ギャツビー|カクテルレシピ・作り方・特徴・由来|アマレット + カカオリキュール + クリーム

リキュールベースショートカクテルのギャツビー
目次
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レシピと作り方

ギャツビーの材料

Recipe no.399

  • アマレット・・・・・・・・・・15ml
  • クレーム・ド・カカオ・・・・・15ml
  • 生クリーム・・・・・・・・・・30ml
  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = シェーク

  • アマレットの歴史・製法・主なブランドは ⇒ コチラ

ギャツビーの作り方

グラスは カクテルグラスシャンパングラスのクープ型 を使います。

STEP
材料を合わせる

シェーカーにアマレット、クレーム・ド・カカオ、生クリーム、氷を入れます。

STEP
シェークする

しっかりとシェークします( クリームが入っているので、強めか振る回数を増やしましょう )
シェークした材料をグラスヘ注ぎ完成です。


  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 11% ~ 12% 前後
  • 最適なTPO = 食後
  • カクテル言葉 = 「 垢ぬけている 」
  • カクテル誕生日 = 「 不明 」

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ギャツビーの由来・特徴・感想

ギャツビーの由来

アメリカの作家のフランシス・スコット・フィッツジェラルド

Photo|フランシス・スコット・フィッツジェラルド|画像引用 Wikipedia

今回紹介したギャツビーとは、1920年~1940年に活躍したアメリカの小説家「 フランシス・スコット・フィッツジェラルド 」氏が描いた小説「 グレート・ギャツビー 」の主人公である「 ジェイ・ギャツビー 」が由来と言われています。

フィッツジェラルド氏は、44歳という若さでこの世を去っており、生活も苦しかったことから、短編小説を多く書いて生活費を稼いでいたため、長編小説はたった4作品しかありません。

小説グレートギャツビーの初版表紙

作品数は少ないものの、4作品の内の3作品目にあたるこのグレート・ギャツビーは、フィッツジェラルド氏をアメリカ文学を代表する小説家としてのキッカケをつくった作品であり、他の作品を含めて現在でも世界中で読まれ、後の多くの作家に影響を与えている作品です。

日本でも「 華麗なるギャツビー 」という名前になって何人もの作家によって出版されており、小説以外でも2013年にレオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイアという名俳優2人が演じた映画が上映されています。

Photo|グレートギャツビー初版表紙|画像引用 Wikipedia

ギャツビーの特徴・感想

珈琲に生クリームを入れる

このカクテルがいつ、どこで作られたのかは定かではありません。しかし、1920年代のアメリカで作られた可能性が高いと考えられています。当時のアメリカは、禁酒法によってアルコールが制限されていたにもかかわらず、地下酒吧で密かにカクテルが楽しまれていました。「 ギャツビー 」もまた、こうした時代に密かに楽しまれたカクテルの一つだったのかもしれません。シンプルでありながらもエレガントで、パーティーや社交の場でよく楽しまれていました。「 ギャツビー 」は、その時代の華やかさとエレガンスを体現したカクテルとして人気があります。

カクテルのギャツビーは、甘味とアーモンドの香りが特徴のアマレット、濃厚なカカオの香りと甘味のクレーム・ド・カカオ、滑らかさの生クリームを混ぜ合わせたレシピです。濃厚な甘味とアーモンドチョコレートの様な風味が特徴的なカクテルで、その甘味から食後にオススメできるデザート・カクテルと言える一品です。

ギャツビーの魅力は、なんといってもその濃厚な甘さとほろ苦さが織りなす深い味わいでしょう。ベースとなるアマレットは、杏仁を原料としたリキュールで、アーモンドのような香りとほのかな甘みを持っています。これにカカオ・リキュールと生クリームを加えることで、さらに濃厚でクリーミーな味わいになり、奥深い味わいも同時に実現しているカクテルです。

カクテル「ギャツビー」は、華麗なる夜を彩る、大人のためのデザートカクテルです。濃厚な甘さとほろ苦さが織りなす深い味わいは、まさに1920年代のアメリカを象徴するようなゴージャス感に満ち溢れています。ぜひ、あなたもこの特別な一杯を味わってみてはいかがでしょうか。

ギャツビーの材料

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ベースのお酒・アマレット

種子系リキュールアマレットのルクサド

アマレットとは?

イタリア伝統菓子のアマレット

アマレットとは、イタリア原産のリキュールで、アーモンドのような香りがしますが、アーモンドのリキュールではなく杏の種( 核 )を主原料にした種子系リキュールです。( アーモンドも使用しています )

バーに行くとだいたい置いてあり、そのまま飲むよりは、カクテルのサブ材料として使われることが多く、甘味や香りでベースの材料を引き立てます。

名前の由来は、写真のお菓子( アマレッティ )の香りが似ていることからこのネーミングになったそうです。

リキュールの数ある分類の中で、種子系リキュールに分類され、アルコール度数は 28%前後ほど。

Photo|イタリアのお菓子 アマレッティ Amaretti

アマレットの歴史

ベルナルディーノ・ルイーニ作・聖母マリアの結婚

Photo|ベルナルディーノ・ルイーニ作・聖母マリアの結婚

16世紀中頃、イタリア北部にあるサンタ・マリア・デレ・グラツィエ教会が聖母マリアのフレスコ画を描く任が出されます。 この大仕事を任せることになった人物が、これまでに数々のキリスト教の画を描いてきた「 ベルナルディーノ・ルイーニ 」に決定。 彼はミラノ市サローノ町の宿で滞在します。 そのルイーニが宿泊している宿の女主人がとても美しく、ルイーニは絵のモデルとして雇います。そして女主人をモデルにしているうちに、ルイーニは瞬く間に恋に落ちます。

絵を完成させると、女主人はお礼に杏の核を原料に果実、ハーブを使ったリキュールをルイーニに送りました。 この時お礼に渡したリキュールが後のアマレットの原型と言われています。

1800年の始めの頃にこの話を知った人物がレシピを復元し、アマレッティの香りに近かったため「 アマレット 」と名付けて販売を開始しました。この時から現在まで製造方法は変わっていないとされています。

現在ではアマレットは何種類かあり、元祖のアマレットは、「 ディサローノ 」と呼ばれ、日本で販売しているサントリーは、表記をディサローノとしています。

ルイーニの記録はあまりなく、その後女主人と結婚したのかどうかはわかりません。 ただルイーニは一人息子が存在していて、その息子も画家になっていることと、ルイーニの最後はミラノという記録は残っていることから、女主人と結婚しているかもしれません。

アマレットの原料

お皿に盛られたアーモンド

アマレットの原料は、杏の種のさらに中にある核、アーモンド、カカオ、バニラビーンズなどを使用しています。主原料は杏の核ですが、香りはアーモンドの香りが強く感じられます。

厳密に言うとアマレットに使用される杏の核は、「 甜杏仁 テンキョウニン 」と言われるもので、甘味が強いのが特徴です。杏仁豆腐に使われているのは、「 苦杏仁 クキョウニン 」で、こちらも甘味もありますが、苦味も強くあるのが特徴で、苦杏仁は主に薬、漢方などに使用され、鎮咳剤・去痰剤として用いられるようです。

その杏の核を何十種類もの果実、ハーブを蒸留液に浸します。 その後でアルコールを配合し、熟成されて造られています。

アマレットは、その独特の風味と香りから、多くのカクテルやデザートに使用される人気のリキュールです。ブランドごとの風味の違いを楽しみながら、お気に入りの使い方を見つけてみてください。

  • アマレットの歴史・製法は ⇒ コチラ

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アマレットのブランド

ー ブランド別比較表 ー

ブランド/項目ディサローノトスキルクサルドラッツァローニボルス
原産国イタリアイタリアイタリアイタリアオランダ
アルコール度数28 %28 %28 %24 %24 %
特 徴高品質で世界的に有名なアマレット伝統的な製法を守る老舗ブランド老舗メーカーによるクラシックな味わい伝統的なビスコッティから作られる甘くて滑らか、使いやすいアマレット
味わい甘くてスムーズ、バニラやキャラメルの風味甘さが控えめで、ナッツの風味が強い甘くてリッチ、フルーティーな風味独特のアーモンドビスケット風味アーモンドとカラメルのバランスが良い
主な成分アプリコットの核、アーモンドエキス、バニラアーモンド、ハーブエキスアーモンド、スパイスアーモンドビスコッティ、スパイスアーモンド、カラメル
カクテルへの適用プレミアムカクテルやデザートに最適さっぱりとしたカクテルやコーヒーに最適濃厚なカクテルやデザートに最適ビスケットの風味を活かしたカクテルやデザートに最適様々なカクテルや
価格帯¥ 2,500 台¥ 2,800 台¥ 4,400 台¥ 4,000 台¥ 2,000 台

ー ディサローノ Disaronno ー

種子系リキュールアマレットのディサローノ

アマレットの元祖、一番有名な銘柄。

紹介したアマレットの歴史はこのディサローノの事で、一番古くからあり、一番飲まれているアマレットです。

高品質で世界的に有名なアマレット。アプリコットの核を使用しており、バニラやキャラメルの風味、甘くてスムーズさが特徴。

杏仁とアロマティックの豊かな香り、エレガントな甘味、そして奥深い味わいが特徴で、イタリアらしい独特なボトルデザインも魅力のひとつです。


ー トスキ Toschi ー

リキュールを生産している銘柄で、ノチェロ( くるみを原料としたリキュール )が有名。

トスキは酒類の品質向上と市場拡大を目的とするコンペティション、IWSC で活躍します。

2004年のIWSCで金メダルを獲得すると、翌年2005年にIWSCでシルバーメダル、ドイツのISWCでシルバーメダル、サンフランシスコのIWSCでもシルバーメダル、を獲得しました。

2007年、2008年、2010年にも同じくシルバーメダルを獲得する優秀な銘柄です。

種子系リキュールアマレットのトスキ

トスキは、バラエティ豊かなハーブやスパイスが調和した独自のブレンドで知られており、その深い味わいが魅力です。カクテルのベースとしてだけでなく、食前酒やデザートのアクセントとしても愛されています。

他のアマレットブランドに比べ、甘さが控えめで、ナッツの風味が強いことが最大の特徴です。


ー ルクサルド Luxardo ー

種子系リキュールアマレットのルクサルド

マラスキーノの発祥ブランドとして名高く有名な名門。

ルクサルドが生産しているアマレットは、他のアマレットとは違い、通常使用されている杏子の核ではなく、地中海にある島、イタリア・シチリア島産のビターアーモンドの核を使用しています。

シチリア島のビターアーモンドの品質は、世界でも最高品質で、その核から作られるアマレットは言うまでもなく世界最高峰の品質です。 コンテストなども受賞しておりラベルにもその自信が表記されています。

ビターアーモンドのエッセンスを含むことにより、甘さを引き締め、複雑な味わいをもたらし、洗練されたバランスを生み出しています。甘くてリッチで、老舗メーカーによるクラシックな味わい、そしてフルーティーな風味が特徴です。


ー ラッツァローニ Lazzaroni ー

1851年創業の老舗メーカー・ラッツァローニが製造するアマレット。カクテルのみならず、お菓子などでも使われるようになりました。 中でも生クリームや、牛乳といった乳製品との相性が良いことがラッツァローニの特徴です。

原料の実にイタリア銘菓アマレッティを破砕してスピリッツに3ヶ月以上漬け込んで作ります。アマレット独特の甘い香りが特徴です。

伝統的なビスコッティから作られるアマレット。独特のアーモンドビスケット風味が特徴。

種子系リキュールアマレットのラッツァローニ

ー ボルス Bols 

種子系リキュールアマレットのボルス

オランダが誇る言わずと知れた世界有数のリキュールメーカー。

ボルスのブルーキュラソーは世界で一番の消費数を誇り、リキュールの種類も他のメーカーより数多く揃えており、リキュールの中では一般的によく手に入れやすい品です。

甘くて滑らかで使いやすいアマレット。アーモンドとカラメルのバランスが良く、カラメルの風味が特徴的なアマレットです。濃厚でありながらもスッキリとした味わいがあり、カクテル材料としてこだわっている一品です。

Photo|画像提供 Asahi

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シェーカーの使い方

シェーカーを振る女性バーテンダー

シェーカーの利用目的は・・・

  • 混ざりにくい材料( 比重が大きく違うお酒など、粉類、牛乳や生クリーム、鶏卵 )を混ぜる
  • 材料を素早く冷却する
  • アルコール度数の強いお酒をまろやかにする( お酒のカドをとる )

といった利用目的があります。 持論ではありますが、あと一つ牛乳や生クリームなどの材料を泡立たせることもできるので、泡立たせる利用目的もあると思います。

スリーピースシェーカー

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

スリーピースシェーカーの各部位名称
  1. ボディに材料や氷を入れる。( 氷はボディの 7割~8割くらいを目安に入れます )
  2. ボディにストレーナーを被せ、左手でストレーナーを押さえて左手の甲( 手首に近い辺り )を右手でトントンと叩きストレーナーを押さえる。( ストレーナーを直接叩くのはNG )
  3. トップをストレーナーに取り付ける。( 強く抑えず、キュッと入れ込む程度でOKです )

〚 Step 2 = 持ち方 〛

スリーピースタイプのシェーカーの持ち方です。

右利き用( 左利きの方は逆 )

  • 左手 親指   = ストレーナーのくぼんだ場所 ( ストレーナーを押さえる役割 )
  • 左手 人差し指 = ボディ
  • 左手 中指   = ボディ底を押さえるように
  • 左手 薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )
  • 右手 親指   = トップを押さえるように
  • 右手 人差し指 = ボディ
  • 右手 中指   = ボディ
  • 右手 薬指   = ボディ( 振る際に下になる場所へ指を曲げて支える )

特に持ち方に決まりがあるわけではありませんので、自分で持ちやすい持ち方で振れば良いと思います。ただシェーカーに手のひらを前面に付けてしまうと、手がかなり冷たくなりますし、材料の温度が下がりにくくなるため、シェーカーを持つ時には、面ではなく点で持つように心がけましょう。

〚 Step 3 = 振り方 〛

シェーカーの振り方

まずシェーカーは体の正面で振るのではなく、体から正面45℃に構えます。

  1. 上記の持ち方で、胸の前に持っていき、そこを中心として上前方へ斜めに押し出すように、そのまま胸に戻して、今度は下前方へと押し出すように振ります。 横から見るとひらがなの「 く 」の字を作るように振ります。
  2. 上前方、下前方へ出す際には手首を前下へ曲げるようにします。
  3. この動作を1セットとし、比較的混ざりやすい材料であれば 7~8セットあまり強く振らずにシェークを行います( 強く振ると、中の氷が砕けます )

混ざりにくい材料の場合は、12セットくらい、少し強めのシェークを行いましょう。

シェークの振り方は人それぞれなので、これらを参考にご自分の一番良い振り方を模索してください。 その際に、中の氷が8の字を描くように振りましょう。

〚 Step 4 = グラスヘ注ぐ 〛

シェークしたカクテルをグラスに注ぐ女性バーテンダー
  1. シェーク後、まずはトップを外します( 外しにくい場合は、ねじるように外します )
  2. ストレーナーとボディを片手で押さえます( 人差し指はストレーナー、中指をボディ )
  3. ストレーナーの先は網状になっているので( 上記写真 )、そこからグラスヘ注ぎます。

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ツーピース( ボストンシェーカー )

〚 Step 1 = 蓋を閉める 〛

ツーピース・ボストンシェーカーの部位名称

まずはツーピースシェーカー( ボストンシェーカー )の部位名称です。

小さい方が金属であれば「 ショートティン 」、ガラス製であれば「 パイントグラス 」です。 ショートティン( パイントグラス )に材料を入れ、ティンの方に氷を入れます。( 氷はティンの5 ~ 6割ほどを目安に入れます )

ショートティン( パイントグラス )の材料を氷の入ったティンに入れて、ショートティンを被せます。真っすぐ差し込むのではなく、自分側にショートティンを寝かすようにはめ込み、自分側のティンとショートティンの縁が一直線に沿っているようにします。( 写真の様に立てると曲がったようになります )

ショートティンを被せたら、上から手のひら( 掌底 )でトントンと直接 2回ほど叩きます。 圧縮されて簡単には外れなくなります。

ボストンシェーカーでつくったカクテルをステアするバーテンダー

〚 Step 2 = 持ち方 〛

ツーピース・ボストンシェーカー

ツーピースシェーカーの持ち方は、スリーピースシェーカーよりも多彩にあります。

写真にあるように、スリーピースシェーカーよりも長いので、先端と先端を押さえることと、中の氷の動きを端から端まで動くように振れば問題ありません。 右手をショートティンの方を押さえて、左手の掌を上になるように、包み込むように持ちます。

〚 Step 3 = 振り方 〛

スリーピースシェーカーと同じ動きで振るようにしてもかまいません。 シェーカー自体が長いので、スピードを抑え気味で振ると端から端まで氷が移動し、材料が混ざるので、そこをポイントとして振りましょう。

振るモーションもスリーピースシェーカーより大きく振ると自然とスピードも落ち、良く混ざるようになります。

笑顔でカクテルをシェークする男性バーテンダー

〚 Step 4 = グラスへ注ぐ 〛

シェークしたカクテルをメッシュストレーナーを使ってグラスに注いでいる女性バーテンダー
  • まず左手でツーピースシェーカーを縦にして持ちます。( この時ショートティンが上に来るように持ちます )
  • 左手の中指と人差し指で、ショートティンを右へ押すように持ちます。
  • 右手の手のひら( 掌底 )でティンの方を軽く叩きます。( 1回でショートティンが外れない場合は2回叩きましょう )
シェーク後にカクテルをグラスヘ注ぐ

写真にあるように、ティンにストレーナーを装着し、グラスヘシェークした材料を注ぎます。

フレッシュフルーツなどを材料で使用した場合は、2つ上の写真のあるように、小さい手ざるを使います。( 種など細かい余分なものをグラスヘ入れないようにするためで、スリーピースシェーカーの場合に使用する場合もあります )

  • シェーカーについて詳しくは ⇒ コチラ

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カクテルのTPO用語

ディジェスティフ Digestif ー

ディジェスティフ Digestif

女性が食後のコーヒーを飲んでいる

「 ディジェスティフ Digestif 」とはフランス語で食後に飲むお酒のことで、英語では「 アフターディナー・ドリンク After dinner drink 」と呼びます。

特徴としてはブランデーなどのアルコール度数が高めのスピリッツを使い、クリームなどの甘味の強いものを材料に使う傾向があります。

アルコール度数が高いカクテルが多いのには理由があり、満腹になった後にアルコール度数が高めのお酒を飲むことで、食後の疲れた胃に刺激を与えます。

刺激を与えることにより、再度活性化させ消化を促進させる役割を持っているのです。

香りがあり、甘口のものが多い理由は、デザート感覚で楽しめることで、更なる満足感を与えることが目的としてあり、他には香り高いもので気分を落ち着かせることがあります。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

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ギャツビーにおすすめのグラス

カクテルグラス Cocktail glass

カクテルグラス・ショートグラス

逆三角形の形をした脚付きグラスです。 カクテルといえば多くの人がこのグラスを思い浮かべるのではないでしょうか。

脚が付いている理由は、ドリンクが入っている逆三角形の部分を手で温めてしまわないように付いています。飲むときは脚を持つようにしましょう。

カクテルには色彩を楽しむものも多くあり、カクテルの美しい色合いを邪魔しないためカクテルグラスは主に無色透明で、引き立て役として存在します。

一説にはマティーニを飲むために生まれたとも言われており、古くから「 マティーニグラス 」とも呼ばれています。

容量は少量しか入らず、グラスの中で直接混ぜることができないため、シェーカーか、ミキシンググラスで混ぜた後このグラスに注ぎます。

使っているカクテルは「 マティーニ 」や「 マンハッタン 」、「マルガリータ 」など有名なカクテルが多くあります。 標準は、60mlが程よく入る90ml、大型のもので 120ml ~ 150ml のものがあります。

シャンパングラス Champagne glass

シャンパングラスは口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」があります。 

クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。

当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。

シャンパングラスのフルート型とクープ型

フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に一緒に作られました。

始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。

ギャツビーで使う道具

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