ダーティー・マザー|カクテルレシピ・作り方・特徴を解説( ブランデー・コーヒーリキュール )

[ スポンサーリンク ]

レシピ

材 料

Recipe no.379

技法 = ビルド

作り方

グラスは オールドファッションドグラス( ロックグラス )を使います。

  • Step 1 = グラスに氷を入れてビルドをし、グラスを冷やします。
  • Step 2 = グラスにある余分な水を捨て、ブランデー、コーヒーリキュールを入れます。
  • Step 3 = しっかりと ビルド をして完成です。
  • アルコール度数 = 30% ~ 31% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / 食後 / 寝酒
  • カクテル言葉 = 「 自分の世界観に引き入れるオールドタイプ 」
  • カクテル誕生日 = 「 9月16日 」

[ スポンサーリンク ]

特徴・感想

Photo = ジョバンニ・セガンティーニ作・「 邪悪な母親 」

ウォッカベースのカクテルに「 ブラック・ルシアン 」があり、今回紹介したダーティーマザーはブラック・ルシアンから派生したバリーションカクテルです。

名前の由来は不明ですが一つ説があり、ブランデーにコーヒーリキュールを混ぜたところ、見た目が濁り汚れた印象から「 ダーティー 」と名付けられたのですが、「 マザー( 母親 )」はどこから想像されたのかはわかりません。

カクテル自体は、ブランデーの香り高く濃厚な風味に、コクと甘味のコーヒーリキュールを混ぜ合わせたレシピで、芳醇な香りとコーヒーリキュールの持つバニラとカラメルの風味が飲みごたえあるカクテルに仕上げています。

[ スポンサーリンク ]

関連 カクテルレシピ リスト・一覧

※ 画像をクリックすると、レシピ リスト・一覧ページへジャンプします。

〚 他のカクテル レシピリスト 〛

  • お酒ベースから探すレシピリストは ⇒ コチラ
  • 割り材料から探すレシピリストは ⇒ コチラ

[ スポンサーリンク ]

ブラックルシアンの由来とバリエーション

ブラックルシアンの由来

「 ブラック・ルシアン Black russian 」の「 ルシアン Russian 」とは「 ロシア人、ロシア語 」という意味で、ベースのお酒にウォッカを使っていることからこの名前になったのではないかと言われています。このカクテルの誕生は第二次世界大戦後の1949年にベルギーの首都ブリュッセルにあるホテル・メトロポールのチーフバーテンダーであった「 ギュスターブ・トップ 」氏が考案したとされています。

隣国ルクセンブルク米国大使であったパール・メスタ氏が、ギュスターブ・トップに「 新しいカクテルを 」と注文し、即興でこのカクテルをつくったと言われています。 その後このカクテルは食後 ( ディジェスティフ )カクテルとして世界中で飲まれ、このカクテルをベースとしたバリエーションも数多く生まれています。

ブラックルシアンのバリエーション

[ スポンサーリンク ]

今回紹介したカクテルの材料

コーヒーリキュール

スピリッツにコーヒー豆を浸して香りや苦みなどのコーヒーの成分を移し、糖分を加えた混成酒です。

ただ一言コーヒーリキュールと言ってもブランドによって様々な個性を持っており、カラメルやバニラなど甘みや香りを加えたり、抽出方法にこだわりを持ったり、コーヒーの豆の厳選であったり、コーヒーではなくエスプレッソを使い、甘味を抑えたものまで存在しています。

コーヒーリキュールの誕生は不明な点が多く、どの時代に生まれたのかはわかっておりません。 しかし、1930年代にカルーアは存在していたらしく、1933年のアメリカ禁酒法解禁以降アメリカに輸入されているそうです。 当時サンフランシスコの業者によって輸入されたボトルがカリフォルニア州・パサデナで発見されました。おそらくこのボトルが最古のボトルであると言われています。

1950年代に入るとアメリカでカクテルベースとして使われることが多くなり、カルーア以外にもティア・マリアなどの銘柄も登場するようになりました。

ボストンで「 カルーア・ミルク 」が誕生すると、全米で大人気のカクテルとなり、カルーアは一気に普及するようになります。 その後日本でもカルーア・ミルクは定着するようになり、現在でも飲まれ続けている定番カクテルです。

  • コーヒーリキュールの歴史・主なブランドは ⇒ コチラ

[ スポンサーリンク ]

ビルドとは?

材料をグラスに入れて混ぜることを言います。 この「 混ぜる 」にはいくつか種類があり、今回のカクテルには「 ビルド 」を使用します。

お家で簡単人向け

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままクルクル回します。 炭酸系を使っている場合は、早く混ぜると炭酸が膨れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

本格的にやってみたい人向け

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます(ドリンクを体温で温めないため)右手はバースプーンを持ちます。(左利きの人は逆になります)
Step 2 = バースプーンを左の写真にあるように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

[ スポンサーリンク ]

このカクテルのおすすめ グラス

オールドファッションドグラス Old fashioned glass

カクテルやウィスキーなどをオン・ザ・ロック・スタイルで飲むためのグラス。 口が広く背が低いのが特徴で、大きく丸い氷を入れたりできます。

タンブラーグラスの上半分をなくした様な形をしていて、タンブラーグラスの原型となったグラスだと言われています。

正式名はオールド・ファッションドグラスで、この名前はカクテル「 オールド・ファッションド 」から由来していると言われています。

古来からあるものなので、「 オールド・ファッションド = 古風な 」という意味が由来とも言われています。

現在では名前が長く言いにくいためか、「 ロックグラス 」として広く使われています。

容量は180ml~450mlまで幅広くあります。