ゴッドマザー|カクテルレシピ・作り方・特徴|ウォッカ + アマレット

ウォッカベースロングカクテルのゴッドマザー
目次
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レシピと作り方

ゴッドマザーの材料

Recipe no.248

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = ステア

ゴッドマザーの作り方

グラスは、オールドファッションドグラス( ロックグラス )を使います。

STEP
準備する

オールドファッションドグラスに氷を入れ、氷をかき混ぜてグラスを冷やし、余分な水分は捨てます。

STEP
材料をステアする

ウォッカアマレットをグラスヘ入れ、しっかりとステアをして完成です。


  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 34% ~ 35% 前後
  • 最適なTPO = 日中
  • カクテル言葉 = 「 無償の愛 」
  • カクテル誕生日 = 「 9月12日 」「 12月22日 」

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ゴッドマザーの特徴・感想

カクテル・ゴッドマザーの材料のウォッカとアマレット

「 ゴッドマザー 」は、1970年代にアメリカで誕生したと言われています。カクテル「 ゴッドファーザー 」( スコッチとアマレットのカクテル )のバリエーションとして考案されました。「 ゴッドマザー 」という名前は、「 ゴッドファーザー 」の女性版として名付けられたものです。映画『 ゴッドファーザー 』が公開された時期に、その名を冠したカクテルが人気を博したことが由来とされています。

カクテル・ゴッドファーザーのベースであるウイスキーを、クリアさとキレが特徴のウォッカに変えることで、杏の種子からつくられたアマレットのアーモンド風味とナッツのような甘味を強く感じられます。他の特徴はアマレットの甘いアーモンドの香りが特徴で、ウォッカのクリアで力強いアルコール感と、アマレットの甘くて香ばしいアーモンド風味が絶妙に調和しています。アルコール度数は高めで、ウォッカのガツンとくるアルコール感が、優しい甘味と同時に感じられ、飲みごたえと飲みやすさがクセになるかもしれません。

材料が2種類だけで、混ぜるだけのシンプルなレシピなので、初心者でも簡単に作れます。シンプルな材料にもかかわらず、アマレットの豊かな風味がウォッカによって引き立てられ、深い味わいが楽しめます。

「 ゴッドマザー 」は、そのシンプルなレシピと豊かな味わいで、初心者にもおすすめのカクテルです。ウォッカとアマレットの絶妙なバランスが楽しめる一杯で、自宅で簡単に作れるので、ぜひ一度試してみてください。シンプルながらも深い味わいが、リラックスしたひとときを特別なものにしてくれるでしょう。

ゴッドマザーの材料

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ゴッドファーザーの由来とバリエーション

ウイスキーベースロングカクテルのゴッドファーザー

ゴッドファーザーの由来

1935年頃のアル・カポネ

「 ゴッドファーザー 」とは、アメリカ禁酒法時代に暗躍したマフィアのボス「 アル・カポネ 」、別名「 ゴッドファーザー 」をコンセプトにしたカクテルです。

1972年に公開された「 ゴッドファーザー 」という歴史に残る映画があり、これはイタリア人作家マリオ・プーゾの小説「 ゴッドファーザー 」というイタリア系アメリカ人のアル・カポネを描いた作品が元です。そしてその時にこのカクテルもこの小説をイメージして考案されました。

「 ゴッドファーザー 」は、スコッチウイスキーとアマレットを使ったシンプルでリッチなカクテルです。その特徴は、ウイスキーの深みとアマレットの甘さが絶妙に調和した味わいにあります。名前の由来は映画『ゴッドファーザー』から来ており、映画と共にその名を広めました。

Photo|1935年頃のアル・カポネ|画像引用 Wikipedia

ゴッドファーザーのバリエーション

ロックグラスに注がれたウイスキー

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ベースのお酒・ウォッカ

ウォッカの歴史と製法のタイトル画像

世界4大スピリッツの一つ、ロシア生まれのウォッカです。

ウォッカの特徴は、連続式蒸留機白樺やヤシを焼いた活性炭で濾過をすることで、無味無臭に近くクリアな味わいな所です。 他のスピリッツと違い原料が定まっていないことが特徴としてあります。

ウォッカの歴史

ロシア革命のデモの様子

Photo|ロシア革命の様子

ウォッカが誕生したのは12世紀頃だという記録がモスクワ公国( 1283年~1547年 )の記録に残っていたそうです。

そうなるとウイスキーやブランデーよりも前に生まれ、欧州で最初に誕生した蒸留酒はウォッカということになります。

当時のウォッカは、現在のものとは違い蜂蜜を原料としたお酒で、この地酒がウォッカの元祖という説が有力です。

14世紀後半に、ブドウを原料とした蒸留酒が世に出た後の15世紀はじめ、ロシアに蒸留の技術が入ってきました。 蒸留の技術は錬金術師が偶然編み出したものとされており、その技術によって生まれたお酒は、ラテン語で「 アクア・ヴィテ 」( 命の水 )と呼ばれるようになります。

そのアクア・ヴィテをロシア語に変換すると、「ジィーズナヤ・ヴァダー 」ジィーズナヤ=命、ヴァダー=水です。 そのヴァダーがウォッカの語源と言われています。

ウォッカが世界に広まったきっかけは、1917年頃ロシア革命でフランスに亡命したスミノフの2代目である「 ウラジミール・スミルノフ 」が、パリで小規模な工場を建て、そこで製造を開始したのがきっかけです。

その後もこの製法は南ヨーロッパからアメリカまで伝わります。 そして第二次世界大戦後にはさらに世界中に広まり、各地で生産されるようになりました。

ウォッカの原料

穀物大麦

穀物を蒸して麦芽を加え、糖化発酵、蒸留して、アルコール度数95%以上のグレーンスピリッツを作ります。

それを水でアルコール度数40%~60%まで薄め、白樺やヤシを焼いた活性炭で濾過します。

この手法は1810年頃に、ペテルブルクの薬剤師「 アンドレイ・アルバーノフ 」が考案しました。

更に19世紀に入り、連続式蒸留機が導入され、現在の製法に近づきました。 こうして現代のウォッカは、無味・無臭の状態に限りなく近づいていくのです。

ウォッカが他のスピリッツと違う点は、各生産地で原料が違う所です。

  • ロシア = 小麦
  • フィンランド = 大麦
  • ポーランド = ライ麦
  • アメリカ = とうもろこし

また銘柄によってはじゃがいもや果実を使われています。

  • ウォッカの歴史・製法は ⇒ コチラ

ウォッカの種類

 ピュア ウォッカ 

フランス産ウォッカシロックとブドウ畑

ウォッカの特徴は、連続式蒸留機の回数の多さと、白樺やヤシを焼いた活性炭で濾過をすることです。

それにより無味無臭に近くなり、クリアな味わいが生まれています。

他のスピリッツと違い、主原料が定まっていないことが他に特徴としてあります。

Photo|シロック Siroc

  • おすすめのピュア・ウォッカは ⇒ コチラ

 フレーバード ウォッカ 

ピュアウォッカをベースにして、ハーブや果実、香辛料などを浸したり、人工甘味料を添加して製造されたウォッカをフレーバード・ウォッカと呼びます。

無味無臭に近いウォッカから一気に香り豊かなスピリッツになります。種類もレモンやオレンジなどの果実類をはじめ、ハーブやスパイスなど豊富にあります。

Photo|グレイグース・ル・オランジュ Grey goose

フレーバードウォッカ・グレイグースオーランジュ
  • おすすめのフレーバード・ウォッカは ⇒ コチラ

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カクテルの材料

アマレット Amaretto ー

種子系リキュールアマレットのルクサド

誕生・由来・・・誕生は16世紀中頃イタリア・ミラノで、ある一人の画家が宿泊していた宿の、美しい女主人に恋をしたそうです。 そしてその女主人をモデルにしたところ、女主人はお礼に、杏の核を原料に果実、ハーブを使ったリキュールを画家に送りました。 この時お礼に渡したリキュールが後のアマレットの原型と言われています。

1800年の始めの頃に、この話を知った人物がレシピを復元し、アマレッティの香りに近かったため「 アマレット 」と名付けて販売を開始しました。


製造・原料・・・アマレットの原料は、杏の種のさらに中にある核、アーモンド、カカオ、バニラビーンズなどを使用しています。主原料は杏の核ですが、香りはアーモンドの香りが強く感じられます。

その杏の核を何十種類もの果実、ハーブを蒸留液に浸します。 その後でアルコールを配合し、熟成されて造られています。

アマレットは、その独特の風味と香りから、多くのカクテルやデザートに使用される人気のリキュールです。ブランドごとの風味の違いを楽しみながら、お気に入りの使い方を見つけてみてください。


味わい・香り・・・主にアーモンドの風味が特徴的で、甘く豊かなアーモンドの味わいと香りが広がりますが、苦味やスパイシーさも感じられることがあり、シナモンやバニラ、オレンジピールなどの香りが感じられることがあります。また、甘すぎず、かといって苦すぎることもなく、まろやかでバランスの取れた味わいが楽しめます。

アマレットはアーモンドの豊かな味わいと、複雑なハーブやスパイスのニュアンスが特徴であり、その独特の風味と香りが多くの人々に愛されています。

  • アマレットの歴史・製法・主なブランドは ⇒ コチラ

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ビルド & ステア

バー店員がドリンクをかき混ぜている様子を題目にしたステア&ビルド記事

「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。

「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。

炭酸系の混ぜ方

炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。

混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。

バースプーンの使い方

ステアのやり方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

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カクテルのTPO用語

オール・デイ・カクテル All day cocktail ー

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

ゴッドマザーにおすすめのグラス

オールドファッションドグラス Old fashioned glass ー

オールドファッションどグラス・ロックグラス

カクテルやウイスキーなどをオン・ザ・ロック・スタイルで飲むためのグラス。 口が広く背が低いのが特徴で、大きく丸い氷を入れたりできます。

タンブラーグラスの上半分をなくした様な形をしていて、タンブラーグラスの原型となったグラスだと言われています。

正式名はオールドファッションドグラスで、この名前はカクテル「 オールドファッションド 」から由来していると言われています。

古来からあるものなので、「 オールドファッションド = 古風な 」という意味が由来とも言われています。 現在では名前が長く言いにくいためか、「 ロックグラス 」として広く使われています。
容量は180ml~450mlまで幅広くあります。

ゴッドマザーで使う道具

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
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