トロピカルファジーネーブル|カクテルレシピ・作り方・特徴|ピーチリキュール + マンゴーリキュール + オレンジジュース

リキュールベースロングカクテルのトロピカルファジーネーブル

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目次
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レシピと作り方

トロピカルファジーネーブルの材料

Recipe no.647

  • ピーチリキュール・・・・・・・15ml
  • マンゴーリキュール・・・・・・15ml
  • オレンジジュース・・・・・・・90ml
  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料

技法 = ステア

  • ピーチリキュールの歴史・主なブランドは ⇒ コチラ

トロピカルファジーネーブルの作り方

グラスは オールドファッションドグラス( ロックグラス )を使います。他には シャンパングラスのフルート型サワーグラス でもかまいません。

STEP
材料を合わせる

グラスに氷を入れ、ピーチリキュール、マンゴーリキュール、オレンジジュース を入れます。

STEP
ステアする

しっかりとステアをすれば完成です。
( お好みでフルーツカットを飾りましょう )


  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具
  • アルコール度数 = 4% ~ 5% 前後
  • 最適なTPO = 日中 / 食後
  • カクテル言葉 = 「 人々に歓喜を届ける才能の持ち主 」「 感謝の気持ちを忘れないピュアな人 」
  • カクテル誕生日 = 「 3月5日 」「 4月29日 」

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カクテルの詳細

由来・特徴

ビーチでヤシの木の横でトロピカルドリンクを飲む女性

由来と歴史 〛・・・トロピカルファジーネーブルは、1980年代に誕生したオリジナルのファジーネーブルをもとにした創作カクテルです。ファジーネーブルは、ピーチリキュールとオレンジジュースのシンプルな組み合わせで、特に若い世代やカクテル初心者に親しまれてきました。

その後、南国のリゾートブームやトロピカルフルーツの人気が高まる中で、ファジーネーブルにマンゴーやパイナップルといったエキゾチックなフルーツの風味を加えたバリエーションとして、このカクテルが登場しました。名前にトロピカルが付くことで、南国のリラックスした雰囲気や明るいイメージが強調されています。

  • ファジーネーブルのページは ⇒ コチラ

特 徴 〛・・・桃の香りと甘味が魅力なピーチリキュールをベースに、トロピカルな甘味を持ったマンゴー・リキュールを合わせ、それらをオレンジジュースで割ったレシピで、ファジーネーブル同様の飲みやすさ、爽やかな口当たりはそのままで、強化されたフルーティーさ、トロピカルテイスト、ほのかな酸味も感じられるカクテルです。

  1. 南国風味
    マンゴーやピーチのフルーティーな甘さが加わり、オリジナルのファジーネーブルよりもトロピカル感が強調されています。
  2. 美しい色合い
    オレンジジュースとピーチリキュール、マンゴーリキュールの組み合わせが明るく鮮やかな色を作り、視覚的にも楽しめます。
  3. 飲みやすさ
    アルコール度数が控えめで、甘くフルーティーな味わいが初心者にも飲みやすいカクテルです。

味わい・魅力

ピーチとマンゴーとオレンジ

味わい 〛・・・トロピカルファジーネーブルは、ピーチリキュールの甘さと香りがベースとなり、マンゴーやオレンジのジューシーな風味が加わります。オレンジジュースの爽やかな酸味が全体を引き締め、後味にフルーツの自然な甘さが心地よく残ります。暑い夏の日やリゾート気分を楽しみたいときにぴったりの味わいです。


魅 力 〛・・・アルコール感が苦手な方や女性などにかなりおすすめでき、つくるのも簡単なので、お家カクテルの候補として覚えていただきたい一品です。

  1. リゾート感たっぷりの一杯
    トロピカルフルーツの風味が、南国の海辺やリゾートを連想させ、リラックスしたひとときを演出します。
  2. パーティー向き
    見た目が華やかで、フルーティーな味わいが幅広いゲストに喜ばれるため、パーティーやイベントで提供するのに最適です。
  3. カスタマイズの楽しみ
    トロピカルフルーツリキュールの種類を変えたり、炭酸を加えることで、好みに合わせたアレンジが楽しめます。たとえばスプラッシュのココナッツミルクを加えれば、さらにクリーミーな仕上がりになります。
  4. 飲みやすさ
    アルコール感が強すぎず、フルーツジュース主体の味わいで、カクテル初心者や甘いお酒が好きな人にぴったりです。

まとめ 〛・・・トロピカルファジーネーブルは、南国の雰囲気を楽しめる明るくフルーティーなカクテルです。パーティーや夏のイベント、リラックスしたい夜にぴったりの一杯で、その甘く爽やかな味わいと華やかな見た目で、特別なひとときを演出します。ぜひ、このカクテルでリゾート気分を満喫してください!

トロピカルファジーネーブルの材料

  • このレシピの道具はコチラ ⇒ 道 具

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ベースのお酒・ピーチリキュール

桃がたくさん入った木箱を背景としたピーチツリーのボトル

Photo|画像提供 KIRIN

ピーチリキュールとは、その名前の通り桃のお酒です。アルコール度数の低さ、爽やかな桃の香りが、日本をはじめ世界的にも大人気で、爽やかさとフルーティーな桃の香りと甘味がその理由ではないかと思われます。特に女性を中心に人気があり、定着の理由も女性が多く飲み始めたのがキッカケです。

ピーチリキュールの歴史

木に実った桃

1984年アメリカの酒造研究室長が木に実っている桃を眺めていたところ、「 桃のリキュール 」をつくりたいと考え、さっそく事業提携しているオランダのデカイパー社に連絡をして開発に取り掛かったのが始まりです。

製品はその年に完成し、翌年の1985年にはアメリカで発売されました。 デカイパーのピーチツリーは、若者を中心に爆発的なヒット商品となり、瞬く間に広まったのです。

この時に飲まれていたのはピーチリキュールをトニックウォーター( 現在ではピーチツリークーラー として存在しています )で割ったカクテルでした。 しかしその後にピーチリキュールをオレンジジュースで割った「 ファジーネーブル 」が誕生すると、ファジーネーブルの人気が上がり、現在でも定番カクテルとして、アメリカやヨーロッパだけでなく、日本でも飲まれています。

ピーチリキュールの製法

桃のピューレ

原料の桃は、ホワイトピーチ( 東洋原産種 )イエローピーチ( ペルシャで変種として生まれた品種 )のよく熟したものが使われ、その中から品種の良いものを厳選し、摘みたてのうちにエキスを抽出します。

それらを中性スピリッツに溶け込まして蒸留を行います。 そしてシロップ水を加え製品化するのが基本形です。

この製造で桃の甘味と酸味が溶け込んだ爽やかでフルーティーな甘味が生まれ、誰でも飲みやすく様々な材料と合うリキュールが完成するのです。

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ピーチリキュールの主なブランド

ー ブランド比較表 ー

項目 / ブランドデカイパールジェラグートマリーブリザールボルス
特 徴オランダの伝統あるリキュールメーカー。フルーツの風味を強調した豊かな味わいが特徴。フランスの歴史あるリキュールメーカー。フルーツリキュールの名門で、高品質なピーチリキュールを提供。1755年創業のフランスの老舗リキュールメーカー。果実本来の味を生かしたリキュールが特徴。オランダの歴史あるリキュールブランド。ピーチリキュールは特にカクテルでの使用が多い。日本の大手飲料メーカーサントリーのブランド。和の要素を取り入れた高品質なリキュール。
アルコール度数20 %15 %18 %17 %20 %
風 味フレッシュで甘い桃の香りと風味。純粋で自然な桃の風味。リッチでバランスの取れた桃の風味。甘く濃厚な桃の風味。日本らしい繊細で上品な桃の風味。
使用用途カクテル、デザートのトッピングカクテル、スイーツのアクセントカクテル、デザートのフレーバー付けカクテル(特にピーチベースのもの)、ドリンクのアレンジカクテル、ストレート、和風デザートのフレーバー付け
価 格¥ 1,600 台¥ 1,900 台¥ 2,700 台¥ 2,000 台¥ 1,900 台

ー デカイパー De kuyper ー

ピーチツリーの元祖とも言える存在で、1984年に発売しファジーネーブルと共に大ヒットをしたブランド。

甘味がハッキリと感じられ桃をそのままお酒にしたようなとろみもありピーチのみずみずしい味わいがそのまま楽しめる一品です。

デカイパーのピーチツリーは黄桃果汁を使い、無色透明でフレッシュな香りが最大の特徴です。ピーチツリーの定番カクテルに全て合うのでぜひお試しください。

Photo|画像提供 KIRIN


ー ルジェ・ラグート Lejay Lagoute ー

南フランスの太陽をいっぱい浴びた芳醇な桃を使い、保存料・添加物を一切加えず製造しています。

まろやかな甘味、爽やかな香りが感じられ、カクテルのみならずロックスタイルでも飲めるリキュールで、飲む以外にもかき氷やアイスクリームなどのシロップにも使われているリキュールです。

Photo|画像提供 SUNTORY


ー マリー ブリザール Marie brizard ー

マリーブリザールのピーチは、フランス・ボルドー産の高品質ブランドの桃を使い、天然のアロマ成分たっぷりのピーチリキュールをつくっています。

しっかりとした桃のニュアンス、マイルドな味わいと風味を感じられることが最大の特徴で、そのマイルドさが様々なカクテルとの相性を良くしています。


ー ボルス Bols ー

太陽の下で育った完熟した桃果実を、リキュールの大手ブランドボルスが手掛けたピーチリキュール。ボルスピーチの特徴はフレッシュなピーチに、オレンジなどの柑橘系のニュアンスが感じられるリキュールです。それらが他のピーチリキュールとは違う香りやテイストを感じられます。

他と同様の桃のみずみずしさ、桃果実由来のフルーティーな甘味と微かな酸味があり、香りのバランスがとても良く、そのバランスがカクテルに使いやすくしてくれている一品です。

Photo|画像提供 Asahi


ー サントリー 奏 Suntory Kanade ー

国産の白桃を100%使用し、その白桃をまるごと漬け込んだ浸漬酒と、華やかに香る甘味のある果汁を丁寧にブレンドした味わいが特徴的です。

他のブランド同様みずみずしさと、柔らかな香りと伸びと厚みのある果実感あふれる白桃の味わいが感じられるプレミアムなピーチリキュールです。

Photo|画像提供 SUNTORY

  • ピーチリキュールの歴史・主なブランドは ⇒ コチラ

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ビルド & ステア

バー店員がドリンクをかき混ぜている様子を題目にしたステア&ビルド記事

「 ビルド 」とは「 組み合わせる 」または「 注ぐ 」という意味があり、ステアのように完全に混ぜるのではなく、組み合わせる、もしくはグラスに直接注ぐという目的の際に使います。

「 グラスの中に直接材料を注ぐ 」= ビルド、「 バースプーンで混ぜる 」= ステアと覚えれば間違いはありません。

炭酸系の混ぜ方

炭酸系の材料を使う場合は、早く混ぜたり、回す回数が多いと、炭酸が溢れてこぼれてしまうだけでなく、炭酸ガス自体も抜けてしまうのでゆっくり回すように注意しましょう。

バースプーンやマドラーをグラスの内側に沿って底まで入れます。 グラスに当てたままゆっくりと1回転 ~1.5回転回し、先端のスプーンでゆっくりと氷を持ち上げてゆっくりと下ろします。

混ざりにくい材料の場合は、炭酸以外の材料を入れて一度ステアを行い、炭酸類を入れた後に再度軽くステアするようにします。

バースプーンの使い方

ステアのやり方

Step 1 = まず左手はグラスの底を押さえます( ドリンクを体温で温めないため )右手はバースプーンを持ちます。( 左利きの人は逆になります )
Step 2 = バースプーンを動画のように中指と薬指の間に挟みます。
Step 3 = 親指と人差し指もバースプーンを挟んで持ちますが、この2本の役割は、落とさないようにするためだけのものなので軽く持ちましょう。
Step 4 = バースプーンの背中をグラスの内側の縁に沿って底へ持っていきます。
Step 5 = 自分の体より向こう側へ回す際は薬指で左回りに押すように持っていき、自分の体側に戻す際は右周りに中指で引き戻すようにバースプーンを移動させます。 この時にバースプーンの背中は常にグラスの外側へ向いています。

この動作の繰り返しになります。 最初は難しいと思うので、大きめのグラスに氷のみで練習すると良いでしょう。 慣れると便利なので、ぜひマスターしてください。

  • バースプーンの詳しい使い方は ⇒ コチラ

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カクテルのTPO用語

オールデイカクテル All day cocktail ー

ランチとディナー

カクテルには様々なシチュエーション向けに考案されたものがあります。

主に食欲を増進させるための食前酒や、デザートのようなテイストの食後向けカクテルであったり、眠る前に飲むカクテル、飲み過ぎた後の迎え酒などと様々です。

そういったシチュエーションなどに無関係であったり、特にこだわりなく考案されたもので、向き不向きが無いカクテルというのがこの「 オール・デイ・カクテル 」です。

  • カクテルを飲むタイミングの名称紹介は ⇒ コチラ

トロピカルファジーネーブルにおすすめのグラス

オールドファッションド グラス Old fashioned glass

オールドファッションどグラス・ロックグラス

カクテルやウイスキーなどをオン・ザ・ロック・スタイルで飲むためのグラス。 口が広く背が低いのが特徴で、大きく丸い氷を入れたりできます。

タンブラーグラスの上半分をなくした様な形をしていて、タンブラーグラスの原型となったグラスだと言われています。

正式名はオールドファッションドグラスで、この名前はカクテル「 オールドファッションド 」から由来していると言われています。

古来からあるものなので、「 オールドファッションド = 古風な 」という意味が由来とも言われています。 現在では名前が長く言いにくいためか、「 ロックグラス 」として広く使われています。
容量は180ml~450mlまで幅広くあります。

シャンパングラス Champagne glass

シャンパングラスは口が広く底が浅めで脚付きの「 クープ型 」と、口が小さく縦に丸長になっている「 フルート型 」があります。 

クープ型は1663年にシャンパンやスパークリングワインを飲むためにイングランドで作られました。18世紀頃からフランスで使われ始め、1930年代頃からアメリカで使用されるようになりました。

当時シャンパンは、甘めのデザート的なものが多く、パンやケーキなどを付けたりしていました。 そのためこのクープ型は口が広く作られています。 容量は120ml ~ 240mlが一般的。

シャンパングラスのフルート型とクープ型

フルート型は1700年代初頭に、シャンパン自体が甘めのものから、辛口や料理に合うものに変化していきました。そして最初は陶器や金属の素材で作られていましたが、ワイングラスをガラスの素材に代える際に一緒に作られました。

始めはまっすぐな円錐形でしたが、炭酸を逃しにくくするために、下から中央まで膨らみ、中央から上部にかけて狭くなっている形になりました。 ヨーロッパではビールを飲むのにも使われたそうです。容量は180ml ~ 300mlが一般的。

サワーグラス Sour glass

カクテル・サワーグラス

サワースタイルのカクテルを飲む際に使われるグラス。
脚付きのものが基本的なものですが、現代の日本では、レモンサワーなどを飲むことに使われていて、形は平底のものが多くなっています。

種類は豊富で、ゴブレットシャンパングラスのフルート型によく似ていて、多種多様に使える利便性があります。

形は記載した通りゴブレットを長細くしたような形状で、シャンパングラスのフルートよりは太めです。 ゴブレットとシャンパングラスのフルート型の中間ともいえるグラスです。

しかし液体が入る部分であるボウルは小さめで、容量も120ml程が通常のサイズです。 氷を入れずシェーカーなどで冷やしたカクテルを入れるには最適なグラスです。

トロピカルファジーネーブルで使う道具

  • このレシピの材料はコチラ ⇒ 材 料
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