ボストンクーラーのカクテルレシピ・作り方・特徴・由来｜ラム + レモンジュース + ジンジャーエール

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爽快な炭酸とラムの甘みが織りなす「ボストンクーラー」は、19世紀アメリカで誕生した夏にぴったりのカクテルです。レモンの酸味とジンジャーエールのスパイシーな刺激が絶妙にマッチし、軽やかな飲み心地を実現。暑い日やリラックスタイムに、涼を感じる一杯をぜひお楽しみください。

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レシピと作り方

材料

Recipe no.345

ラム・・・・・・・・・・・・・45ml
レモンジュース・・・・・・・・20ml
砂糖・・・・・・・・・・・・・1tsp
ジンジャーエール・・・・・・・Full
レモンスライス

※ Full = グラスの8割～9割まで満たす適量のこと

このカクテルの〚材料リスト〛へ ⇓

作り方

Step

材料を合わせる

シェーカーにラム、レモンジュース、砂糖、氷を入れます。

Step

シェークする

しっかりとシェークした後にシェークした材料をグラスヘ注ぎ、氷を入れます。

シェーカーの使い方 ➡

Step

炭酸をステアする

泡立たないように静かにジンジャーエールを満たし、ゆっくりと軽くステアをします。
炭酸類を混ぜる場合は、ゆっくりと1～2回転ステアし、氷を上げ下げすれば混ざります。

ステアのやり方 ➡

Step

仕上げ

準備しておいたレモンスライスを、バースプーンで押し込むようにグラスの中に入れて完成です。

技法 = シェーク & ステア
グラス = コリンズグラス / タンブラー
スタイル = クーラー
アルコール度数 = 9% 前後
最適なTPO = 日中 / 食前
カクテル言葉 = 「そよ風に吹かれて」
カクテル誕生日 = 「 2月27日」

ボストンクーラーの詳細

由来・歴史

Photo｜アメリカ・デトロイト

ボストンクーラーは、19世紀後半から20世紀初頭にかけてアメリカで誕生した、爽快な「クーラー」スタイルのカクテルです。その誕生には興味深い説がいくつか存在しています。

有力な説の一つは、デトロイトの「ボストン通り」で販売されていたジンジャーエールにバニラアイスを乗せたドリンクが原型だったというもの。もう一つは、ボストン近郊のメドフォードという街で1700年代から製造されていたラムを使った「メドフォード・ラム・サワー」が、1900年代に入ってボストンで広まり、進化したという説です。

「クーラー」とは、蒸留酒に柑橘ジュースと炭酸飲料を組み合わせた爽やかなカクテルスタイルを指します。ボストンという都会的で洗練された地名を冠したこのカクテルは、当時のアメリカで涼を求める人々に愛され、現在もラムベースカクテルの代表格として親しまれています。

特徴・味わい

ボストンクーラーは、ホワイトラムの軽やかな甘みを主役に、レモンジュースの爽やかな酸味と砂糖の優しい甘さ、そしてジンジャーエールの刺激的な炭酸とスパイシーな風味が織りなす、爽快感あふれるカクテルです。ホワイトラムはサトウキビ由来のほのかな甘さとクリアな味わいが特徴で、レモンジュースは太陽を浴びたような鮮やかな酸味を持っています。

グラスに注がれたカクテルは、氷とともに輝く透明感のある淡い黄金色が涼しげな印象を与えます。一口飲めば、ジンジャーエールのピリッとした刺激とレモンの爽やかさが口の中を駆け抜け、ラムのまろやかな甘みが後から優しく包み込みます。

喉を通る瞬間は炭酸の弾ける爽快感があり、余韻にはジンジャーのほのかなスパイシーさとラムの柔らかなコクが心地よく残ります。暑い日の最初の一杯や、リラックスしたいときにぴったりの、飽きのこない軽やかさをぜひ体験してください。

Point｜バーテンダーからのおすすめ

相性の良い食べ物・おつまみ・・・エビやカニを使ったシーフード料理、タコスやナチョスなどのメキシカン料理と相性抜群です。ラムの甘みとスパイシーな味わいが食事を引き立てます。
作り方のポイント・・・ラム、レモンジュース、砂糖はしっかりシェークして冷やし、砂糖を完全に溶かすことが大切です。ジンジャーエールは最後に静かに注いで炭酸を保ちましょう。
飲み方の注意・・・軽やかな飲み口でついつい進んでしまいますが、適度なアルコール度数があります。ゆっくりと炭酸の刺激を楽しみながら味わうのがおすすめです。
アレンジの楽しみ方・・・ホワイトラムをダークラムに変えれば深みのある味わいに、ジンジャーエールを辛口タイプにすればよりスパイシーな仕上がりになります。お好みで調整してみてください。