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ブランデー・エッグノッグは、その素朴なルーツのとおり、中世イギリスの「ポセット」から生まれました。ミルクとスパイスにエールやワインを合わせ、薬のように飲まれていた温かい飲み物です。今ではクリスマスに欠かせない、クリーミーな乾杯の一杯になりました。丸ごとの卵をブランデーとダークラムとよく混ぜて強くシェークし、冷たいミルクと合わせれば、カスタードのようになめらかな口当たりに。削りたてのナツメグが、ホリデーらしい香りを添えます。今夜はぜひ一杯注いで、大切な人と冬のぬくもりを分かち合ってみてください。
レシピと作り方
材 料

Recipe no.165
- ブランデー・・・・・・・・・・30ml
- ダークラム・・・・・・・・・・15ml
- 卵・・・・・・・・・・・・・・1個
- ミルク・・・・・・・・・・・・Full
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
作り方

卵はボウルなどに入れ、卵黄と卵白が完全に混ざるまでよく混ぜます。
ミルクはあらかじめ冷やしておきましょう。
シェーカーにブランデー、ダークラム、卵を入れ、シェーカの中でよくかき混ぜます。
しっかりとシェークした後にシェークした材料をグラスヘ注ぎ、氷を入れます。
( 卵が入っているので、強めにシェークするか、振る回数を増やしましょう )
ミルクを満たし、しっかりとステアをすれば完成です。
- 技法 = シェーク & ステア
- グラス = ワイングラス
- スタイル = エッグノッグ
- アルコール度数 = 9% 前後
- 最適なTPO = 日中 / クラブ
- カクテル言葉 = 「 出会った二人 」
- カクテル誕生日 = 「 3月26日 」
ブランデー・エッグノックの歴史・特徴
歴史・由来

ブランデー・エッグノッグは、中世イギリスの「ポシェット」という卵とミルクを使った温かい飲み物がルーツとされています。ポシェットは、エールやワインに牛乳とスパイスを加えた風邪薬のような飲み物で、やがてイギリスの貴族や富裕層の間でリキュールと組み合わせたエッグノッグへと発展しました。18世紀にアメリカへ伝わると、ブランデーやラム、ウイスキーを使ったバリエーションが生まれ、クリスマスや感謝祭などの特別な行事で愛されるようになりました。
ブランデーは、芳醇なフルーティーさと深い琥珀色が特徴。ラムは温かみのある甘い香りを持ち、卵は滑らかでリッチなコクを、ミルクはまろやかなクリーミーさを生み出します。これらが混ざり合うと、クリーム色の美しい液体が生まれ、一口飲むと卵とミルクの濃厚なコクがふわりと広がり、ブランデーの芳醇な香りとラムの温かみが全体を包み込みます。余韻にはナツメグの香りがほのかに残り、まるでデザートのような優しい甘さを楽しめるのです。
冬の特別な夜に、温かみと豊かな味わいを楽しんでみてください。
特徴・味わい

ブランデー・エッグノッグの最大の魅力は、そのリッチでクリーミーな口当たりと、温かみのあるブランデーの風味にあります。卵とミルクが混ざり合うことで生まれる滑らかで濃厚なテクスチャーは、まるでデザートを飲んでいるかのような贅沢な味わい。アメリカ南部では、クリスマスの定番ドリンクとして家族や友人との団らんに欠かせない存在となっています。
グラスに注がれた液体は、クリーム色の優しい色合いが美しく、ナツメグの香りがふわりと漂います。一口含むと、卵とミルクの濃厚なコクが口いっぱいに広がり、次にラムの温かみとブランデーの芳醇な香りが追いかけてきます。卵が入っているのにしつこくなく、甘さも控えめでミルキー。喉を通る瞬間は滑らかで、アルコールの刺激を感じさせないほどまろやか。余韻にはスパイスの香りがほのかに残り、体も心も温まるような優しい甘さが続くのです。
冬の特別な夜に、温かみと豊かな味わいを楽しみたい大人のデザートカクテルです。
つくるポイントと動画
ポイント・アレンジ・相性の良い食べ物

作り方のポイント
- 卵をよく混ぜずにシェークする(よくある失敗)・・・最初から氷を入れて、すべてを一度にシェークしてしまう方が多くいます。卵がしっかり混ざらず、白身が筋のように残って、薄い口当たりになってしまいます。まずシェーカーの中で卵とブランデー、ラムをよくかき混ぜてから、氷を入れて強くシェークしましょう。
- 新鮮な卵、または低温殺菌卵を使う・・・新鮮な卵ほど、なめらかで濃厚な口当たりになります。このレシピは生卵を使用するため、サルモネラ菌等のリスクを避けたい場合は、低温殺菌卵(pasteurized eggs)の使用をおすすめします。
- 仕上げにナツメグを削る・・・ナツメグは、エッグノッグを象徴する香りです。私なら、必ず飲む直前にナツメグを削りかけます。粉末のナツメグは温かく甘い香りがすぐに抜けてしまいますが、削りたてならグラス全体がホリデーの香りに包まれるからです。
アレンジ
- ホット・ブランデー・エッグノッグ・・・ミルクを沸騰させないように、湯気が立つくらいまでやさしく温め、氷の代わりに加えてステアします。温かさでブランデーの香りが立ち、寒い冬の夜にぴったりのナイトキャップになります。
- チェリー&ミント・エッグノッグ・・・ピックに刺したさくらんぼと、ミントの葉を飾ります。さくらんぼが濃厚なクリームにフルーティーなアクセントを添え、ミントが涼やかな香りでひと口ごとに軽やかさを加えます。
相性の良い食べ物・おつまみ
- ジンジャーブレッドクッキー・・・ジンジャー、シナモン、糖蜜の温かな香りが、カクテルのホリデーらしいスパイスと響き合います。クリーミーなエッグノッグが、クッキーのほのかな辛みをやわらげてくれます。
- フルーツケーキ・・・お酒に漬けたドライフルーツとナッツが、ブランデーの熟した果実の香りと重なります。ミルキーなカクテルが、ケーキのしっかりした甘さとバランスを取ってくれます。
- パンプキンパイ・・・感謝祭の定番の組み合わせです。スパイスの効いたカスタードのようなフィリングが、エッグノッグのなめらかさと重なり、ナツメグが両者を見事につないでくれます。
レシピ動画
- レシピ動画|テンダリー宮崎 優子 Channel Home
材料リスト
熟成感のある豊かな香りと、マイルドなコク、すっきりとしたボディー、洗練されたアフターテイストが特徴です。ストレートやロック以外にもトニックで割ると、すっきりとした味わいも楽しめます。
微かなスモーキーの香りと、洗練された深い味わいと香りが特徴的です。ロックなどでも美味しく飲めますし、コストパフォーマンスが良く、カクテルにオススメなダークラムです。
バーテンダー経験者が描く小説『 Bar 灯影 ~まだ名前のない約束たち~ 』

東京の雑居ビルの地下にある、隠れ家バー「Bar 灯影」。寡黙なマスターと、仕事帰りに通う23歳の彩香のもとに、毎晩いろいろな事情を抱えた客がやってきます。
マスターは多くを聞かず、その夜の一杯だけを差し出します。カクテルの所作や味わいは、バーで働いていた筆者が、現場の記憶をもとに描いています。
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