったのは20世紀なってからだそうです。 ガラス製のものはその前からあったそうですが、ガラスの大きさで税金がかけられていたため、今のものよりもワインが入る部分が小さいサイズでした。
現在ではガラス製のみではなく、銀製などの金属製のものや、クリスタル製、木製、樹脂系と様々なタイプがあり、形も飲むワインによって違うものが存在しています。

基本的に赤ワインは常温で飲むことが多く、白ワインは冷やして飲みむことが多いため、赤と白で形や容量が異なります。容量が150mlくらいのものが白ワイン、200mlくらいのものが赤ワインというのが一般的です。またワインは赤白だけではなく、産地によって味や風味が変わるため、それに合ったグラスを使用することがあるようです。
コリンズグラス Collins

背が高く細いので倒しやすいという難点がありますが、その細さは炭酸を抜けにくくしているためという最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。
容量 270ml ~ 360mlくらいが一般的。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ