キール・ロワイヤルのカクテルレシピ・作り方や特徴・由来｜カシスリキュール + スパークリングワイン

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スパークリングワインとカシスが織りなす、華やかで上品なカクテル「キール・ロワイヤル」。美しいガーネット色のグラスに立ち上る繊細な泡と、甘酸っぱいベリーの風味が特別なひとときを演出します。お祝いの席や記念日の乾杯にぴったりのエレガントな一杯を、ぜひ味わってみてください。フランスの美食文化が生んだ贅沢な味わいをお楽しみください。

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レシピと作り方

材料

Recipe no.092

クレーム・ド・カシス・・・・・15ml
スパークリングワイン・・・・・Full

※ Full = グラスの8割～9割まで満たす適量のこと

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カシスリキュールのおすすめ銘柄リスト

作り方

Step

準備する

スパークリングワインはあらかじめ冷やしておきましょう。

Step

材料を合わせる

グラスにクレーム・ド・カシスとよく冷えたスパークリング・ワイン（シャンパンでも可）を炭酸が抜けないように静かに入れます。

Step

ステアする

軽くゆっくりとステアをすれば完成です。

ステアのやり方 ➡

技法 = ステア
グラス = シャンパン・フルート
アルコール度数 = 12％～ 13% 前後
最適なTPO = 日中 / 食前
カクテル言葉 = 「品格」
カクテル誕生日 = 「 1月17日」「 12月13日」

キール・ロワイヤルの詳細・動画

由来・歴史

Photo｜フランス・ブルゴーニュ地方の風景

キール・ロワイヤルは、フランス・ブルゴーニュ地方のディジョン市長を務めたフェリックス・キール氏が広めた「キール」というカクテルから派生して生まれました。

キール氏は第二次世界大戦後、地元の特産品である白ワインとクレーム・ド・カシスを組み合わせたカクテルを普及させ、地域経済の復興に貢献したことで知られています。その後、キールの人気が高まると、隣国オーストリアの首都ウィーンで「キール・ロワイヤル」が誕生します。創作者はウィーンのフーベルト・ドボルシャーク氏で、白ワインをスパークリングワインやシャンパンに置き換えることで、より華やかで上品な一杯へと進化させました。

「ロワイヤル」とはフランス語で「王室の」を意味し、その名の通り特別な日やお祝いの席にふさわしい高級感を演出しています。この背景には、第二次世界大戦後にシャンパンストッパーが普及し、一度開けた炭酸が抜けやすいスパークリングワインを長持ちさせられるようになったことも影響しているといわれています。

特徴・味わい

キール・ロワイヤルは、黒すぐりから作られるクレーム・ド・カシスと、華やかなスパークリングワインを組み合わせた優雅なカクテルです。クレーム・ド・カシスは濃厚なベリーの甘みと深い赤紫色が特徴で、そこにスパークリングワインのきめ細かな泡と爽快な酸味が加わることで、絶妙なバランスが生まれます。グラスに注がれた美しいガーネット色の液体は、まるで宝石のような輝きを放ち、立ち上る繊細な泡が視覚的にも楽しませてくれます。

口に含むと、最初にカシスのフルーティーな香りがふわりと広がり、続いてスパークリングワインの軽やかな泡が舌の上で弾けます。甘すぎず酸っぱすぎない調和のとれた味わいは、喉を心地よく通り抜け、後味にはほのかなベリーの余韻が残ります。食前酒としても食中酒としても楽しめる汎用性の高さも魅力的。お祝いの席や特別な日の乾杯にぴったりの、華やかさとエレガンスを兼ね備えた一杯です。

Point｜バーテンダーからのおすすめ

相性の良い食べ物・おつまみ・・・オイスターやスモークサーモン、フルーツを使った前菜と相性抜群です。カシスの甘みがシーフードの繊細な旨味を引き立て、スパークリングワインの酸味が口の中をさっぱりとさせてくれます。
作り方のポイント・・・スパークリングワインは事前にしっかり冷やしておきましょう。注ぐ際はグラスを傾けて静かに注ぎ、炭酸が抜けないように軽くステアするだけで十分です。泡の美しさが長持ちします。
飲み方の楽しみ方・・・シャンパングラスやフルートグラスを使うと、泡の立ち上る様子が美しく見え、香りも引き立ちます。ゆっくりと少しずつ味わいながら、特別なひとときを楽しんでください。
おすすめのシーン・・・記念日やパーティーの乾杯、デートでの食前酒にぴったり。華やかな見た目と上品な味わいは、特別な日を彩る一杯として、会話も弾むこと間違いなしです。