トム・コリンズ の種類・バリエーションリスト・一覧・由来|色々な種類のレシピを簡単リストで紹介

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考案者は、19世紀イギリス・ロンドンにあったホテルのリマーズ・コーナーのバーテンダーである「 ジョン・コリンズ 」氏。 誕生後は様々なバリエーション・カクテルが生まれています。

それではトム・コリンズのバリエーション・カクテルをリスト・一覧で紹介!!

関連カクテルレシピ リスト・一覧

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〚 他のカクテル レシピリスト 〛

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トム・コリンズジンベース + ソーダ )   Recipe no.174
  • オールド・トム・ジン・・・60ml
  • レモンジュース・・・・・・20ml
  • 砂糖・・・・・・・・・・・1tsp
  • ソーダ・・・・・・・・・・Full
  • レモンスライス

技法・・・・シェーク & ビルド
グラス・・・・コリンズグラス
アルコール・・12%

ジンのドライ感とキレ、レモンジュースの柑橘系の酸味が合わさり、それを爽快感と喉越しが良いソーダで割ったレシピで、キリッとした口当たりに、飽きにくさと飲みやすさを兼ね備えた定番カクテルです。 トム・コリンズには多くのバリエーションカクテルがあります。

グレープフルーツ・コリンズジンベース + ソーダ )   Recipe no.173
  • ドライ・ジン・・・・・・・・30ml
  • ピンク・グレープフルーツ・・30ml
  • レモンジュース・・・・・・・30ml
  • シュガーシロップ・・・・・・15ml
  • ソーダ・・・・・・・・・・・Full
  • レモンスライス

技法・・・・シェーク & ビルド
グラス・・・・コリンズグラス
アルコール・・8%

辛口とキレのあるドライ・ジンをベースに、酸味と甘みのピンクグレープフルーツリキュール、柑橘系の酸味のレモンジュースを加え、ソーダで割ったレシピです。サッパリとして飲みやすく爽快感もあるカクテルで、ドライ・ジンの存在がアルコール感も出しているので、飲みごたえもあります。 トム・コリンズのバリエーションカクテルです。

ヴィト・コリンズジンベース + ソーダ )   Recipe no.175
  • ドライ・ジン・・・・・・・45ml
  • マラスキーノ・・・・・・・15ml
  • レモンジュース・・・・・・20ml
  • シュガーシロップ・・・・・1tsp
  • ソーダ・・・・・・・・・・Full
  • レモンスライス

技法・・・・シェーク & ビルド
グラス・・・・コリンズグラス
アルコール・・11%

トム・コリンズのドライ・ジンのキレと柑橘類の酸味にソーダが加わった爽快感あるカクテルで、そのトム・コリンズにスッキリとした甘みが加わり、より飲みやすく、サッパリとした口当たりになっています。 トム・コリンズが少しキツイと感じる方は、こちらのヴィト・コリンズをおすすめします。いくつかあるトム・コリンズのバリエーションカクテルです。

トム・コリンズ・バリエーションで使う材料 ( オールド・トム・ジン )
ウォッカ・コリンズウォッカベース + ソーダ )   Recipe no.177
  • ウォッカ・・・・・・・・・45ml
  • レモンジュース・・・・・・15ml
  • 砂糖・・・・・・・・・・・1tsp
  • ソーダ・・・・・・・・・・Full
  • レモンスライス

技法・・・・シェーク & ビルド
グラス・・・・コリンズグラス
アルコール・・9%

ウォッカのガツンと来るアルコール感に、レモンジュースの柑橘類の酸味をソーダで割ったレシピです。 ベースをドライ・ジンからウォッカに変更することで、ドライ・ジンよりもウォッカの方がクリアなため、原酒の風味などはあまり感じません。 なのでレモンジュースの酸味をより感じる味となります。トム・コリンズのバリエーションカクテル。

ピエール・コリンズブランデーベース + ソーダ )   Recipe no.190
  • ブランデー・・・・・・45ml
  • レモンジュース・・・・15ml
  • 砂糖・・・・・・・・・1tsp
  • ソーダ・・・・・・・・Full

技法・・・・シェーク & ビルド
グラス・・・・コリンズグラス
アルコール・・9%

ピエールとはフランス人男性によくある名前で、その名前をそのまま使ったのかもしれません。香り高く芳醇なコニャックをベースに、柑橘の酸味のレモンジュースを爽快感あるソーダで割ったレシピで、ブランデーの香り高さと少しの酸味を喉越し爽やかに飲めるカクテルです。トム・コリンズのバリエーションカクテルです。

カーネル・コリンズ ウィスキーベース + ソーダ )   Recipe no.353
  • バーボン・ウィスキー・・・45ml
  • レモンジュース・・・・・・15ml
  • 砂糖・・・・・・・・・・・1tsp
  • ソーダ・・・・・・・・・・Full
  • レモンスライス

技法・・・・シェーク & ビルド
グラス・・・・コリンズグラス
アルコール・・9%

バーボン・ウィスキーの芳醇な香りに、レモンジュースの柑橘系酸味を加え、ソーダで割ったレシピで、シンプルで飲みやすくいカクテルです。 ウィスキー・ハイボールとよく似ていますが、レモンジュースと砂糖をバーボン・ウィスキーとシェークしているところが違いです。 少しの酸味を加えることで、ウィスキー・ハイボールとはまた違った楽しみ方ができます。

トム・コリンズ・バリエーションで使う材料( バーボン ウィスキー )
ルーベン・コリンズテキーラベース + ソーダ )   Recipe no.470
  • テキーラ・・・・・・・・・45ml
  • レモンジュース・・・・・・15ml
  • 砂糖・・・・・・・・・・・1tsp
  • ソーダ・・・・・・・・・・Full
  • レモンスライス

技法・・・・シェーク & ビルド
グラス・・・・コリンズグラス
アルコール・・9%

「 ルーベン 」とは、ラテン系の男性によく使われている名前のことで、旧約聖書の人物の中にもルベン族( イスラエル12族のひとつ )の祖として登場しています。カクテルはアガヴェを原料につくられ、独特の風味を持つテキーラをベースに、柑橘系酸味のレモンジュースをソーダで割ったレシピで、テキーラの風味を爽やかに味わえるカクテルです。

コニャック・コリンズブランデーベース + ソーダ )   Recipe no.504
  • コニャック・・・・・・・・50ml
  • レモンジュース・・・・・・25ml
  • シュガーシロップ・・・・・15ml
  • ソーダ・・・・・・・・・・Full
  • レモンスライス

技法・・・・・シェーク & ビルド
グラス・・・・コリンズグラス
アルコール・・10%

芳醇さとブランデー特有の香りをベースに、柑橘系酸味のレモンジュースと甘味のシュガーシロップを加え、ソーダで割ったカクテルです。ブランデーの芳醇な香りを爽やかに飲めるカクテルで、酸味の感じられるので飽きも感じずに何度でも飲めてしまう一品です。

トム・コリンズ・バリエーションで使う材料( コニャック ブランデー )

トム・コリンズの誕生・由来

考案者は、19世紀イギリス・ロンドンにあったホテルのリマーズ・コーナーのバーテンダーである「 ジョン・コリンズ 」氏。

当初オランダ産のジュネヴァを使用して造られていました。 その頃のカクテル名も本人の名前をそのまま使った「 ジョン・コリンズ 」。 しかしその後イギリス・ロンドン産のオールド・トム・ジンを使うようになり、カクテル名を「 トム・コリンズ 」へ変えました。

そして更にその後オールド・トム・ジンは、ドライ・ジンの台頭により影を潜めてしまい、1960年には終売となりました。

オールド・トム・ジンはなくなってしまいましたが、トム・コリンズはオールド・トム・ジンからドライ・ジンに変更をして、カクテル名はそのままで生き残りました。その後オールド・トム・ジンは多くのバーテンダーの強い要望により、ヘイマンズが1800年代のレシピを引っ張り出し見事復活をいたしました。

Photo = ヘイマンズ・オールド・トム・ジン

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シェーカーの使い方

シェーカーの利用目的は・・・

  • 混ざりにくい材料( 比重が大きく違うお酒など、粉類、牛乳や生クリーム、鶏卵 )を混ぜる
  • 材料を素早く冷却する
  • アルコール度数の強いお酒をまろやかにする( お酒のカドをとる )

といった利用目的があります。 持論ではありますが、あと一つ牛乳や生クリームなどの材料を泡立たせることもできるので、泡立たせる利用目的もあると思います。

スリーピース・シェーカー

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

  1. ボディに材料や氷を入れる。( 氷はボディの 7割~8割くらいを目安に入れます )
  2. ボディにストレーナーを被せ、左手でストレーナーを押さえて左手の甲( 手首に近い辺り )を右手でトントンと叩きストレーナーを押さえる。( ストレーナーを直接叩くのはNG )
  3. トップをストレーナーに取り付ける。( 強く抑えず、キュッと入れ込む程度でOKです )

〚 Step 2 = 持ち方 〛

スリーピースタイプのシェーカーの持ち方です。

右利き用( 左利きの方は逆 )

  • 左手 親指   = ストレーナーのくぼんだ場所 ( ストレーナーを押さえる役割 )
  • 左手 人差し指 = ボディ
  • 左手 中指   = ボディ底を押さえるように
  • 左手 薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
  • 右手 親指   = トップを押さえるように
  • 右手 人差し指 = ボディ
  • 右手 中指   = ボディ
  • 右手 薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )

特に持ち方に決まりがあるわけではありませんので、自分で持ちやすい持ち方で振れば良いと思います。ただシェーカーに手のひらを前面に付けてしまうと、手がかなり冷たくなりますし、材料の温度が下がりにくくなるため、シェーカーを持つ時には、面ではなく点で持つように心がけましょう。

〚 Step 3 = 振り方 〛

まずシェーカーは体の正面で振るのではなく、体から正面45℃に構えます。

  1. 上記の持ち方で、胸の前に持っていき、そこを中心として上前方へ斜めに押し出すように、そのまま胸に戻して、今度は下前方へと押し出すように振ります。 横から見るとひらがなの「 く 」の字を作るように振ります。
  2. 上前方、下前方へ出す際には手首を前下へ曲げるようにします。
  3. この動作を1セットとし、比較的混ざりやすい材料であれば 7~8セットあまり強く振らずにシェークを行います( 強く振ると、中の氷が砕けます )

混ざりにくい材料の場合は、12セットくらい、少し強めのシェークを行いましょう。

シェークの振り方は人それぞれなので、これらを参考にご自分の一番良い振り方を模索してください。 その際に、中の氷が8の字を描くように振りましょう。

〚 Step 4 = グラスヘ注ぐ 〛

  1. シェーク後、まずはトップを外します( 外しにくい場合は、ねじるように外します )
  2. ストレーナーとボディを片手で押さえます( 人差し指はストレーナー、中指をボディ )
  3. ストレーナーの先は網状になっているので( 上記写真 )、そこからグラスヘ注ぎます。

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ツーピース・シェーカー( ボストン・クーラー )

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

まずはツーピースシェーカー( ボストン・シェーカー )の部位名称です。

小さい方が金属であれば「 ショート・ティン 」、ガラス製であれば「 パイント・グラス 」です。 ショート・ティン( パイント・グラス )に材料を入れ、ティンの方に氷を入れます。( 氷はティンの5 ~ 6割ほどを目安に入れます )

ショート・ティン( パイント・グラス )の材料を氷の入ったティンに入れて、ショート・ティンを被せます。真っすぐ差し込むのではなく、自分側にショート・ティンを寝かすようにはめ込み、自分側のティンとショート・ティンの縁が一直線に沿っているようにします。( 上記写真の様に立てると曲がったようになります )

ショート・ティンを被せたら、上から手のひら( 掌底 )でトントンと直接 2回ほど叩きます。 圧縮されて簡単には外れなくなります。

〚 Step 2 = 持ち方 〛

ツーピースシェーカーの持ち方は、スリーピースシェーカーよりも多彩にあります。

上記写真にあるように、スリーピースシェーカーよりも長いので、先端と先端を押さえることと、中の氷の動きを端から端まで動くように振れば問題ありません。 右手をショート・ティンの方を押さえて、左手の掌を上になるように、包み込むように持ちます。

〚 Step 3 = 振り方 〛

スリーピースシェーカーと同じ動きで振るようにしてもかまいません。 シェーカー自体が長いので、スピードを抑え気味で振ると端から端まで氷が移動し、材料が混ざるので、そこをポイントとして振りましょう。

振るモーションもスリーピースシェーカーより大きく振ると自然とスピードも落ち、良く混ざるようになります。

〚 Step 4 = グラスへ注ぐ 〛

  • まず左手でツーピースシェーカーを縦にして持ちます。( この時ショート・ティンが上に来るように持ちます )
  • 左手の中指と人差し指で、ショート・ティンを右へ押すように持ちます。
  • 右手の手のひら( 掌底 )でティンの方を軽く叩きます。( 1回でショート・ティンが外れない場合は2回叩きましょう )

左の写真にあるように、ティンにストレーナーを装着し、グラスヘシェークした材料を注ぎます。

フレッシュフルーツなどを材料で使用した場合は、2つ上の写真のあるように、小さい手ざるを使います。( 種など細かい余分なものをグラスヘ入れないようにするためで、スリーピースシェーカーの場合に使用する場合もあります )

  • シェーカーについて詳しくは ⇒ コチラ

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ビルドとは?

材料をグラスに入れて混ぜることを言います。 この「 混ぜる 」にはいくつか種類があり、今回のカクテルには「 ビルド 」を使用します。

お家で簡単人向け

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままクルクル回します。 炭酸系を使っている場合は、早く混ぜると炭酸が膨れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

本格的にやってみたい人向け

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます(ドリンクを体温で温めないため)右手はバースプーンを持ちます。(左利きの人は逆になります)
Step 2 = バースプーンを左の写真にあるように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

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このカクテルのおすすめ グラス

コリンズグラス Collins glass

背の高い円柱形の細い形をしたグラスで、ラムベースの
「 ゾンビ 」を飲むために使われるため、その名前が付いたのが最初と言われています。その後ジンベースのカクテル「 トム・コリンズ 」の人気が出るとコリンズグラスとも呼ばれるようになりました。

他にもチムニーグラスやトールグラス、煙突グラスとも言われることがあり、別名の多いグラスです。 これだけ名前が多いということは、それだけ様々な場面で多くの人に使われているという事かもしれません。

背が高く細いので倒しやすいという難点がありますが、その細さは炭酸を抜けにくくしているためという最大のメリットがあり、炭酸系のカクテルをつくる時には必ずと言っていいほど使われるグラスです。 容量は270ml ~ 360mlくらいが一般的。

ゴブレット Goblet

ゴブレットとはグラスに土台と足が付いたグラスの事です。

特徴としてはワイングラスのように足が長くないことと、容量が多く入ることで、タンブラーグラスの代わりや、氷をたっぷり使うカクテル、ビール、ドリンク以外で使われ、パフェなどのデザートの器としても使われます。

使い勝手が良く、見た目も上品さと可愛らしさがあり、様々なシチュエーションであったり、お店などで幅広く使われています。

ゴブレットが誕生したのは14世紀だと言われていて、名前はフランス語で、「 Goblet 」と表記します。 元々は「 ゴブレー 」と呼んでいたそうですが、いつの間にか「 ゴブレット 」となったようです。

聖杯にもこのゴブレットが使われており、映画「 ハリーポッター 炎のゴブレット 」でもその名前が使われています。 容量は300ml前後が一般標準サイズ。

タンブラーグラス Tumbler glass

カクテルのみならず様々なドリンクに使われる最も一般的なグラスです。

「 タンブラー Tumbler 」の語源は「 倒れるもの 」や「 転ぶもの 」の意味があり、元々獣を狩り、残った角等をくり抜いてコップにし、底が真っ平にはならなかったので、よく倒れていたことからこの名前が付いたそうです。

別名ハイボールグラスとも呼ばれることがあり、主にハイボールスタイルや、ソフトドリンクなどに使われています。 オールドファッションドグラス( ロックグラス )を原型として誕生したとも言われ、オールドファッションドグラスをそのまま縦に長くしたような形をしています。

使い勝手が良く、容量も多く入るため、どの家庭にも必ずいくつかはあるグラスで、用途がおおいためか容量の種類も一番多くあると言っても過言ではないでしょう。

素材もガラス製だけではなく、木製、金属製、陶器、プラスチック製と様々なものがあります。 容量は6オンスの180ml、8オンスの240ml、10オンスの300mlが一般的で、飲食業界では略して6タン、8タン、10タンなどと呼ばれているそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。

このカクテルに使う道具