レシピと作り方
クローバークラブの材料
Recipe no.411
- このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
技法 = シェーク
クローバークラブの作り方
グラスは大きめの カクテルグラス か シャンパングラスのクープ型 を使いましょう。
しっかりとシェークします( 卵白が入っているので、強めに振るか回数を増やしましょう )
シェークした材料をグラスヘ注ぎ完成です。
- このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
[ スポンサーリンク ]
クローバークラブの由来
このカクテルが誕生したのは、1920年~1933年のアメリカ禁酒法時代と言われています。
当時アメリカ、ヨーロッパなどで、様々紳士の集会( メンズクラブ )が開かれることが頻繁にあり、クラブでは連帯感を高めるためや、クラブのオリジナリティをつくり出すために、そのクラブオリジナルレシピのカクテルが存在していました。 そしてそのカクテルをディナーのオードブルやスープの時に出されていました。 これが「 クラブ・カクテル 」のルーツとなっています。
アメリカ・ペンシルベニア州でもクラブは存在していて、今回紹介した「 クローバークラブ 」はペンシルベニア州のフィラデルフィアという都市にあったメンズクラブの名前です。 このクラブは、フィラデルフィアのベルビュー・ストラットフォード・ホテルにあり、弁護士、作家、政治家などが集うエリートクラブでした。クローバーの花言葉は「 約束 」で、このクラブの象徴になっていたのかもしれません。
クローバークラブの特徴・感想
カクテル自体は、アルコールの材料はドライジンのみでつくられており、アルコールがあまり高くならないようにしています。 もしかしたら禁酒法時代なので、あまり酔わないようにしているのかもしれません。 風味も卵白を入れてまろやかにしていて、グレナデンシロップとライムジュースが飲みやすくしています。
辛口とキレのドライジンが飲みごたえを、ライムジュースが柑橘系酸味を、グレナデンシロップがフルーティーな甘味をだしており、それらを卵白のまろやかさで包み、口当たりが良く、飲みやすく万人受けされる一品です。
グレナデンシロップによって鮮やかなピンク色になり、見た目が華やかです。ジンの爽やかな風味に、グレナデンシロップの甘酸っぱさにレモンジュースの酸味が加わり、フルーティーでさわやかな味わいです。卵白を使うことで、カクテルにふんわりとした泡ができ、滑らかな飲み心地が楽しめ、酸味と甘味のバランスが絶妙な飲みやすいカクテルです。
クローバークラブの材料
- このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
世界クラシックカクテル セールスランキング ベスト 50
イギリスの酒類専門誌「 ドリンク・インターナショナル 」が、「 トップセールス( 販売数 ) 」「 トップトレンド( 流行 ) 」をテーマに、厳選された一流のBARなど100店舗からアンケート調査をし、ランキング化して毎年クラシック・カクテルセールスベスト50として発表しています。
- 画像をクリックでランキング総合ページへジャンプします。
ー クローバークラブのランキング歴 ー
- 2024年・18th / 10回連続選出・04 up ⇑
- 2023年・22th / 09回連続選出・01 down ⇓
- 2022年・21th / 08回連続選出・04 down ⇓
- 2021年・17th / 07回連続選出・01 down ⇓
- 2020年・16th / 06回連続選出・03 up ⇑
- 2019年・19th / 05回連続選出・23 up ⇑
- 2018年・42th / 04回連続選出・13 down ⇓
- 2017年・29th / 03回連続選出・03 up ⇑
- 2016年・32th / 02回連続選出・14 down ⇓
- 2015年・18th / 初選出
- 西暦をクリックで年代別ページへジャンプします。
関連のカクテルレシピ リスト
⇒ 画像 / タイトルをクリックでレシピリストページへ
〚 他のカクテル レシピリスト 〛
[ スポンサーリンク ]
ベースのお酒・ジン
ジンとは世界4大スピリッツの一つで、その中でもカクテルレシピは一番多いと思われます。
誕生はオランダですが、オランダをはじめイギリス、ドイツと各国が独自に成長、発展をしていったスピリッツで、現在ではロンドン・ドライジンが世界で主流となっています。
ジンの歴史
ジンの原型となる「 ジュネヴァ 」は現在のオランダ・ベルギーで誕生しました。
最初薬用酒としてこの世に生まれたジュネヴァは、ジェニパーベリーの良い香りが人気の原因となり、オランダ国民に深く浸透します。
その後イギリスに持ち込まれたジュネヴァは、イギリス国内でも人気を博し、ジンと名前を変え、18世紀には歴史上最高のジン消費量を記録します。
ジンのおかげで税収も増えますが、それと同時にアルコール中毒や犯罪をも増加させ、一時死亡率が出生率を超えてしまうほどの社会問題に発展してしまいます。
後にこの時代を「 狂気のジン時代 」と呼ぶようになります。
19世紀に入ると連続式蒸留機の発明により、それまでの雑味を砂糖や大量のボタニカルで隠す必要がなくなり、クリーンで上質なジンが製造可能となります。
そしてジンは海を渡りアメリカへと伝わると、やはりそこでも人気を得て、それまでとは違いカクテルベースとして使用されるようになり、世界中で飲まれるようになりました。
これらが「 ジンはオランダで生まれ、イギリスが育み、アメリカが輝かせた 」という言葉が生まれた原型です。
ジンの原料・製法
Photo|ジュニパーベリー
まず麦などの穀物を酵素と水と一緒に糖化させます。その後糖化した材料をアルコール発酵させ、連続式蒸留機でアルコール度95%以上のニュートラル・スピリッツをつくります。
出来上がったニュートラル・スピリッツにジュニパーベリーをメインとした様々なボタニカルを漬け込み、約1日間おきます。 使うボタニカルは、シトラス、コリアンダー、カルダモン、キャラウェイなど様々です。
これらに決まりはなく、各蒸留所が決めた素材を使い、その蒸留所の個性としてつくられます。 日本は日本ならではの玉露、柚子、山椒などが使われています。
漬け込みを終えると再度蒸留し、加水してアルコール度数40%前後( 定義は37.5%以上 )に調整しボトリングして完成です。
- ジンの製造・定義は ⇒ コチラ
[ スポンサーリンク ]
ジンの種類
ー ドライ ジン ー
Photo|ボンベイサファイア Bombay sapphire
- ドライジンの主なブランド ⇒ コチラ
ー ジュネヴァ ー
ジンの誕生はこのジュネヴァが最初でした。 ジュネヴァは順調に輸出量を増やしていき、世界で最も飲まれているジンになりましたが、アメリカの禁酒法をキッカケにドライジンが世界の主流となりました。
現在は大量生産にこだわらず、職人の手作りによって、丁寧な製法で世界に流通しています。
ドライジンよりも甘味が感じられ、樽熟成を行うものも多くあります、そのため琥珀色をしたジュネヴァは、飲むと口当たりが柔らかく飲みやすいのが特徴です。
Photo|ノールド・オールド・ジュネヴァ Noord’s
- ジュネヴァの主なブランドは ⇒ コチラ
ー シュタインヘーガー ー
ジュネヴァ、ドライジンとは別の道を辿り、独自に発展を遂げてきました。
国から守られ、地域限定の生産をしているシュタインヘーガーは、ジュネヴァ同様大量生産にこだわらず、丁寧な職人の手作り製法によって現在も飲まれ続けています。
カクテルに使われることはあまりなく、ストレートやオンザロックで飲まれることが多いです。
日本酒を普段飲まれている方には、このシュタインヘーガーをお勧めします。
Photo|シンケンヘーガー Schinken hager
- シュタインヘーガーの主なブランドは ⇒ コチラ
ー クラフト ジン ー
2015年辺りから急成長している新しいジャンルです。
クラフトジンには定義はなく、全体的にコンセプトがあることが特徴です。バラときゅうりという異色の素材を使ったり、オリエンタルなスパイスやハーブであったりと様々です。
2016年に京都で日本初のジンが蒸留されると、一気に他の蒸留所や大手飲料企業もクラフトジンを生産。
日本ならではの玉露、山椒、柚子などをつかったものが生産されています。各銘柄にそれぞれの個性が強く出ていて、色々な甘味や香りを楽しめます。
Photo|ザ・ボタニスト The botanist
- クラフト・ジンの主なブランド ⇒ コチラ
ー オールド・トム・ジン ー
18世紀のロンドンで、税金から逃れるため、密売を行う際に猫の看板を設置し、口にお金を入れ、猫の手足に繋がっている管からジンが出てくる仕掛けを作りました。
その猫の名前が「 オールド・トムキャット 」と呼ばれ、このジンの名前の由来となりました。
通常のドライジンに加糖したもののことを指し、シトラスなどのフレーバーを追加されているものもあり、口当たりはまろやかなものが多いのが特徴です。
Photo|ヘイマンズ Hayman’s
- オールド・トム・ジンの主なブランド ⇒ コチラ
[ スポンサーリンク ]
今回紹介したカクテルの材料
ー グレナデンシロップ Grenadine syrup ー
誕生・由来・・・グレナデンシロップの誕生は幾つか説があり、その中でも有力なものは、17世紀フランスの農家で誕生したと言われています。
誕生してしばらくは、農家で薬作りや飲み物の材料として利用されていました。19世紀になり、カクテルが普及され始めると、様々な材料と合うことから、グレナデンシロップは注目を浴びるようになり、定番シロップとして使われるようになりました。
製造・原料・・・ザクロの果実からジュースを絞って加熱し、ジュースを濃縮させるため一部の水分を蒸発させます。濃縮されたジュースに砂糖を加え、完全に溶解させます。砂糖の量は、甘さや濃度を調整するために調節されます。砂糖が完全に溶解したら、液体を冷却して完成です。
現在ではザクロのみではなく、木イチゴ、カシス、エルダーフラワーなど様々なベリーなどを使って製造されています。
味わい・香り・・・シロップであるため甘味が最大の特徴ですが、ザクロやベリーを使っているので、フルーティーな香りが感じられ、微かな酸味と果実類の甘味が味わえます。
カクテルでの使用は、色を付けるために使われたり、風味を加えるためや、甘味を足すために使用されています。カクテルでの使用だけではなく、お菓子作りの色付け、香りづけなどにも使われています。
- グレナデンシロップの歴史・原料・種類は ⇒ コチラ
[ スポンサーリンク ]
シェーカーの使い方
シェーカーの利用目的は・・・
- 混ざりにくい材料( 比重が大きく違うお酒など、粉類、牛乳や生クリーム、鶏卵 )を混ぜる
- 材料を素早く冷却する
- アルコール度数の強いお酒をまろやかにする( お酒のカドをとる )
といった利用目的があります。 持論ではありますが、あと一つ牛乳や生クリームなどの材料を泡立たせることもできるので、泡立たせる利用目的もあると思います。
スリーピースシェーカー
〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛
- ボディに材料や氷を入れる。( 氷はボディの 7割~8割くらいを目安に入れます )
- ボディにストレーナーを被せ、左手でストレーナーを押さえて左手の甲( 手首に近い辺り )を右手でトントンと叩きストレーナーを押さえる。( ストレーナーを直接叩くのはNG )
- トップをストレーナーに取り付ける。( 強く抑えず、キュッと入れ込む程度でOKです )
〚 Step 2 = 持ち方 〛
スリーピースタイプのシェーカーの持ち方です。
右利き用( 左利きの方は逆 )
- 左手 ・親指 = ストレーナーのくぼんだ場所 ( ストレーナーを押さえる役割 )
- 左手 ・人差し指 = ボディ
- 左手 ・中指 = ボディ底を押さえるように
- 左手 ・薬指 = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
- 右手 ・親指 = トップを押さえるように
- 右手 ・人差し指 = ボディ
- 右手 ・中指 = ボディ
- 右手 ・薬指 = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
特に持ち方に決まりがあるわけではありませんので、自分で持ちやすい持ち方で振れば良いと思います。ただシェーカーに手のひらを前面に付けてしまうと、手がかなり冷たくなりますし、材料の温度が下がりにくくなるため、シェーカーを持つ時には、面ではなく点で持つように心がけましょう。
〚 Step 3 = 振り方 〛
まずシェーカーは体の正面で振るのではなく、体から正面45℃に構えます。
- 上記の持ち方で、胸の前に持っていき、そこを中心として上前方へ斜めに押し出すように、そのまま胸に戻して、今度は下前方へと押し出すように振ります。 横から見るとひらがなの「 く 」の字を作るように振ります。
- 上前方、下前方へ出す際には手首を前下へ曲げるようにします。
- この動作を1セットとし、比較的混ざりやすい材料であれば 7~8セットあまり強く振らずにシェークを行います( 強く振ると、中の氷が砕けます )
混ざりにくい材料の場合は、12セットくらい、少し強めのシェークを行いましょう。
シェークの振り方は人それぞれなので、これらを参考にご自分の一番良い振り方を模索してください。 その際に、中の氷が8の字を描くように振りましょう。
〚 Step 4 = グラスヘ注ぐ 〛
- シェーク後、まずはトップを外します( 外しにくい場合は、ねじるように外します )
- ストレーナーとボディを片手で押さえます( 人差し指はストレーナー、中指をボディ )
- ストレーナーの先は網状になっているので( 上記写真 )、そこからグラスヘ注ぎます。
[ スポンサーリンク ]
ツーピース( ボストンシェーカー )
〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛
まずはツーピースシェーカー( ボストンシェーカー )の部位名称です。
小さい方が金属であれば「 ショートティン 」、ガラス製であれば「 パイントグラス 」です。 ショートティン( パイントグラス )に材料を入れ、ティンの方に氷を入れます。( 氷はティンの5 ~ 6割ほどを目安に入れます )
ショートティン( パイントグラス )の材料を氷の入ったティンに入れて、ショートティンを被せます。真っすぐ差し込むのではなく、自分側にショートティンを寝かすようにはめ込み、自分側のティンとショートティンの縁が一直線に沿っているようにします。( 写真の様に立てると曲がったようになります )
ショートティンを被せたら、上から手のひら( 掌底 )でトントンと直接 2回ほど叩きます。 圧縮されて簡単には外れなくなります。
〚 Step 2 = 持ち方 〛
ツーピースシェーカーの持ち方は、スリーピースシェーカーよりも多彩にあります。
写真にあるように、スリーピースシェーカーよりも長いので、先端と先端を押さえることと、中の氷の動きを端から端まで動くように振れば問題ありません。 右手をショートティンの方を押さえて、左手の掌を上になるように、包み込むように持ちます。
〚 Step 3 = 振り方 〛
スリーピースシェーカーと同じ動きで振るようにしてもかまいません。 シェーカー自体が長いので、スピードを抑え気味で振ると端から端まで氷が移動し、材料が混ざるので、そこをポイントとして振りましょう。
振るモーションもスリーピースシェーカーより大きく振ると自然とスピードも落ち、良く混ざるようになります。
〚 Step 4 = グラスへ注ぐ 〛
- まず左手でツーピースシェーカーを縦にして持ちます。( この時ショートティンが上に来るように持ちます )
- 左手の中指と人差し指で、ショートティンを右へ押すように持ちます。
- 右手の手のひら( 掌底 )でティンの方を軽く叩きます。( 1回でショートティンが外れない場合は2回叩きましょう )
写真にあるように、ティンにストレーナーを装着し、グラスヘシェークした材料を注ぎます。
フレッシュフルーツなどを材料で使用した場合は、2つ上の写真のあるように、小さい手ざるを使います。( 種など細かい余分なものをグラスヘ入れないようにするためで、スリーピースシェーカーの場合に使用する場合もあります )
- シェーカーについて詳しくは ⇒ コチラ
[ スポンサーリンク ]
カクテルのTPO用語
オールデイカクテル All day cocktail
カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。
プレディナー Pre dinner cocktail
プレディナーカクテル( 食前酒 )とは食事前に飲むお酒のことです。
胃を刺激して消化液の分泌を促進することで、消化器官の負担を軽くする働きがあり、食欲増進の効果があります。
プレディナーの習慣が誕生したのは、18世紀後半から19世紀にかけての間にフランス、イタリアの貴族間から始まったそうです。
プレディナーの特徴はアルコール度数が低いこと、スッキリとした口当たりに爽やかさや爽快感があるものが多いです。
テイストは爽やかな甘味、少しの苦味や酸味が特徴的です。
お酒の種類はスパークリングワインやビールなどの炭酸類が多く見られ、リキュールではアペロールやカンパリといった少し苦味があり、ハーブなどの香りがするリキュールが使われることが多いようです。 カクテルも香り、苦味、爽やかさを使ったものが多く、種類も豊富にあります。
クラブカクテル Club cocktail
今から約100年以上前( 現在2023年 )アメリカやイギリスで上流階級の男性達が集まるパーティーが盛んにおこなわれるようになりました。 そこでは政治、経済が動くこともあるほどの食事会で、そこで連帯感を出すために会員にしか飲めないカクテルが提供されるようになりました。それが「 クラブカクテル 」の発祥だとされています。
有名なものでジンベースに「 クローバークラブ 」があり、このカクテルはアメリカのクラブで飲まれていたカクテルで、クラブカクテルの中でも最も有名なものです。
現在では誰もが飲むことのできるカクテルとなり、世界的に飲まれ続けているカクテルです。
現在でのクラブカクテルは、ディナーの際にオードブルやスープの代わり、または一緒に提供されているカクテルの名称になっています。
特徴は、たまご( 卵白や卵黄のどちらかの場合も多くある )を使ったカクテルが多く、まろやかさやコクなどが強調されているカクテルが多いです。他にも甘味が強い材料や、食事に合わせてブランデーやワインを使う事もあるようです。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
[ スポンサーリンク ]
クローバークラブにおすすめのグラス
カクテルグラス Cocktail glass
逆三角形の形をした脚付きグラスです。 カクテルといえば多くの人がこのグラスを思い浮かべるのではないでしょうか。
脚が付いている理由は、ドリンクが入っている逆三角形の部分を手で温めてしまわないように付いています。飲むときは脚を持つようにしましょう。
カクテルには色彩を楽しむものも多くあり、カクテルの美しい色合いを邪魔しないためカクテルグラスは主に無色透明で、引き立て役として存在します。
一説にはマティーニを飲むために生まれたとも言われており、古くから「 マティーニグラス 」とも呼ばれています。
容量は少量しか入らず、グラスの中で直接混ぜることができないため、シェーカーか、ミキシンググラスで混ぜた後このグラスに注ぎます。
使っているカクテルは「 マティーニ 」や「 マンハッタン 」、「マルガリータ 」など有名なカクテルが多くあります。 標準は、60mlが程よく入る90ml、大型のもので 120ml ~ 150ml のものがあります。
シャンパングラス Champagne glass
シャンパングラスは口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」があります。
クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。
当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。
フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に一緒に作られました。
始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
クローバークラブで使う道具
- このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料