レシピと作り方
マリンスノーの材料
Recipe no.596
- ブルーキュラソー・・・・・・・30ml
- カルピス・・・・・・・・・・・20ml
- ソーダ・・・・・・・・・・・・60ml
- ビール・・・・・・・・・・・・Full
- このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
技法 = ステア
※ Full = グラスの8割~9割まで満たす適量のこと
マリンスノーの作り方
グラスは ゴブレット をおすすめします。 他には ピルスナーグラス、タンブラーグラス でもO.Kです。
グラスとビール、カルピス、ソーダは、あらかじめ冷やしておきましょう。
泡立たないようにソーダ、ビールの順に泡が入るスペースを空けて、泡立たないようにゆっくりと入れ、軽くステアすれば完成です。
- このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
- アルコール度数 = 5% ~ 6% 前後
- 最適なTPO = 日中
- カクテル言葉 = 「 平和で、未来を考える気持ち 」
- カクテル誕生日 = 「 不明 」
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カクテルの詳細
由来・特徴

Photo|マリンスノーのイメージ
〚 由 来 〛・・・マリンスノー とは、1952年に北海道大学の潜水艇で海中の調査を行っていたところ、海中の無数の浮遊物質がライトの光に照らされ、まるで海中に雪が降っているように見えたことから、この現象をマリンスノーと呼ぶようになりました。このマリンスノーは世界中の海洋で見ることができるため、和文・英文の論文で用いられてから、現在では世界中でこの名前が使われるようになっているそうです。
マリンスノーの正体は、動物や植物プランクトン、原生生物などの死骸、糞便、海底の砂であったり様々な有機物、無機物の粒子でできています。正体を知れば現実感がありますが、実際に見ると大自然の神秘を感じると思います。 北海道の調査チームは、その神秘を感じたからこそ「 マリンスノー 」という綺麗な名前を付けたのだと思われます。
マリンスノーの明確な起源は特定されていませんが、その爽やかな見た目と飲みやすさから、比較的最近になって考案されたカクテルと考えられています。青い海と白い雪のコントラストが美しいことから、この名が付けられたのだと推測されます。
〚 特 徴 〛・・・オレンジの果皮をスピリッツに漬けこみできたブルーキュラソーと、日本の乳酸菌飲料カルピスを合わせ、ソーダと苦味と飲みごたえのビールで割ったレシピで、ブルーキュラソーが海中を演出し、カルピスが海中に漂うマリンスノーの白っぽさを表現し、ソーダとビールが海を表しているカクテルです。
- 見た目:ブルーキュラソーの鮮やかな青色と、乳性飲料の白が混ざり合い、まるで海に雪が降っているような幻想的な見た目です。
- 味わい:ブルーキュラソーの爽やかな甘みと、乳性飲料のまろやかさが、ビールの苦味を和らげ、飲みやすい味わいです。
- 特 徴:アルコール度数が低く、爽快感があるので、暑い日やパーティーなど、様々なシーンで楽しめます。
味わい・魅力

Photo|画像提供 Asahi
〚 味わい 〛・・・マリンスノーは、甘すぎず、苦すぎず、爽やかな味わいが特徴です。ブルーキュラソーの風味とカルピスのまろやかさが絶妙にバランスを取っており、ビールの苦味が苦手な方でも飲みやすいでしょう。
〚 魅 力 〛・・・カルピスとブルーキュラソーの甘味を感じながら、ビールの苦味をソーダが抑えながらもビールの香りと飲みごたえを感じれます。とっても飲みやすく、ビールが苦手な方でも美味しく飲むことができる一品です。
- 美しい見た目:パーティーやイベントを盛り上げるのに最適な見た目です。
- 飲みやすさ:アルコール度数が低く、爽快感があるので、誰でも気軽に楽しめます。
- アレンジの自由度:乳性飲料の種類やビールの種類を変えることで、様々なバリエーションが楽しめます。
ー アレンジ ー
- フルーツ:レモンやライムを添えると、爽やかさがアップします。
- リキュール:ホワイトキュラソーやウォッカをプラスすると、風味に変化が生まれます。
- 季節感:夏にはミントを加えて、より涼しげなカクテルにアレンジできます。
〚 まとめ 〛・・・マリンスノーは、その美しい見た目と爽やかな味わいで、多くの人から愛されているカクテルです。アルコールが苦手な方や、甘いものが好きな方にもおすすめです。ぜひ、ご自宅で手作りして、その魅力を体験してみてください。
マリンスノーの材料


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今回紹介したカクテルの材料
ー ブルーキュラソー Blue curacao ー

Photo|画像提供 Asahi
誕生・由来・・・キュラソーとは、南米のベネズエラの北海にあり、現在はオランダ領となっている島です。1634年にオランダ艦隊がキュラソー島に居たスペイン人を追い出し、砦を建設。 その後港を建設するとトウモロコシや落花生、塩などの生産し、さらに貿易の拠点に相応しい位置に島が存在していたことから貿易なども相まって栄えるようになりました。
17世紀後半に、キュラソー島内で採れるオレンジをオランダ人が本国へ持ち帰り、アルコールに浸してオレンジリキュールが作られました。 そして現在ではオレンジリキュールのみではなく、ホワイト・オレンジ、ブルー、グリーン、レッドと様々な着色を行ったキュラソーシリーズが定着をしています。
製造・原料・・・ブランデーや他のスピリッツをベースにオレンジの果皮を漬け込んで風味づけをし、人工着色料を使って青色にした果実系リキュールの一つです。
この人工着色料( 青色1号 )は他の食品にも使われており、日本では2016年厚生労働省により20歳以上の成人における青色1号の摂取量が推計され、その結果一日摂取量が1人当たり0.002mgで、ADI( 一日摂取許容量 293mg )の内に占める割合がわずか0.0007%となり、安全であると判明しております。
味わい・香り・・・ブルーキュラソーはオレンジの皮を使用して作られており、そのフルーティーな風味が特徴です。オレンジの甘味や酸味が感じられます。
香りは、オレンジの果皮から抽出されるエッセンスが含まれているため、柑橘系の香りが豊かに感じられます。
一般的に、ブルーキュラソーには甘さがありますが、オレンジの皮から抽出されたエッセンスには苦味も含まれており、甘さと苦味のバランスが取れています。
- キュラソーの歴史・原料・種類は ⇒ コチラ
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ビルド & ステア

「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。
「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。
炭酸系の混ぜ方
炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。
バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。
混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。
バースプーンの使い方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。
この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。
- バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ
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カクテルのTPO用語
ー オールデイカクテル All day cocktail ー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。
主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。
そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。
- カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ
マリンスノーのこのカクテルのおすすめ グラス
ゴブレット Goblet

ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。
聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。
ピルスナーグラス Pilsner glass
ピルスナーとは1842年にチェコのピルゼンで生まれたビアスタイルです。 世界で最も多く飲まれているビールで、日本国内の流通しているビールの9割がこのピルスナーに分類されるものです。
キレのある喉越しとホップの苦味が特徴です。世界でも7割がピルスナータイプと言えます。
ピルスナータイプの特徴は爽やかな味わいと喉越しの良い口当たりです。その特徴を最大限に生かすグラスとして生まれたのがこのピルスナーグラスです。

背の高いグラスにする事で、ビールを飲む際にピリッとした炭酸が真っすぐ口の中へ入ってくる構造で、口の狭さは炭酸が抜けるのを抑えるためです。
背が高く真っすぐなことで、グラスの底から浮き上がってくる気泡が美味しそうな見た目を演出していて、ビールを目でも楽しむこともできます。 310ml ~ 375ml の内容量が入るサイズが一般的。
タンブラーグラス Tumbler glass

「 タンブラー Tumbler 」の語源は「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜いてコップにし、底が真っ平にはならなかったので、よく倒れていたことからこの名前が付いたそうです。
別名ハイボールグラスとも呼ばれることがあり、主にハイボールスタイルや、ソフトドリンクなどに使われています。 オールドファッションドグラス( ロックグラス )を原型として誕生したとも言われ、オールドファッションドグラスをそのまま縦に長くしたような形をしています。
使い勝手が良く、容量も多く入るため、どの家庭にも必ずいくつかはあるグラスで、用途がおおいためか容量の種類も一番多くあると言っても過言ではないでしょう。
素材もガラス製だけではなく、木製、金属製、陶器、プラスチック製と様々なものがあります。 容量は6オンスの180ml、8オンスの240ml、10オンスの300mlが一般的で、飲食業界では略して6タン、8タン、10タンなどと呼ばれているそうです。
- グラス紹介ページは ⇒ コチラ
マリンスノーのこのカクテルに使う道具



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